飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

立山に行ってきました!

2008-07-12 02:18:59 | 自然
 去る7月9・10日、初めて立山黒部アルペンルートに行ってきました。
 

 5mほどに減った雪の大谷を眺めながらバスで室堂に向かい、トロリーバスとロープウェイ、ケーブルカーを乗り継ぎ、黒部ダムも見てきました。
 室堂では一部雪に覆われたみくりケ池を眺め、最後には美女平で立山スギの巨木にあってきました。
 
 去年、早月尾根を登って剣岳に上りましたが、立山の中心部は初めて。天気は悪かったのですが、十分楽しませていただきました。でも個人で正規に行くと交通費がかなり嵩みそうですねぇ・・・。
 次回、もうちょっと詳しく書きまーす。

乗鞍岳で外来植物除去作業をしてきました。

2008-07-09 00:43:50 | 自然
 今日は、飛騨地方に大雨洪水警報が出る中、ふるさとの名峰「乗鞍岳」で外来植物除去作業に行ってきました。外来植物とは、もともと乗鞍に生えていない植物が何らかの経路(ひとや車、資材にくっついて)で乗鞍に生えるようになった植物のことで、今回は主にセイヨウタンポポを対象に作業を行ないました。


 今年は例年より残雪が多く、お花畑も一部雪に覆われたままの畳平です。鶴ヶ池も雪が残っていました。
 日本一の高所を走る道路である乗鞍スカイラインのわきに、もともと生えている高山植物に混じってセイヨウタンポポが生えていました。

 セイヨウタンポポに罪は無いのですが、これによりもともと生えるべき高山植物の生える場所を奪う事などから除去することとなり、一本一本手作業で抜き取っていきます。

 
 花が咲いていたりつぼみをもっている個体はわかりやすいのですが、まだ小さいものは、種類を判定するのが難しいです。また、舗装や岩の隙間に生えていると、引き抜こうとしても、長い根が途中で切れ、来年また途中から芽生えてくるとの事、なかなか厄介です。実際、作業を終えた区間を再度よく見てみると、かなりの小さな個体が残っていました。(慣れていないとセイヨウタンポポと気付かなかったり、不安に思い除去しなかったりするようです) 残った個体が多いと、来シーズンに「去年とったはずなのに・・・」ということになりかねません。はじめにじっくり、セイヨウタンポポの見分け方を専門家の方に教えていただくともっと効果が上がるのではないかと感じました。


 約30人の方が4時間作業しての成果です。ざっと4,000株ほど除去されたとの事。
 今後も継続される予定との事で、乗鞍らしい、乗鞍ならではの自然景観をずっと保っていきたいものですねぇ。

源流の森づくり、開催されました!

2008-07-03 00:49:30 | できごと
 先日下見をした源流の森で、「第14回源流の森づくり」が開催されました。
 梅雨の晴れ間に、100名以上が参加され、にぎやかなイベントになりました。私は、午前中は健脚コースで、新しくできた源流の一滴探索路を参加者の方をご案内して歩きました。

 源流の一滴、というか流れは、先日の雨の影響でやや大目の清冽な流れでした。

 お昼ご飯は、地元ボランティアスタッフ(私も今回はひだ位山ふるさと学校のボランティアスタッフでした)らによる、山菜のてんぷらと山海汁などでした。

 参加者みんな、両手に持ちきれないご馳走に舌鼓を打っておられました。

 午後は源流散策コースの引率お手伝いでアカマツの森を歩きました。参加者の方々はインタープリターの案内の下、「苅安アカマツ」の遺伝資源保存林を歩き、すらりと伸びたアカマツのの美林を見上げたり地面の松ボックリを見つめたりしていました。


 そのほかにツリークライミングや木工教室などもあり、参加された皆さんは、「盛り」だくさんに「森」のことを体感した一日となったことでしょう。