飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

市民登山のお手伝いで八ヶ岳・北横岳に行ってきました。

2009-07-27 00:38:46 | 山岳会
 梅雨明けはまだまだ先になりそうとのことで、夏の行事が雨にたたられてしまいます。
 26日は、地域の草刈や水路の土砂上げを行なう『環境整備』の日でしたが、朝から断続的に降る雨に見舞われ、全身濡れ鼠になりながら草刈をしました。作業後は、うちの近くにある小さな湿地(かってに山際湿原と名付けていますが・・・)のオオハンゴンソウの抜き取りをしました(約200本)。もう花が咲き始めましたね。

 さて、雨に見舞われたのは、25日に行なわれた高山市民登山も同様でした。昨年冬に入会した山岳会(まだ見習い中ですが)では、毎年市民登山の引率等のスタッフとして関わっており、私もサポート部隊として同行しました。
 目的地は八ヶ岳の北横岳。ロープウェイで2240mまで一気に上がり、そこから2480mの山頂まで約1時間の行程です。
 ロープウェイの乗り場では曇りで、山のほうはガスに隠れて見えません。雨が降ってないだけラッキー、と思いながらロープウェイに乗車し、上を目指しました。山頂駅では雨は降っていないものの霧と強い風で、髪の毛などにはすぐ水滴がつくような状態でした。
 溶岩がゴロゴロした坪庭から樹林帯を登り、140名の大所帯は北横岳ヒュッテに。そこからちょっと急な登りで2473m三角点に着くと視界が開けます。ところが、真っ白なガスと強風のため景色を楽しむことはぜんぜんできませんでした。また、ちょっと先にある山頂も、風が強いことなどを理由に断念。三角点で記念写真を撮って下山しました。



 参加者の方は北横岳ヒュッテ周辺で昼食、私は坪庭の分岐で誘導のため先に降り、分岐に待機しながら昼食。
 その頃になると、ガスがちょっと上がり展望もきくようになってきました。さっきまでは歩道沿いしか見えなった坪庭の全景が見えてきました。


 15年ほど前に昔の職場や仲間とここに来たときの風景がよみがえってきました。針葉樹林帯の縞枯れ現象も見えました。
 下山するころには、ロープウェイから下界が晴れているのが見えました。ロープウェイを降りると、下界の蒸し暑さが待っていました。

 今回の市民登山ではあまりたいした働きはできませんでしたが(サポート部隊が暇なのは、安全登山ができているいいことです!)、いい経験ができました。標高があまり高くないせいか、高山植物は花が終わりかけのものが多かったので、いつか機会があればもうちょっと早い時期に登ってみたいです。

体験ツアーで、川のはじまりを探検!

2009-07-21 23:58:53 | できごと
 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですねー。

 19日~21日にかけて、生協の体験旅行企画『グリーンライフ』を実施し、5家族の方が飛騨一之宮を訪れました。川遊びやツリークライミング、そば打ち、そして、源流の里の大切な川のはじまりを訪ねるハイキングなど、たくさんの体験をしていただきました。





 写真は、宮川の支流の細洞谷のまた支流の水の湧き出し口。大きな岩の下から滾々と湧き出しています。ここはスギとヒノキの人工林のなかで、最近間伐がされたようですが、切捨て間伐で倒した木が行く手をふさぐように倒れていたものを、スタッフが事前に整理して歩けるように何とかしました。
 参加者の方は子どもも大人もみんな険しい山歩きにちょっとびっくり&おいしい水に癒されてー、という感じのようでした。

 グリーンライフのツアーは8月にも2回予定しています。飛騨一之宮の自然と文化、人を、思う存分楽しんでいただけるよう準備を進めたいと思います!

ユウスゲが咲き始めました

2009-07-13 00:39:24 | いきもの暦
 雨が降りそうで降らない週末、サタデーサークルや山&畑仕事などがぼちぼち進みました。

 胸、近所でお借りしている畑の周りの草刈をしました。梅雨の雨を吸って、ぐんぐんと伸びる雑草たちは、たくましくもあり、それが疎ましくもあり・・・。草刈機を振って一通り終わったとき、土手の下のほうにユウスゲが咲いていました。今年初確認!です。
カメラがなかったので、持っていた携帯電話のカメラでパチリ。ちょっとぼけてますが・・・。 



 家の周りの土手には所々にユウスゲがあります。最近はあまり他では見かけなくなったのですが、私は草刈のときにエコひいきして、ユウスゲは残すようにしています。(葉っぱだけだと、時々草刈機を振っていて勢いで、あー、やっちゃったーというときがありますが・・・。) そのため、徐々に増えてきているような気がします。

 つぼみに白いアブラムシがびっしりついて、近くで見ると背筋がゾワッとするのがちょっと欠点でしょうか。でも、夕方から翌日の午前中(曇りの日とかだと昼過ぎまで咲いている事もありますね)まで、レモンイエローの鮮やかな花が咲いて、目を楽しませてくれます。これからぼちぼちと咲いてきてくれることでしょう。

談話会「生物多様性ってなに?」

2009-07-07 00:46:05 | できごと
 この土日は、高山市と友好都市提携している平塚市の第59回七夕祭に、郷土芸能披露として、飛騨一宮水無神社の闘鶏楽(とうけいらく)を演奏してきました。イヤー、すごい人でした・・。それについてはまた改めて紹介したいと思います。


 さて、去る7月3日金曜日に、飛騨の自然に造詣の深い小野木三郎氏の講演会「生物多様性ってなに?」が、高山市民文化会館で開始され、途中からでしたが参加してきました。
 サブタイトルは「飛騨の自然はおもしろい」で、内容も、世界的に見ても日本、そして飛騨の自然は歴史が古く、多様性に富んでいる、ということを気付かせてくれる内容の、ためになるおもしろいものでした。


(写真の緑色の方が講師の小野木先生)

 私も常々思うのですが、わざわざ外国に行かなくても、日本の自然は奥が深くておもしろいと思いますし、さらに、日本の中でも白神山地や屋久島にわざわざ行かなくても、世界に誇る豊かな自然が飛騨にはあると思います。(旅行代にあまりお金をかけられないということもありますが・・・。)

 まずは自分の周りのふるさとの自然をよく知り、その上で日本各地、世界各地の自然に触れることで、より深く自然を理解することができるのではないでしょうか。