飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

第4回飛騨高山ウルトラマラソン、最終練習で50㎞ほど走って(歩いて?)きました。

2015-05-31 02:19:55 | 走る!
あと一週間になっちゃいました・・・。

今日(日付が変わってしまいましたが)、最終練習としてコース前半を50㎞ほど走ってきました。あ、ちょっと嘘をつきました。走って&歩いてきました、が正しいかも。



 やはり練習不足、特に坂道の登りで走れず、美女が池への登りでも何度も歩いてしまいました。また、走り始めが10時と、陽射しが厳しくなってきたため、かなり消耗して道端に水があるとかぶり水をして何とかしのいでいきました。

 途中、カクレハ高原から飛騨高山スキー場への登りでは、林道の落石や枯れ枝除去の工事の方に応援をしていただきました。仕事とはいえそのような方々のご協力があって、安心して走ることができるのだなぁとしみじみ思いました。なお、林道清掃工事は今日終わる予定とのことでしたよ。

 コース前半の厳しい山場を越え、50㎞で6時間半でした。単純に倍にすると、100㎞で⒔時間!完走できるかも!!
 まあ、50㎞走った後で登る千光寺の坂や、新しい清見の飛騨牛峠などもありますので楽観視はできませんが、多少は完走の目が出てきたかなーということで、実り多き試走となりました。

 明日は休足日ですねー

第4回飛騨高山ウルトラマラソン、新コース部分の試走をしてきましたー

2015-05-30 01:12:02 | 走る!
 いよいよ来週に迫った、第4回飛騨高山ウルトラマラソン。ひざをだましだましランニングをしていますが、明日はちょっと本番さながらの長距離の練習に行こうかな、と思っています。
 50から60㎞は走っておきたいかなーと。

 先週は、30㎞程でしたが、新しいコースになった市内国府町・清見町辺りをゆっくり走ってきましたので、ざっと紹介してみます。


 第1回目のゴール地点だった国府町のB&G海洋センターが、今回は第4関門になっています。距離は74.1㎞。そこから宮川・JR沿いに西進し、上広瀬地区に入ると、この三ツ岩があります。
 昔、この地の農地開拓時に、3つに分かれた不思議な岩があるということで掘って取ろうと試みたのですが、根が深く掘れなかったとの言い伝えが残っています。
 今は彫り上げられて、道路沿いに文化財として鎮座していますが、受付時に開催される人気のコース紹介では、「これに触れると、弱った体もパワーが『満つ岩』ですので、ぜひさわっておきましょう。」なんて紹介されそうですね。




 コースはやがて、南進するようになり、新しいループのコースに入っていきます。
 ループの手前で田園地帯のなか宮川を渡る『飛騨牛街道』の「きたのばし」があります。もう80㎞を超え、「ここまでよく『来たの』-」という気持ちになるかもしれません。 この先に、飛騨牛ミートセンターがあります。




 橋を超えると、「蛇岩休憩所」があり、冷たい水が流れています。ちょっと休むのにいいかも。




 いよいよ新たなループの入り口。この場所はエイドになる予定ですが、自販機も豊富にありますので休むのにいいかもしれません。




 やがて道は登り坂に・・・結構延々と登ります。あまり木陰もないので、晴れると辛そうですね。



 
 90㎞のマーキングを発見!あと10kmです。この上りは木陰があって涼しい!




 この辺りは畜産関係で視察先となっている飛騨牛研究所があります。牛が出てきていれば、モンゴルを思いだしそうな景色です。




 ループを終え、農地&集落の中を行きます。

 その後は、郊外の商店や事務所が並ぶ道路沿いを進みます。その後右に曲がってスタート地点の飛騨高山ビッグアリーナに。意外ときつそうなのが、丘の上にあるアリーナへのゴール直前の登り。この辺りはきっと歩いていそうですが・・・。




 そしてゴール。果たして時間内たどり着けるか・・・・ 




 去年のリタイヤから、あまり練習ができないでいますが、コースがちょっと簡単になったこともあり、何とか頑張りたいところです。

 また、BSのマラソン番組のランスマというのがあり、けっこう見ている人がいるようです(うちはBSが見える契約をしていないので見えませんが・・・)が、これで今度飛騨高山ウルトラマラソンを取り上げるとのこと。その中で、宮笠モニターランナーのことも紹介してもらえそうな話があり協力中です。どれくらい取り上げてもらえるかわかりませんが、続報が入ったらまたお知らせします。

第4回飛騨高山ウルトラマラソン、新コース部分の試走をしてきましたー

2015-05-30 01:12:02 | 走る!
 いよいよ来週に迫った、第4回飛騨高山ウルトラマラソン。ひざをだましだましランニングをしていますが、明日はちょっと本番さながらの長距離の練習に行こうかな、と思っています。
 50から60㎞は走っておきたいかなーと。

 先週は、30㎞程でしたが、新しいコースになった市内国府町・清見町辺りをゆっくり走ってきましたので、ざっと紹介してみます。


 第1回目のゴール地点だった国府町のB&G海洋センターが、今回は第4関門になっています。距離は74.1㎞。そこから宮川・JR沿いに西進し、上広瀬地区に入ると、この三ツ岩があります。
 昔、この地の農地開拓時に、3つに分かれた不思議な岩があるということで掘って取ろうと試みたのですが、根が深く掘れなかったとの言い伝えが残っています。
 今は彫り上げられて、道路沿いに文化財として鎮座していますが、受付時に開催される人気のコース紹介では、「これに触れると、弱った体もパワーが『満つ岩』ですので、ぜひさわっておきましょう。」なんて紹介されそうですね。




 コースはやがて、南進するようになり、新しいループのコースに入っていきます。
 ループの手前で田園地帯のなか宮川を渡る『飛騨牛街道』の「きたのばし」があります。もう80㎞を超え、「ここまでよく『来たの』-」という気持ちになるかもしれません。 この先に、飛騨牛ミートセンターがあります。




 橋を超えると、「蛇岩休憩所」があり、冷たい水が流れています。ちょっと休むのにいいかも。




 いよいよ新たなループの入り口。この場所はエイドになる予定ですが、自販機も豊富にありますので休むのにいいかもしれません。




 やがて道は登り坂に・・・結構延々と登ります。あまり木陰もないので、晴れると辛そうですね。



 
 90㎞のマーキングを発見!あと10kmです。この上りは涼しい!




 この辺りは畜産関係で視察先となっている飛騨牛研究所があります。牛が出てきていれば、モンゴルを思いだしそうな景色です。




 ループを終え、農地&集落の中を行きます。この辺マデ来れば、完走できそうかな・・・なんて思ってしまいそうです




 意外ときつそうなのが、ゴール直前の登り。この辺りはきっと歩いていそうですが・・・。





新緑の位山~川上岳、分水嶺トレイルを歩いてきました。

2015-05-17 01:00:43 | 宮笠で登山
 5月9日、トレランシューズの二代目となったスポルティバのミュータントを馴らしに、地元の名山である位山~川上岳に行ってきました。新緑、というか、まだ芽吹きが始まったばかりの「萌えー」とした登山道を、知人の山ガールとともに、タケノコならぬササノコをとりながらの実り多き山行でした。

 こちらが新しい靴、前のワイルドキャットと比べると、ソールが柔らかめで岩場でも滑らない印象。減るのも早いかもしれませんが… 包まれている感じはスポルティバ特有のタイト感で、安定して歩ける印象です。




 モンデウススキー場からダナ平林道を車で進み、終点の駐車場から7:30スタート。同行の山ガールは年齢を感じさせない(?)タフさで、荷物が結構入ったザックを担いで(荷物を減らして軽量化した私と同じペースで)すたすた登っていきます。
 一時間ほどで山頂(1,529m)。今日はまだまだこの先は長い・・・




 位山から川上岳までの尾根道は、本州の中央分水嶺で、昔はナベツル尾根と呼ばれていました。真夏は暑いですが、春から秋にかけて季節の美しい景色を楽しみながら歩く&走ることができる登山道です。





 位山山頂からはしばらく樹林帯を進みますが、やがて笹原の下りに。そこからこの先向かう川上岳と、芽吹きが始まったばかりのブナやミズナラの林が一望できます。
 




 その後、尾根道は標高1,400~1,500mでアップダウンを繰り返しながら川上岳にむかっています。
 遠くに見えてきた川上岳でしたが、進むにつれて徐々に近づいてきます。






 途中、宮の大イチイからの登山道が右から合流し、緩いながらも最後の登りが始まります。
 道中、雪はほとんど見かけませんでしたが、標高が高くなり山頂近くになると、一部雪を踏んでいくところもありました。




 山頂到着11:20。良い同行者に恵まれ、途中ちょっと走ったりしたこともあり、まあまあのコースタイムでした。
 山頂からは、薄雲の中でしたが白山や御嶽が見えました。(飛騨山脈は雲の中・・・)




 帰りには道沿いにたくさん出ていたササノコを採取し、荷物が増えての帰還となりました。
 同行の山ガールさんは、位山~川上岳の尾根道を一度行ってみたかったようで、願いがかなう山行となりました。またたくさんのササノコも喜んでおられました。今度はどこに行きましょうか。


 以下、今回の山行で見つけた生き物の写真をご紹介・・・


ホオノキの新芽。芽を包む一枚もののカバー(芽鱗)がはがれたところ。これからあの大きな朴葉が展開してくることは、知らないとなかなか想像できませんね。


オオカメノキの花。ブナ林の新緑とたいていセットで見られます。白くてきれいです。


クロモジ(オオバかな?)の花。新芽をかこんだレモン色の花を見ると、早春の春を感じます。


タチツボスミレの花。薄紫色の花が固まって足元に咲いていました。


フモトスミレの花。小さな花ですが、よく見ると白い花びらに濃い紫色の筋がたくさん入っていました。


イワナシの花。山頂近くの足元に咲いていました。しばらくすると、小さなナシの食感がする小さな実がなります。今回はまだ花が咲きたてでした。


ショウジョウバカマ(桃色)とバイカオウレン。位山山頂手前の天の岩戸周辺で群生していました。今年はちょっと少な目かなぁとも思いましたが、道沿いに群生しているところは見事でした。


さいごはダニの写真。これまでほとんどこの山域ではダニを見ていませんでしたが、今回は2度もズボンについていました。幸い刺される前に気付いてよかったです。最近増えてきたニホンジカと関連(イチイやドウダンツツジの剥皮による枯死目につきました)もあるのか、推移を見守りたいです。


 さいごまで雨に降られず、有意義な山行となりました。お疲れ様でした&ありがとうございましたー。

笠ヶ岳・第4尾根登頂、いい春合宿でしたー

2015-05-06 00:35:01 | 日記


 この連休には、1・2日の飛騨一之宮水無神社の例祭、続く3・4・5日には、地元山岳会の春合宿で笠ヶ岳登山がありました。

 3日からの合宿は、笠ヶ岳のふもとを走る穴毛谷にベースキャンプを張り、周辺のルートをそれぞれ辿ろうというもので、私は、所用で3日の夜入り、4・5日登山という計画で参加しました。

 結果としては、4日は悪天候によりほとんどテントに入りびたり(登山の世界では、沈殿という…)、飲んでばかりいました。5日は晴れるという天気予報を信じて・・・。

 そして5日、晴れ!快適な気象条件の中(日焼けするというちょっとした難点はありましたが・・・)、4名のメンバーで笠ヶ岳の4尾根を登り登頂、その後穴毛本谷を下るというルートで楽しい合宿とすることができました。




 朝4時半起床、ベースキャンプは5時半過ぎ出発。谷の中は、例年より少ないながら雪がたまり、左右の谷からは雪崩のデブリ(雪くず)が押し寄せているところもありました。今日はテント場から、約1,500m登らなければなりません。




 笠ヶ岳4尾根は、笠ヶ岳の東側に並ぶ尾根の一つで、比較的登りやすい(といっても、一般登山者は無理なところですが…)残雪期のルートです。アイゼン、ピッケル、ロープなどの道具と、それを使いこなせる技術が必要です。
 今日はこの5の沢を登り、途中で左の4尾根に取り付こう、という作戦です。雪がしっかり続いているコースを探しながら、ルートを検討します。




 黙々と高度を稼ぎ、尾根に取り付くと、以前雪がべったりあって歩きやすかったところも、地面がところどころ現れ、ハイマツなどの藪が行く手を遮ります。また、雪の斜面もかたい氷のところからザクザクの雪、またところどころ雪面に亀裂があったりして、場面場面で状況判断をしながら行かなければなりません。




 他の方に後れを取りながらも何とかついて登り、山頂手前の笠ヶ岳山荘に到着。営業はしておらず、まだ一部雪に埋もれておりました。




 山頂!11時半到着でした。360度大パノラマで、写真には写りきらない山岳風景が広がっていました。サングラスでパっと見分かりませんが、かなり疲労困憊していました。




 登頂後は、北東に進み、穴毛本谷を下ることに。広大な雪の平原や急斜面、一度はロープで懸垂下降をするなど、壮大な山岳景観を楽しみながら下山しました。






 穴毛谷を下る途中、穴毛大滝がありました。名前は聞いたことありましたが、まじかで見るのは初めて。雪どけ水を集めて、水量豊富に流れ落ちていました。




 下ってきて、テント場に近くなったころ、焼岳が正面にどーんと。人の小ささと比べて見みてください。



 今日は、天気予報通り一日中晴れており、登山日和でした。なかなか来れない残雪期の笠ヶ岳。他のメンバーのおかげもあり、無事登って帰ってこれました。ありがとうございました&お疲れ様でしたー