飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

飛騨高山の巨木 No.31 穂高平避難小屋のカツラ

2007-09-27 00:28:00 | 巨木
 昨夜のお月様、きれいでしたねー。月明かりで、夜道も灯りなしで歩けるほどでした。それだけ澄んだ夜空のため放射冷却で今朝(もう昨日か・・・)はかなり冷込みました。なんだかんだ言って、季節は秋に移り変わっていきます。
 さて、久しぶりとなった巨木紹介、先日行った奥飛騨温泉郷の調査結果の一端を紹介します。岐阜県側から槍ヶ岳・穂高岳を目指した方は目にしたことがある巨木でしょうね。

 飛騨高山の巨木 No.31  穂高平避難小屋のカツラ 

 幹周 : 695cm 
 保護指定 : 中部山岳国立公園特別地域 
  

 新穂高のバスターミナルから、ロープウェイの乗り場を横目に、槍ヶ岳・穂高岳方面の右俣谷を登っていくと、大岩が並ぶ川沿いの林道歩きとなります。やがてうっそうとした夏緑樹林帯に入り、ヘアピンカーブで少し急勾配になった林道を登っていくと、穂高平避難小屋があります。ここには、森を切り拓いてできた牧場が隣接しており、森と牛のちょっと不思議な光景を目にすることができます。避難小屋の道を挟んだ向かいにあるのがこのカツラ、本幹は枝分かれし、根元からは無数の萌芽が伸びています。細かいものはよけて測った幹周りが695cmでした。小屋のご主人が「昔から見ているが、ずっとおんなじ大きさやなー」とおっしゃっていました。もう大体伸びきっていて、今は幹を太らせているのかなぁ、と思いました。
 この近くで、飛騨森林管理署や巨木しらべ協力者のT中さんS田さんのご協力で、たーくさんの巨木を記録することができました。これからも徐々にご紹介していきたいと思います。お世話になった皆様、ありがとうございます!!

そばの花が咲きました!

2007-09-23 00:30:25 | うちの畑
 通常より遅めに種をまいた、我が家のソバ畑。なんとか花が咲いてきました。
  
 よく見ると、かわいい花がたーくさんついています。これがおいしいそばの粒になると思うと、いとおしく思えてきます。 
 

 少し離れたところにあるソバ畑。種まきがうまく段取りできず、さらに1週間後に植えたものです。
  
 こちらもよく見ると花のつぼみがたくさんついています。生え具合がばらばらなのはご愛嬌・・・!
 去年よりたくさん取れますように!!

「市民による飛騨高山・巨木しらべ」で奥飛騨温泉郷・上宝町に行ってきました。

2007-09-18 00:09:51 | 巨木
 この3連休、行楽地に出かけた方も多かったのではないでしょうか?私は、と言うと、行楽地としても知られる奥飛騨温泉郷・上宝町に通っていました。目的は・・・巨木しらべ! 
 巨木を語ろう全国フォーラムをきっかけとして、高山市全体にどれくらいの巨木があるのかな?というギモンにこたえるべく、調査を実施中です。今回はその一環で、穂高・焼岳山麓、鍋平周辺をうろうろしてきました。
 森林管理署のパトロールの方に同行していただいたり、新穂高ロープウェイのインストラクターの方に情報を頂いたり、なによりボランティアで調査に携わっていただいているスタッフのご協力の下、調査を進めています。
 3日間で76本の巨木に会うことができました。
   
 この調査は高山氏の補助を受けて実施しており、成果は本にまとめて、情報提供者の方や市内学校等教育関連施設に無償提供する予定です。フォーラムでも成果発表(中間?)の予定。今後の調査で一層のデータ集積を図り、「日本一の巨木の都:飛騨高山」を実証したいものです! 

そばの芽が出てきました!

2007-09-09 01:02:09 | うちの畑
 とっても遅れていたそばの種まきですが、先日の雨でようやく芽が出揃ってきました。
 
 うちの前の畑(2畝くらい)は、10センチくらいのそばがびっしりと生えています。ここは列播きしたところですが、ちょっと種をまきすぎたかも・・・。去年収穫した残りなので、発芽率が落ちているかも・・・と思い、多めにまいたことは事実ですが、こんなにみんな育ってくるとは・・・。

 
 少し離れた畑(こっちは5畝くらいあります)ではバラ播きをしました。一週間遅れでしたが、ほぼ出揃ってきました。写真で見える緑色のところの2割くらいは取りきれなかった雑草です・・・。

 今後時々、そば畑の様子を、その後は収穫して粉にして打って食べるまでをレポートしていきたいと思います。(だれかそばの興味のある方、一緒にやりませんかー!?)

飛騨高山の巨木 No.30 高山別院のケヤキ

2007-09-03 23:25:23 | 巨木
 今日は久しぶりに暑い一日でした。9月に入っての暑さで、まさに「残暑」という言葉がぴったりの一日でした。そんな暑さのなか、高山の観光スポットの古い街並みにほど近い、高山別院というお寺の巨木を見てきました。

 飛騨高山の巨木 No.30 高山別院のケヤキ 



 幹 周:358cm 
 樹 高:14m 
 保護指定:高山市指定保存樹 
 所在地:高山市鉄砲町6 高山別院境内 

 観光客や観光バスでごった返す高山別院境内から、北側に向かって下る歩道があります。ここは静かで、傍らには蓮田もあり、ちょっといい感じのところです。その坂のなかほどに、このケヤキはたっていました。
 幹は樽のようにでっぷりとした感じですが、高さ2~3メートルのところで大きな枝を切り落とした跡がありました。剪定されたのか、枯れたため切られたのかわかりませんが、残っていたら二周りは大きな樹形となったことでしょう。



 根元は、近くまでコンクリートに固められてちょっと窮屈そうでしたが、脈動する根はまだまだ元気そうでした。

 別院境内の喧騒とのギャップがなんともいえず印象に残った一本でした。「こんな街中にこんな巨木があるとは」シリーズ(勝手にシリーズ名を今作りましたが・・・)があれば、代表選手に選ばれそうなこのケヤキ、出会えてよかったです。