飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

アニマルトレッキングとジビエ料理試食体験ツアー、スタッフ参加しました。

2010-02-21 21:51:04 | できごと
 昨日と今日は、冷え込みもそれほどでなく穏やかな天気でした。20日(土)には、前回ちょっと書きましたが、表題の行事が開催され、スタッフとして参加しました。

 この行事は、飛騨の森に関わるいろんな人の集まりである「飛騨の未来の森づくりネットワーク(代表:伊藤栄一氏)」主催の、森を知るツアーの第3弾で、森と動物をテーマに開催されました。



 午前中は、森づくりNPOの理事であり、猟友会員、そして有害鳥獣捕獲にも従事しておられる田中氏を講師にした講演会がありました。自分が仕留め、自分が作った剥製などの標本類を用いたわかりやすくためになるお話でした。


 その後はジビエ料理試食。田中さん提供のイノシシ、シカなどの肉を、塩こしょうなどで味わいました。イノシシやエゾシカのソーセージ、イノシシ汁なども好評でした。

 イノシシの肉。焼肉が意外とおいしいことが判明!


 エゾシカ&イノシシのソーセージ。ビールがほしくなりました・・・。


 あったかイノシシ汁。皆さんおかわりをしていました。


 シカ肉のジンギスカン風味。私は他の仕事に従事していてこれは食べれませんでした・・・。残念!

 午後は、かんじきをはいて近くの林をアニマルトレッキング。短時間でしたが、カモシカ、テン、キツネの足跡が発見できました。


 以上、盛りだくさんの内容でした。参加者の皆さんが、森と動物について楽しみながら考えるきっかけになったとしたら、スタッフとしてうれしいですねー。ちょっと疲れましたけど・・・。

ジビエ料理って??

2010-02-16 00:13:46 | 自然
 ほどほどに寒い日が続いています。今日も日中は雪がちらついていました。

 さて、先の週末は久しぶりに仕事に無い休みとなりました。山に行きたい気持ちもありましたが、来週予定されている行事「アニマルトレッキングとジビエ料理体験ツアー」の準備をしなければ!ということで、いろいろ準備をした週末となりました。(行事についてはこちらhttp://hidamiraimori.blog9.fc2.com/をご覧下さい)

 そもそもジビエ料理って?聞きなれない言葉ですが、狩猟で捕獲した野生動物の肉のことを指します。
 まず土曜日、知人のT氏から「シカが捕れたよ」との電話。さっそく午後同行し、捕獲現場へ。T氏が手馴れたナイフさばきで皮をむき解体、私はほとんどお手伝いもせず見学していました。





 足4本は水洗いしてゴミをとった後、一晩陰干しして水分を飛ばします。
 その後、キッチンで足と格闘し、肉を外していきました。筋肉を覆う膜や、腱(スジ?)を取り除きたいのですが、手馴れていないのと、包丁の切れが今ひとつで(と、道具のせいにする・・・)、足2本処理するのに4・5時間かかってしまいました。



外した肉は、ブロックと筋っぽいところにわけ、ブロックはそのまま適当な大きさに切って冷凍、筋っぽいところは、サイコロ状に切ってカレーなど用にパックしました。





 肉は、行事の時のジビエ料理の材料と、参加者へのお土産になる予定です。それにしても、猟師さんから肉を分けていただいたことがありますが、こんなに苦労(捕獲するまで&捕獲してから)したものをいただいていたんだなぁ、と感謝の念を新たに持ちました。ありがとうございます&命を頂きます。



飛騨高山の二十四日市

2010-02-01 00:28:30 | できごと
 今日は、暖かい(比較的という意味ですが・・・)一日でした。2月に予定している行事の関係で、モンデウススキー場をのぞいたら、けっこうにぎわっていましたが、気温は4度。寒すぎず暑すぎずといったところでしょうか。



 さて、ちょっと遅くなりましたが、先週は飛騨高山恒例の二十四日市が開催されていました。少し関わっている宮笠のこともあり、ざっと回って写真を撮ってきました。例年、この日は荒れるというジンクスがありますが、今年は好天に恵まれ、たくさんの人でにぎわっていました。

 

 まずは宮笠のテント。私も愛用していますが、飛騨ではまだ現役の生活用具ですね。製作技術伝承者の問坂さんともう一人でお客さんの対応をしていましたが、てんてこ舞の様子でした。来年はお手伝いしようかな・・・。


 近くでは、宮笠ではない桧笠も販売されていました。木曽産かな・・・?値段は宮笠より安めでした。ひいき目かもしれませんが、ふちの縫い方や骨のところなどの作りが甘い感じで、値段相当だなぁと思いました。


 こちらは江名子バンドリ。国の伝統技術の指定を一昨年受けています。わらやシナノキの皮を使ったヤッケというか合羽です。こちらは今は使う人は無く、飾りとしてもっぱら作られています。カメラを向けたら快くモデルとなっていただけました。ちなみに一着2万円でした。


 こちらは小屋名しょうけ。プラスチックのザルは100円ショップでも買えますが、使い慣れたしょうけも現役の道具として需要があります。残念ながら我が家では使用していません。宮笠もですが、編み目がきれいですね。観光協会の方の話では、森の手入れをしなくなっている昨今、適当なアケビのツルやツタウルシの茎などの材料が手に入りにくくなっているとのことでした。


 こちらは有道しゃくし。我が家でも汁物のときに使用しています。シンプルイズベスト。これもまだまだ現役の道具ですね。名前に冠せられている「有道」は集落の名称で今は廃村となっていますが、道具の名としてずっと残っていくことでしょう。


 そのほか、おもちゃの店(子どもの頃、ガンダムの類似品のガルダンとか言うプラモデルを間違えて買った記憶が今も鮮明に残っています・・・)や、飛騨の花餅の店(なぜか外国の方が売り子をしていました・・・)が並んでいました。




 帰り際に、有機野菜の生産と、それを使った食堂をやっているお店で弁当とたこ焼きを買って職場に行き、休日出勤の午後となりました・・・(というオチでした。チャンチャン。)