飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

西穂高岳(方面)に行ってきました。

2009-03-21 21:57:48 | 山岳会
 今日はいい天気でしたねー。山の上から、他の山々がよーく見えました。
 前回予告しましたが、西穂高に行ってきました。題名を見て「方面??」と思われた方、するどい!いろいろあって山頂は踏めませんでしたので、このような表現となりました。それでも、雪の飛騨山脈の(バリエーションルートの)入門編の西穂高岳西尾根の自然と景色を堪能してきました。といっても、ベテランの方に連れて行っていただいたという印象は否めません・・・。もっと経験をつんで、いろんな雪山へ行きたいものです。 


(写真 こんな感じのところを上っていったのです。怖かったー&楽しかったー。バックの丸っこい感じの山は焼岳、左奥は乗鞍岳です)

 ぼちぼちと雪山と雪景色の飛騨山脈の自然の写真をご紹介していきたいと思います。(なんか、いろいろ紹介する宿題がたまりつつあるような・・・)

カエル発見!

2009-03-19 22:44:51 | いきもの暦
今日は暖かい一日でした。夜7時でも13度あり、小雨がぱらついていました。

 暖かさに誘われたのか、カエルが道路を元気よく跳ねていました。色からして、ヤマアカガエルでしょう。そろそろ産卵の準備かな?

 さて、明日あさってと、雪のある山にいく予定です。場所は、夏に宮笠をかぶって登った「西穂高岳」です。上のほうは雪がたくさんあるでしょうが、ぼちぼち楽しんできます。
 無事帰還の暁には、ご報告をアップします。

春の花たちがお目見えしてきました。

2009-03-16 23:27:56 | いきもの暦
 最近は、あったかい日があったり冷え込んだりと、気候がコロコロと変わります。昨日は快晴で気持ちのいい一日でしたが、今は雨が降っています。明日は暖かくなるとのこと。一雨ごとに春になっていくのでしょうか。先々週位にはホオジロのさえずりも聞きました。来週末で、モンデウススキー場も今シーズンの営業を閉じるようですが、それまでは雪、あるといいですねぇ。

 さて、昨日、晴れた空の下、うちの畑をうろうろしていたら、いろんな花が咲いているのを見つけました。前から咲いておるものもあるかもしれませんが、一応記録として見つけた花を撮影したのでご紹介します。


 オオイヌノフグリです。咲き初めだからか花の青みが強いような気がします。帰化植物なのに、もう畑の雑草の定番って感じになっていますね。きれいだからまあいいのでしょうか?


 タネツケバナ。まだ伸びかけのようで、縮こまった印象を受けます。


 これはナズナ(別名:ぺんぺん草)。前出のタネツケバナと同じアブラナ科で花も似た感じですが、こちらもま伸びはじめたばかりですね。


 こちらは畑の小さな雑草の代表のハコベ。もうかなりびっしりと畑を占領し始めています。これが繁茂することを想像すると・・・、ぞっとします。早めに草取りをしようっと。


 ハコベに埋もれるようにして、伸びるタイミングを待っているヒメオドリコソウ。これは、草取りすると独特のにおいがするんですよね。

 
 フキの花、というかフキノトウといったほうがよくわかりますね。上は雌株の雌花、下は雄株の雄花です。雌株はめしべで白っぽく、雄花は花の色でクリーム色に見えるのも区別点となりますね。


 こちらは、ちょっと前ですが、3月2日に玄関前に一輪だけ咲いていたトウカイタンポポ。地面すれすれで咲いていました。その後、花の茎を見なくなったので、タネをつけるのはあきらめたのでしょうか?

 花が咲きはじめる季節ですが、同時に雑草も繁茂しはじめる春、その草を抜くべきか残すべきか・・・迷う季節がやってこようとしています・・・。

宮笠伝承セミナーを開催しました。

2009-03-14 17:50:17 | 宮笠の製作
夕べは春の嵐が吹き荒れましたが、今日は一転、冬に逆戻りのような天気で、ミゾレ混じりの雪で一面銀世界に。平地はほぼ溶けましたが、山はまだ白く残っています。

 さて。13日夜、一之宮町公民館にて、『飛騨宮笠伝承セミナー』が開催されました。飛騨宮笠愛好会が主催で、NPOひだ位山ふるさと学校の共催という形での開催でした。



 一之宮町の方をはじめ、旧高山市や清見からの参加もあり、20名以上の方が参加されました。
 伝統技能保持者の問坂さんと、笠ヒデ工場の村上さんのお話を聞いたり、宮笠製作実演見学や、笠ヒデ細工体験など、盛りだくさんの内容でした。



 最後のアンケートでは、みなさん「宮笠を編んでみたい」「保存会をつくろう」などのご意見があり、宮笠に対する思いが深まった行事となったようでした。春以降、宮笠製作講座を開催できるよう、準備・調整を進めたいと思います。

環境教育ミーティング中部2008 詳報

2009-03-09 22:40:17 | 環境教育
 今日は曇りでしたが、気温は高めの一日でした。一之宮町の隣の久々野町のスキー場が、雪不足のため、予定より早いクローズを迎えたとの知らせを聞きました。春が徐々に近づいていますねー。

 さて、昨日(今朝?)書いたとおり、「環境教育ミーティング中部2008」の参加状況についてご報告します。



 さて、会場は例年より雪がとっても少ない、飛騨白川郷のトヨタ白川郷自然学校。でした。このミーティングは、中部地方の環境教育や環境問題に関する活動をしている団体や個人が一堂に会し、情報交換や仲間探し、意見交換をする場になっています。中部地方各県を毎年回っており、今回の岐阜県開催は第10回(だったかな)を迎えるとのことでした。



 こちらが、メイン会場での実行委員の皆さま。中部地方のその筋(?)の方々がズラリ、という感じです。実際は、学生ボランティアの方や自然学校のスタッフも走り回っていました。
 さて、今回のテーマは『みんなで描く生命の箱舟・生物多様性いろりばた会議』というものでした。生物多様性というのは、最近の環境問題でよくとりあげられる言葉で、いろんな生き物がつながりあって暮らしていることを指します。私も仕事で、その関係のことがあったので関心があったことと、近くでの開催ということで、どんな雰囲気か体験してみたくて参加したのです。



 初日の午前中は、雪上エクスカーションで、自然学校のスタッフの指導で、いくつかのグループに分かれてオリエンテーリングをしました。グループのメンバーは、初めて会う人ばかりということで、初めに雪を積み上げる競争をして、グループ員の結束を深める体験の後、雪の森に出かけました。地図でポイントをまわってアルファベットをつなげる、森の動物・TSUKINOWAGUMAの名前が出来上がりました。

 

 初日の午後は、来年愛知県名古屋市で開催される「生物多様性条約締約国会議(通称CBD COP10)」の開催支援委員の方から、会議開催について説明があり、その後中部地方でイヌワシやツキノワグマ、ネコギギ、干潟などで調査研究をされている方からの、環境レポートが報告されました。それぞれの生物たちは、他の生き物(人間も含め)と関わりあいながら暮らしていることがわかりました。

 2日目は、3つの分科会に分かれて、生物多様性に関して議論を深めました。私が参加したのは、「対決!セイブツタヨウセイの多様なインプリ法」でした(インプリ法はインタープリテーション法の略)。24人の参加者と、韓国からの視察研修者が参加して、それぞれの思いやギモンをぶつけあい、いろいろな見方や切り口があることがわかって来たのですが、やっぱりよくわからない、という思いも残りました。話し合う中で、各地の取り組みを紹介するコーナーで、高山市の生物多様性保全に関する取り組みの説明について、予告もなく振られ、汗をかきかき説明しました。フーッ


 最後に、わからないなりにも「生物多様性を伝えるときに大切なポイント」のテーマで、各グループで5つ以内のキーワードを出しました。写真では見にくいかも・・・。


 少なからぬ時間とお金をかけて参加しましたが、今回は参加してよかったなー、という感想です。次回、どこであるかまだ決まっていないようですが、面白そうなテーマだったらまた参加してみようと思いました。知り合った人たちにも、また会えるといいなぁ。