飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

穂高~槍ヶ岳登山 その4 奥穂高岳まで

2008-11-04 00:17:26 | 宮笠で登山
 今日は三連休最終日で「文化の日」。私の住んでいる近くでは、文化祭や農業祭が開かれて、にぎやかな一日でした。

 さて、ようやく今回の山行のメインイベント、西穂高岳~奥穂高岳です。登山ガイドにも難ルートとして示されており、鎖場や岩をよじ登るところ、ナイフリッジなどの連続でした。特に記録を残すことは意識していなかったのですが、印象に残ったところを写真に収めてきました。コースの写真集みたいな記事となり、記述についても多少記憶間違いもあるかもしれませんが、雰囲気をご覧になって下さい。

 西穂高岳から稜線を進むと、険しいピークがいくつも続いています。最初の赤石岳は、赤っぽい岩(鉄分のせい?)のピークです。間ノ岳を越え、天狗岳のコルを過ぎると、よく知られた逆層のスラブが見えてきます。


 今にも落石がありそうな感じですが、靴底のフリクションをきかせて慎重に登ります。登りきった先には天狗の頭(2,909m)。まだまだ先は長いです。


 天狗岳からの下りの先には、避難小屋の跡のある天狗のコルがあります。ここからは岳沢に下るガレ場のルートがあるとのことですが、ここはまだ歩いたことがありません。そこから登りが続きますが、その先にそびえているのがジャンダルム(3,163m)です。

 西穂側から見ると台形の岩山ですが、奥穂側から見るととんがった岩峰で、登山者の憧れの山だと聞いたことがあります。ちょうど人が立っているところあたりがピークですが、そこにたどり着くには正面やや左のほうを巻きながら登っていきます。奥穂方面へは右の根元を巻いていきます。


 奥穂側からだとこんな感じにとんがっています。

 ここから奥穂にかけては、ナイフリッジのようなところやガレ場が続きます。ナイフリッジは巻き道もありますが、稜線を忠実にたどる踏み跡もあり、ここまできたなら、と開き直ってとんがったところを歩いたりして進みました。



 振り返ってジャンをもう一枚、パチリ。


 そんなこんなでたどりついた奥穂高岳(3,190)です。山頂に滞在中の登山者のかたにシャッターを押していただきました。


 だいたい目算どおり、昼前に何とか到着しました。ただ、結構疲れがたまってきていて、今日この先どこまで行こうかなぁ・・・とちょっと気弱になりかけてもいました。先のことはまた考えよう、と、行動食を口にして、しばらく休憩。方位盤を見ながら、山名チェックをしました。あぁ、あそこから歩いてきたんだなぁ・・・。



 <参考コースタイム>
   西穂高岳(7:55) ~ 天狗のコル(9:20) ~ 奥穂高岳(11:45)