飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

第2回八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース、エントリーしました。

2013-04-25 23:57:10 | 山スキー
 去年の秋に、寒さに震えながら走り&歩いた、第1回八ヶ岳スーパートレイルレース。

 残念ながら力及ばず、第2関門に間に合わず、途中敗退となりました・・・。

 それによって、最終目標だったウルトラトレイル マウント フジの参加も不可能となり、次回へのリベンジを誓ったところです。

 そして今年、待ちに待った第2回のレースエントリーが始まりました。

 さっそくエントリー。もちろんコースは、昨年のリベンジで、100マイル。



 今年は秋までに、野辺山と飛騨高山というタフなウルトラマラソンに挑戦する予定。おととしからいろいろ挑戦をしてきましたが、今年はひとつの節目となる年になりそうです。

 そして来年UTMFに!? 実は周りでは、信越五岳が良い!という声もあり、ちょっとゆれている今日このごろ・・・。

 でも、いずれにしても今年ちゃんと走りきれるくらいじゃないと、来年の挑戦ができる資格が無いということでしょうから、まず今年、ほどほどにがんばります。

 雪解けも進み、あったかくなってきたので、夜ランと休日のちょっと長距離を再開しようっと。


臥龍桜、満開となしました!が・・・

2013-04-21 11:47:55 | 臥龍桜開花情報
 臥龍桜は、順調に咲き進み、満開を迎えております。

 ただ、今日は折からの寒気と雨が雪に変わり、雪をまとった満開の臥龍桜となっております。




 何年か前に、臥龍桜が咲いている時に雪が舞ったことは見たことがありますが、積もるまでの雪は見たことがありません。

 でも、千年以上生きてきた臥龍桜のことですから、きっとこんな気候も何度もあったでしょうね。

 湿った雪で重そうに耐えた枝が折れないことを祈ります。


 ちなみに、昨日の満開の臥龍桜はこちら。大勢の方が見にみえていました。



 昼近くなって、ようやく陽射しがみえてきました。この雪も溶けて地面にしみこみ、、きっと恵みのお湿りとなることでしょう。


臥龍桜、咲き始めました!

2013-04-15 01:09:25 | 臥龍桜開花情報
 うちの近くにある国指定天然記念物の『臥龍桜(がりゅうざくら)』が、低温続きのなか、13日から咲き始めました。

 今日(14日ですが)、開花状況を見に行ったところ、0.5分咲きくらいでした。





 遠くから見ると、全体がつぼみの桃色に染まった感じです。近づくと、枝先のあっちに1つ、こっちに1つ、という感じで、ゆっくりと咲き始めてきました。



 JR飛騨一ノ宮駅前前のコヒガンも、ぼちぼち咲き始めています。ここは大体いつも臥龍桜と同じ頃に咲きますね。

 今夜はさっきまで強い風が吹いていましたが、まだ咲き始めなので散る心配は無いでしょう。今は冷たい雨が降っています。気温が低めだと、花は長い間楽しめるのでうれしいです。

 来週末くらいまでは、徐々に咲いていく様子が楽しめそうです。お近くの方、いや、遠くの方もぜひ見にいらしてくださいー!防寒着をお忘れなく!


桧笠をたずねて、白山の西麓へ。

2013-04-02 00:27:07 | 宮笠の製作
 先日、白山市白峰にある「白山ろく民俗資料館」へ行ってきました。

 これは、飛騨で活動する『飛騨の未来の森づくりネットワーク』の活動の一環で、白山をはさんで飛騨の西の麓にある地域の、自然を活かした暮らしぶりを学びに行くバスツアーでした。

 資料館の資料や神社、伝建地区、おいしい郷土料理(堅どうふなど!)もとても興味深かったのですが、私の興味はなんといっても『笠』。

 かつて、尾口村深瀬地区で盛んに作られていた桧笠は、今はダム建設により住民が移住した鶴来町で作られているとのこと。全国でも少なくなった桧笠の生産地として、親近感を覚えるとともに、作り方の違いや共通部分などが気になっていました。

 白峰地区は深瀬地区とは産業構造などが違い、笠の生産は無かったようですが、資料館の資料や、近くの食堂・お菓子屋さんの玄関先などで目にすることができました。

 まずは、昼食をとった食堂の玄関先にあったもの。雪かき道具と一緒にあったので、今でも使われているもののようでした。



 次は、資料館最大の古民家『旧杉原家』の玄関先にあったもの。ふちは巻いていなくて、輪竹がむき出しになっているタイプでした。ほこりをかぶっていて、使われてはいないようでした。ここでは、囲炉裏の間で温かいお茶をいただきながら、館長さんから丁寧な興味深いお話を聞かせていただきました。ありがとうございました。



 資料館の中に展示してあったもの。杉原家の玄関先にあったものと同タイプのようです。



 白峰の街中を散策していたら、お菓子屋さんの中に飾ってある笠を発見。お菓子を買いつつ見せていただきました。丁寧なつくりで、お土産用(?)になっているもののようでした。ふちは、ミシンで縫いつけてあるうように見受けました。




 今回いくつか見た笠は、細かくはいろいろありましたが、編み方は二枚綾(2枚飛ばしで編んでいる)ということと、おたて竹は竹ひごを笠に丸く縫いつけ、上から「被せ笠」で覆って補強(目隠しの役目も?)していること。前者の特徴は宮笠の『せみ笠』の土台となる笠に共通した編み方です。おたて竹と被せ笠は、宮笠とは異なる造りですが、その合理性に「なるほど!」という印象を受けました。

 宮笠のことをある程度知ったうえで、見学した今回の桧笠、いろいろと感じるところがありました。

 いつか、深瀬地区から移住した編み手の方にお会いし、こちらの編み方を見学させていただきたい、と感じました。

 木曽の桧笠産地も訪ねてみたいし・・・今年もいろいろやることが増えちゃいますねー!