飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

3年目の御嶽に登ってきました。~2017.10.1~

2017-10-05 01:09:53 | 宮笠で登山

 御嶽の噴火から3年というテレビ報道がされる中、噴火の翌週に御嶽登山を計画していた職場の仲間で、3年目の御嶽に行ってきました。山頂付近はまだ立ち入り禁止区域となっており、5名の方が見つかっていないとのこと。3年たってどうなっているのか、目にしておきたいとの思いでした。

 登山開始は8:30.登りは、岐阜県側の高山市朝日町にある胡桃島キャンプ場からのコースです。このコースは、亜高山帯の針葉樹林の中の緩やかな道を登っていきます。苔むした林床はしっとりとして癒される雰囲気十分でした。

 

 一時間ほど登ると、「のぞき岩」と呼ばれるあたりで濁河温泉からの登山道と合流します。こちらの道は、ほかに結構な登山客が登っていて、少しにぎやかな感じでした。

 そこからしばらく登ると森林限界を迎え、ハイマツが現れます。今日は天気がいいので、下界は遠くまで広がって、遠く白山なども見えました。

 

 登山開始から2時間半ほどで飛騨頂上のすぐそばに立つ五ノ池小屋に到着。ここのテラスをお借りして昼食をとります。じっくり食べている仲間を見ながら、私はさっと行動食を食べます。

 

 急いで昼食をとったのは、行きたいところがあるから。できれば、噴火の影響を受けた二ノ池の近状を見ること。あと、まだ行っていない摩利支天岳に登ることです。

 まずは五ノ池から南に進み、三ノ池を左に見ながらトラバース気味に登ります。三ノ池は青く澄んでいました。またその先には、木曽山脈、赤石山脈(の北部)、八ヶ岳連峰が望めました。

 

 乗越しを越えると、賽の河原と呼ばれる広大な岩礫地があります。所々に積まれたケルンと、紅葉した低木のコントラストがきれいでした。(二ノ池手前から北方を振り返ったところ)

 

 二ノ池近くに来た時、立ち入り禁止の立て看板がありました。複雑な思い出に。

 

 

 二ノ池、火山灰で半ば埋まっていました。その先にはまだ捜索の終わっていない含む剣ヶ峰方面が見えました。

 

  また、新聞紙上等でちょっと話題になっていた「2.5池」も見つけました。ここの周りでは、長野県からの登山者で結構にぎわっていました。

 

 そこから引き返し、集合時間の13時まで、摩利支天岳の山頂を目指します。写真は撮りたいし、急ぎたいし、摩利支天の山頂まで行けるかわからない感じでしたが、何とか予定時間にギリギリ到着。ほっと一安心して山頂から写真を撮りました。

 

 下りは半ば走って、五ノ池小屋に12:57到着。時間内に何とか行ってくることができました。その後、飛騨頂上で記念撮影。そこから濁河温泉に下ります。

 途中で蛙岩を発見。以前は書き込みはしてなかったと思うのですが、顔の線が書き加えられていました。

 

 下りもいいペースで歩き3時には下山。途中仙人滝も見てきました。

 下山後は濁河温泉で温泉に浸かって、ミニ懇親会。風呂上がりのビールは美味しかったです。

 秋山シーズンも終わり頃となってきました。今後冬に向けては、初心者向け冬山研修を企画したいものです。

 

 

 



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2 コメント

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Unknown (徒然写真帳管理人)
2017-10-09 19:15:49
数ある御嶽の峰々の中で摩利支天の山頂からの眺めが好きです。
登ると必ず立ち寄ろうと思っているビューポイントです。
あと二ノ池は火山灰の影響で狭くなってしまいましたね。写真を拝見すると昨年と同様に狭いままだなと思いました。
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Unknown (宮笠ランナー)
2017-10-09 22:00:06
管理人さんこんばんはー
先日は研修に行けず残念でした・・・。

二ノ池まで行けるので、剣ヶ峰をすぐそばで見上げると、ああここで噴火が起こったんだな、と感慨深いものがありました。火山というものの怖さ、というか、そのものすごく力強いことを実感する風景でした・・・。
ライチョウの生育状況や植生の変化など、自然観察の観点から見ると興味深いフィールドである、ということもありますけどね。
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