飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

今頃ですが・・・野菜の収穫

2009-12-26 23:13:55 | うちの畑
 先週の大雪が一段落した後は、比較的暖かい日が続いています。昨日から今日にかけても気温は高めで、昨夜は雨も降っていたようです。日当たりのいいところはだいぶ雪が溶けてきました。また明日あたり天気予報では雪マークがついていますが、どうなることやら・・・。

 さて、我が家の畑もだいぶ雪が溶け、雪の下から秋に収穫できなかった野菜たちが顔を出しました。これ幸いと、急いで今日は収穫作業をしました。種まき&植え付けが遅かったようで、十分育っていないものもありましたが、少人数の家族の一冬分の野菜の足しにはなるでしょう。

 

 キャベツは、10本植えたうち、玉になったのが2つで、あとはあまりキャベツらしい姿に成長してくれませんでした。写真で奥に行くほど成長が悪いので、肥料のせいだったのかもしれません。雪の下になっていましたが、凍みることもなく、瑞々しいままでした。ただ、葉の間にアブラムシがたくさんかたまってついていました。

 

 ダイコンは、これまた成長が間に合わず、全体に小さいままでした。たくさん本数はあったので、積み上げるとそれなりに多く見えますが、半分くらいはそのままスティックサラダに出来るくらいでした・・・。
 ちなみに、写真は家の横の小川で泥を落としたところを写したのですが、真ん中の下あたりに、フキノトウの芽がありました。まだ小さく縮こまっていました。

 

 これはネギです。飛騨のネギは太くなって冬に甘みが増すといわれていますが、家のネギも(長さは今ひとつでしたが)4cmくらいの太さにまでは成長してくれました。鍋の具に重宝しそうです。

 

 これはおまけですが、ブロッコリーです。真ん中に、中心の花蕾を収穫した切口がありますが、横から脇芽が伸びてき始めています。これも小さいけどそのうち収穫して頂きたいと思います。

 今年は夏以降忙しくて畑にあまり時間を割けませんでしたが、満足はいきませんが、まあまあの収穫があったのかなぁ、と思います。もうちょっとまじめに取り組みたいものですが・・・。来年こそっ!!

瀬戸市の森は飛騨の森とは違いました。

2009-12-20 21:41:26 | できごと
 飛騨は今日も雪模様。あまり冷え込まず、雪もあまり積もりませんでしたが、昨日の雪がまだたっぷり残っています。地元のスキー場「モンデウス飛騨位山スノーパーク」は今日からオープンだったようですが、先週まで雪がなくて心配していたのがうそのようです。

 さて、今日はちょっと用事で愛知県瀬戸市まで出かけてきました。来年岐阜県で開催される「全国豊かな海作り大会」の関連行事を高山市で開催するにあたり、講演を瀬戸市在住の有名人Jさんにお願いするためです。人づてに内諾は得ていたのですが、直接お会いしてお願いすべきかな、ということでご自宅にお邪魔させていただきました。
 Jさんのお宅は、瀬戸市の山のなかにありました。雪まみれの飛騨の森とぜんぜん違い、樫の木などの常緑広葉樹の森の中です。味噌樽を採り入れた家はテレビなどでも紹介されていますね。周りにはツリーハウスなどもあって、ちょっとした森のテーマパークのようでした。知る人ぞ知るツリークライミングジャパンの代表でもあるJさん、ちょうど家の前の樫の木で講習も行なわれていました。





 打ち合わせの後、ちょっとだけ我が家と同じメーカーの薪ストーブの火の番(薪はやっぱり樫の木でした・・・)をさせていただいてから、約3時間かけて飛騨に戻ってきました。下呂市小坂町からは圧雪路、宮峠はマイナス4度でした。

西穂高・独標で雪山研修に行ってきました。

2009-12-19 23:09:19 | 山岳会
 昨日からの雪で、飛騨は一気に雪化粧をしました。というか、雪だらけになっています。我が家の辺りでは約40cmくらいの積雪がありました。聞いたところでは、飛騨市や郡上市高鷲辺りのほうが積雪が多いとのこと。明日はまだ降ると天気予報では言っていますが、どうなるのでしょうか・・・。

 気が付いてみたら一ヶ月近くブランクが!?仕事やら何やらが忙しく、新しい記事のネタはあるのですが、アップする気力が・・・。ようやく今日は一日自由な時間が出来たので、先日の山のことを書いてみます。


 先日12・13日と、飛騨山脈(北アルプス)西穂高岳近くの独標周辺で、雪山登山研修会に参加してきました。


 12日は、曇りという天気予報でしたが、あいにくの雨模様の天候となりました。さすがに山の上は雪だろうと思ったのですが、新穂高ロープウェイの乗り場で見た山頂駅のライブカメラは真っ白。雪ではなく霧がかかり雨が降っているようです。 山頂駅に到着して、西穂山荘に向かって出発。積雪約30cm・はじめのうちは雨模様で、雪の表面はシャーベット状になっていましたが、西穂山荘近くになると気温が低いためか、雪らしい雪(?)になってきました。


 時間が早いからか、テント場はガラすき状態(やがて20張りほどの盛況ぶりとなりましたが)。雪を踏んで整地し、テントを設営しました。

 その後身支度を整え、ロープやカラビナ、アイゼンなどのクライミング用品を装備して、尾根上を独標方面に登っていきました。
 今回の研修では、雪の急斜面の歩行や、ロープを張ってそのロープを伝っての登高、ロープで登る人を確保(落ちたときにロープで止められるように)する練習などを予定していましたが、雪が思ったより少なく場所選びに手間取りました。ある程度登った岐阜県側の斜面で、雪の斜面を歩く技術、ハイマツにロープを固定する支点をとる方法などを学びました。

 研修中はけっこう風と飛雪が強く、サングラスしていても視界がききません。また、体やロープやピッケルに、風で飛んできた雪がついて、山でよく言う「エビのシッポ」のようになって来ました。


 やがて独標に到着。独標周辺ではロープを用いて岩場の斜面での歩行、ルートのとり方なども練習しました。


 テントに帰って、夜はテントで暖かい夕食と楽しいお酒ですごしました。

 翌13日は快晴!雲海の上に笠、槍、穂高が並ぶ様は見事でした。ただ、昨日のお酒のせいか高度障害か、私も含め数名の体調不良者が出て、下山組と午前中もう少し研修をする組に分かれました。荷物をまとめ、ロープウェイ山頂駅にたどり着くと、下界からの観光客(ふつーの格好の方々)がたくさん展望台で記念写真を撮っていました。その方々の脇を抜け、下りのロープウェイに乗り、下界に到着しました。帰りには、平湯温泉の「ひらゆの森」に浸かって、疲れを癒して帰宅しました。

 ふつう個人で山に行くときは、天候が悪いと「やーめた」となりますが、今回の研修は天気が悪いときにできたので、いざというときの対処を多少学ぶことが出来たような気がします(個人でも「やーめた」と言わずに山に行けば実践力が付くのでしょうが・・・。やればいいと思いながら、なかなか気力を維持することが出来ません・・・)

 皆さまお疲れ様でした!&ありがとうございました!

 追伸:冬の富士山で片山右京氏他3名が遭難し、うち2名が帰らぬ人となった事故が発生しました。ご冥福をお祈りします。
 冬の富士山は10年ほど前に何度かチャレンジしました。当事は千葉県に住んでいて、電車を乗り継いで富士吉田駅へ。タクシーで行けるところまで行ってもらって登りはじめたことや、駅から夜通し歩いて登ったこともあります。5合目の佐藤小屋までは樹林があり風を避けられますが、そこから先は吹きさらしの雪氷斜面でした。風が強く、アイゼンがほんのちょっとしか刺さらないアイスバーンもありましたが、経験が少なく、技術も習得していなかったので、これはヤバイ!と思ったら、無理せず途中で引き返していました(そのため山頂には立てず、最高で9合目の鳥居まででしたが)。今ならもう少し上を目指せるかもしれませんが、風のすごさについては半端じゃないようなので、どこまで上へ行けるでしょうか・・・。