明日はもう国王杯の試合ですね。またあの苦行の日々に戻るのかと思うと、正直なところ嫌で嫌で・・・。ずっとアイマールのリオ・クアルトでの試合の写真を見ていたい。恐怖の連続失点とか、チームメートとの喧嘩とか、ファンからの中傷とか、監督解任の噂とか、手術の可能性とか、そういうことすべてを忘れてしまいたい。とはいえ、クリスマス休暇が終わっても辛い現実は何も変わっていないわけで。ポンテべドゥラとの試合は、ファーストレグで1－0で負けているために、2ゴール差以上の勝利が必要です。UEFAのアリス戦のときと全く同じ状況ですね。最近の恐ろしいまでの見事な失点振りを見ていると、個人的にはアリス戦のときよりもさらに悲観的になってしまいます。（そのアリスがバイエルンに6－0で負けたのをこの前知って、ああ、やっぱりサラゴサはとことん駄目だったんだなあと思いました。）さらに悪いことに、相手のポンテべドゥラは今とても好調で、この二ヵ月間負けがないのだそうです。彼らは引き分けでもいいので、有利なことは間違いありません。
サラゴサにとって明るい材料を無理にあげるとすると、今季無得点だった試合は一度しかなく（対アトレティコの4－0）、これはリーガのチームの中でマドリードと並んで一番良い成績だそう。ロマレダでの一試合あたりの平均得点は2.2点。ペリオディコは「勝ち抜けるのに充分なゴール数のはず。」と書いています。ただ、ええと、平均失点が何点なのかは書いてありません。（間違いなく1点以上はありそう・・・）
アイマールは召集メンバーに復帰。ただし、ベンチスタートです。ビクトル・フェルナンデスは、アイマールがプレーするかどうか聞かれて、
「少しだけ。彼は良いけれど、90分間プレーはできない。個人練習を少しした後で、今週二日間チーム練習をしただけだから。」と答えました。
"Está bien, pero no para jugar los 90 minutos. Ha hecho algunos entremanientos individuales y esta semana se ha incorporado bien para hacer un par de sesiones con el grupo."
VFは17人の選手を招集しています。国王杯のベンチ入り人数は16人なので、1人を外す必要があります。パブロの調子次第なのかなあと思いました。木曜日に11時から最後の練習を行い、最終的に誰を外すのか決めるそうです。
私にはパブロの復帰が一番の関心事でしたが、大きな波紋を呼んだのはまたダレッサンドロが召集から外れたこと。水曜日の練習の後で突然背中の痛みを訴えたためだそうです。オフィシャルで最初そのニュースを読んだときは、ええっとびっくり。練習初日はとても頑張っていてVFから何度も褒められていたという記事を読んでいたので特に。痛みがあっても、無理に無理を重ねてプレーしようとするアイマールを見慣れているものですから、そんな簡単に試合を投げ出してしまうダレッサンドロが信じられないというか、理解できないというか。でも、Aupaを読んだところ、多くの人は仮病ではないかと疑っているようですね。ビクトル・フェルナンデスは、「私は論争に巻き込まれるつもりはない。私は医者ではないから。私は監督で、サッカー選手についてベストなことを用意し、メンタル的にフィジカル的にベストなコンディションにある選手を選ぶ際に間違わないようにしている。ダレッサンドロは背中の痛みを訴え、私は良いコンディションの選手を選んだ。」と述べています。VFからすると、背中に痛みがあると言うなら休んでいろ、ということなのでしょうね。ダレのほうは？ よくわかりません。バレンシア戦の試合中に最大株主のアガピト氏にリーベルへのレンタルを認めてくれるよう直訴したとのことですが（そして断られた）、やはりこれは実力行使？
エスパニョール戦を見て、VFがダレを使わないのも分かる気がしましたが、一方でこれほどダレが個人プレーに走るのは何とかして自分をアピールしたい、認めてもらいたいという気持ちの表れでしょうから、もう少しVFがダレを上手く使ってあげればなあ、とも思いました。上手い選手なんだし、サラゴサの現状を考えると使わないのはもったいないような気がするんですよね。でも、VFは去年のインタで「好きなものはきちんとアイロンのかかった服」と話していたように、几帳面でかつ頑固そうな人なので、どうしてもダレとは合わないということなのでしょうか。アイマールのように寛大に人を許せる人は滅多にいないのかも。
ポンテべドゥラ戦は現地時間21時より。ネット放送は一応番組欄には載っていますが、微妙な感じです。AupaでアラゴンTVがネット放送すると書いている人がいましたが、どうかな。番組表から見るとないです。
そうそう、布陣のほうは、キーパー以外はバレンシア戦のときと同じメンバーが予想されています。
サラゴサはとても冷え込んでいるそうで、ロマレダでのお客さんの入りにも影響がありそう。水曜日の練習時には、気温が0度以下で、一時間少し練習するのがやっとだったみたい。選手たちはたくさんの防寒具をつけていたためにほとんど姿が見えないほどだったと記事にありましたが、確かにパブロ着ぶくれていますね。