きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

熊野への旅 花の窟(はなのいわや)

2010-12-18 | 
最後に 花の窟に行きたいと告げると
運転手さんは、わかりました。そういって
海岸沿いの国道を進みました。

運転手さんに 二人の関係を聞かれ
ブロ友 → ? → ネット友人 → ?
「仲の良い親子かと思ったよ」
だんだん 面倒になり
「そう、私たち 友達なんです」
「いいねえ、旅に出られて」
熊野への旅も4日目で、いきもぴったりな私たち。



花の窟の入り口です。
参道は、うっそうと木が茂りジャングルのよう。
木漏れ日の中で ところどころに石蕗 (つわぶき)の花が咲いています。

長い参道の突き当たりに 大きな岩壁が見えてきました。
ここは 神話の世界。
イザナギノミコトとカグツチノミコトが祀られています。
岩がご神体なので、社殿はありません。

約170メートルの大綱が、岩窟上45メートル程の高さの御神体から
境内南隅の松の御神木に渡されています。
編んだ模様が とても神秘的。
青空を見ていると 体が浮いてきそう。
雄大なその風景に 神が宿っているような
気がしてなりません。

チャメ子さんと 海老反り状態(笑!)
上を向いて 感動のあまり
声が出ません。








ふと振り返ると 木々の間から国道が目に入りました。
参道とは違う細い道を行くと、ひだまりの中に一面石蕗の花が
朝日を浴びて 神々しく 咲き誇っていました。





神社前で、タクシーは二人の帰りを待っていました。
「さあ、良い時間です。駅に向かいましょう!」
そう運転手さんは言いながら、車をスタートさせました。
花の窟を見れて 心残りが 消えました。

花の窟

コメント (10)
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