今年は、横山大観没後50年。
上野池之端にある旧横山大観邸・横山大観記念館に行ってきました。
京風数奇屋造りの建物です。
美術界の派閥抗争や、家庭に恵まれなかった大観の不運を知りました。
一度戦災で消失(1945年)した建物を、再建(1954年)したのが現在の建物です。


木戸をくぐると右に折れ、玄関が見えます。塀越しに、庭がありそうな気配がしますが、ここからは見ることができません。
玄関を入ると、左側に少し床が高くなった客間「鉦鼓洞」があります。
ここから眺める庭は、緩いすり鉢状になり、客間が高い位置にあるため、より広がりを感じます。
畳は京間サイズで、部屋の中央に囲炉裏がしつらえてあります。床の間に自作の掛け軸を飾り、大観にとって、さぞ気持ちの良い空間だったことでしょう。
庭の風景は、都心だということを忘れてしまいそうな自然に満ち溢れています。庭に出ることが出来ないのが残念。
建物の中央に方丈の坪庭があり、建物の採光と風の通りの良さを感じます。
二階には、大観のアトリエの和室があります。
窓が多く、自然光の元でしか制作しなかった大観のこだわりの部屋です。
作品保護のため、障子とカーテンが閉められていますが、一瞬係りの方が説明しながら開けてくれました。眼下に坪庭と、少しだけ不忍池が見えます。欄間の位置など、景色を損なわない大観の工夫が施されているのだそうです。
人のぬくもりを感じる、心地よい建物です。
◇横山大観記念館
竣工 1954年
設計 横山 大観
所在 東京都台東区池之端1-4-24
2008.1.26
※建物内、撮影禁止。記念館公開は、作品・建物保護のため日数が少ないので、HPでご確認のうえお出かけください。



上野池之端にある旧横山大観邸・横山大観記念館に行ってきました。
京風数奇屋造りの建物です。
美術界の派閥抗争や、家庭に恵まれなかった大観の不運を知りました。
一度戦災で消失(1945年)した建物を、再建(1954年)したのが現在の建物です。


木戸をくぐると右に折れ、玄関が見えます。塀越しに、庭がありそうな気配がしますが、ここからは見ることができません。
玄関を入ると、左側に少し床が高くなった客間「鉦鼓洞」があります。
ここから眺める庭は、緩いすり鉢状になり、客間が高い位置にあるため、より広がりを感じます。
畳は京間サイズで、部屋の中央に囲炉裏がしつらえてあります。床の間に自作の掛け軸を飾り、大観にとって、さぞ気持ちの良い空間だったことでしょう。
庭の風景は、都心だということを忘れてしまいそうな自然に満ち溢れています。庭に出ることが出来ないのが残念。
建物の中央に方丈の坪庭があり、建物の採光と風の通りの良さを感じます。
二階には、大観のアトリエの和室があります。
窓が多く、自然光の元でしか制作しなかった大観のこだわりの部屋です。
作品保護のため、障子とカーテンが閉められていますが、一瞬係りの方が説明しながら開けてくれました。眼下に坪庭と、少しだけ不忍池が見えます。欄間の位置など、景色を損なわない大観の工夫が施されているのだそうです。
人のぬくもりを感じる、心地よい建物です。
◇横山大観記念館
竣工 1954年
設計 横山 大観
所在 東京都台東区池之端1-4-24
2008.1.26
※建物内、撮影禁止。記念館公開は、作品・建物保護のため日数が少ないので、HPでご確認のうえお出かけください。




やあー 是非訪ねてみたいですね。
ご紹介ありがとうございます!
ここだけ、時がとまったような
静かな時間が流れています。