「ブログ楽しみにしています。今度一緒に建物見学に行ってみたい…」
高校時代の友人から突然メールが届きました。
嬉しいファンレターに舞い上がった私は
さっそく「あなたに見せたいっとっておきの場所」をまわる
きゃおきゃお建物ツアーを計画しました。
せっかくなので、高校時代の友人3人+同居人Mを誘い
うらうらと出かけることに。
その 待ちに待った日曜日。
じゃーん 雨です。
雨の日の休日は、普通家で静かに家事をします。
洋館めぐりは青空の日に…。
がっかりしながら家を出ました。
古河邸本館見学は、往復はがきで申し込みます。
予定の立たない私は、今まで見学したことがありません。
この機会にと申し込み、10時30分からのガイドツアーに参加しました。

車寄せの下に約30人が並びました。事前申し込み分で定員に達したそうです。
ホーンテッドマンションや、タワー・オブ・テラーのように
1階ホールでお屋敷の歴史の説明を受け、
時計回りに一部屋ずつ見学してまわりました。
全員が部屋に入ると入り口の扉は閉められ、後戻りはできません。
団体行動です。
内装はきらびやかではないけれど、上質な気品のある造りとなっています。
外観の石造りのごつごつしたイメージとは違い、木の材質のよさが引立つ
明るい部屋が続きます。
ビリヤード室から喫煙室となったサンルームが見えます。
緑のラインが描き出す幾何学模様に心惹かれました。
どの部屋からも庭が見え、浮世の雑多を忘れてしまいます。
外はあいかわらず雨が降り続いています。やまないかな~。
気温がかなり低くて肌寒く、厳冬期の暮らしぶりは さぞ厳しいものだったでしょうね。
階段室はとても広く、窓を開け閉めするための小さなバルコニーが付いています。
2階は、寝室以外は和室で、廊下には木の扉があり、一歩入ると中には襖のある和室となっています。凝った造りの仏間など、イギリス人コンドルの日本への造詣の深さに驚いてしまいました。和と洋がうまく独立しながら、違和感無くとけこんだ洋館です。
当主古河虎之助には子供が無く、奥さん側の西郷家から養子を迎え3人で暮らしましたが、温泉に避暑へ行った際チフスにかかり亡くなってしまい
ここに住むのが辛く思われ、住まいは牛込若宮町に移されました。
竣工から9年余りで迎賓館として使われるようになりました。
その後、連合軍に接収され、1956年に東京都の公園となり一般公開が始まりましたが邸宅は荒れ果てたまま。
1982年から1989年にかけて改修工事が行われ、美しい姿に甦り今日に至ります。
1階ロビーに、改修前の蔦の絡まる重々しい写真が展示してあり、興味深く見てきました。住まいとしての歴史の短い、ちょっと悲しいお屋敷です。
見学ツアーは約1時間。
見ごたえのあるお屋敷でした。
天井の高さと、広い部屋を見続けたせいか、部屋の広さの感覚がすっかり麻痺してしまいました。
見学が終わる頃には、雨は小降りに。
庭を散策しました。
階段に並んで記念撮影。ぱしゃ。
高校生のような軽やかな 気分(でもないか…)
不思議と人はよけてくれるんですね。
良い記念写真が撮れました。
薔薇は さきがけ。
これからまだまだ見頃は続きそうです。
雨の洋館、本来の静けさを取り戻してひっそりと佇んで良い感じでした。









つづく~。
◇旧古河邸本館
竣工 1917年
設計 ジョサイア・コンドル
所在 東京都北区西ヶ原1-27-39
本館見学は、予約制(有料)。建物内撮影禁止
2009.10.25
高校時代の友人から突然メールが届きました。
嬉しいファンレターに舞い上がった私は
さっそく「あなたに見せたいっとっておきの場所」をまわる
きゃおきゃお建物ツアーを計画しました。
せっかくなので、高校時代の友人3人+同居人Mを誘い
うらうらと出かけることに。
その 待ちに待った日曜日。
じゃーん 雨です。
雨の日の休日は、普通家で静かに家事をします。
洋館めぐりは青空の日に…。
がっかりしながら家を出ました。
古河邸本館見学は、往復はがきで申し込みます。
予定の立たない私は、今まで見学したことがありません。
この機会にと申し込み、10時30分からのガイドツアーに参加しました。

車寄せの下に約30人が並びました。事前申し込み分で定員に達したそうです。
ホーンテッドマンションや、タワー・オブ・テラーのように
1階ホールでお屋敷の歴史の説明を受け、
時計回りに一部屋ずつ見学してまわりました。
全員が部屋に入ると入り口の扉は閉められ、後戻りはできません。
団体行動です。
内装はきらびやかではないけれど、上質な気品のある造りとなっています。
外観の石造りのごつごつしたイメージとは違い、木の材質のよさが引立つ
明るい部屋が続きます。
ビリヤード室から喫煙室となったサンルームが見えます。
緑のラインが描き出す幾何学模様に心惹かれました。
どの部屋からも庭が見え、浮世の雑多を忘れてしまいます。
外はあいかわらず雨が降り続いています。やまないかな~。
気温がかなり低くて肌寒く、厳冬期の暮らしぶりは さぞ厳しいものだったでしょうね。
階段室はとても広く、窓を開け閉めするための小さなバルコニーが付いています。
2階は、寝室以外は和室で、廊下には木の扉があり、一歩入ると中には襖のある和室となっています。凝った造りの仏間など、イギリス人コンドルの日本への造詣の深さに驚いてしまいました。和と洋がうまく独立しながら、違和感無くとけこんだ洋館です。
当主古河虎之助には子供が無く、奥さん側の西郷家から養子を迎え3人で暮らしましたが、温泉に避暑へ行った際チフスにかかり亡くなってしまい
ここに住むのが辛く思われ、住まいは牛込若宮町に移されました。
竣工から9年余りで迎賓館として使われるようになりました。
その後、連合軍に接収され、1956年に東京都の公園となり一般公開が始まりましたが邸宅は荒れ果てたまま。
1982年から1989年にかけて改修工事が行われ、美しい姿に甦り今日に至ります。
1階ロビーに、改修前の蔦の絡まる重々しい写真が展示してあり、興味深く見てきました。住まいとしての歴史の短い、ちょっと悲しいお屋敷です。
見学ツアーは約1時間。
見ごたえのあるお屋敷でした。
天井の高さと、広い部屋を見続けたせいか、部屋の広さの感覚がすっかり麻痺してしまいました。
見学が終わる頃には、雨は小降りに。
庭を散策しました。
階段に並んで記念撮影。ぱしゃ。
高校生のような軽やかな 気分(でもないか…)
不思議と人はよけてくれるんですね。
良い記念写真が撮れました。
薔薇は さきがけ。
これからまだまだ見頃は続きそうです。
雨の洋館、本来の静けさを取り戻してひっそりと佇んで良い感じでした。









つづく~。
◇旧古河邸本館
竣工 1917年
設計 ジョサイア・コンドル
所在 東京都北区西ヶ原1-27-39
本館見学は、予約制(有料)。建物内撮影禁止
2009.10.25
お友達と楽しく見学された様子が伝わりましす。
やはり2階には和室がありましたか・・・よほど印象に残ったのかそれだけは覚えていたようです。
荒れ果てた写真を見せていただいた事がありますが、一人ではちょっとの世界でした。
つづき・・・楽しみ
あいにくの天候でしたが雨宿りみたいになって良かったですね
それにしても往復はがきって多分20年ぐらい使ってないな~
また、すてきだなと思いました。
内部の写真がない分、気づくと文をじっくり
読んでいました。想像するのも楽しいですね^^
旧古河邸の歴史も興味深かったです。
このブログで建物の歴史を復習いたしました。
食堂の天井の食材の飾りが私は好きです。建物の外観とミスマッチなのが逆に気に入ったというか。
中に入った時の印象、階段近くなどは私は島津侯爵邸と似た気分になりましたね。
なんと、東京なんですね・・・・・
外国のよう・・・・お庭も綺麗に手入れされ、
素敵な外観・・・・
内部が見れないのが残念・・・・
でも、悲しいお屋敷なんですね(-"-)
じっくり見学出来て良かったですね~♪
往復ハガキで申し込みなんて知らなかったから
行ってもダメだったんですね
参考になりました <(_ _)>
予約できたら、またこの記事を拝読に来ます♪
2階の和室、ただただ驚きました。
印象に残りますよね。
見学が終わって外に出たら、雨はあがっていました。
お庭は、この季節には珍しく静かでしたよ。朝の降りをみたら、出かけるのためらっちゃいますもんね。
この日は、もう少し見学して周りました~☆
たぶん撮影を許可すると、渋滞するからだと思います。
見所が多いのでスムーズに見学して周るためでしょうね。
まあ、20年!生まれていなかったです(笑!なわけないです…)
(なのに薄着でした…。)
友人に見せたい場所ナンバー1の洋館で、薔薇の季節だし楽しみにしていました。
説明は、部屋の設備・装飾の説明で終わり、あまり建物の詳しい歴史の説明はありませんでした。
建物の歴史を調べるの、結構好きです。
写真を撮らないのも良いですね。真剣に(?)内装を見てきました。
想像してもらえて嬉しいです。
階段室は島津邸のようなステンドグラスを期待したけど、あっさりとした装飾でした。個人の邸宅だとは思えない広さで、ほんものの贅沢を感じました。島津邸も大好きです。