核廃絶

　日本維新の会代表の橋下徹大阪市長が遊説先の広島市で１０日、核兵器の廃絶は「現実には無理。米国の核の傘は必要」などと発言した。

　これに対し、広島市の松井一実市長は１４日の定例記者会見で「被爆の実相を十分理解していない人の発言」と苦言を呈し、橋下市長に今後、広島を訪れて被爆の実相を理解してもらうよう求める考えを述べたという。

　他県の人には意外かもしれないが、広島県では原爆記念日の８月６日は夏休みにもかかわらず全校登校日で、８時１５分には黙祷していた。それほど原爆の持つ意味は広島にとって大きい。

　しかし、私は橋下氏の発言は残念ではあるが現実だと思う。政治家はきれいごとばかり言うが、現実に隣国に核を保有する国があり、核を保有しようとしている国もある。

　こうした国が日本に突き付けている現実を理解せず「日本は核を持たない平和な国です」と能天気に言っていれば許してくれるのだろうか。

　千島列島や尖閣や竹島は、「米国の核の傘」があるものの日本が核保有国であれば相手国は違った対応になっていたかもしれないのである。

　

私をプレゼント

　最近、草食系男子に対して肉食系女子が台頭しているといわれる。そんな中、女性用下着がより大胆に、露出度が高くなっているという。

　しかもそうした下着を男性ではなく、女性自ら買いに来るというから驚かされる。たぶんこういうことだろう。

　彼女「ひろくん、今度の週末の予定は」
　彼氏「別にないけど」
　彼女「じゃ、空けといてね」
　彼氏「何？」
　彼女「プレゼントがあるの」
　彼氏「え？何」
　彼女「ひ・み・つ」
　彼氏「教えてよ」
　彼女「それはね、あ・た・し」

　女性も随分、積極的になったもんだ。

　私が女性だったら、一回着てみたい、超セクシーランジェリー。

　(注)私の下着姿を想像した方は、素早く消去願います。　

即断即決

　私は決断を先延ばしするのが大嫌いだ。重要事項でも「即断即決」する。

　多くの場合、考えても結論は変わらない。

　独立開業をしようと思った時、事務所を建築しようと思った時、どこのシステムにしようかと思った時、スタッフを面接した時、すべて「即断即決」だった。

　ギブソンかマーチンで迷った時、和食か中華か迷った時、子供を作ろうと思った時、右か左で迷った時、ビールか焼酎で迷った時もそうだ。

　しかし例外もある。例えば何十台と停められる駐車場がガラ空きの時だ。グルグルと回ってしまってなかなか場所が決められない。

　女房から「何やってんの」とよく怒られる。

　

禁煙

　私もかつて喫煙者だった。とはいえ、もう２５年以上吸っていない。

　最近は、喫煙者は肩身が狭い。駅やホテルでは「喫煙ルーム」に押し込められる。ガラス張りの喫煙ルームを外から眺めると、喫煙者が何人も中でタバコを吸っている。
　
　失礼な言い方だが、何となくみすぼらしい。何となくみじめだ。そこまでして吸いたいか？と思えてくる。中毒患者の隔離室と言ったら怒られるだろうか。

　東京では屋外でも、地下鉄の駅を出たあたりに喫煙コーナーがある。歩きながらのタバコは禁じられているのだろう。

　先日、ある業者の営業担当の息がタバコ臭くて苦情を言ってしまった。吸うのは自由だが、客と接するのにその「口臭」はないだろうと思うほどひどかった。

　ずっと以前のことだ。新幹線でも自由に喫煙できる時代があった。ある人からタバコを吸ったら隣の人から苦情を言われたという話を聞いた。

　その人は、別にタバコを吸うのは自由だし、むしろタバコを吸うなと言う人が身勝手だと言うのだ。そして私にこう言った。「清濁併せ飲むって言葉を知らんのか」

　今だったら、逆に何と常識はずれの人だと思われるだろう。隔世の感がする。

スッピン

　スッピンを晒す女優が後を絶たない。「私は、スッピンでもこんなにきれい」と言いたいのだろう。

　美を保つために「何もやってない」、スリムな体型を維持するのに「普通に食べてる」という奴に限って、エステと減量を死に物狂いでやってるに違いない。

　滅びゆく草原状態の髪の毛を保つのに、私がどれ程の努力をしているのか知ってるのか、そこの女優。努力してもこんな状態なのだ。

　ところで昔の４０代、５０代に比べて今の同年代が若くてきれいに見えるのは、贔屓目に見ても事実だろう。スッピンも然りだ。

　ただ、男は無遠慮で無関心なので言葉に気を付けなければならない。スッピンの女房に向かっては
　　「松嶋奈々子かと思った」は大嘘にしても
　　「いつまでも若いね」
　　「化粧の必要がないよ」くらいは世界平和のために言うべきだ。
　せいぜい許されるのは
　　「意外に、若い」
　　「意外に、きれい」までで
　絶対に言ってはいけないのは
　　「あんたは誰？」