"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

寒中お見舞い申し上げます

2010年01月09日 11時54分03秒 | 主催する催し

 旧十一月二十五日。二十四節気の【小寒(しょうかん)】「寒の入り』が1月5日です。この冬は年末から厳しい寒波がやってきて、北国や日本海側では記録的な豪雪に見舞われているところがあります。強風が吹き空気がカラカラに乾くものの日差しに恵まれている首都圏では想像もできないようなご苦労があるのだと思います。心よりお見舞い申し上げます。
 年が明けてから、何かと気忙しい日々を送ってしまい、気がつけば1月7日、【人日の節句、七草
】を過ぎてしまいました。0108nanakusa 「七草粥を食べ損なってしまった」という気分になるのは、七草粥セットが並ぶスーパーなどの陳列に踊らされているからなのでしょうか(写真右の七草セットは一昨年のもの)。このblogでは毎年のように七草のことを書いてきましたが、やはり【五節句=人日、上巳(三月三日)、端午(五月五日)、七夕(七月七日)、重陽(九月九日)】は旧暦で祝いたいものです。というと、今年の七草は2月20日土曜日です。『長唄三味線の会~香り立つ早春の響き』開催のひですね。梅も見頃を迎え、日も高くなって地温も上がる頃でしょう。会の前の日にでも野草の図鑑を持って、野生の七草をできるだけ探してみようかと思っています。本当の七草粥をお振る舞いできるようにトライしてみます。どうなりますやら。

 イベントのことを少々。
 2/11(木・建国記念日)の『手前味噌仕込みの会』に向けて、静岡にあるこうじ屋さんに麦こうじを注文しました。
このこうじ屋さんでは金山寺こうじも扱っているので、0209misojikomi少しだけ併せて注文しています。塩を溶かしたぬるま湯に混ぜて瓶のような器で時々かき混ぜながらじっくり熟成させて作ります。会場の居酒屋ニュー信州で育てて、秋の『手前味噌自慢の会』で味わってみましょう。他には有機栽培による黒糖を使って手造りのかりんとうを作ってみる予定です。どうぞお楽しみに。詳しくはこちらを。

 2/20(土・旧七草)の『長唄三味線の会~香り立つ早春の響き』はまだお席に余裕がございます。ご出演頂く松永鉄九郎さんと鉄六さんは、現在渋谷のPARCO劇場で行われている『志の輔らくごin PARCO 2010』0616sukhaji に連日ご出演されています。即完売のチケットを運良く手にされた方は、志の輔師匠の名人芸と併せて、お二人の勇姿をご覧ください。当日は演奏とお話しで、長唄の楽しさや、美しさをわかりやすく聴かせてくれることでしょう。長唄はもちろん、歌舞伎や舞踊がもっと面白くなるに違いありませんよ。どうぞお楽しみに。詳しくはこちらを。
(写真は2008年6月14日『噺と三味線~五月晴れのたはむれ』の模様です)

 なんだか告知ばかりになってしました。まだまだ寒が続きます。元気に乗り切りましょう。

 七草粥に関する過去の記事紹介です。
「春はまだかな“寒の入り”小寒です」(2006.1.6)
「七草粥です」(2006.1.7)
「七草粥の追記(北国では)」(2006.1.13)
「明日は七草~荒れ模様の“寒の入りです”」(2007.1.6)
「暖かい寒の入りでした」(2008.1.8)
「寒の頃、粥で暖まりましょう」(2009.1.8)
ぜひご覧ください。