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とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

全く気づかず

2009年06月01日 | 新聞×読み
午前1時過ぎ サイレン50分』(リンクはアサヒコム、見出しは紙面)

  31日午前1時10分ごろ、川崎市中原区のJR武蔵小杉駅近くのビル屋上に設置した防災行政無線用のスピーカーから、大きなサイレン音が突然鳴り始めた。音は約50分間続き、市や消防、近隣警察署に合わせて100件以上の苦情などが相次いだ。(記事より)

  朝刊を開いて、そんなことあったの?と目を丸くしました。神奈川新聞~カナロコによると発信源は「小杉町1丁目の『STMビル』屋上」とあり、北口バスターミナル前、三菱UFJ銀行などが入ったビルです。

  雨で音がかき消されたのか、拙者も嫁はんも全く気づかず。近在の知人数人に尋ねても、同じく気づかなかったそうです。西隣に大きなタワープレイスがあるので、それが防音壁代わりになってくれたのでしょうか。

  ところで朝日の記事には防災無線について「毎日夕方には『夕焼け小焼け』も流す」とあります。あれ?ここだけ違うの?

  近所の中学校の屋上からは、今だと「椰子の実」が流れてくるんですが…。過去のえにっきを見ても全市共通のようですけど???

  その“夕方”の音楽は季節によって変わります。上記のほかに「この道」「浜千鳥」、もう1曲はなんだっけ。マジで思い出せない…。

「ぼくの好きな先生」

2009年05月05日 | 新聞×読み
  我々の年代で『RC』を知らなかったらモグリと言われても仕方ないくらいのビッグネームだ。訃報はさすがにショックだった。何か書きたかったけど、なんとなく白々しくなってしまいそうだった。

  そこへきて今日の朝日新聞に「終生交流『ぼくの好きな先生』」という追悼記事が載った。(見出しは紙面)

  紙上には歌詞もすべて掲載され、口ずさみながら読んでいると思い出したのが中学時代。ユニークな先生が多かった。強面にサングラス、頭はパーマで白のスーツにエナメルの靴。繁華街を歩いたら周囲が避けそうないでたちでも実は理科の先生。いつもそんな恰好というわけではないけど。

  独特なボディーランゲージの音楽の先生に洋楽とオーディオが好きな数学の先生などなど。そうした中で好きだったのは社会科の先生だ。1年生のときの担任でもあった。

  拙者は放送委員をたびたび務め、放送室が職員室を通らないと入れない構造だったこともあって、よく話をした。

  「競馬はギャンブルではない。文化だ!」が口癖だった。土曜の昼(放課後)だと机上には短波放送用のラヂオに競馬誌が置いてあって、「明日の○○賞はこの馬が来るぞ」などと“たばこを吸いながら”揚々と話す。そして月曜になるとなにやら手渡される。見れば何枚ものハズレ馬券。加えてジャイアンツが負けようものなら“いつでもつまらなそう”な顔をするが、こちらはそれを見てみんなでニヤニヤ苦笑しているのだ。

  他にもいろんなことを知っていて、まさに“すてきな話をしてくれた”。ひと口に社会科というけれど、地理・歴史・政治・経済と多方面の知識を必要とする科目だ。新聞は小学生のころから日課として読んでいたけど、この先生の影響でいっそう読むようになったと思う。

  ある時、社会科なのに漢字のテストをすると言い出す。例えば国連安保理の常任理事国が持つ「拒否権」を書かせる問題で、“拒”を手偏に“臣”とするケースが多発したり、日本の地名をひらがなで書いたり、さらに誤字も目立ったりということが続いて業を煮やしたらしい。もちろん「拒」を説明するときは「(つくりまた読みである)巨は“巨人の巨”だ!

  そんなユニークな先生でも怒るときは恐い。“口数も少なく叱る”どころか、拙者も何度ビンタを食らったか。でももちろん理不尽に殴ることはしないし、行ないがなぜ悪かったのか、しっかり自覚させてもくれた。今なら暴力教師呼ばわりされて訴訟になったりするのだろうか。「けじめ」という言葉がまだハッキリと残っていた時代だったのだろう。

  卒業後はすっかり会うこともなくなってしまう。風の便りに聞いた話では、「気楽だから」と続けていた独身生活にピリオドを打ったということくらい。そろそろ定年ではないかなと思う年齢だけど、まだお元気だろうか。

  もしこのえにっきを見たら、「お前は30年近くたってもちっとも変わらないな」と呆れられてしまうか。もっとも、とっくに忘れられてしまっているかもしれないけれど。

♪高いヨコハマ緑線~

2009年04月21日 | 新聞×読み
  今日の朝日新聞神奈川版に「人口は増加 乗客は低迷」という緑線開業1周年記事がありました。

  昨夏の都筑区調査時も沿線での宅地開発やマンション建設は多くありました。でも一方で、いつも余裕で座れた緑線のすきっぷりというのも―ラッシュとは逆方向とはいえ―ありました。

  なにせいかんせん運賃の割高感は大きい。昨年8月20日付のえにっきには、

  『緑線の営業キロは、中山から川和町が1.7㌔、そこから都筑の丘まで1.4㌔、さらにセンター南まで1.7㌔、さらにセンター北から北山田まで1.7㌔、さらに東山田まで1.4㌔。東山田~川和町は7.1㌔。運賃境界が3.0㌔と7.0㌔なので、なんだか意地悪しているようです。初乗り以外はバスの方が安くなるし、御用とお急ぎでもバスの方が便利な場合もあります。バスカードならさらに安くできますし

  とあります。定期券は地下鉄の方が安いけれど、2駅乗って230円というのは周辺事業者に比べれば明らかに割高感があります。偶然の産物でしょうけどなんとかならぬものか。事実、拙者もバス利用が多かったし。

  新聞記事には「バスやマイカーからの切り替えも想定を下回った」ともあります。でもこれではセンター北・南へショッピングってのはバスやマイカーor自転車になってしまうでしょうねぇ。高齢者パスならともかく。

  さらに中山~日吉の全線でも、通勤定期運賃は横浜線菊名経由東横線の2社合算にさえ負けているのではどうしようもない。(地下鉄の61080円に対し、菊名経由は計55030円=共に6か月)

  とはいえこれという増収策や集客策も思いつきません。

  そんな中で交通局は、こんどは青線でもスマイルマナー向上員を募集するらしい。(交通局プレスリリース

  沿線に「乗ってください!」と営業したほうがいいんじゃないかとさえ思えてきます。

鉄道もテキヤになるのか

2009年04月18日 | 新聞×読み
  国鉄東日本総局は今年5月いっぱいで「横浜フリーきっぷ」の発売を終了するらしい。そして6月からは「ヨコハマ・みなとみらいパス」なる新きっぷに様変わりするとのこと。(神奈川新聞~カナロコの記事

  記事のコメント欄にも書きましたけど、横浜フリーに比べれば高い。祭りにかこつけて荒稼ぎを目論むテキヤのような発想としか思えません。

  新きっぷは根岸線の横浜~新杉田とみみ線が乗れて500円(大人、以下同じ)というもの。現地までの往復運賃は含まれません。横浜フリーだと渋谷発着が850円、武蔵小杉&武蔵中原は690円で横浜までの往復運賃も含まれます。

  これが新きっぷになれば東横線利用でも渋谷から計1020円、小杉でも920円、東急が使えない中原だと1080円と大幅な値上がりとなります。新きっぷはそれとして、並存しないのはなぜだろうかと理解に苦しみます。

  つまるところ横浜までは湘南埼玉ラインなんぞ使わず、安くて速くて快適な東横線の特別急行をご利用くださいということでしょうか。

  そんなことを考えてたら、4月17日付日経の記事として、国交省が「ホーム柵、利用者5000人超の全駅に義務化検討」だそうだ。記事を読めば酔っ払いを税金で保護するという過保護の極みのような話。外国に笑われますよ。だったら酒造会社や居酒屋業界に負担させるとか、泥酔客は乗車拒否するなど考えればいいだけでは。

  過大な負担を背負わされて経営破綻した日本国有鉄道の教訓をすっかり忘れたのだろう。鉄道各社は「運賃値上げはしない」と頑張ってはいるけれど、「のぞみ」のような付加料金の設定や、山手線内&都区内均一回数券や新幹線エコノミーきっぷ、そして先述の横浜フリーといった割引きっぷの廃止など、“実質値上げ”の商売は続くのではなかろうか。

  蛇足ながらホーム柵が政治利権絡みでないことを願わずにはいられません。

珍しく今日は2本建て

2009年04月07日 | 新聞×読み
  朝日新聞夕刊の読者アンケートは「日本一の終着駅」というテーマでした。

  1位は稚内駅でしたけど、アンケート実施時の選択肢に鶴見線の3駅(海芝浦、大川、扇町)が入っていたのには大笑いしました。残念ながらどれもベストテンには入ってません。

  話は変わって、毎日新聞のサイトに『損賠訴訟:ファウルで視力低下…宮城の男性が楽天など提訴』という記事がありました。

  お気の毒とは思いますけど、そういう人は球場に行くべきではありませんな。ましてや内野席などもっての外です。試合中のみならず、試合前から「ファールボールには充分ご注意ください」とアナウンスされてるのですし。

  昔ある本で読んだのですが、ある選手の大ファンで球場へ応援に行ったら、その選手の打球が自分のほうへ飛んできたため、それ以来ファンを辞めたなんて話がありました。

  それを語ってた外国人選手は日本のファンについて「箱庭野球」と称してましたけど、今回の件で選手とファンの距離が遠くなることがないよう願います。

タイムマシンにお願い?

2009年04月04日 | 新聞×読み
  今日の朝日朝刊別刷り「be」の読者アンケート「be between」のテーマは「タイムマシン」でした。過去へ行きたいか未来か、何年前か何年後か、誰に会いたいかなどを問うものでした。

  さて、タイムマシンで思い浮かべる人物の中には藤子・F氏が挙がるでしょう。

  氏はSF短編集の中で、こんな話を書いてました。

  ある科学者がタイムマシンを開発。といっても人間が物理的に時間移動するのではなく、過去や未来を見ることができるモニター装置というもの。そして手始めに自分の妻が昨晩どこで何をしていたかを見ると、親しい友人と浮気をしている場面を目にしてしまう。そしてその瞬間、居合わせた友人と妻に殺されてしまうのだ。

  『国家機密から個人の情事まで、知られたくないことがある限り、タイムマシンは永遠に開発されないのだ

  その本は引越し時に処分してしまったため正確な文言ではないかもしれませんが概ねこのような文章で結ばれてます。

  でも一方ではタイムマシンを乗り回すロボットや少年を描きながら、一方ではそれを完全に否定してしまう作品には驚きました。F氏には他にもタイムマシンが登場する作品がいくつかあります。

  それでは拙者はタイムマシンがあったらどうしようか。人類が原始生物からの進化か神による創造なのか確かめに行こうではないか。これでファーブルダーウィンの論争も決着するというものだ。(ちなみにこのふたり、私生活では仲が良かったらしい)

  しかしながらこういうことを拙者が企てたら、やはり命を狙われるんでしょうかね。くわばらくわばら。

鉄道2題

2009年03月01日 | 新聞×読み
邪悪な(J)略取(R)企業 ~東海旅客鉄道?

  
JR東海が無人駅の定期券購入者から運賃を不当に徴収、根拠となる規則の公開も拒否』(マイニュースジャパン2009年1月25日付)

  某掲示板で話題になり、事実とすれば朝日や中日新聞あたりが大々的に記事にしてもおかしくない内容です。

  つまり無人駅(駅員無配置駅)から定期券を買いに発売駅まで往復するのは運賃が実質無料になるのに、利用者には運賃が必要であると説明して徴収していたというもの。常習的に行なわれていたなら不当徴収額は膨大な額になるのではという。

  拙者の場合は自宅最寄り駅で買えるので近ごろは考えたこともありませんでした。でも実家最寄りの東急では、いったん発売駅までの乗車券を買って改札で証明印を押してもらい、発売駅でも自動改札を通らず窓口で呈示して発売所へ。そして発売所で払い戻してもらうという手順でした。

  帰りは通用開始が当日からの定期ならそれで、翌日以降なら乗車票をもらって帰ってきました。手許に残すためにキップ買って帰ってきたこともありましたが(笑)。でも実質無料で購入できるわけです。どこの事業者もこれが当たり前と思っていたので、こんなことがまかり通っていたこと自体に驚きます。

  他には、東海道(に限らず)新幹線では改札内で列車を乗り継ぐ場合には1枚の特急券で乗り継げるのに、デタラメな説明で乗り継いだ列車の特急料金を請求されたケース(教えて!goo)や、自由席での乳幼児の座席利用は無料なのに子供の運賃・特急料金を請求されたケース(これも「教えて!goo」)も。

  こんなことでリニア建設費の足しになるとでも思っていたら笑止千万、片腹痛い、臍がチキンラーメン作りますよ。いったい駅員や乗務員にどんな教育をしているのか。これが学生にも人気の上場企業が行なっていることだからなおさら呆れます。旧知にも乗務員がいますけど、関わっていないことを願うや切。


冒頭写真の絵の不思議

  昨夜、親父の見舞いに行ったときのこと。デイサービスセンターの館内に写真の絵が飾ってありました。感じからして鶴見線海芝浦駅ではないかなと思いました。

  ところがここは駅自体が東芝の工場敷地内で、同社に無用の者が出場することはできません。ということはこの絵は同社の関係者だった人物が描いたとしか思えないのですが。

  作者などの情報はなかったので分からずじまいでした。

さすが朝日というべきか

2009年02月12日 | 新聞×読み
  拙者は新聞を後ろから読む習慣があります。新聞により異なりますが、朝日(朝刊)だと、社会→地域→スポーツ…→社説→1面の順です。そして最後にテレビ欄に戻ります。なぜと言われても分かりませんが小学生の頃からそうだったように思います。

  今日もその順で読んでたら、「声」欄に『レジ袋有料化 効果には疑問』という投書がありました。かいつまむと、レジ袋を有料化しても石油製品の生産削減にはつながらずCo2削減の効果は疑問というものです。内容の賛否はさておき、1枚めくって経済面に進むと、『格安求めるセレブ』と題し、拙者もよく利用するディスカウント店(場所は別)が出てました。

  高級車で乗り付けて安売り品を買い求めていく人々。曰く「トイレットペーパーや洗剤、中身が変わらないものはここで十分」(記事)という。セレブとは対極にある拙者もそのクチですが(笑)。とにかく安いですし。

  そして写真には『袋は、ご持参下さいませ。低価格維持のため袋はご持参下さいますようお願い申し上げます。袋がご入用の時はレジでお買い求め下さい。大1枚6円』というその店の店内告知が。(下線筆者)

  なんかいきなり投書の内容を否定しなくてもいいんじゃないかと…。確かに袋代だってタダじゃありませんからね。しかもその店に関しては、同じジュースが「近くの店より50円も安い」(記事)とも。袋代6円で50円安いならいいんじゃないですかね。

  それとも、レジ袋有料化→低価格化→高級車で乗り付け→Co2増加、ということ???


  さて夕刊には国鉄東日本総本部が川の水を“チョロまかした”ことで水利権没収へという記事が。自動改札にマット式発電機設置というのは、これを見越してのことだったのか?(^^; そして電気が足りなくなるから夜行も廃止や臨時列車化、と。(火暴)

  でもまぁこれを機に3月や11月の既知害冷房を見直してくれるといいですけどね。そしていよいよ電力不足も切羽詰まると、夏場は非冷房車の復活でしょうか。新聞には昭和時代を髣髴させる「国電各線、今夏の冷房化率」の記事が踊ることになるのかどうか…。

新幹線の座席

2009年02月01日 | 新聞×読み
  朝日新聞土曜日の夕刊では、タレントの友近がコラムを書いてます。昨日は新幹線の座席について、タイトルは『「こだま」が最高!新幹線のシート』というものでした。

  そこそこ(失礼?(^^;)売れっ子のタレントさんですから普通車ということはないでしょう。本文には綺麗になってコンセントもシートについて、とあるので最新型N700系のグリーン車のことだと思います。ところが…

  『新しい「のぞみ」になってから、明らかにシートが硬くなったんです! シートは、もちろん倒れるんですが、体の線に沿った傾きじゃなくなったんです! というか、少なくとも私の体には、そりが合わなくなったんです!

  N700系の座席って大幅に改良されたという話ですけど、(まぁすべての人に100%快適とはいかないのはもちろんですが)拙者は実際に乗ったことがないのでなんとも批評できませんが。

  そして氏は『熱海から乗った「こだま」のシートが最高にやわらかくて、角度が最高!』と続けています。一部に700系も入っているとはいえ、今や東海道では旧式の300系で間違いないでしょう。ふ~ん、そんなもんなのか。

  拙者が最後に乗った新幹線といえば、新婚旅行の帰りの100系個室ですからずいぶん昔のこと。嫁はんの実家が塩尻ということもあってか、新幹線って乗る機会がないんですよね。

  拙者の体験の中では、最も良かったのはなんと言っても100系“グランドひかり”の1階席(7、9、10号車)。横4列で椅子もグリーン車並みの設備に普通車料金で乗れたのですから。0系の転換式シートや、新幹線ではありませんが、国鉄特急型の485系電車や181系気動車初期の非リクライニングタイプも、腰が沈み込む感じで意外と疲れないものでした。最近だと「あずさ」などに使われるE257系で、座面が前後に動かせるのはありがたいところ。なにせ標準体型より大型なので(笑)、膝というか腿が浮く感じの椅子だと疲れます。

  コラム中にはさらに、『世に出すまえにスタッフが試しに座ってると思うんですが、今のは誰の体にあわしてるんやろ?』とも。試作品ってあると思うんですけど、確かにどんな人を標準にしてるんでしょう? 机上の計算だけで作って満足してるわけではないでしょう。

  温かくなったら久々に嫁はんと新幹線で出かけようかなんて話が出てきたところでもあり、車輌選びも考えないといけませんな。

どうする東急

2008年12月31日 | 新聞×読み
武蔵小杉新駅開業で運賃安く/市試算で明らかに」(神奈川新聞 ~カナロコ)


  『JR横須賀線武蔵小杉新駅が2010年3月に開業することで、ルート短縮による運賃低減効果が生じることが31日までに、川崎市の試算で分かった。(中略)
  新駅開業で武蔵小杉―品川間は、南武線で川崎駅を経由するよりも営業距離が約8.9キロ短縮する。同様に、武蔵小杉―横浜間は営業距離が約3.2キロ短縮する。
(中略)
 その結果、武蔵小杉―品川間は290円から160円と、130円の低減効果が出たほか、東京間では450円から290円と160円安くなった。横浜間では290円から210円と、東急東横線の運賃と同額になることが分かった。


  小杉新駅は拙者にとっても朗報なのは間違いありません。記事では普通運賃のみでの試算ですけど、もっとメリットを実感できるのは通勤定期券でしょう。

  なにせ国電は割引率が高い。特に6か月定期は週休2日でも3か月乗れば“もと”が取れるほど。現状でも小杉―横浜は川崎経由の方が安いのですから。

  記事中のとおりで計算してみると現行運賃なら以下のようになります。(通勤定期はいずれも6か月)

【渋谷まで】
  国電 普通運賃:290円 通勤定期:42340円
  東急 普通運賃:190円 通勤定期:38940円

【新宿まで(東急は渋谷から副都心線経由)】
  国電 普通運賃:380円 通勤定期:54440円
  東急 普通運賃:350円 通勤定期:73990円

【横浜まで】
  国電 普通運賃:210円 通勤定期:30240円
  東急 普通運賃:210円 通勤定期:42880円

  目黒経由の都営線方面は計算してみるだけ野暮という感じがしてきます。せっかく目蒲線を改良したのに苦戦を強いられるのは間違いないでしょう。6か月定期の計算方法を現行の1か月×6×0.9から、国電と同じく1か月×6×0.8にするとか、地下鉄側との乗継割引定期の発売など、なんらかの手が必要に感じます。

  さぁどうする東急

電飾異変?

2008年12月14日 | 新聞×読み
  朝日・日経・讀賣新聞合同サイト「あらたにす」の12月11日付で、『「ライトアップ」いい?悪い?』と題する池内正人氏の評論がありました。時節柄、クリスマスの電飾合戦のことです。

  拙者はとにかく11月から方々でギラギラさせられたのでは、芸術を通り越して“光害”でしかないと思っています。

  ところが今年は例年ほど電飾が見られません。仕事で回ってるのが磯子や鶴見なので地域性もあるのかと思うも、我が家の近所もさほど見られない。飾ってる家でも派手さはありません。

  環境問題への関心の高まりか、それとも景気低迷で電気代を減らしたいのか。はたまた親類や知人で会社の“首切り”にあった人がいたので自粛しているのか。(拙者は首切りをリストラと言い換えるのが嫌いです)

  でも暗い夜というのもいいものです。一昨日は満月が綺麗でしたし。地球まで35万6567㎞と再接近したそうです。

日刊ジャイアンツ

2008年11月16日 | 新聞×読み
  昨日の話で恐縮ですが散髪に行きました。店の待合いには新聞が置いてあり、以前は朝日だったのですが昨日は讀賣(&日刊スポーツ)が置いてありました。朝日には部数減で遺憾でしょうけど、外では他紙を読みたい拙者にはありがたい。

  普段は薬にも毒にもならないような「気流」欄(投書欄)に、笑いを堪えるのに必死だった投書がありました。

  もうプロ野球には興味を失いかけていたのに、巨人が13ゲーム差を逆転してまた興味が湧くようになっただと。

  さすが機関誌「日刊ジャイアンツ」らしい模範的な投書ですね。これが月間賞(気流賞)に選ばれたら噴飯もの?

ストリートビューその後

2008年09月02日 | 新聞×読み
  今日の朝日新聞社会面「メディアタイムズ」のコーナーで、『無断撮影 公表に波紋』と題し、ストリートビュー(SV)について再び取り上げられていました。

  自宅近くの路上や公園に子供が写っていたため画像削除を要請した川崎市の主婦などの話もあります。

  記事では「通行禁止と掲示された場所で撮影された画像がある」という高木浩光氏(コンピューターセキュリティ関係のブロガーとのこと)の指摘も。そこで氏のブログを見てみると、いやはやよくぞここまで徹底的に調べたと頭が下がります。拙者にはここまでする力量はありません。「関係車両以外通行禁止」と書かれた墓地や大学構内などへずいずい入り込んでいったり、マンションやゴルフ場の敷地内駐車場に停めてある車が逐一撮影されていたりと、本当にこの画像を誰が喜ぶんだろうと改めて疑問を抱かせました。

  加えて今までなんら問題視されてませんが、地図データを提供しているゼンリンの姿勢にも、やはり疑問を抱きます。

  住宅地図の場合、名簿などと同じく、本人からの申し出があったなら当該データを削除するよう求められています(オプトアウトといいます)。表札はフルネームだけど掲載は姓だけにというのも可能です。(個人情報の保護に関する法律第二十三条第2項に関する経済産業省ガイドライン)

  新住人ならともかく、住宅地図には載せてないのにSVでは表札が丸写りというのでは、この条文を空文化してしまうおそれがあります。グーグルは他社だし住宅地図のデータを使っているわけではないから問題ないとして、「法の隙間を突いただけ」と考えられなくもありません。

  でもそれなら撮影した表札はれっきとした個人情報ではありませんかね。写真ならOKというのなら、例えばネット上の地図で、ある家の場所をクリックしたらその家の表札や家屋全景の写真が別画面で表示されるなんてサービスも、“公道から撮影すれば”問題ないのでしょうか。そしてオプトアウトは電話や文書では受け付けないようにすればいい、と。

  ゼンリンは地図会社としてそこまで考えなかったのでしょうか。もしそれでどこの家も表札を出さなくなったらどんな影響が生じるか、こと地図屋だけの問題ではなくなってしまいます。もはや「やったもの勝ち」では済まされなくなるでしょう。

  長い時間をかけ、新聞やテレビで特集までしてもらって知名度を上げ信用を築いたのに、独禁法違反に次いで批判が多いサービスに手を貸したのでは信用丸潰れでしょう。いっそ提携解消などの英断も考えられていいと思います。地図会社の協力無しにSVは成り立たないのですから。

ストリートビュー

2008年08月16日 | 新聞×読み
街見える プライバシー大丈夫? グーグルが画像新サービス(リンクはアサヒコム6日付、見出しは7日付紙面のもの)


  5日からサービス開始したグーグルの「ストリートビュー」を見てみた。今日の朝日新聞「声」欄に「のぞきの恐れ街路検索機能」という、横浜市港北区在住53歳女性の投書があったが、ほぼ同感だ。

  最も問題に思うのは撮影のカメラ位置が2メートル超と高いこと。これならよほど高い塀を設置している家でない限り容易に敷地内を写せる。掃除などで窓を開け払っていれば室内も丸見えということに。今までも航空写真の閲覧サービスはあったけど、一定以上のズームインはできないようになっている。

  グーグルは「公道から撮影した画像は基本的に公開が可能と判断した」としているが、それなら拙者が仕事中に方々の敷地内を撮影してここに載せることも可能なのか。風景写真とは違うということが分かってないようだ。

  さらには「通行人の顔は自動識別機能を使ってぼかし、車のナンバーは撮影時になるべく映り込まないようにしている」というのも疑わしい。承前の投書者の家でも同様らしいが、我が家の近所でも車のナンバーはハッキリ読み取れるものも少なくない。実家の斜向かいの家など、これで分からなければ眼科の診察を受けたほうがいいというほど。この件で投書者は「大うそ」と切り捨てているが、これでは反論できまい。

  写っている光線の具合や方角から撮影時間帯もほぼ特定できる。そこへ人通りがなければ空き巣狙いには有効な情報だろう。自転車やベビーカーを見れば、小さな子供がいる家かどうかなど、家族構成もほぼ予測可能だ。今までは現地でしか得られなかった情報がどこでも怪しまれることなく入手できることになる。(住宅地図は何人家族でも世帯主1名だけか姓のみの掲載)

  数日前に仕事で歩いた場所をドラッグしていたら、「この場所の写真はなくなりました」という旨のメッセージが表示された。「グーグルは、プライバシーを侵したり公序良俗に反したりする画像の削除を画面から依頼できるようにしており、通報者と相談しながら対応したいという。」というが、通報はサイトからしかできず、ネット環境がない人にはどうすればよいのか。

  なにより怖いのは「グーグルの者でデータ更新作業中だ」と称し、他人の敷地内を勝手に撮影していく輩が続々と現れるのではないかということ。そうなると住宅地図の調査にも影響が出よう。地図データを提供しているゼンリンはこの点を理解しているのだろうか。

  それともグーグルと共に、原爆の発明者と同列に扱われたいという想いでもあるのだろうか。このサービスを本当に喜ぶのは誰なのか。

ユースホステル

2008年07月27日 | 新聞×読み
  今日の朝日新聞別刷りbeで、このところユースホステル(YH)の会員数が激減しているという記事がありました。拙者も学生時代から愛用してましたが、結婚してからは年に1回利用するかしないか。最後に利用したのはどこだったかというほど。そのため3年ほど前から会員証を更新していません。

  拙者が学生のころですから20年近く前、そのころは確かに安いし同宿者とのコミュニケーションも楽しい宿泊施設でした。YHで知り合って今でも付き合いがある人もいます。

  しかしここ十数年は、たいがい場所が不便なのに加えて、街中には安さと設備の良さが売りもののビジネスホテル(BH)が増え、まるっきり利用する機会がなくなってしまいました。YHまで駅からのバス代がかかるようでは、費用面でも駅前のBHにかないません。

  そういえば国鉄時代にレイルウェイライターの種村直樹氏が、同じく利用者が減っている国鉄とYHがタイアップして、会員証を提示すれば運賃を割引くなんて企画を提言していました。今なら第三セクター鉄道とYHでタイアップしてみてはどうでしょう。沿線にあればの話ですが。

  もっとも拙者は「ユースつぶし」の異名を得ていましたからねぇ(笑)。なにせ拙者が利用したYHはなぜか廃業してしまう。辺鄙な場所ばかり旅していたせいもあるにせよ、これからも招かれざる客になるかもしれません。でもホテルは潰れないんですけどね。なんででしょう???