三味三昧 笛三昧

津軽三味線奏者、笛・尺八奏者、たまに胡弓奏者、なぜかアマ無線家
音楽好き趣味三昧人間「くまりん」のお気楽日記です

富山県芸術祭祝祭公演

2011年10月28日 21時02分15秒 | 民謡・尺八・笛

昨日は富山県芸術文化協会主催の「富山県芸術祭祝祭公演」ということで、平日なのに昼から富山県民会館へ向かいます。





出番は1曲だけ、たった5分なのですが、午後からゲネプロ、その後6時半から本番ということで、ずっと待ち時間地獄でした。
演奏曲目は何のことはない「南部俵つみ唄」なのですが、踊りの先生が「こんな前奏を入れて欲しい」といって持ってこられたテープは、なんと笛のソロから始まるアレンジのもの。
本当は鼓が入っていたのですが、鼓は無いので完全に笛のソロで10数秒。その後素速く尺八に持ち替えて唄のフレーズを吹かなくてはなりません。
笛のソロなければ完全に踊りメインなので、楽勝パターンの筈だったのですが・・・
その昔、アンサンブルコンテストでホルンのソロから始まる曲を吹いたときのことを思い出しました(^^ゞ

いくら何でも出だしの笛のソロは緊張します。
それも満員の観客、そして関係者ばかりなので緊張×2です。
この日の唄の高さの笛は2本持っているのですが、音が出やすい方の笛はちょっとピッチに不安が・・・
ピッチが正確な方の笛は歌口の形状なのか、ちょっと音が出にくいのです。
究極の選択で、ピッチの正確な方にしたものだから、出だしの音がすっと出るかどうかはバクチみたいなもので、久々に極度の緊張感を味わいました。
やはり自然体でないとダメですねぇ。
ゲネプロの時は案の定出だしの音が出なくて、ちょっとごまかしましたが、本番は何とかセーフ。
やれやれでした。

で、無事終了してホッとしていたら、来年正月早々に同じ曲・同じメンバーでもう一度ステージがあるのだとか。まだまだ私のプレッシャーは続くのでした。
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家紋入れ換え

2011年10月27日 01時19分05秒 | 津軽三味線

今の津軽三味線の師匠のところへ通い始めてしばらくした頃に、地元の着物屋さんで作った着物ですが、永年酷使されて家紋が剥げてみすぼらしくなっていました。
7~8年くらいは着たでしょうか。
そこで、ネットでいつもお世話になっている着物屋さんに、家紋の直し、または入れ替えは出来るものかと聞いてみたところ可能だということでしたので、先日京都の着物屋さんにお願いしました。

昨日家紋を入れ換えた着物が出来上がってきました。
多少前の紋の名残くらいはあっても構わないと思っていたのですが、きれいにまったく入れ替えの痕跡もなく家紋が入っていたので、感動しました。



修正前


家紋入れ換え後


修正前の家紋は私の実家の家紋ですが、入れ換えたものは私の津軽三味線の流派「木田」の家紋です。
ちなみに「三つ割り菊」という紋です。
代金はちょっと勉強していただいて、送料込みの14000円なり。
これでまた新たな気分でステージに立てます。

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チューナーあれこれ。

2011年10月25日 00時10分17秒 | 津軽三味線

正確な三味線の調弦には、チューナーが必需品だとことある毎に言っていますが、そのチューナーには沢山の種類があります。
一昔前は大きなものしかなかったのですが、最近はコンパクト高性能な物がいろいろと発売されています。
私が今まで使ったチューナーを紹介して、使用した感想や長所短所を書いてみたいと思います。


まず第1号機。
今から10年ほど前に買って、結構長い間使っていたチューナーです。


BOSS TU-15


KORG コンタクトマイク

最近のチューナーから比べるとちょっと大きいのですが、メーターも見やすくてずいぶん重宝しました。
ゼロインすると、「ピッ」という電子音がするので、「よし、合ったぞ!」という気分になります。
内蔵マイクはありますが、騒々しいところではコンタクトマイクを天神に付けて使用しないと誤反応します。
このコンタクトマイクが永年使っているうちに、プラグやマイクの根本付近でコードの断線や接触不良を起こす確率が高いです。
最近は後術の小さなチューナーに主役の座を奪われて、ほとんど出番がありません。
何年か前の全国大会の団体の部で、このチューナーでピッタリに調弦を合わせて演奏したことがありますが、7人全員が全くうなりのない三味線の音で鳥肌が立ちました。その時は私が調弦係でした。


2号機です。
KORGから邦楽器用のチューナーが発売されましたが、かえって使いにくいという話を聞いて、同じくKORGの単純なギター用のチューナーを買い求めました。


KORG CA-30


太鼓の上に置いてチューニングします。

軽いし安いしずっと重宝しています。
クリップ式の小さいチューナーも良いのですが音が出ないし、その点これは音も出るので良いです。
しかしやはり騒々しいところでは1号機同様コンタクトマイクが必要です。
それでも上の画像のように、太鼓の部分に乗せて使うと、多少騒々しいところでも反応してくれます。
酷使しすぎたからでしょうか、液晶がパーになったのが1台ありましたが、安価なので気になりません。
練習の時には、このチューナーをオンにして、目の前に置いて弾きます。
調弦の変化がわかるので良いですよ。
電池も結構長持ちします。

ちなみにこれが使いにくいと評判の和楽器用チューナー。
多機能になってますが、かえってごちゃごちゃしていてシンプルなほうが良いと思うのですがどうでしょうか。
YAMAHAからも同様のチューナーが出ています。




3号機です。
SEIKOの製品です。


SEIKO STX1

もともとは管楽器などのチューニングに使うのに作られているようです。
前モデルはクリップの自由度が少なくて使いにくかったので、トロンボーンを吹いている友人の娘さんにプレゼントしました。これはクリップの自由度が改善された後期モデルです。
コンパクトで見やすいのですが、内蔵マイクも振動センサーもいまいち三味線用としては感度が低いようで、反応しないことがあります。
これはあまり出番がありませんでした。


4号機です。
3号機と同じくSEIKOの製品です。


SEIKO STMX1

テレビ番組で、上妻宏光さんがこのチューナーを使っているのを見て、ネットで捜して購入しました。
コンパクトで見やすくて、メトロノームも付いているので何かと便利です。音も出ます。
ただ、非常にクリチカルでぴったりゼロインするのはなかなか大変です。
このくらいしっかりチューニングしないと本当はいけないのでしょうが、慣れないとかえって使いにくいかもしれません。
三味線では、内蔵マイクではなく常に振動センサー(機種によって、CLIP、またはPIEZOと表示されます)にして使います。
天神に付ける場合が多いですが、下棹の胴よりに付けるとお客さんからは見えなくなるので、ステージではこちらのほうが良いかもしれません。
ステージ上でチューニングするには大変便利なチューナーです。


5号機です。
KORGの製品です。


KORG AW-2

同門の先輩が全国大会で使っているのを見て購入。
このチューナーは便利で最近では2号機とともに三味線ケースの常備品になっています。
ゼロインはブロードでもないしクリチカルでもないし、ちょうど使いやすい感じです。
振動センサーの感度も良くて、ごく小さい音でも反応するので、ステージで使うのにもピッタリです。
大会では出番直前までこのチューナーを使ってごく小さい音でチューニングの確認をして、出番になるとポケットにしまってステージに向かいます。
欲を言えば角度によって液晶画面が見にくいことがありますが、気を付ければ特に問題ありません。


6号機です。
cherubというメーカーの製品です。


CHERUB WST-35

以前どこかの大会で使っている人がいて、見やすいLCD液晶だったのを覚えていて、ネットでさがしてみました。
外国製品を国内の会社が輸入して販売しているようです。
性能は問題ありませんし、LCD液晶も大変見やすくて良いのですが、クリップの自由度が無くて三味線には使いにくいです。
これでクリップの自由度があれば、5号機に変わって常備品にするかもしれませんが、今のところあまり出番はありません。
お稽古の時に目の前の譜面台に付けておいて、音程の確認に使うと便利です。


7号機です。
これも6号機と同じくcherubというメーカーの製品です。


CHERUB WST-623


ゼロインした状態

6号機をネットで検索していて発見しました。
こちらはモリダイラ楽器が輸入しているようです。
形の好き嫌いはとにかく、振動センサーの感度も液晶の見やすさも、クリップの自由度も問題ありません。ゼロインすると上の画像のように液晶の色がオレンジからグリーンに変わります。
目の悪い人でも、液晶の色で判断できるので、私のように老眼が始まった人でも遠目で楽勝にチューニングが確認できます。
ただ私的にはゼロインがちょっとブロードかなと思いますが、アマチュアならこれで十分です。
クリップは棹にも付けることができるので、4号機同様に下棹の胴寄りに付けると良いかもしれません。


下棹の胴寄りに付けるとこうなります。


今までに使ってみたチューナーは以上です。
耳に自信のある人が、調子笛で合わせてこれで絶対大丈夫と思っても、チューナーで確認すると結構ずれているものです。

そうそう、ちなみに調子笛は正確かどうかチューナーでチェックしてみると結構バラツキがありました。
同門の先輩は、毎年1個ずつ調子笛を購入して舞台用に使い、古い物は練習用におろすと言っておられました。確かに古い調子笛ほど音程にバラツキがあるようです。

以前に書いた「三味線の調弦に関する一考察」も合わせて読んでいただき、参考にしていただければ幸いです。


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こまつ民謡まつり

2011年10月24日 10時27分08秒 | 津軽三味線

昨日は「こまつ民謡まつり」に出演してきました。
2週続けての小松通いです。

9時集合ということで、逆算すると7時半には家を出なくてはなりません。
ということは6時半起きということで、先週に続いてめったにしない早起きをしました。




これはフィナーレの津軽小原節。
貫松栄師の唄、私の師匠の三味線、貫松栄師の奥さんの太鼓です。


私の出番は5曲
・津軽じょんから節中節・・・太鼓
・津軽よされ節・・・太鼓
・南部俵つみ唄・・・三味線
・津軽じょんから節合奏曲・・・三味線
・津軽あいや節・・・三味線

欠席者と遅刻(これは私の師匠)者がいたもので、当初の予定から急遽変更になってじょんから中節とよされは太鼓を叩くことに・・・。
小規模なイベントで叩いたことは何度かありますが、こんな1000人も入ったホールでの太鼓は初体験。平静な顔を装っていましたが、実はかなり緊張していました。
中節はなんとか大丈夫でしたが、貫松栄先生のよされは前弾きから唄にはいる太鼓が予想以上に長くて、ちょっとビックリして1~2秒間固まってしまいましたが、こちらも何とか終了、大汗をかいた太鼓でした。

南部俵つみ唄は1尺6寸なので、「かせ」を用意するように言われていました。
自家製で作る方もおられるようですが、ネットでさがしてみるとサワリのねじ付きの「かせ」があったので即注文して、この日はじめて使ってみました。
サワリの調整はちょっと微妙ですが、しっかりサワリもついてすぐれものです。
構造の割りにはちょっと値段は高いけど・・・
詳細はこちら




津軽あいや節は踊りの地方です。
師匠のところで弾いている前弾きとは手が違うので、直前に大慌てで覚えましたが、何とか大丈夫でした。

小松市公会堂は控え室からステージまでが遠いので、疲労が結構足に来ています。
普段車での移動ばかりであまり歩かないので、脚力がかなり衰えてきているようです。
ちょっと運動しないといけませんねぇ。


夜は大慌てで富山に帰ってきて、県の芸術祭のリハーサル。
南部俵つみ唄1曲だけなのですが、私は津軽三味線ではなく、笛と尺八担当。
笛と尺八を途中で持ち替えて吹かなくてはなりません。
曲が始まる冒頭部分に、笛と太鼓のソロが10秒ほどあるのですが、これがまた緊張します。
本番は今週木曜日、上手くいくようにしっかり練習しておかなくては・・・

かくして先週末も民謡漬けで終わったのでした。

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平日イベント2連チャン・・・

2011年10月21日 02時14分15秒 | 民謡・尺八・笛

水曜日、木曜日と平日のイベントの2連チャン。

さすがに平日のイベントは物理的に厳しいです・・・何とか夜なべ仕事で本業をかたづけていますが、遅れ遅れで、Mr.オクレ状態です(^^ゞ

一昨日の水曜日は、和倉温泉の某ホテルへ。
いつものパターンで、富山の民謡6曲の踊りがメインのステージです。
・麦屋節・・・尺八
・こきりこ節・・・笛
・といちんさ・・・笛
・福光めでた・・・笛
・帆柱起こし祝い唄・・・笛
・越中おわら節・・・尺八

最近、私の所属するこの会の三味線はチューナーで調弦するようになってきました。
お陰様でとんでもなく調弦が違っていると言うことは無くなりました。
尺八吹きとしては大変ありがたいことです。
いくらベテランでも所詮人間の耳なんていい加減なもの、そこを謙虚な姿勢で文明の利器を使う方向になってくれたことに感謝します。
特に舞台で、曲と曲の合間に素速く調子を変えなければならないときなどは、必需品です。

で、昨日の木曜日は砺波市の某老人施設の設立20周年の式典で、民謡アトラクションでした。
おめでたい曲ということで、以下の3曲です。
・秋田大黒舞・・・笛
・喜代節・・・尺八
・黒田節・・・尺八

この日はK先生のお仕事で、地方は唄が2人、三味線1人、太鼓1人、尺八・笛の私、の少数精鋭でした。
控え室が式典会場のすぐそばだったので、事前の音だしが全くできずに、ぶっつけ本番でした。
それが災いしたのか、最初からちょっと低いかなと思っていた三味線が、2曲目3曲目と進むうちにじわじわ下がっていって、尺八は何とかメリ吹きして修正して対応しましたが、最後は冷や汗ものでした。
メリ吹きすると音程は半音ぐらいまではなんとか修正できますが、音量が出ません。
最後は必死にに音程を修正しながら吹きましたが、ストレスが残り、あまり気持ちの良いステージではありませんでした。

ともあれ、平日のイベント2連チャンは無事終了。
また週末に向けて本業を頑張って片づけなければなりません。

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長浜へ行ってきました

2011年10月17日 03時09分14秒 | 津軽三味線

昨日は滋賀県長浜市へおじゃましてきました。

私の所属する貫松栄会の本部がある石川県小松市と滋賀県長浜市は、20年前から文化交流をしていて、毎年お互いの地を訪問して文化行事に参加しているのだそうです。
今年は、私どもの貫松栄会ともう一団体が長浜を訪問して芸能文化祭に出演しました。

小松市役所前をバスで9時半出発と言うことだったので、滅多にない早起きをして自宅を7時40分に出発します。
9時過ぎに小松に着いてバスに乗りますが、てっきりどこかの観光バスかと思いきや、小松市消防本部の防災バスでした(^^ゞ
中は至ってきれいなのですが、観光バスではないために三味線をはじめとする荷物はすべて客室に置くことに。加えて座席前のテーブルや小物入れ等のスペースも一切無し。
まぁそれでも皆さん文句も言わずに小松から長浜まで2時間のバス旅を楽しんでおられました。
私はというと、ずっと師匠の横であーだこーだと2時間喋り通しでした。



貫松栄会の演目は、津軽よされ節と、津軽じょんから節合奏曲の2曲だけですが、特別出演のゲストということで、いつもより気合いが入ります。
よされは踊りが付くので、先日師匠宅で特訓した超速いよされです。
貫松栄師、私の師匠、そして私と3人で弾いたのですが、私が一番舞台上手側。
ってことは、私の三味線が師匠たちにまるで聞こえている事になりますので、ちょっとプレッシャーでした。
おまけに2尺5寸という低~い調子だったので、プレッシャーが増幅していましたが、何とか無事に弾き終えることが出来ました。

こちらは長浜文化芸術会館のエントランスです。



瓢箪が名産なのだそうです。



こちらはチラシ。



文化祭終了後は懇親会に参加して、酒の一滴も飲めない拷問のような懇親会をウーロン茶で何とか乗りきって、23時に無事自宅へ帰ってきました。
たった2曲しか弾いていないのですが、実に長い一日でした。

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市長会アトラクション

2011年10月14日 01時48分17秒 | 民謡・尺八・笛

昨日は夕方から砺波市の某ホテルへ。
北信越の市長会のアトラクションです。
北信越の市長さんとお付きの方々、合わせて200名の宴会でした。




ホストが砺波市と言うことで、砺波市の民謡を踊り付きで2曲。
当初はテープで踊る予定だったそうですが、市長さんが生の演奏でなければダメだと言われたそうで、私たち地方の出番となったようです。
踊りの人数も当初の予定よりかなり増えて、地方と合わせると40人ぐらいでの大所帯でした。

曲目は「庄川小唄」と「チューリップばやし」の10分間1本勝負!
私はなぜか休むところが全くなくて吹きっぱなしの尺八でした(^^ゞ
お隣りの南砺市なら、麦屋節、こきりこ節、その他五箇山地方の有名な民謡が沢山あるのですが、砺波市にはあまり著名な民謡が無いので、結局この2曲になったようです。

沢山のお偉いさん方が来られるとあって、リハーサルの時からミスは許されないピリピリの雰囲気だったのですが、実際はというと、お酒が入ってまともにアトラクションを観ている人はほとんど無し。
市長さんたちでも、酒が入るとただのおじさんなのですね。
それでも調子の良いチューリップばやしでは、手拍子もパラパラと聞こえていました。

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万葉まつり

2011年10月10日 14時03分03秒 | 民謡・尺八・笛

昨日10月10日は、高岡万葉まつりの芸能発表で午前中から古城公園へ。
万葉集全20巻朗唱の会が行われている水上舞台での演奏です。
「頑張れ東北!」で、東北民謡が4曲。
踊りが付くので、事前のリハーサルも入念に行われ、当日を迎えました。
一昨年に出演したときはとんでもない雨の中で、控え室から水上舞台までの移動に大変な目にあった記憶がありますが、この日は秋晴れの良い天気で、気持ちよく演奏することができました。

曲目は次の4曲。
・新さんさ時雨・・・尺八
・会津磐梯山・・・笛
・長者の山・・・尺八
・花笠音頭・・・笛

新さんさと、会津磐梯山は、今までほとんど演奏することがなかった曲で、いまいちうろ覚え。
直前まで譜面を見ようか迷ったのですが、何とか暗譜できたような気がしたので、譜面無しで臨みました。
無事大きなミスもなく終了。
たった20分ですが、一日の真ん中にこのようなイベントがあると、一日終わってしまいます。


市が主催する行事だけに、何事も大がかりです。
67ページもある立派なプログラム・・・さぞかしお金と時間がかかっているのでしょうね。




古城公園のお濠に浮かぶ水上舞台です。
この舞台設営にかかる費用も半端な額ではない筈です。
その都度設営するのではなく、通年の設置にしていろいろなイベントに活用すれば・・・とも思いますが、どうなのでしょうか。






舞台への浮き橋は、発泡スチロールの浮きで設営されています。




これだけ大がかりで催されているイベントですが、悲しいかな観客は超まばら。
出演者の関係者がぽつぽつと見ているぐらいの閑散たる有り様です。
地元のケーブルテレビはずっと中継しているようですし、もう22回にもなるのだから、もっと多くの市民が参加して楽しめる方法などを何か考えたら良いのではないでしょうか。

ちょうど日時を同じくして高岡市の駅前方面では、「ご当地グルメ博in高岡2011」というイベントが開催されていて、こちらの方は大盛況だったようです。
しかし、このイベントと連携されているわけでもなく、ばらばらにやっていては相乗効果も期待されません。
目と鼻の先でやっているイベントなのに、主催者が違うから仕方ないのでしょうか。

グルメ博の会場に大型スクリーンでも設置して朗唱の会を映すとか、万葉まつりの会場にグルメ博の屋台を出店するとか、そういう智恵は出ないものなのでしょうかねぇ。
当日、公営の駐車場はどこも大繁盛、でもほとんどはグルメ博への人たちのようで、万葉まつりへの人は1割にも満たなかったのではないかと思います。

このようにして連休前半は終わりました。
今日は今から和倉温泉で民謡アトラクションです。
3連休は良い天気で、ツーリング日和だったのですが、民謡三昧で終わってしまいます。
おまけに三味線は全然触ってないし、そろそろ大阪大会に向けて調整開始しなければ・・・。

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宿題

2011年10月07日 02時16分47秒 | 民謡・尺八・笛

連日宿題に追われています。
きっと学生時代に宿題をちゃんとやっていなかったツケが今になって回ってきているのだと思います。
と、家内に話したら、宿題をしない人なんて信じられないと呆れられました・・・

一昨日は、尺八の譜面を書いていました。
来週、あるイベントで「庄川小唄」という地元の新民謡の尺八を吹かなければならないのですが、そんな民謡一度も聞いたことも見たこともありません。
とりあえず音源と三味線譜をいただいて、尺八の音をコピーしました。
適当に吹くのはみっともないので、しっかりと尺八譜に清書してなんとか一晩で完成。
しかし、新民謡ってのはどうして音が細かくて多いのですかねぇ、指がつりそうになります(^^ゞ
来週本番なので、それまでにしっかり練習して恥をかかない程度にしておかなければ・・・

で、昨夜は三味線譜を書いてました。
11月に生徒さんと某所で新タントを弾くことになったのですが、彼にはタントはまだ教えてないのです。
とにかく、藤本の手ではなく津軽の手でと言うことだったので、私の自己流の津軽タントをせっせと譜面にしておりました。
自己流というとかっこいいですが、あちこちからのいいとこ取りの手です(^^ゞ
新タントとはいっても、あんこの部分が違うだけで、津軽タントの手で大丈夫なのです。
こちらも何とか一晩で手書きの譜面が完成、そのうち暇を見てパソコンに打ち込みます。

私の津軽三味線の師匠のところには、三味線譜というものが一切ありません。
主なものは、師匠の演奏を録音してきてそれを自分で譜面に起こして家宝にしていますが(笑)、五大民謡以外のものはまだ楽譜にしてないのです。
暇を見てぼちぼち譜面を書かなくては・・・と思っているのですが、なかなかその暇が無くて必要に迫られないと行動を起こさないという状況なのでした・・・
次は南部俵つみ唄の楽譜も書かなくてはならないので、連休にでもやっつけようかと思っています。
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修学旅行かぁ・・・

2011年10月05日 00時46分57秒 | 民謡・尺八・笛

昨夜は砺波市内のホテルへ民謡のアトラクションに。
平日に闇の仕事があると大変です・・・。

関東の某有名私立高校の修学旅行で、夕食後に富山県の民謡を鑑賞するというものです。
なかなか粋な演出をする旅行会社ですねぇ、精一杯拍手を送りたいと思います。
生徒さん達は200人以上、大体宴会のアトラクションというと酒が入って騒々しいのが定番ですが、さすがに有名高校だけあって皆さん静かに鑑賞して下さいました。こちらにも拍手を送りたいと思います。
普通の人が学生時代に生で民謡を聞く機会なんてまず無いと思いますので、貴重な経験だったと思います。

今回三味線は超ベテランのM先輩の一丁弾き。調弦も速くて正確で、観客の生徒さんも静かに聞いてくれて大変気持ちの良いステージでした。

演目は次の通り、私の担当は1~3が笛、4・6が尺八。*は踊り付き。
1.こきりこ節*
2.といちんさ
3.福光めでた
4.麦屋節*
5.新川古代神
6.越中おわら節*

生徒さん達には麦屋節の踊りが一番受けていたようです。
踊りの解説もしてあげたらもっと受けたのになぁ、と思いました。

生徒の皆さんは昨日は立山アルペンルートで室堂へ行ってきたそうで、今日は五箇山方面、能登方面など各班で別々の行動だそうです。
良い旅をして下さい。

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よされ節特訓・・・

2011年10月04日 00時45分51秒 | 津軽三味線

日曜日はお昼から私の師匠の師匠、小松市の木田貫松栄師のお宅へお稽古に行ってきました。

午後3時過ぎから6時前まで2時間半ほど、師匠のお話を聞いたりしながら、合奏曲のお稽古を少しやってから、師匠の唄につけて津軽よされ節をみっちりと弾かせていただきました。
2尺6寸の低~い調子で、踊り用の超速いテンポの津軽よされ節です。

もともとよされ節の唄づけは、いまいちよくわからないところもあって苦手の部類だったのですが、汗だくになって何度も何度も弾かせていただいて、何となくわかってきたような気がします。
いくらテンポが速くなっても、しっかりテンポを保って、撥づけもきちんとするようにとのアドバイスをいただいて、何とか終了・・・疲れました。
いつもは2尺か1尺9寸の調子でゆっくりのよされを練習していましたが、低い調子・速いテンポのよされの練習もしなくてはいけないですね。

貫松栄師匠宅の舞台裏の稽古部屋には、興味を惹くものがたくさんあります。
今度許可を得てしっかり撮影してこようと思います。




せっかく小松まで行ったので、隣の白山市に住む私の大昔からの親友に会ってきました。
彼は48歳、この歳になってなんとようやく結婚することになったのです・・・めでたいめでたい。
もしかして生涯独身を通すのかと思っていたのですが、良い出逢いがあったようで来月結婚式を挙げます。

私が現白山市(旧松任市)に住んでいた頃、地元の吹奏楽団で知り合った友人です。
彼がトランペット、私がホルンで、共に苦労して楽団を支えてきた仲間です。
当時からの30年弱の長~い付き合いで、お互いの過去をよーく知り尽くしている友人でもあるのです(笑)

私は20年前にとっとと吹奏楽からは足を洗ったのですが、彼はつい最近まで頑張っていたようです。
ただ、若い人たちに混ざって吹くのは、いろいろと苦労もあったようで、今は足を洗ってパチンコオヤジに成り下がっています。
何とか津軽三味線の道に足を踏み入れさせようと考えていますが、どうなることか・・・。
披露宴では津軽三味線を弾いてくれというので、じょんから節とよされ節を弾いてくるつもりです。
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万葉祭りリハ

2011年10月01日 22時53分04秒 | 民謡・尺八・笛

昨日は万葉祭りのリハーサル。
万葉祭りのHPはこちら

お暇な方はぜひ遊びに来てください。
私たちの出番は、9日(日曜日)の12時05分~12時20分の間です。
万葉集の朗唱ばかりでは飽きてくるので、水上舞台で芸能発表もするのだそうです。

演奏曲目は、「頑張れ東北!」という気持ちも込めて次の4曲。
・長者の山
・新さんさ時雨
・会津磐梯山
・花笠音頭

会津磐梯山は笛です。このメンバーでははじめて合わせたので、しどろもどろでしたが、何回か繰り返しているうちに、何とか把握できました。
踊りの先生方は市販のCDなどを聞いて合わせておられることが多く、藤本流の楽譜とかなり違うことがあって、相違点を頭にインプットして理解するまでちょっと時間がかかります。


続いて今日は富山市内のホテルで某パーティーのアトラクション。
勲章をいただいた方の記念パーティーでした。
県内選出の衆議院議員、参議院議員さんが目の前のテーブルにいらっしゃるので、ちょっとびっくり。
大変なステージに立たせていただいた上に、食事までご馳走になって、感謝です。
唄が2名、三味線1人、太鼓1人、そして尺八・笛の私の少数精鋭5人での演奏でした。

曲目は3曲。
・福光めでた
・麦屋節
・帆柱起し祝い唄

福光めでたと帆柱起し祝い唄は笛でした。こういう場所で笛を吹くのは緊張しますが、何とか上手くいきました。
連日尺八・笛のお仕事ばかりで、最近三味線のお仕事はありません。
ここしばらく忙しさに紛れて練習時間も短めだし、ちょっと頑張ってトレーニングしないとダメですね。
毎日弾きまくっていたときは伸びる暇もなかった左手人差し指の爪も、最近はちょっと伸び気味です。

風邪の症状は一応快方に向かってはいるものの、こんな事をしていてはなかなか劇的には良くならないですねぇ
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