三味三昧 笛三昧

津軽三味線奏者、笛・尺八奏者、たまに胡弓奏者、なぜかアマ無線家
音楽好き趣味三昧人間「くまりん」のお気楽日記です

GWは津軽詣

2024年06月02日 13時01分45秒 | 津軽三味線

今年のゴールデンウィークは、久々にひとりぼっちの津軽詣となりました。

今年の弘前大会、青森大会に誰か出る者はいないか!と生徒さんに聞いたものの、首を縦に振る者は無く、それならばと10年前を思い出して気ままな一人旅で津軽三味線を目指すこととなりました。
生徒さんを連れて行くとどうしても要らぬ神経を使うし、運転は一人でちょっと大変ではありますがその分神経を集中できるし良しとしました。

弘前大会(世界大会)は、10年前にミドルCで優勝したので、シニアCには出場出来なくて、上位カテゴリーのB級にしかエントリーすることができません。
B級には2度エントリーしましたが、なかなか若い連中には歯が立たず、2回目のB級戦では演奏中に駒が割れて点数無しというアクシデントがあり、その後くじけて弘前はパスしていました。
数年前、コロナ前の金木大会にシニアで出場して、よされを弾いて大條和雄賞をいただいのが最後でした。

今年は久しぶりに青森大会(日本一決定戦)にエントリーしました。
青森の第3回大会だったかな、まだまだ津軽三味線の習いがけの頃、60歳に達していなかったので、当時のB級に出場しましたが、やはり全く歯が立たずに惨敗した苦い経験のある青森大会です。


5月2日(木曜日)

前日は夜遅くまで頑張って本業を片付けて、4時間ほど睡眠を取った後4時半に起床。
大体の準備は前日に終わっていたので、パパッと身繕いをして5時半に氷見市の自宅を出発、北へ向かいます。

ゴールデンウィークなのですが、2日は一応平日なので仕事の人もいるようで、朝の国道は結構交通量が多くてスイスイとはいきません。
魚津ICから高速に入ります。
朝から良い天気でドライブ日和です。



北陸道、日本海東北道と順調に走りますが、温海温泉から先の高速はトンネルばかりで実に退屈なのです。
天気も良いことだし海岸線を見ながらあえてゆっくりとR7を走ります。
日本海沿いのこのルートは、天気が良ければ月山、鳥海山、岩木山と雄大な山容を眺めながら走ることができるので、目の保養にも鳴ります。




行程の約半分の鶴岡市のコンビニで昼食を仕入れて、象潟の道の駅で昼食にしました。

象潟からは秋田道をひたすら北へ向かいます。
途中、鷹巣あたりで秋田道は一旦途切れていますが、鋭意工事をしていますのであと何年かすれば全通するでしょう。
碇ヶ関から東北道で青森までラストスパート。
青森市のホテル到着は17時半、氷見の自宅を出てからちょうど12時間でした。
その昔15年ほど前でしょうか、一度泊まったことがある青森中央IC近くのビジホです。
大浴場があるのでゆったりと休養できます。
なんとなく記憶に残っていました。


ホテルの窓から見た駐車場


5月3日(金曜日)

シニアの出番は午後からなのですが、10時に受付をして会場入り。
事前チェックでは、ホール地下の駐車場は料金が高いようなので、ホールの向かい側にあるタイムズに車を停めました(これは大正解でした)。
館内と客席の偵察をしますが、その昔一度来ている筈なのに、全く記憶に残っていません。








一夜漬けならぬ一週間漬けで大会に間に合わせてきたので、爪の状態も最悪、左手首は痛くて三味線は左手だけでは持てない状態。
満身創痍とはこのことかと思いながら、直前に弾きすぎても逆効果なので程々に練習します。
若い人ならともかく、シニアで直前にそんな弾いてたら疲れて本番で良いパフォーマンスできないのではと、他人の心配をしながら瞑想にふけるのでした。

エントリーは21人で、私はほぼ真ん中の9番目。
多分前回大会の上位入賞者はシードされて最後のほうになるのでしょうが、10数年ぶりなので関係無しだったようです。
何とか大きなミスも無く弾き終わりましたが、細かいミスは数えきれません。
自己採点は70点ほどでしょうか。
やはり一週間漬けでは自分で満足いく演奏とはほど遠いようです。

青森大会は、演奏終了後すぐに点数が出ます。
それまでは1分ほど司会者のインタビューがあります。
その時点の上位5人がステージに居残りと言うことになります。
何とか1位の椅子に座ることができ、その後はひやひやしながら最後まで何とかステージ上に留まることができました。

最後に弾いた成田建男さんが優勝、私は準優勝をいただきました。
爪や手首のコンディション最悪だったのに、上出来でした。






副賞の青天の霹靂4kg


同じく副賞のお茶・お菓子の詰め合わせ


終了後は、富山から見学(応援?)に来てくださった柴原大先輩、干場さんと合流して祝勝会を兼ねて市内の民謡居酒屋へ。
数年前に大腸憩室炎で入院して以来、アルコール類はめったに飲まなくなりましたが、この日はしっかり飲みました。
楽しい民謡居酒屋さんで、来年もまた来なくてはと誓って店を後にしました。





干場さんの運転でホテルまで送っていただき、落ち着いたところで妻からメールが。
妻の父親が亡くなったということで、4日、5日の予定は全てキャンセルして翌日早朝に帰路につくことになりました。
大会が終わってから知らせが来たのは、きっと義父の心遣いだと思います。

実は4日、5日は、せっかく青森まで来たので無線三昧をして帰る予定で、綿密な計画も立ててあったのですが、そんなこと言ってる場合ではないので、来年再度計画することにしました。


5月4日(土曜日)

早朝5時半にホテルをチェックアウト。
前払いだし、残りの一泊はキャンセルできないので仕方ありません。
また来年来ます。

ひたすら帰るだけなので、寄り道も一切なしで走ります。
この3日間雨が一滴も降りませんでした。
大体どこかで雨に遭うのですが、こんなことも珍しいです。

12時間かけて青森へ向かい、また12時間かけて無事富山まで戻り、亡き義父の顔を見ることができました。
5日が通夜、6日が葬儀で、無事に終了しました。

と、今年のGWは大忙しで終了しました。
また来年頑張って津軽詣をしたいと思います。

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第6回貫昭会おさらい会を開催しました。

2024年01月04日 22時14分33秒 | 津軽三味線
昨年暮れに私の小さな津軽三味線教室のおさらい会を開催しました。




今回で6回目となる津軽三味線木田流貫松栄派「貫昭会」のおさらい会です。
前回2022年度の第5回おさらい会は、同年10月にオープンした氷見市芸術文化館のマルチスペースで開催しました。

オープンしたばかりのホールということで、スタッフも慣れてないこともあり、いろいろとトラブルも多発しました。。
椅子はすべて並べなくてはならないし、目隠しの衝立も必要だし、ステージの平台も要るしで、設営撤収が大変でした。

加えてマルチスペースの使用料金に、付加設備の使用料などが加算されて、それ以前に使用していた「氷見市いきいき元気館ホール」の2~3倍もかかってしまいました。
なので、今年は使用料金が多少高くてもメインホールでやろうということになった次第です。

メインホールの基本使用料金は「客席を半分だけ使用」にすると半額になります。これに市の教育委員会の後援をもらうとさらに2割引になります。(付加設備の使用料は除く)
今回2023年の第6回おさらい会は、2022年の第5回よりわずか約5000円余分にかかっただけで6万円弱でした。

ホールでは椅子や平台の設営も不要だし、ステージは広いし、見た目も全く違って、いったい2022年のマルチスペースのおさらい会は何だったのかと思います。
今回もマイク、マイクスタンド、ケーブルは持参したので、付加設備はワイヤレスマイク4本、照明、プロジェクターでした。


と、文句から始まりましたが、第6回おさらい会は無事に終了しました。
前年までは12月の第4週に開催していましたが、毎回雪が降って足下が悪く不評だったので、今回は1週間早めて第3週にしました。
が、やはり私の超雨男が災いしてか、雪になってしまいました。
miyu雨女も後押ししていたそうです。
ま、前回ほどの雪では無かったので良しとしておきましょう。


ゲストは以前からあちこちでお世話になっている石川の「杉山民謡会」の会主、二代目杉山貞悦さん、西房唯さん、西房亜美さん、それに第48回北日本民謡大賞のmiyu、45回北日本大賞の笹川友和さんにお願いしました。

会員は残念ながら去年から2人減ってしまいましたが、孫のmiyuとseitaが加わってくれたので、私を加えて総勢7人で前年と同じ。
何とか形になりました。


では、曲目順に画像を貼っていきます。
ちなみにいつものごとく司会は「オレ」です。



オープニングの津軽六段合奏です。
実は合奏でテンポが速くなる人と遅くなる人がいまして、速くなる人は私の右側(下手側)遅くなる人は左側(上手側)に座ってもらいました。
右側の人には私の音がよく聞こえるのでこの配置ににしましたが、やはり速くなりました(^^ゞ)




津軽じょんから節新節合奏曲、木田流の代表曲です。
前回は7人での合奏でしたが、今回は5人。ちょっと寂しくなりました。




津軽じょんから節旧節合奏です。
旧節はテンポが速いので、遅れないようにといつも言ってるのですが、なかなかステージでは上手くいきません。




津軽三下り合奏曲
木田流の津軽三下り合奏曲です。
なかなかリズムに乗るのが難しい津軽三下りですが、皆さん頑張ってくれました。




ここからは男性VS女性の紅白戦です。
まずは女性チームの津軽六段合奏です。




続いて男性チームの津軽六段合奏です。




ここからは独奏です。
まずはairiちゃん。
2023年の名古屋大会に出場しました。
大会前後から急に力を付けてきました。今後が楽しみです。




続いて小橋さん。
コロナ前に団体戦で金木大会に出場しました。
次は個人戦に挑戦してくださいね。




ラストは大文字さん。
2023年は弘前の世界大会ミドルC級に出場しました。
当会の最古参で、今回もプロジェクター用にパワーポイントでデータを作っていただきました。

ここまでが紅白戦の対象でした。
お客さんに紅白のパネル(紅白裏表になっているのを先着60人に配布)を掲げていただきました。
結果は昨年に続いて、大差で紅組女性チームの勝利でした。
男性チームは次回頑張ってください。
会員のおさらい会は一応ここまで。




今回のおさらい会で、何か特技があれば披露してくださいとお願いしたところ、牧野さんが秋田大黒舞に合わせて踊りたいと言うことで、トップバッターで踊っていただきました。
施設のボランティアなどにも参加されているそうです。
唄は笹川友和さんとmiyuに掛け合いでお願いしました。




孫のmiyuが山口百恵のカラオケが大好きで、それも上手に歌うので、プレイバックパート2を歌ってもらいました。




airiちゃんが、ヒップホップダンスが得意で、賞をゲットしたりしてるので、「踊る?」って聞いたらすぐにOKをいただきました。
後からお客さんに聞いたところ良かったという声を沢山いただきました。




ここからはゲストコーナーです。
まずは二代目杉山貞悦先生の津軽よされ節です。




続いて杉山会の西房亜美さんの津軽じょんから節~中節
中節の伴奏は師匠の唄しか付けたことが無かったのですが、気持ちよく弾かせていただきました。



杉山会の西房唯さんの津軽あいや節から字余り
津軽あいや節の字余りというと高橋竹山さんの陰旋律の字余りが有名ですが、陽旋律の字余りです。




西房亜美さんの山中節~山中鉄砲獅子踊り
笹川友和さんに三味線を弾いていただきました。




麦屋節です。
西房姉妹とmiyuに唄っていただきました。




miyuの布施谷節
お囃子は二代目杉山貞悦先生にお願いしました。




西房姉妹の能登麦屋節です。
三味線は笹川友和さんにお願いしました。




miyuの越中おわら節
笹川友和さんに胡弓をお願いしました。




ここからゲストのアンコールです。
まずは笹川友和さんの北日本民謡大賞の受賞曲「南部牛追い唄」。




続いて二代目杉山貞悦先生の「能登茅刈唄」。
実はおさらい会の2週間前に杉山先生のところへ音合わせに行ったのですが、その日の晩にこっそりとこの能登茅刈唄の音源がスマホに送られてきました。
ってことは、尺八を吹けということだと判断した私は仕事の合間にパパッと耳コピして譜面を作成。
当日楽屋で一度合わせただけでアンコールに挑んだのでした。
上手くいって良かったです(^^ゞ)




最後にmiyuの大好きな「道南口説」で、ゲストのアンコールは終了




毎度おなじみ「ちょっとだけkazahanaコーナー」です。
「雪の華」「愛の華」「少年時代」でした。
ギターは最近一緒に活動してくれているkozy加藤さんです。
ギターが入ると良い感じになりますね(^^)v




杉山会アレンジで超アップテンポの南部俵積み唄です。
おさらい会1週間前から特訓しました。
おかげで上手くいきました。




フィナーレの津軽甚句です。
私は笛で参加しました。


以上です。
















前年度の実績からプログラムは100部あれば足りるだろうと思っていたのですが、全く足りなくて会館事務所に何度もコピーをお願いしたようです。
沢山の方にお越しいただき本当に感謝感謝です。

2024年も12月の3週か4週に開催します。
近くなったらSNSで告知しますので、是非お越しください。

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第5回貫昭会おさらい会を開催しました(その2)

2023年01月02日 17時10分33秒 | 津軽三味線

後半戦です。

今回は賛助出演に黒部市の谷口寛美さんと入善町の宝田晴美さん、それから毎年お願いしている大島信行さんにお願いしました。

・南部牛追い唄
 大島さんの唄、私の尺八です。



・秋田荷方節~谷口さん
 去年も秋田荷方節を弾いたのですが、前半で切れた2の糸を生徒さんが張り替えてくれていたのは良かったのだけど、しっかりしごいてなかったので途中から調弦が狂ってしまって残念な結果でした。今年はそのリベンジでした。
 一年ぶりの秋田荷方節でしたが、しっかり練習したのでほぼ大丈夫。でも1年に一度なのでなかなか覚えられません(^^ゞ)



・道南口説き~孫のmiyu。



・津軽あいや節陰旋律~谷口さん。



・秋田おはら節~晴美ちゃん
 どうも秋田おはら節と津軽小原節が混ざってしまって、未だに津軽小原がおかしいです(^^ゞ)
 以前秋田弾きの秋田おはら(まったりとしたテンポのやつ)は弾いたことがあるのですが、津軽弾きは初めてでした。
尺八は全然平気なのですが・・・



・津軽じょんから節~谷口さん
 太鼓の部分を即興で違う手を弾こうとするとだいたいにおいて失敗するのですが、なんとか無事でした(^^ゞ)



・津軽願人節~大島さん
大島さんの十八番です。何年ぶりに弾いたかな・・・。



・津軽三下り~谷口さん
津軽三下りは唄ってくれる人がいないので、これまた一年ぶりでした。
 リハはちょっとドタバタしましたが、なんとか無事に終了。



これより地元の民謡です。

・布施谷節(ふせんたんぶし)~miyu
 秋頃miyuに、来年ののど自慢はまた越中おわら節で出るのか聞いたところ、布施谷節でチャレンジしたいと言うもので、何度か練習をしてプログラムに入れました。
 たまたま谷口さんの地元の唄なので、囃子をお願いしました。
 最初はどうなるか不安でしたが、なかなかいい感じになってきたので、2023年はちょっと楽しみです。



・麦屋節~晴美ちゃん



・越中おわら節~miyu、谷口さん>

 津軽三味線の会ですが、富山県人なので良い機会だから越中おわら節の三味線を弾きたい人はいないかと生徒さんに聞いたところ、一人手を上げてくれたので秋頃から特訓をして臨みました。
 胡弓は他の教室で習っている生徒さんがいるのでお願いしました。










・フィナーレ~南部俵積み唄、津軽甚句
 去年は男性陣に三味線をお願いして、女性陣は鳴り物に回ってもらいましたが、今年は逆にして中学生二人に三味線をお願いして、鳴り物は男性陣にお願いしました。













というわけで、ちょっと時間は押しましたが無事におさらい会は終了しました。
ちょっと走り気味の人もいましたが、皆さん去年よりもしっかり弾いてくれたと思います。

ただ、後でビデオを見ていると、姿勢が悪い(手元ばかり見ている)人、撥の振りが小さい人が目立ちます。これからの課題でしょうか。
私もその昔師匠から、どこを見て弾いてるんだ、ちゃんとお客さんの方を見て弾け、とよく言われましたっけ。

来年は受験が終わった孫その2も復活しますので、今年よりは賑やかなおさらい会になると思います。
ご期待ください。








最後にちょっと愚痴を・・・・・。

マルチスペースの使用料は、市教育委員会の後援をいただいているので減免されて16000円。で追加料金として25080円請求されました。
計41080円です。
どうも飲食店に○千円ポッキリで入って、会計でぼったくられたような気分です。
元々マルチスペースを予約した段階ではマルチスペース使用料以外の備品使用料などはまだHPにも上がっていなくて、何にどれだけ使用料が発生するかは不明だったのです。
ある程度確定した段階でこのくらいかかるよという話はあって然るべきではないですか。ま、しっかりチェックしなかった私も悪いのかもしれませんが・・・。
それも追加利用金は当日支払ってくれとのことで、ちょっとびっくりでした。歌舞伎町のぼったくりバーじゃないのだから、マルチスペース使用料の1.5倍もの追加料金ってちょっとどうかと思います。

主な内訳は、舞台平台、プロジェクター・スクリーン、音響、LEDライト、展示パネル(衝立)です。マイクは使用料が発生するというので7本+ワイヤレス2本を持ち込みました。
昨年までのいきいき元気館では、ステージは常設で、照明・プロジェクター・スクリーン・音響はすべて無料だったので、ほぼ追加料金が発生しませんでした。
こんなに設備が使いにくい、料金が高いでは来年以降は他で開催しようかと考えます。

ちょうど1週間前に芸術文化館メインホールでクリスマス会をされた氷見キリスト教会の方に話を聞いたら、追加料金含めて5万ちょっとだったそうで。使用した設備の差はあるかもしれませんがホールとマルチスペースの使用料の差があまり無いのもおかしな話です。
ひょっとしてマイクも借りていたら、5万円オーバーしていたかもしれません。

何か気持ちよく終わったはずのおさらい会ですが、私だけ何かモヤモヤしたものが残りました。

~完~


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第5回貫昭会おさらい会を開催しました(その1)

2023年01月02日 17時03分21秒 | 津軽三味線
12月24日(土)

私の主宰する津軽三味線教室「貫昭会」の第5回おさらい会を開催しました。

昨年まで使っていた「氷見市いきいき元気館」のホールは、一般への貸し出しが出来なくなり、今回は10月にオープンしたばかりの「氷見市芸術文化館」のマルチスペースでの開催になりました。
元気館のホールは私どものような小さい団体が使うには、ちょうど規模が手頃で大変使いやすかったのですが、市側の都合で使えなくなったのは残念です。

新しくオープンした芸術文化館は、メインホールが800席弱。
半分で仕切ってって使っても400席弱で、数十人程度の集客しか見込めない私どもの会で使うにはちょっと客席が寂しい感じがします。
加えて利用料金もかなり割高になるので、仕方なくマルチスペースを使うことにしました。

いきいき元気館のホールは客席に傾斜が付いていて、ステージも備え付けでしたが、芸術文化館マルチスペースは単なるフラットな空間なので、ステージを組んで折りたたみ椅子を自力で並べなくてはなりません。
おまけに看板を吊り下げるバトンも無くて、作業用の手すりに取り付けるという、なんだかメインホールばかりを立派な施設にして、マルチスペースはあまり利便性を考えてないようでがっかりです。プロジェクターのスクリーンも常設では無くて、これも作業用の手すりに取り付けでした。
せめてもの救いなのが立派なミキサーとパワードスピーカーが使えるという事でしょうか、自前の音響を持って行かなくて良い分少しばかり楽をすることが出来ました(但し使用料が発生します)。
今回は自前でマイクとマイクスタンド、ワイヤレスマイク、ケーブル、パソコンを持参しました。

さて、毎年この頃になると雪がちらついてお客さんの出足も鈍るのですが、今年は前日の23日から富山県西部に大雪警報が発令されて、氷見市で30センチを超える大雪になりました。
多分私のせいだと思います(^^ゞ)
みんなごめんね。

若かりし頃バイクでツーリングに出かけると、決まって雨どころでは無くて異常気象に見舞われることが多々ありました。
北海道ツーリングでは、なんと38度という熱波に襲われて耐えきれずかき氷をむさぼって食べたり。東北ツーリングでは、挙動不審な夏台風と丸一日一緒に走ってとんでもない豪雨の中ずっと走り続けたり。
3泊4日の九州ツーリングでは4日間雨が降り続いて、ずっとカッパ、ブーツカバーを着用したままということもありました。
いつもはソロなのですが、珍しく能登方面へグループツーリングをしたときも丸2日間雨が降りっぱなしと言うこともありまして私のせいになっています。


さて、本編です。

大雪の中、9時に現地集合。
私はと言うと前日から三味線の糸を変えたり、1年ぶりに使うマイクとケーブルを確認したりと大変でしたが、なんとか無事に準備を終え9時に間に合いました。

雪のため2階の搬入口までのスロープが使えないため、すべてエレベーターで2階のマルチスペースへ運びます。
会場では会館スタッフがすでに舞台とスクリーンの設営中で、看板の設置は他のメンバーに任せて、さっそく音響の設置準備にかかりました。
平行して椅子の配置、衝立や机の設置と結構作業が大がかりでした。

マイクレベルのチェックは会館スタッフがやってくれるようなので、私はケーブルをマルチケーブルのソケットに入れるまでの作業まででかなり楽が出来ました。

11時から会員のリハ、12時からゲストのリハであっという間に13時を回っていました。
食事制限中の私は皆さんと同じ弁当は食べられないので、昼食はゼリーを流し込むだけで、ほんの2~3分。楽ちんです(笑)


14時におさらい会スタート。
去年のおさらい会から生徒さんは3人減って私を入れて7人で合奏スタートです。

・津軽六段
 いつものお稽古では1236段しかやりませんが、この日だけは1~6段まで全部弾きます。







・津軽じょんから節新節合奏曲。
 木田流の新節合奏曲ですが、2部の繰り返し部分に違う手を入れてみました。
 最近ずっとこのバージョンで弾いています。



・津軽じょんから節旧節合奏

・津軽じょんから節中節合奏

・津軽あいや節合奏

・津軽よされ節合奏

・津軽三下り合奏曲








ここまでで会員全員での合奏は終わり。
これより、今回の新企画「紅白戦」へ突入。


















ちょうど生徒さんが男女各3人ずつなので、男女に分かれて3人ずつで津軽六段、津軽よされ節、津軽三下り合奏曲を弾いてもらいました。
その後は恒例の独奏曲対決。















最後に私の津軽よされ節で終了でした。
が、最後の最後にジャンジャンってやったときに駒が割れました。
生徒さんには駒って割れるものなんですね、と言われましたが、駒を割るぐらいの圧力で叩かないと木田流の津軽三味線ではないですね。
皆さん全然叩いてませんから、決して割れることは無いと思います。
で、なんとその後皮まで割れてました。道理で超良い音がしていましたっけ。
皮が割れる前は不思議と良い音がするものなんです・・・






さて、皆さん去年よりは少しずつではありますが、レベルアップしていました。
やっぱりあちこちの大会に出て、いろんな失敗をしながら経験を積んで自信を付けて行ってもらいたいと思います。

紅白戦は紅組(女性チーム)勝利。
来年は個人対決にしようかなと思います。


以上会員のおさらい会でした。
後半は賛助出演の皆さん&孫のmiyuの唄へと続きます。

続く。
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ハナマチロマンティスク2 三味線体験教室

2022年04月11日 22時36分41秒 | 津軽三味線

4月3日(日曜日)

昨年7月の第1回に続いて「ハナマチロマンティスク2」が開催されました。
私はこのイベントの一環で、昨年と同じく三味線体験教室の講師をつとめさせていただきました。




「ハナマチロマンティスク」は、旧氷見市役所の裏手にあった元遊郭の建物を、地元の交通会社が買い取って一般に貸し出ししている「無尽蔵」という建物を中心に開催されました。
昨年の第1回目は暑い中、多くの人で賑わいまして、それに味を占めたのかどうかはわかりませんが今回第2回目の開催となりました。
1回目の目玉は、モデルさんに花魁の衣装を着てもらっての撮影会だったのですが、今回の目玉は人力車でした。
昨年の三味線体験は「無尽蔵」の2階で行いましたが、今回はどうも場所が用意できなかったようで、すぐ近くの「干もの家氷見」さんの奥の座敷をお借りして行いました。

三味線体験は、昨年と同じく「30分でさくらさくらを弾こう!」という企画です。
三味線などの和楽器は、普段なかなか手に触れる機会が無くて、一般には結構敷居の高い楽器だと思われているようです。
確かに数千円で買えるような安価な楽器ではありませんが、入門用でしたら数万円で一式をそろえることが出来ます。中高生のブラスバンド部員に親が数十万、どうにかすると100万オーバーの楽器を買い与えている時代ですので、そんなに高価な楽器では無いと思います。

ただ、興味はあっても実際に習ってみようかというところまでたどり着く道がないのが現実です。
その一助として、格好とか奏法とかの細かいことはあまり気にしないで、とにかく三味線を触ってもらってさらなる興味を持ってもらおうというのが今回の企画です。

と、前置きが長くなりました。
今回、30分ずつ3回に分けて体験教室をしました。
事前に12人の予約が入っていましたが、当日キャンセルが2名、当日受付が2名で結局12名の参加でした。

最初のクラスは当日受付の方も入れて5名。
ちょっと手こずった方もいらっしゃいましたが、なんとか30分でさくらさくらを演奏出来るようになりました。
ギター経験者の方が一人いらっしゃって、さすがに手がよく動くようで余裕であっという間に弾けるようになりました。
ただ、私もそうでしたが、そこからギター癖を矯正するのがなかなかしんどかったです。今回はあくまで体験だったので細かいことは一切言いませんでした。










次のクラスも5名。
このクラスは大変優秀で、20分ほどで皆さん余裕でさくらさくらを弾けるようになりました。講師の私も超びっくりでした。
若い人は皆さん飲み込みが速いです。




さて、3回目のクラスまでの間お昼休みになったので、商店街の許可をいただいて、津軽三味線の路上ライブをやらせていただきました。
氷見市の商店街は閑散としていて人通りがほとんど無くて、寂しい状態でした。
番屋街(道の駅)が、商店街から離れたところにあるので、ほとんどの観光客がそちらへ流れてしまっているのもあります。
何か打開策は無いのかと思いますが、、、
と思いながら数十分の間津軽三味線をかき鳴らしておりました。
たまに通る車から手を振っていただいたりしたのが嬉しかったです。
スタッフの方の話では結構遠くまで聞こえていたそうです。

そういえば約20年前、津軽三味線を習って1年ぐらいの時に、師匠に連れられて高岡市のアーケード(御旅屋商店街)で商店街の許可をいただいて二人で路上ライブをやったことがありました。
ふとそんなことを思い出しながら弾いておりました。








さて、午後からは3回目のクラスですが、4名のところ2名キャンセルがあったので2名だけの体験でした。
体験教室に来られたご婦人のひとりが何故かマイ撥持参で、聞くところによると津軽三味線を30年やっていたのだとか。
そんな超ベテランが何で体験教室へ来るのか・・・ほとんど嫌がらせでしょうか。
長唄や民謡の三味線はこうですよと言っても、津軽三味線の構えと弾き方は全く変わらないし、ほんとうに何をしに来たのか・・・と思います。
先生の名前は言おうとしないし、流派を聞いても知らないと言うし疑問ばかりが残りました。
冷やかし?それとも嫌がらせ???

まぁ、そんなこともありましたが、無事に12名の皆さんに30分で無事にさくらさくらを弾いてもらうことが出来ました。

「無尽蔵」へは時間が無くて行くことが出来ませんでしたが、結構賑わっていたそうです。
是非3回目も開催していただきたいなと思います。




ちなみに「干もの家氷見」さんの前で、私と妻です。



後ろ姿だけだと、合計年齢129歳には思えません・・・(^^ゞ)





藤子不二雄A先生の生家、光禅寺にて、うちの妻とその友人です。
この写真を撮った数日後に、藤子不二雄A先生が亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。


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第4回貫昭会おさらい会を開催しました。

2022年01月03日 12時51分08秒 | 津軽三味線
昨年暮れのことになりますが、私の津軽三味線教室「貫昭会」の第4回おさらい会を開催しました。
正月でようやく時間が出来て、顛末記をまとめましたので1週間遅れでアップします。

ここ2年コロナウィルス禍ではありましたが、私の教室は1対1の対面レッスンなので、マスクはもちろん喚起などにも気を遣ってレッスンは継続してきました。
グループレッスンの教室は長期に渡ってレッスンを休止したりしたところもあったようです。
生徒さんのスキルアップのためにも、一年の成果を一般の人の前で発表する機会は設けた方が良いと思いましたので、がんばっておさらい会は継続しています。










12月26日(日曜日)

前回のおさらい会も雪がちらついて寒い日でしたが、今回は前日から降った雪が10センチほど積もって、完全に冬の装いでした。

会場は10時から借りてあるので、会員は10分前に現地集合。
10時から手分けして設営を開始します。

看板の設置、照明の調整など結構面倒な作業がありますが、こちらは昨年のおさらい会で慣れている生徒さん達に任せて、私は前回使ってから1年間全く触っていなかったPA機器の設営をします。
こちらのホールにも一応設備はあるのですが、会議等の目的に作られている設備であまりにもお粗末なので、PAはすべて持ち込みしています。
さすがに一年間触っていないと配線やレベル調整など記憶が飛んでることがありますが、
なんとか1時間半ほどで看板、照明、PAと無事に設営完了しました。

今回はパワーポイントで作成した画像をスクリーンに映す試みをしてみました。
数日前に会場でリハはやっていたので無難に設置できましたが、プロジェクターが天井に設置されているわけではなくてステージ正面に台を置いて設置するスタイルで、ステージ真ん中を2mほど空けなくてはいけなくて、ちょっと見栄えが良くなかったかもしれません。
まぁ、試みとしては成功だったことにしておきましょう。

この間私は動きっぱなし、まだ体力万全ではないので設営だけで疲れ果てていました。
設営終了後全員でリハ。その後ゲストのリハ、そして本番へと私の仕事は続くのでした。


14時開演。

以下、私のアマチュア無線の知り合いが撮影してくれた画像を時系列で紹介します。


初心者チーム六段


女性チーム六段






男性チームじょんから節新節


女性チームじょんから旧節


じょんから節中節






一人ずつ曲弾き発表


大島さん「南部牛追い唄」


谷口さん「秋田荷方節節」


MIYU「道南口説」

大島さん「古調あいや節」


MIYU「麦屋節」


谷口さん、MIYU「越中おわら節」




フィナーレ「津軽甚句」



順調にプログラムは消化しますが、椅子やマイクの出し入れを頼んでいた生徒さんが全く機能せず、賛助出演のOさんが椅子を出し入れしたりする始末。
次の演目になっても司会兼任の私が呼ばないと生徒さんがステージに上がって来ないし・・・
だんだとん時間が遅れ遅れになっていきます。

どこの会のおさらい会、発表会を見ても、ほとんどの会員がお客様になってしまっていて自分たちの発表会と言う感覚が無い会がほとんどです。
一部の会員だけで飛び回っていてもストレスがたまるだけです。
来年はまずこの意識改革からしなくてはと思います。

さて当初2時間10分~20分と想定していたおさらい会が、結局20分ほど伸びて2時間35分で終演となりました。
ホールの使用時間のリミットまで30分ありません。
終演後、速攻で撤収作業に入りますが、やはりお客様感覚で手伝ってくれない生徒さんもいます。困ったものです。

なんとか撤収は素早く終えて、ホールは時間内に元の状態に戻して、追加料金は発生せず事なきを得ました。
貧乏な会で、追加料金など払えないのでほっとしました。
おさらい会用に特別会費を徴収すれば良いのかもしれませんが、以前おさらい会に出たくないから特別会費も払わないという会員がいて予算が大幅に狂ったということがありました。
以後は毎月500円の会費を徴収してその中で会場費、ゲストの謝礼等をまかなうというスタイルに変更しました。
このスタイルにしてから、おさらい会は出ないという会員はいなくなりましたので、今後もこのスタイルでやっていこうと思います。

さて今回、夏前から会場の予約、市教育委員会と新聞社の後援依頼等々、面倒な手続きを完了して本番に備えました。
ただ、ここ2年ほど何の問題も無く後援をいただいていた地元のケーブルテレビ局が、何を思ったのかあーだこうだと文句を付けてきて、結局このケーブルテレビ局の後援が承認されたのが依頼してから1ヶ月ほど後。
それも後援承認の文書も無く、当日の取材も無く、いったい何を勘違いしているのか。
来年からケーブルテレビ局には後援依頼を出さないことにします。


今年の正月は親戚一族大集合も無くて暇な正月だったので、昨晩撮ってあったビデオを妻と観ながら反省会をしておりました。

文句ばかりですが、並べてみたいと思います。


1.練習やリハの時も耳にたこが何重にもできるくらい言ってきましたが、どの曲もテンポがだんだん速くなります。自分の演奏能力を超えて速くなると当然のごとくテンポは狂うし勘所もいい加減になるしバラバラに聞こえます。
練習なら「速い!」と言うのですが、本番はそうもいかず・・・

2.これも練習の時に耳にたこができるほど言ってますが、皆さん撥の振りが小さすぎ。
本番のステージで萎縮しているのか、これではしっかりした音が出るわけがありません。
木田流の命は音圧です。また一年耳のタコが3重になるくらい言い続けないといけないようです。

3.本編でも書きましたが、手の空いている人に舞台転換をお願いしていましたが、全く機能しませんでした。
舞台配置表は1週間前に作って渡してあり、その場面ごとに何を引っ込めて何を出すかまで詳細に書いて渡したのに、いったい私の労力は何だったのか・・・

4.演奏姿勢の悪い生徒が多い。
毎回のレッスンで、これも耳にたこが何重にもできるくらい言ってますが、棹(勘所)を凝視して体がまっすぐ前を向いていない生徒さんが多いです。
見るなとは言いませんが、(うちの師匠は絶対に見るなと言います(^^ゞ))せめて目だけで見てもらいたいですね。
勘所を凝視するとどうしても体が右側に傾きます、これも注意していたのですがステージに上がるとすべて忘れてしまうようで・・・
あくまでも体は正面のお客さんの方を向いていないとね。

5.スライドのプロジェクターの台に、椅子やマイク位置のマークに使った荷造りテープが2個ずっと最後まで置いてありました(^^ゞ)
誰か気が付かなかったのか・・・舞台転換なんて全く手伝って無かった会員が何人もいたのに、気が付かなかったのか・・・とぼそっと思いました。
残念ながらステージ側からは逆光で全く気が付かなかったので・・・。

6.私ごとですが、ゲストの伴奏は若干テンポが速かったかなと。
時間が押して早く弾いたわけではありませんが、ちっと反省です。
司会はどうしても早口になってしまうので、次回はもう少し落ち着いてしゃべらないといけないなとこちらも反省です。kazahanaのボランティアの時などはお年寄り相手なので割と落ち着いてMCするのですが、、、
時間が押してなかなかスライド画像の説明が出来なかったのですが、臨機応変にもっと説明を入れれば良かったかなとこれも反省です。

6.以下、妻の提案。
会主が司会や曲の説明などをするのはとても良いのだけど、現場監督や舞台監督までやるのは無理があるので適任者にやってもらうのが良いかもとのこと。
だれか手を上げてください、お待ちしています(^^)v


さて、こちらの会場は今年春に改装されて、残念ながら一般への貸し出しは出来なくなるようです。
キャパが200人と、少人数の会には大変使い勝手の良いホールだったのに非常に残念です。
今秋には氷見市の新しい文化施設が完成して使えるようになりますが、800人の大ホールのみで小ホールはありません。
以前市長になんとかならないのかとメールを書いたら、「多目的スペースがあるのでそちらを使ってください」との返信がありました。

ところがこの多目的スペース、完全フラットで椅子は人力で並べなくてはなりません。
ステージは可撤式だと何かで見た記憶がありますが定かではありません。
加えて、大ホールとの間が遮音されていないので、大ホールで催事があるときは多目的ホールで音の出る催事は出来ないということになるようです。
逆に言えば、多目的スペースで書道展や絵画展などを開催しても、大ホールで催事があれば大ホールの音がダダ漏れと言うことになります。
加えて大ホールの予約が1年前から、多目的スペースの予約は6ヶ月前なので大ホールの催事が先に埋まってしまえば多目的スペースは使えないことになりますよね。

なんとかならないのか氷見市!
せっかく立派な施設を建ててもこれでは欠陥ホールとしか言い様がありません。
多目的スペースの音響設備、照明設備はどうなっているのかまだ詳細は不明ですが、とにかく使い勝手は最悪と言うよりありません。

誰かお金の余っている人、私費で氷見市にキャパ200人程度のミニホールを作ってくれませんか。
現市長はお話にならないので、出来れば前市長さん、お願いしますm(__)m


ということで、第4回貫昭会おさらい会の総括でした。
来年は第5回、一応節目なので仕方なく新しい文化施設の多目的スペースで開催してみようかと思います。
また12月の寒い時期になるかと思いますが、それまで1年間しっかりパワーアップしてお目にかかりたいと思います。



12月28日の北日本新聞に掲載されました。


これでほぼ昨年の出来事をブログにアップしました(一部抜けているものもありますが)

今年も芸能音楽関係、アマチュア無線関係と、日々の出来事をブログにアップしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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今日は一日耳コピ&作譜作業

2021年09月05日 22時40分23秒 | 津軽三味線
9月5日(日曜日)

良い天気で移動日和だったのですが、今日は一日耳コピ作業でした。



我が家のユウガオです。


さて、津軽三味線教室の生徒さん(中学生女子)が、是非この三味線を弾いてみたいと言うもので、久々に耳コピ作業をしました。

【Live】シロクマ / 浅野祥×JABBERLOOP スタジオセッション 2016Ver.】

気鋭の津軽三味線奏者、
浅野祥くんと「シロクマ」でのコラボレーションです。

浅野祥
http://ameblo.jp/asano-sho/...

youtube#video

 



なんと、あの浅野祥さんが弾いているのをコピーしようなんて、そりゃぁ君の技術では無謀というものだよ、と言ったのですが、どうも意思は堅いようで、、、。
彼女は吹奏楽部に所属していて、部の雄志でこれを文化祭でやりたいのだとか。

吹奏楽用のスコア、パート譜は市販されているので、とりあえず何も無いところから作業するよりはスコアぐらいあったほうが良いと思い、前もってスコアをネット注文しました。

さて原曲の調はA♭、三味線はどの調子で調弦して、どのポジションからスタートすれば良いのか考えましたが、幸いにも浅野祥さんの動画があるので、すぐに見当を付けてここは難なくクリア。
三味線はB♭で調弦しました。

朝からコピー開始。
メロディーは難なくコピーしましたが、浅野さんのアドリブはなかなか難解です。
当初はパソコン上でYouTubeの画像を流して音を拾っていたのですが、アドリブ部分が速すぎてギブアップ。

ここでアイテムチェンジ。
私のICレコーダーは、音程を変えずに速度を可変できるので、YouTubeの音を一旦パソコンに取り込んで加工してICレコーダーにコピー。
ICレコーダーで速度を遅くしてコピーを続行しました。

結局三味線譜を清書して完成したのが夕方でした。
一日仕事でした。



さぁ、来週から練習をスタートしてどれだけ弾けるようになるか楽しみです。
アドリブ部分は自分で弾ける範囲で適当に音を減らすなどして工夫してもらうしかなさそうですが・・・。

彼女は今までほとんど楽譜に頼って無くて、ほとんど暗譜だったのですが、今回はそんな訳にはいきません。
これを機会に楽譜を読む練習をして、更なるパワーアップをしてもらわないとね。

というわけで、耳コピ&作譜の一日でした。
たまにはこんな日曜も良いものです。
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映画「いとみち」を観てきました。

2021年07月11日 21時03分39秒 | 津軽三味線
富山市中心部にあるミニシアターで、妻と二人で映画「いとみち」を観てきました。

6月25日からロードショーと言うことは知っていましたが、果たして富山では観られるのかは解りませんでした。
先日新聞の映画館の上映予定を観ていたら、富山市の「ほとり座」で上映されていることがわかり、早速メールで予約して行ってきました。














津軽三味線の得意な内気な女子高生が、メイド喫茶のバイトをはじめたことがきっかけで、家族や仲間との絆で成長するという内容の映画ですが、
なんと言っても津軽三味線の指導者としては見逃すわけにはいきません。
津軽へは過去20回ほど通っていて、地図が無くても通い慣れたところは解ります。
映画では懐かしい風景もたくさん出てきました。

全編にわたって津軽弁がたくさん出てきます。
津軽弁は多少は解りますので大体の内容は想像できましたが、妻は解らない言葉が多かったようです。

終演後、横浜聡子監督の舞台挨拶、トークショーがありました。
津軽弁の字幕を付けるか否かという話もあったそうですが、あえて付けなかったそうです。
パンフレットには台本も書いてあって、後で何を言っていたのか確かめることができます。

良い映画でした。


さて、本当に久しぶりに富山市の中心部へ行ってきました。
最近は富山市に用事があっても、富山駅近辺での事が多くて、中心部に行く機会は全くありませんでした。
コロナのせいもあるのかもしれませんが、やはり人通りは少ないですね。
中央通りは相変わらず閑散としていました。
氷見も高岡も同じですが、いろいろ考えて工夫していかないと郊外の大規模店舗にすべて吸い取られて終わっていきますね。

「ほとり座」は綺麗な映画館でした。
前身のフォルツァ総曲輪の時に一度訪れた事があるのですが、今回場所がわからずちょっと迷子になりかけました。




こんな感じで、「地場もん屋」の4階にあります。

ほとり座では、「ひまわり」のリメイク版が今月末に上映とらしいので、昔の感動をもう一度思い出して行ってくるかな、と思っています。
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舟橋村「オレンジパークふなはし」で移動運用してきました。

2021年02月07日 20時37分08秒 | 津軽三味線

2月6日(土曜日)

土曜日は毎月2回、津軽三味線富山教室を開講しています。
富山教室を開設して4年目かな、結構生徒さんの出入りはありましたが、少しずつ生徒さんが増えて現在7名。
ひとりずつ対面レッスンなので、朝9時スタートで7人目が終わるのは14時を回ります。

この日も7人のレッスンを終え疲れ果ててそのまま帰宅しようかと思っていたのですが、あまりにも良い天気に誘われて、このまま帰るのももったいないので、少しだけ移動運用をしてきました。

時刻も15時近かったので、あまり遠いところへも行けそうにないので、富山市周辺で中新川郡舟橋村の「オレンジパークふなはし」へ向かいます。
昨年春に2度移動運用した実績のある公園です。

途中コンビニで昼食を買いだして公園到着。
過去一度、移動運用とおぼしき先客がいて場所を変えたことがありましたが、この日の駐車場はガラガラ。








舟橋村まで来ると北アルプスがかなり近くに見えます。
実は今までこの公園へ来て山が見えたことが無かったのです、雨男の由縁ですかね。
写っている木はすべて桜なので、4月初めの桜のシーズンはきっと綺麗だと思います。
昨年の8J9VLP(QRPデー特別記念局)のQSLカードはこの公園から写した写真を使っています。(舟橋村より提供していただきました)


ささっと設営をして、暗くなる前に写真を撮ってから3.5MHzCWで運用開始します。Jクラスタを見る限り7MHzもそこそこ良さげな感じでしたが、最初から3.5MHzで運用しました。

16時少し前から運用開始して、17時半過ぎまで、約1時間40分の運用で101交信でした。なかなか良いペースでした。
交信いただいた各局ありがとうございました。





かろうじてAJDできてますね。


これで、2月は早々にアウトドア賞継続のノルマ完了しました。


さてこの日、2月6日は私の誕生日。
65歳でとうとう高齢者の仲間入りとなりました。
まだまだ本業も、音楽芸能活動も、無線も頑張ります。

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石川大会テープ審査用の録音

2021年01月17日 18時54分44秒 | 津軽三味線

3月に「第1回全国じょんから三味線競技会石川大会」が開催されるそうです。
お隣り石川県での開催でもあるし、教室の生徒さんたちに聞いたら「是非出たい」という生徒さんが4人手を上げられました。




名古屋大会同様「テープ審査」なるものがありますので、一昨日、昨日、今日と3日間生徒さんたちの「六段」の録音に付き合っていました。
今時「テープ審査」って言葉自体死語に近いのですが、考えてみると適当な言葉が無いですね。

「事前審査」「音源審査」、、、やはり「テープ審査」で良いのかなぁ。
ちなみに小学生、中学生はカセットテープなんて見たこともないらしいです。
最近またカセットテープが復活して流行ってきてはいるらしいですけど。

今回はこんなので録りました。
EDIROLの物はちょっと年代物ですが、未だに現役です。
WAVで録って、パソコンに取り込んでCDに焼きます。




さて、六段の録音ですが、、、
いつものお稽古では私が一緒に弾いているので、皆さん自分ではそこそこ弾けているつもりなのです。
が、ところがどっこい、一人で弾くと皆さんボロボロなんですよね。

またこの「六段」は、単純ゆえに上手に弾くのが難しいのです。
というかボロが目立ちやすいというのかな、「たかが六段、されど六段」と言われる所以です。
大会のテープ審査が通るかどうか、自分の技術レベルはどのあたりなのかを認識する良い機会でもありますので、頑張って4名の録音に付き合いました。

皆さん合否のボーダーライン上あたりでしょうか。
私の分と合わせて5人分をCDに焼いて封筒に入れましたので、明日朝に投函してきます。話では地元の参加者はなるべく優先しますよとの事でしたが、あくまでも同点数で並んだ場合の話だろうと思いますので、さてどうなりますか。

というか、3月末にコロナがどうなっているかも問題ですね。
今年に入ってからも、民謡イベントをはじめ、音楽芸能イベントは軒並み中止で、寂しい限りです。
昨年2月からほぼ1年間イベントはほとんど中止か延期です。

コロナが終息したときに、果たしてコロナ以前の何割の方が音楽芸能に戻ってこられるか。
ただでさえも民謡人口とか尺八人口は減少のスピードが加速しているのに、このコロナにおける中断によってどうなるか本当に心配です。

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津軽三味線貫昭会 第3回おさらい会を開催しました。

2020年12月22日 23時55分49秒 | 津軽三味線

12月20日(日曜日)

津軽三味線貫昭会第3回おさらい会を開催しました。




今年はコロナウィルスの影響で、民謡関係のイベントが1年を通してほとんど開催されず、アトラクションなども皆無で実に寂しい一年でした。

私の津軽三味線教室は1対1の個人レッスンなので、お稽古の時はマスク着用、換気もしっかりして対策を講じて続けていましたので、なんとかおさらい会は開催する方向で頑張ってきました。
東京や大阪、札幌などの都会はコロナが蔓延して大変な事になっていますが、富山はまだなんとか持ちこたえているようなので、感染防止対策を万全にして開催しました。

昨年の第2回おさらい会は、氷見市朝日山公園休憩施設(現、朝日山公園センターハウス)で開催しましたが、スペースが狭くてコロナ対策には不適なので、会場費用は多少高くつきますが、氷見市いきいき元気館3階ホールでの開催にしました。


当日は10時から設営開始。
本当は9時から借りたかったのですが、少しでも節約ということで10時からになりました。
まずは音響の設置と同時に看板の設置と、ライトの方向の調整。
音響の設置もコロナでしばらく出番がなかったので、なかなか勘が戻ってきません。
看板を吊す作業に若干手間取りましたが、なんとか1時間ほどで設営完了。

いつもは個人レッスンで大人数で合奏することがないので、会員はささっと合奏のリハをします。
会員のリハがおわったら、ゲストの江田留莉さん、笹川友和さんのリハ。
やはり皆さんコロナでこの一年ほとんど人前で唄ってないらしく、久々のステージだったようです。


慌ただしく昼食をとったらもう開演時間でした。
いつもこんな感じで、音響、司会、舞台監督、演奏をすべてやってます。
来年は誰か舞台監督と司会をやってくれませんかねぇ、、、大した報酬は出ませんが。
オファーをお待ちしております(笑)

セットリストは以下の通り。

オープニング~津軽六段合奏

1部
・津軽六段その2(今年から教室に加わった3人で合奏)
・津軽じょんから節新節合奏その1(女性3人)
・津軽じょんから節新節合奏その2(男性3人)
・津軽じょんから節旧節合奏
・津軽じょんから節中節合奏
・津軽よされ節合奏
・津軽三味線曲弾き~会員4名+私

2部
・南部俵積み唄 笹川さん
・津軽あいや節 江田さん
・道南口説 笹川さん
・津軽タント節 江田さん
・南部牛追唄 笹川さん
・津軽よされ節 江田さん
・麦屋節 江田さん
・福光めでた 江田さん

3部~ちょっとだけkazahana
・紅蓮華
・きよしこの夜

フィナーレ~津軽甚句

画像は、皆さんからいただいたものです、、、いつもいつも感謝です。






























この日はあいにくの雪模様でお客さんの出足も悪くて、計40人ほどでした。
見に行くよと言っていたのに来ていない人も多くて、残念でした。
久々に自分が超雨男たったことを思い出しました。
20年ほど前に九州へツーリングに行ったときは、4日間ずっと雨の中を走っていたし。
同じく東北へ行ったときは、ずっと熱帯低気圧と一緒に滝のような雨の中を走り続けた事もありました・・・
10月10日の旧体育の日に、志賀高原へツーリングに行った時は雪の渋峠を恐る恐る走って下りてきた事もありましたっけ・・・
忘れてました(^^ゞ)

お決まりのパターンの民謡のおさらい会、発表会とはちっょと違った感じで、皆さん結構楽しんでおられたようです。
来年も年末におさらい会を行いたいと思います。
もし生徒さんが一人もいなくなっても、個人リサイタルとして継続したいと思っています。


これにて、2020年の私の芸能音楽活動はすべて終了しました。
来年はコロナが終息してあちこちで演奏ができるような状況に戻ってほしいですね。


22日付けの北日本新聞に、写真と記事が載っていました。





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居酒屋重次郎ゲリラライブ

2020年07月26日 22時26分08秒 | 津軽三味線

7月25日(土曜日)

かねてから考えていた、「居酒屋重次郎ゲリラライブ」を決行しました。

世の中4連休ですが、我が社は午前中はしっかり仕事です。
午後から少しウォーミングアップをして糸を替えて準備OK。
夕方からいとこの経営する滑川市の居酒屋重次郎へ向かいます。

予告無しのゲリラライブなので、お客さんにはBGMのつもりで聴いて下さいと言って、大相撲中継の終わった18時過ぎから演奏を始めました。

全て私の三味線だけです。
まずはアルコールの入る前の1回目。

津軽じょんから節新節合奏曲
津軽タント節
津軽じょんから節旧節
津軽じょんから節中節
津軽じょんから節新節独奏曲
津軽よされ節独奏曲
津軽あいや節陰旋律~陽旋律
津軽小原節
津軽三下り

以上MCはほとんど無しの約40分

目の前で聞いていたお客さんは、津軽三味線の生音を聞くのは初めてだったそうで、感動しておられました。

私の津軽三味線滑川教室のPRにもなるし、居酒屋重次郎もコロナの影響でお客さんが少ないらしく、その起爆剤にでもなればと思います。

ここでしばらく飲食をします。




熊肉の煮込み、癖も無く美味しくいただきました。


いとこの店主です。

しばらくしてお客さんが少し入れ替わったところで2回目。
アルコールが入って、あまり長時間は無理なので、約10分の演奏です。
お客さんが入れ替わる度に計3回演奏しました。

津軽じょんから節独奏曲
津軽よされ節独奏曲


ちなみに私の演奏している画像はありません。
誰かに頼んでおくべきだった。。。

しかしよく飲んで良く喋りました。
閉店後は店で毛布にくるまって就寝。

また突然「居酒屋重次郎ゲリラライブ」をやりますので、お楽しみに。
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津軽三味線「滑川教室」を開講しました。

2020年07月15日 00時14分39秒 | 津軽三味線
「津軽三味線滑川教室」を開講しました。

現在、富山教室と氷見教室を開設して津軽三味線の指導を行っていますが、この度「滑川教室」を開講する事になりました。

会場は私のいとこが経営する「居酒屋重次郎」です。

お店のお客さんが来るまでの、隔週の土曜日の午後に教室を開講します。



「居酒屋重次郎」の場所は、富山地方鉄道中滑川駅から徒歩5分のところにあります。
車でお越しの方は駐車場もあります。

富山県西部には、津軽三味線の先生が何人もいらっしゃいますが、富山県東部はあまりいらっしゃらないのが実情です。

津軽三味線に興味があって、習ってみたいと言う方がいらっしゃいましたら是非どうぞ。
見学も随時受け付けております。

また、機会を見て居酒屋重次郎で津軽三味線ミニライブなども、今後計画していきたいと考えていますので、お楽しみに。
実は今年初めからミニライブの計画はあったのですが、コロナ騒動で計画がストップしていました。
コロナの動向を見ながら、秋頃にはやりたいと思っています。

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コロナウィルス自粛明けの復帰戦でした。

2020年06月22日 22時40分13秒 | 津軽三味線

音楽芸能活動での長いコロナウィルスの自粛期間がようやく明けて、2月末以来、約4ヶ月ぶりの演奏活動をしてきました。

依頼主は某ライオンズクラブの方で、私のブログなどを見て連絡してこられたそうです。
依頼を受けたときはまだコロナ禍の真っ最中で、会場の民宿もまだ休業中で、果たしてできるのかなという不安がありましたが、6月に入ってようやくコロナの猛威も下火になってきたので、決行ということになりました。
ちょうど日を同じくしてプロ野球も開幕したことだし、再スタートには良い日だったのかなと思います。

当初津軽三味線2本で合奏をして欲しいと言うことだったのですが、せっかくなので昨年北日本民謡大賞を取られた江田留莉ちゃんに声をかけたところ、快く引き受けて頂いたので、留莉ちゃんと二人で行って来ました。
















酒の席での演奏だろうと思っていたのに、何と乾杯前にやってくれと言われまして、皆さん真剣に聞いて頂きました。
乾杯前の演奏は緊張します、それも4ヶ月ぶりだったので・・・。

演目は以下の通り。

1.津軽タント節
2.津軽よされ節独奏
3.津軽あいや節
4.津軽じょんから節独奏
5.津軽甚句

でした。
留莉ちゃんには、1.3.5の3曲、太鼓を叩きながら唄ってもらいました。

初めての団体さんだったので、どんな反応か不安だったのですが、皆さん大変感動していただいてほっと胸をなで下ろしました。

コロナ明け復帰戦は無事に終了。
7月8月はまだ予定はありませんが、ぼちぼち依頼が来るのではないかと思います。

江田留莉ちゃんには、12月の私の貫昭会のおさらい会にゲストで来ていただける事になりました。
会場もすでに予約済み、教育委員会の後援もいただいておりますので、そろそろチラシを作って皆さんに報告しますので今しばらくお待ち下さい。
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津軽三味線教室用の三味線文化譜を作る

2020年04月26日 22時16分28秒 | 津軽三味線

新型コロナウィルスの影響はじわじわと広がって、5月~6月に延期となっていたイベントは全て中止または延期となってしまいました。
5月の津軽三味線の全国大会も全て中止。
今年もGWには津軽詣でを計画していたのに、これも白紙になってしまいました。

こんな時にこそ頑張って芸を磨かなくてはいけないのに、目の前の目標が無くなってしまうと、やる気が失せてしまって、三味線、尺八を触らない日が多くなりました。
こんな事ではいけないのですが・・・

そこでここ数日、以前からずっとやろうと思っていて出来ていなかった、津軽三味線の楽譜のパソコン入力の続きをやっておりました。


私の師匠の津軽三味線教室には三味線譜という物が一切存在せず、全て師匠の手を見て音を聞いて習っておりました。
そんなやり方なので、一曲仕上げるにも結構な時間がかかります。
そこで私はお稽古の時の様子を録音してきて、その音源から自分で採譜して三味線文化譜に書いてそれを使って練習をしておりました。

そうすることで、効率的に練習が出来るし、効果は絶大です。
お稽古で習ったところをパパッと三味線文化譜に書いて、それを元にしっかり復習して、ほぼ完璧に仕上げて次回のお稽古に行くと、師匠が驚くことがよくありました。
この楽譜のおかげで、ほかの生徒さんよりも速く上達して、先先へと新しい曲に進むことも出来ました。

自分の教室を開講するにあたって、自分の経験から楽譜を併用して効果的に指導することにしました。
子供や若い人は、特に楽譜に頼らなくても記憶力が良いので、すぐに覚えて弾けるようになりますが、大人の場合はそうはいきません。
楽譜を併用することで、初心者の方でもかなり速く上達することが望めて、実際にそうなっています。


せっかく木田流の自分の教室ですし、他の流派の楽譜を流用するのは極力避けたかったので、当初は自分の手書きのものを渡していました。
6年前に「和楽一筋」というフリーソフトに出会い、以後はこのソフトで楽譜を作るようになりました。
このソフトを使うと、後から修正することもすぐに出来るし、またmidiで音を出して入力した楽譜の確認も出来るし、何かと便利なのです。

この「和楽一筋」、今はバージョンアップして私にとっては使いにくくなったので、ホームページには非推奨と書かれていますが、以前のバージョンを使っています。
こちら


楽譜は教室で教える曲の順に従って、六段、津軽じょんから節新節、津軽じょんから節旧節、津軽じょんから節中節、津軽あいや節までは打ち込んで、印刷して渡してあったのですが、今回時間があったのでその次に教える津軽よされ節と津軽小原節の打ち込みをしました。

今回運指の細かいチェックをしながら、長い曲ですのでまる2日をかけて打ち込みました。
さすがに目はちょろちょろになるし、疲れました。
これでもし私がいなくなっても、楽譜とデータが残るので安心です。




津軽五大民謡は、津軽三下りの入力を残すだけになりましたが、私の津軽三下りは木田の手からかなり違ってきているので、コロナ騒動が収まったら木田の先輩のところへお邪魔してしっかり習ってこようかと思います。


パソコンと格闘した先週の出来事でした。



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