三味三昧 笛三昧

津軽三味線奏者、笛・尺八奏者、たまに胡弓奏者、なぜかアマ無線家
音楽好き趣味三昧人間「くまりん」のお気楽日記です

ハナマチロマンティスク2 三味線体験教室

2022年04月11日 22時36分41秒 | 津軽三味線

4月3日(日曜日)

昨年7月の第1回に続いて「ハナマチロマンティスク2」が開催されました。
私はこのイベントの一環で、昨年と同じく三味線体験教室の講師をつとめさせていただきました。




「ハナマチロマンティスク」は、旧氷見市役所の裏手にあった元遊郭の建物を、地元の交通会社が買い取って一般に貸し出ししている「無尽蔵」という建物を中心に開催されました。
昨年の第1回目は暑い中、多くの人で賑わいまして、それに味を占めたのかどうかはわかりませんが今回第2回目の開催となりました。
1回目の目玉は、モデルさんに花魁の衣装を着てもらっての撮影会だったのですが、今回の目玉は人力車でした。
昨年の三味線体験は「無尽蔵」の2階で行いましたが、今回はどうも場所が用意できなかったようで、すぐ近くの「干もの家氷見」さんの奥の座敷をお借りして行いました。

三味線体験は、昨年と同じく「30分でさくらさくらを弾こう!」という企画です。
三味線などの和楽器は、普段なかなか手に触れる機会が無くて、一般には結構敷居の高い楽器だと思われているようです。
確かに数千円で買えるような安価な楽器ではありませんが、入門用でしたら数万円で一式をそろえることが出来ます。中高生のブラスバンド部員に親が数十万、どうにかすると100万オーバーの楽器を買い与えている時代ですので、そんなに高価な楽器では無いと思います。

ただ、興味はあっても実際に習ってみようかというところまでたどり着く道がないのが現実です。
その一助として、格好とか奏法とかの細かいことはあまり気にしないで、とにかく三味線を触ってもらってさらなる興味を持ってもらおうというのが今回の企画です。

と、前置きが長くなりました。
今回、30分ずつ3回に分けて体験教室をしました。
事前に12人の予約が入っていましたが、当日キャンセルが2名、当日受付が2名で結局12名の参加でした。

最初のクラスは当日受付の方も入れて5名。
ちょっと手こずった方もいらっしゃいましたが、なんとか30分でさくらさくらを演奏出来るようになりました。
ギター経験者の方が一人いらっしゃって、さすがに手がよく動くようで余裕であっという間に弾けるようになりました。
ただ、私もそうでしたが、そこからギター癖を矯正するのがなかなかしんどかったです。今回はあくまで体験だったので細かいことは一切言いませんでした。










次のクラスも5名。
このクラスは大変優秀で、20分ほどで皆さん余裕でさくらさくらを弾けるようになりました。講師の私も超びっくりでした。
若い人は皆さん飲み込みが速いです。




さて、3回目のクラスまでの間お昼休みになったので、商店街の許可をいただいて、津軽三味線の路上ライブをやらせていただきました。
氷見市の商店街は閑散としていて人通りがほとんど無くて、寂しい状態でした。
番屋街(道の駅)が、商店街から離れたところにあるので、ほとんどの観光客がそちらへ流れてしまっているのもあります。
何か打開策は無いのかと思いますが、、、
と思いながら数十分の間津軽三味線をかき鳴らしておりました。
たまに通る車から手を振っていただいたりしたのが嬉しかったです。
スタッフの方の話では結構遠くまで聞こえていたそうです。

そういえば約20年前、津軽三味線を習って1年ぐらいの時に、師匠に連れられて高岡市のアーケード(御旅屋商店街)で商店街の許可をいただいて二人で路上ライブをやったことがありました。
ふとそんなことを思い出しながら弾いておりました。








さて、午後からは3回目のクラスですが、4名のところ2名キャンセルがあったので2名だけの体験でした。
体験教室に来られたご婦人のひとりが何故かマイ撥持参で、聞くところによると津軽三味線を30年やっていたのだとか。
そんな超ベテランが何で体験教室へ来るのか・・・ほとんど嫌がらせでしょうか。
長唄や民謡の三味線はこうですよと言っても、津軽三味線の構えと弾き方は全く変わらないし、ほんとうに何をしに来たのか・・・と思います。
先生の名前は言おうとしないし、流派を聞いても知らないと言うし疑問ばかりが残りました。
冷やかし?それとも嫌がらせ???

まぁ、そんなこともありましたが、無事に12名の皆さんに30分で無事にさくらさくらを弾いてもらうことが出来ました。

「無尽蔵」へは時間が無くて行くことが出来ませんでしたが、結構賑わっていたそうです。
是非3回目も開催していただきたいなと思います。




ちなみに「干もの家氷見」さんの前で、私と妻です。



後ろ姿だけだと、合計年齢129歳には思えません・・・(^^ゞ)





藤子不二雄A先生の生家、光禅寺にて、うちの妻とその友人です。
この写真を撮った数日後に、藤子不二雄A先生が亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。



コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« VWパサート君とお別れをして... | トップ | 満開の桜の下で演奏してきま... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです。 (tyd_szn)
2022-04-13 00:59:39
こんばんは
Yahoo!ブログの時に,何度かお教えいただいた tyd_sznです。

コミセンの京極流民謡教室で伴奏をさせてもらっていた会の会主さんが昨年9月に89才でお亡くなりになり,
民謡尺八を練習できるコミセンの教室はないかと探していました。

市内のコミセン4箇所で教えている藤本流の女性の先生が見つかり 今月からレッスンに参加させてもらっています。

いただいた名刺に米谷流師範とあり,現在はコロナでお休みにようですが,毎月 小杉真紀子先生に習いに上京されているそうです。

威和夫先生が亡くなり,尺八米谷流の家元はどなたかなと検索していましたら,なつかしいお名前に行当りコメント 書込みです。

くまりんさんは 7孔尺八をお使いと思います。
ずっと5孔を吹いていましたが,この際はと7孔の練習を始めました。

Yahoo!ブログ終了にともない livedoorに引越ししましたが, コロナでボランティアなどの活動も中止で,記事の更新は 滞りがちです。
返信する
追加 (tyd_szn)
2022-04-13 01:02:48
お嬢さんは 大きくなられて ご活躍のことでしょうね。
返信する
tyd_szn様 (くまりん(店主))
2022-04-13 09:24:49
tyd_szn様
大変ご無沙汰しております。
コメントありがとうございました。
Yahooブログ終了で、私もlivedoorに移行しました。
そういうこともあろうかと思い、保険でこちらのgooブログに同じ内容のものをダブルポストしておりました。

米谷流師範の先生のところへ通っておられる件、了解です。
小杉先生にお目にかかったのはいつだったか、最近東京へ行くことも無くなりました。
私の尺八の師匠も高齢で教室も無くなって、生徒さんも皆さん自然消滅で、富山は私一人で米谷の名前を引き継いで頑張っています。

米谷流ははじめから七孔で教えますので、最近のポップスなどを吹くときに大変重宝しています。

お嬢さんでは無くて孫ですが(笑)、高校2年になりました。学業・部活が忙しくて民謡と三味線はちょっと休眠中ですが、近々再開するようです。

では今後ともよろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

津軽三味線」カテゴリの最新記事