中山選手のJ2札幌への移籍が決定致しましたね。これで来季はカズ&ゴン効果でグリスタの入場料収入もちょっとは上がるかな・・・と思ったら、カズに移籍話が持ち上がって参りました。
カズ、ブラジル移籍浮上!古巣からラブコール(スポーツニッポン) - goo ニュース
カズ!J2にいた方がいいって(^^;)
いや、いてください。行かないで。お願いしますm(_ _)m
さておき。
この記事によると、誘われているクラブは「3部」とありますが、ブラジルのリーグカテゴリは非常に複雑です。
[リーグ]という呼称もちょっと違って、まず「ブラジル全国選手権」という日本のプロリーグに該当する全国プロサッカーリーグがございます。この選手権がセリエA(20クラブ)、セリエB(20クラブ)、セリエC(20クラブ)、セリエD(40クラブ)というピラミッドを形成し、さらにその下には全国22の州と地域に1部と2部(場合によっては3部まである)のプロリーグが存在しているそうです(その他にも全国単位や州単位でいろんなカップ戦やリーグ戦が混在しており、もうどれがどれだか全然わからない状態です。ブラジル人でも全部わかっている人はいないんじゃないでしょうか?)。
何しろブラジルには1000を超えるプロクラブがあり、プロ選手は5万人もいるらしいですからね・・・。
それを考慮してもういちど記事を読むと、この記事に書かれている『サンパウロ州選手権(3部)』というのは上から数えて7部相当、日本で言えば県リーグ2部相当のカテゴリ。少なくとも全国リーグではないはずでございます。決してレベルの高いカテゴリではないわけですね。
・・・これ、間違ってたら誰か訂正してください。昨年もカテゴリの変更がありましたし、実は私も現状をよく理解できておりません(^^;)アハハ・・・
そんでね。
先日から話題に上げているリカルド・ローボ選手。彼の所属先であるメトロポリターノはサンタカタリーナ州1部。要するに5部相当のクラブでございます。今シーズン前期は9試合0勝4分5敗で最下位、後期は9試合5勝2分2敗で3位。年間順位は10クラブ中8位(18試合5勝6分け7敗)だったようです。
これが日本に比べてどういうレベルのリーグなのかですが、Jリーグに来るブラジル人選手は4部から5部に所属している選手が多いと聞いた事がございます。という事は、5部相当のカテゴリから来ても活躍できる実力を備えているわけでございます。
ブラジルでは5部相当で、テレビ放送もその州でのみ。ところが日本では1部や2部のクラブに所属でき、しかも日本のJリーグは欧州や中東など世界各国でテレビ放送されているコンテンツです。世界各国で試合の映像が流れればビッグクラブへの移籍の道も開けますし、事実ここ数年は中東のクラブへ多額の年俸で移籍するブラジル人選手が急増しております。
安くて上手い選手を探したい日本のJクラブ。そして少しでも露出を増やしてチャンスをものにしたいブラジル人選手。双方の思惑が合致するリーグが日本のJリーグというわけでございます。
というわけで、リカルド・ローボ選手にはまず日本に来ていただき、栃木に完全移籍した上でJ1に連れて行ってもらい、最後は中東や欧州へ移籍してクラブに大金を落としていただきたいものです(笑)。
リカルド・ローボ選手加入のお知らせ、早く来ないかなぁ(^^*)
あ、今日はクリスマスイブか・・・。
今宵、我が家にもサンタさんはやって来るでしょうか?