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工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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福島ウィーアーってどんなクラブ?

2025年03月10日 11時42分04秒 | サッカー馬鹿
我が家の娘、工藤古都子の福島ウィーアーへの移籍が昨日リリースされました。福島の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
 
いただいた背番号は9番。ジュニア、ジュニアユースでお世話になったHFC.ZERO真岡時代の懐かしの背番号です。


心機一転、初心に戻ってサッカーを楽しんでほしいです(^^)


「福島ウィーアー(福島WWW.)」は今季から活動をスタートさせる新規クラブです。ウェブサイト上にはまったくと言っていいほど情報がありません。その足跡を辿れるのは運営会社の社名でもある「READY SOCIAL」として昨年から稼働していたXのみ(昨日からは福島WWW.に改称しています)。ただそのXも昨夏の投稿を最後に更新が止まっており、昨日の活動開始のリリースで半年ぶりに動き出したという状況です。公式インスタグラムも昨日からスタートしていますが、公式サイトはまだ見当たりません。
昨夏行われたクラウドファンディングの情報から、このクラブがどんな活動を目指しているのかを垣間見ることが出来ます。

【このプロジェクトで挑戦したいこと】
私たちは再度、この福島県浜通りで※プロ女子サッカーチームを設立し(※なでしこリーグ1部目標)チャレンジしたいことが3つあります。
①人口が2割ほどのこの地域で活躍することで、「この地を熱く盛り上げ」帰還できない地元の方々も地域で暮らす方々の想いもつなぎ、サッカーと地域コミュニティにおける活動を通じ地域を盛り上げます!
②応援されるだけではなく、自立採算性を高める経営を浜通りで起業して行うことで地域経済の発展に寄与する(Jクレジットの創出/プロバイダ事業/森林保全イベントの企画運営)
③女性アスリートの活躍(海外への挑戦/選手のセカンドキャリア/キャリアフィールドの拡大・賃金UP・ライフステージに合わせた活躍場所)※現役選手にキャリア形成やスキルアップを積極的に行います

【これまでの歩み】
現在、ゼロからチームを創る為に有志メンバーが昨年から事業構想を練り、福島の現状を見て感じるところから始まりました。今、新たなことにチャレンジできるフィールドとしてたくさんの方々が移住され様々なジャンルで地域を盛り上げています。
ただし、まだまだ居住されている人口も少ない現状です。ここで、これからこの地に必要なことはなんだろう・・・
私たちがここで動き出して誰かを元気にできたり、みんなで集まって笑えるような環境を私たちも創り出せないかな・・・
私たちがずっと女子サッカーをやってきて想ってきたこと。理由がなくても頑張れたり、仲間と助け合えたり、他者への感謝や尊厳を持って生きること、一緒に一喜一憂し一緒に泣いて笑って、これまでたくさんの喜びをさっかーを通じて私はもらってきた。これを地域にお返ししたい。小さなことでもいいから、この想いを持った仲間と共に活動し続ける場所を創りやり続けたい。

【チーム設立で大切に考え、取り組んでいくこと】
有志メンバーは皆、女子サッカーをしてきた当事者であり、私たちは設立までに下記のことを皆で議論してきました。
・再結成するならば、チームとして支えられるだけでなく支える側として何をすべきなのか
・スポンサー様に頼るだけでなく、収益性を確立し持続可能な経営をどのような手法で行うか
・私たちが活動することで、福島を盛り上げるだけでなく地域の中でどんな活動をすべきか
・女子サッカー選手という職業を、誰にでも誇れるようにする(選手としての活躍場を海外にも広げる、賃金UP、キャリア形成)
そして、私たちは福島というフィールドだから取り組むべき事と、地域内の帰還率が2割ほどの町が多い中で地域における健康にまつわるサポートや子供たちへの部活動支援、帰還された方したくてもできない方をスポーツでつなぐ事をこれからずっと取り組み続ける為の通常のスポーツビジネスとは観点を変えたチームを設立します。
「スポーツのチカラ」は目に見えませんが、私たちは地域と共に、私たちだからこそできるイロやカタチを創り、地域に愛し愛されるチームとなります。

【最後に】
私自身も東日本大震災では被害もあり、生活や事業の再建に際し、未来が見えない日々を過ごしましたが、2011年なでしこジャパンの優勝からは希望と感動をもらいました。
もらってばかりではなく今度は私たちが、たくさんの笑顔が生まれる場所を創造し、感動や歓喜をうみ、誰かの頑張りを皆が支え合い、応援しあえる
その起点となるチームをつくっていきます。
皆さま、是非ご支援の程宜しくお願い致します。
有志一同



福島ウィーアーは「今も愛されるマリーゼの意思を受け継ぐチーム」とされています。“マリーゼ”とは2011年の東日本大震災の影響で休部した、『東京電力マリーゼ』さんという当時なでしこリーグに所属していた女子サッカーチームです。元なでしこジャパンの鮫島彩選手や丸山桂里奈選手が所属しており、福島県浜通りの市町村を中心とした地域をホームタウンとして活動していました。


福島ウィーアーは志半ばで休部を余儀なくされたマリーゼさんの意思を受け継ぐチームを目指すそうです。

ところがここが上手く伝わらず、昨夏の福島民友で「主要な選手やスタッフとして元サッカー日本女子代表の鮫島彩さんら、マリーゼ元選手が参加する方向で調整が進められている 」と報じられ、誤解が生じました。これに関しては当時クラブがSNSで公式に否定しています。
 
活動拠点は福島県双葉郡、本拠地は浪江町。サテライトは浜通り15市町村
https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat4/sub-cat4-1/2021/2021-22_hukkou-jireishu30_03_situation-fukushima.pdf)となり、部活動の支援やシニアへの健康講座、地域イベントのボランティア、一次産業への人的サポート等にも取り組むそうです。
東日本大震災で地震と津波、放射能汚染の三重被害に遭った福島県双葉郡。今は何の問題もなく人が暮らせる状況にまで改善し、クラブの本拠地となる浪江町には現在1万5000人ほどの人が暮らしています。ところがちょっとクルマを走らせると立ち入り禁止区域もまだ存在しており、震災当時そのままの崩壊した建物が散見されます。



私も先日娘のお引越しのお手伝いで浪江町へ行きましたが、私が思っていた「復興」とは程遠い状況なのだと痛感させられました。



福島ウィーアーは女子サッカーチームとしての活動を通して地域復興を後押しする存在を目指すそうです。選手たちはクラブのその活動理念に共感して集まっています。
#9工藤古都子もクラブから直接オファーをいただき、即決だったようです。私はてっきり今シーズンもなでしこリーグのクラブでプレーするものとばかり思っていたので正直かなり驚きましたが、クラブの活動理念に共感した娘の意思を尊重したいと思うと同時に、娘が紘子さんとの会話の中で「福島の復興支援に携わりたい」と語っていたのがとても嬉しかったです。

なお、昨日新加入リリースがあったのは監督と、#9工藤古都子を含めた選手5人。選手は12人が加入決定とのことなので、今後のリリースが楽しみです。まずは県リーグの試合には無事出場できそうで一安心しています(;^^)
 

 

 

 

 
つくばFCレディースで一緒にプレーしていた#10大岩みつば選手、#31中川良美選手がいてくれるのはとっても心強いです(^^)ノシ
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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (院長)
2025-06-10 09:31:23
「浪江町には現在1万5000人ほどの人が暮らしています」と書きましたが、住民票登録がその人数で、実際に暮らしているのは2000人ほどだそうです。本文の訂正ができないため、こちらで訂正します。
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