工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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我々が目指すべきクラブ

2015年04月23日 12時55分06秒 | サッカー馬鹿
今まで対戦したことがあるクラブで「ここのフロントは本当にすごい」と思ったチームが3つあります。経営危機から劇的な復活を果たしたJ1ヴァンフォーレ甲府、今季からJ1で戦う松本山雅FC、そして我々の昇格同期であるファジアーノ岡山です。特に私は岡山の木村社長の経営手腕を最も評価しています。
木村社長といえば元ゴールドマンサックスという異色の肩書きが有名ですが、就任当初は無給で働き、スタッフと一緒に雑巾を持って試合開始前の座席を拭くという「汗をかく背広組」の逸話を知ってから、岡山の経営には注目して来ました。

お互いにJ昇格初年度は下位に沈みました(栃木が17位、岡山は最下位の18位)。しかしここ数年、勝負に出て投資し上位を目指した我々栃木は苦戦し、地道な努力を続けて来た岡山は安定して上位を狙える結果を残しています。
栃木のように選手にお金をかけるのではなく、岡山はまずインフラ整備に着手し、選手が安心してプレーできる環境を整えてからチーム強化に手を回しています。その効果は多くの関係者からきちんと評価されており、実際に栃木と岡山からの同時オファーに関して「設備の充実」を理由に岡山への移籍を選んだ某選手もおりました。

それを主導している木村社長のロングインタビューがございます。第3回までのシリーズですけれど、初回から非常に興味深い内容です。

『ファジアーノ岡山 木村正明代表インタビュー・第1回 元エリート金融マンがJ2のクラブ経営に挑む、「観客を呼ぶ」ための4つの作戦』(NEWS PICKS)

『ファジアーノ岡山 木村正明代表インタビュー・第2回 J2クラブ経営に役立ったゴールドマン・サックスの哲学』(NEWS PICKS)

『ファジアーノ岡山 木村正明代表インタビュー・第3回 Jリーグが導く「地方出身であることを隠さない社会」』(NEWS PICKS)

今季のここまでの平均観客動員数は岡山が1万507名、一方の栃木は4649人。J昇格後、専用スタジアムの栃木が陸上競技場の岡山に動員数で勝った年が一度もありません。これが何を意味しているのか・・・。岡山にあって、我々にないもの。岡山には出来ているのに、我々には出来ていない事はまだまだたくさんあるんじゃないかと思います。良いところは学ぶべきですし、良くない部分は改めるべきです。
小さな街のクラブである栃木SC。目指すべきクラブは甲府であり、松本であり、そして岡山であるはずです。
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