工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

栃木SCの経営状況は・・・

2010年08月18日 21時22分28秒 | サッカー馬鹿
J全36クラブ(2009シーズン)の経営状況が発表されました。
昨シーズンがJ一年目だった我らが栃木SCの経営状況を見てみましょう。



まずは収入の部。

営業収入:5億8000万円(J2平均8億9400万円)
・広告料収入:2億3800万円(J2平均3億7000万円)
・入場料収入:1億1300万円(J2平均1億7100万円)
・Jリーグ分配金:1億200万円(J2平均1億1100万円)
・その他:1億2800万円(J2平均2億4300万円)

収入では全ての項目でJ2平均を下回りました。Jリーグ分配金はまぁ仕方ないとして、広告料(スポンサー料)はJ初年度にしてはがんばった方だと思います。地元の経済同友会を巻き込んだ今季、大幅に広告料収入は伸びているはずです。ここはフロントスタッフの努力に期待しましょう。
入場料収入はJ2平均を上回る収入を得たいところですが、そこには届きませんでした。昨年はホームゲームを数試合県外で開催した影響も大きいと思います。昨年の数字は固定客の存在を示す指標になるものだと思っています。新規の顧客増、そしてリピーターの獲得が今後の課題ですけれど、これは成績に比例して伸びて来るでしょう。
「その他」の項目はグッズ販売や飲食店の売り上げなどです。入場料収入をわずかに上回っておりますが、こちらはJ2平均のおよそ半数。スタジアムグルメはかなり充実していると思いますけれど、グッズ展開が・・・ねぇ。グッズ担当さん、もう少しがんばりましょう(;^^)



続いては支出の部。

営業費用:6億2700万円(J2平均10億1200万円)
・事業費:4億8900万円(J2平均7億8600万円)
 その内の人件費:2億4700万円(J2平均4億2500万円)
・一般管理費:1億3800万円(J2平均2億2600万円)

営業費用は6億円強となりました。収入に対して支出が上回りましたから、昨季は赤字だった事になります。これに関しては後ほど詳しく。
事業費はおよそ4億9000万円かかり、そのうち選手や監督、コーチ、チームスタッフなどにかかった人件費がおよそ2億5000万円。近年J参入を果たしたクラブの中では比較的お金をかけている方だと思いますが、昨年は選手が決まってから監督を決めたという内情もございました。お金をかけた割りに成績に反映しなかったのは、そういう事情が大きかったのだと思います。その他の事業費は主に試合運営費(競技場使用料やチームの移動費、警備運営委託費、Jリーグ納付金など)、チーム運営費(練習場の賃借料や合宿費など)。県外での主催試合により試合運営費が幾分割高になった事を考えれば、この金額でよくがんばったなぁというのが率直な感想です。
一般管理費はクラブの社員に対する給与や賞与、事務所経費など。割合的にはこんなもんなの?という印象です。もう少し必要なのかと思っていました。



最後に昨年度の利益です。

営業利益:-4700万円
経常利益:-4800万円
当期純利益:-4900万円

営業外の損失がおよそ100万円、特別損失がおよそ100万円となりました。J参入1年目の成績としてはおおむね良好と言っていいのではないかと、そのように考えておりますが、およそ5000万円の赤字収支となった事実は重く受け止めるべきでしょうか。
今季は収入も増えるでしょうし、当期赤字からは脱出できるんじゃないかなぁ?もう今後は赤字だけは出さないで欲しいです・・・



財政状態に関しては明日にでも。
今日はもう疲れちゃった(;^^)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする