工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

気合も技術も大切です

2009年03月02日 20時05分30秒 | 鍼灸・東洋医学
今日は娘のサッカーの日。先週はオウンゴールを献上してしまったらしいのですが(^^;)、今日はきっちり2ゴールを挙げて帰って参りました(^^*)
でもね、うちの娘はテクニックゼロ。運動量と気合いで泥臭~くゴールを奪うタイプかな。そういうプレースタイル、あたしゃ好きですよ。いい選手に育っておくれよ。

そんでだ。

今ネット上で話題になっているというサッカー少年、マディン・マホメド君。あたしゃ今日のYAHOO!!ニュースで知ったんですけどね。6歳という事で我が家の娘と同い年ですが、この子、娘とは対称的でテクニックがすごい。
以前メッシの幼少時代(確か7歳の頃)のプレー映像を観てそのテクニックに衝撃を受けた事がありますが、マディン・マホメド君のテクニックは明らかにそのメッシを上回っております。




世の中にはすごい子どもがいるもんだ(゜A゜;)
20年後、彼はどこでプレーしているのでしょうか・・・。



はいどーも。院長でございます。
そんなわけでね、本日はテクニックについて語りましょう。
あ、でもサッカーの方じゃなくてね(^^;)、鍼灸の技術に関するお話でございますよ。
ほら、一応鍼灸院のブログだし。今さらだけど、たまにはこういう事もやらないと副院長に怒られるから(^^;)



今日、患者さんから「鍼とお灸、どっちが難しいんですか?」っていうご質問を頂いたんですよ。
・・・どっちだろう?どっちが難しいかなんて、考えた事もなかったです。

鍼はピンポイントで経絡や経穴を狙いますから、専門的な知識や高度な技術を要します。一般的には鍼の方が扱いにくいでしょうね。
それに対してお灸はほら、昔からご家庭で気軽に用いられてきたという歴史がございます。お灸の熱は拡散しますから、少々ツボがずれていたとしてもそれなりの効果はあるんです。一般家庭でも気軽に使われるようになったひとつの要因として、ツボがズレても何となく効果があるというお灸の扱いやすさが挙げられると思います(専門的な使い方をすればこれはあてはまりませんけどね・笑)。

江戸時代は薬売りの商人がもぐさを売っていたそうですし、一昔前までは薬局でもぐさが買えたそうでございます。ところが最近は、一般用に売られているお灸といえばせんねん灸くらい。普通のもぐさを売っているところは見た事がありません。今は自宅で灸をすえているという話もほとんど聞きませんし、悪い行いを戒めるという意味で用いられる「お灸をすえる」という言葉も滅多に聞かなくなりました。お灸が一般家庭から切り離されている現状はちょっと寂しゅうございますね・・・。

あ、ちなみにね。

他人にお灸をすえるには、専門学校や大学、短大などで必要な単位を取得し、「きゅう師」の国家試験に合格して免許を得る必要があります。もちろん私も副院長も「はり師」「きゅう師」の免許は持ってますよ(^^)
一般の方でもお灸をすえる行為自体はたぶん問題ないのですが、継続して施術する意思のあるもの・・・専門用語ではこれを「業」と言いますけれど、要するに金銭授受の有無にかかわらず、定期的に続ける意思があってお灸をすえると罪に問われる場合がございます(たぶん親告罪なんでしょうけれど)。
お寺の住職が檀家さんにお灸をすえて罪に問われる・・・なんて事も過去にはございました。この辺の線引きが難しいんですけどね。ご家庭でやる分には問題ないですけど、業とするには免許がなくちゃダメって事になってます。
コメント
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