工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
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雷こわい

2007年06月08日 19時46分38秒 | 鍼灸・東洋医学
ここのところ、娘が僕の事を「ちーたん」と呼ぶのであります。「ちち」から発展した呼び方なのでしょうけれど・・・なんか照れるわ(^^;)
あ、そうそう。娘のおたふくですが、その後も腫れがひどくなる事はなく、1週間程でそのまま治ってしまいました。今週の初めに治癒証明書を書いてもらい、その後は元気に保育園へ通っております。
完治までの期間は短縮しませんでしたが、発熱はなく、腫れが少々。以前、僕がおたふくになった時と同じパターンだったので、ある程度は鍼が効いたと考えるのが自然じゃないかしら?と、そのように思っております(^^)v
今後も機会があれば追試をしたいと考えておりますが、とにかくひどくならずに治ってよかったねぇ(^-^)



というわけではいどうも、今日も元気なちーたんでございます(笑)。



昨日は雷がずいぶん遅くまでゴロゴロ鳴っておりましたねぇ。真岡では18時過ぎぐらいから鳴り始めたのですが、県北部の方ではもう少し早い時間から鳴っていたそうで、大量の雹が降った何ていうお話も伺いました。
かなり大きな雷でしたからね、小さなお子さんのいるご家庭ではずいぶんお子さんが泣いていたみたいで、昨日は大変だったっていうお話しをたくさん伺いました。かわいいねぇ・・・お母さんは大変だったでしょうけれど(^^)

さて、小さなお子さんは雷や暗闇を極端に嫌いますよね。これ、小さなお子さんは生理的に腎がしっかりしていないからなんです。

腎の志は「恐」なのですが、これは静かに沈んでいる腎という臓を上手に表現した言葉であるといえます。腎には「引き締める」「堅める」という作用がございますから、それ故、恐れおののいて腎虚になると腎の作用が弱くなってちびっちゃうんです(笑)。
そんなわけで腎が弱いとびくびくと恐れるようになるのですが、要するに子どもは臓腑が未発達なんですよ。成長して生理的に腎がしっかりしてくれば、雷を極端に恐がる事も少なくなって参ります。
「うちの子は恐がりで・・・」とか「意気地なしなんですよ~」というお話も伺いますが、恐がる、恐れるという感情は危険から身を守るための本能でもあります。それ自体は決して悪い事ではないですし、むしろ子どもにとってはごく自然な事でもあるのです。

お子さんがとにかくよく泣くのも感情をうまくコントロールできないからで、これも前述の通り各臓腑が未発達だからなのですが、もう少し専門的に言えば『精気の虚がある』と言い換える事ができるでしょうか。
ここまでは病的な状態ではありません。しかしながら、そこに外邪や内因、不内外因が加わると精気の虚は『病理の虚』へと進行して病となるわけであります。
お子さんは泣きすぎてパニック状態になったりひきつけを起こす事もございます。これはつまり、精気の虚に外邪や内因、不内外因が加わったため病理の虚になってしまったのだと考える事ができます。
コメント (3)
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