サウジアラビア 1-0 日本
日本時間の早朝2時過ぎから行われたアジアカップ予選第3戦、サウジアラビア戦。さすがにリアルタイムでの観戦は仕事に差し支えるので、早朝5時に起床して録画観戦しました。
スタメンは、GK川口。DF左から駒野、闘莉王、坪井、加地。MFはボランチに阿部、鈴木啓、攻撃的MFに三都主、遠藤。FWは巻と佐藤寿。スタートは4-4-2でしたが、途中からは阿部がCBの位置に入った5バック(事実上3バック)でプレーしていました。これは選手の判断なのだと思いますが、闘莉王は積極的に前へ上がっていましたから、良い判断だったと思います。
立ち上がりはサウジアラビアペース。日本はボールを奪ってもパスがつながらず、なかなか主導権を握れませんでした。それでも徐々にボールが回るようになると、ボールポゼッションはほぼ互角か日本がやや優位な形の試合展開となりました。
試合全体を通しても決定的なチャンスは日本の方がはるかに多かったと思います。決められるときに決められない、いわゆる「決定力不足」は相変わらずですが、この試合に限ってはFWだけの責任とは言えない気がします。
クロスは単調で、サイド突破(特に左サイドから)は非常に少なく、中央から強引に切り込むような突破もあまり見られませんでした。やろうとしているサッカーの外堀はオシム監督の3戦目にして最もはっきりと見えた気がしますが、コンビネーションや運動量、相手の崩し方など攻撃面は今後の課題でしょうか。
守備に関しては合格点を付けてもいいと考えています。前の試合で「各駅停車」と揶揄された最終ラインでのパス回しも改善され、1タッチ、2タッチでの素早いパス回しにサウジの選手がついていけない場面も幾度となく見られました。
失点の場面もそんなに悪くないと思います。結果的に闘莉王の足に当たったルーズボールが偶然敵の目の前に転がってしまいましたが、あれをDFの責任にするのは疑問です。
そもそも中盤からのプレッシャーがないためにフリーで簡単に中央突破を許している事が問題だと思います。中央からの寄せがないので闘莉王も引くしかなく、ずるずると最終ラインが下がってしまう結果につながり、(偶発的にではありますが)失点につながっているのだと思います。
ただ、あそこで闘莉王が引かずに飛び出していれば間違いなく左サイドにスルーパスを通されて(DFを崩されて)失点していた事が予想されますので、DF陣にとっては「最低限の仕事が出来た上での失点」という事で及第点をあげたいです。
あの失点は中盤の責任だと思います、個人的には。
何はともあれ、ここで負ける事はある程度覚悟していました。予想以上の善戦だったと前向きに考えたいと思います。
次節のイエメン戦は高地という悪条件ですが、しっかり勝っておかなければなりません。この中東遠征最大の試練は2日後です!!
さてさて、ここからは余談。
一番の敗戦原因は大熊コーチの声のでかさじゃないかな(笑)。
あの声、全部中継マイクがひろってましたよね。
攻撃がことごとく中央で止められる
↓
大熊C「サイド!サイド!」
↓
英単語なのでサウジにばればれ
↓
サウジDFサイドを固める
↓
大熊C「外!外!」
↓
今さら日本語!?
↓
でもばれてる
↓
大熊C「中!中!」
これには参った(・_・;)
『サンキュー坂田事件』以来の衝撃でした・・・。
<ひとくちメモ・サンキュー坂田事件>
大熊コーチが監督を務めていた2002年アジアユースでのサウジアラビア戦。1点リードで迎えた終盤に前線でボールをキープする坂田選手に「がんばれ坂田!」と叫び続け、そのうち「がんばってくれ坂田!」とお願い口調になり、最後には前線からの守備に奔走した坂田選手に向かって「サンキュー坂田!坂田サンキューな!」と大声で御礼を述べたという面白すぎる出来事。それら一連の大声を全て中継マイクにひろわれていた事で伝説と化した。
日本時間の早朝2時過ぎから行われたアジアカップ予選第3戦、サウジアラビア戦。さすがにリアルタイムでの観戦は仕事に差し支えるので、早朝5時に起床して録画観戦しました。
スタメンは、GK川口。DF左から駒野、闘莉王、坪井、加地。MFはボランチに阿部、鈴木啓、攻撃的MFに三都主、遠藤。FWは巻と佐藤寿。スタートは4-4-2でしたが、途中からは阿部がCBの位置に入った5バック(事実上3バック)でプレーしていました。これは選手の判断なのだと思いますが、闘莉王は積極的に前へ上がっていましたから、良い判断だったと思います。
立ち上がりはサウジアラビアペース。日本はボールを奪ってもパスがつながらず、なかなか主導権を握れませんでした。それでも徐々にボールが回るようになると、ボールポゼッションはほぼ互角か日本がやや優位な形の試合展開となりました。
試合全体を通しても決定的なチャンスは日本の方がはるかに多かったと思います。決められるときに決められない、いわゆる「決定力不足」は相変わらずですが、この試合に限ってはFWだけの責任とは言えない気がします。
クロスは単調で、サイド突破(特に左サイドから)は非常に少なく、中央から強引に切り込むような突破もあまり見られませんでした。やろうとしているサッカーの外堀はオシム監督の3戦目にして最もはっきりと見えた気がしますが、コンビネーションや運動量、相手の崩し方など攻撃面は今後の課題でしょうか。
守備に関しては合格点を付けてもいいと考えています。前の試合で「各駅停車」と揶揄された最終ラインでのパス回しも改善され、1タッチ、2タッチでの素早いパス回しにサウジの選手がついていけない場面も幾度となく見られました。
失点の場面もそんなに悪くないと思います。結果的に闘莉王の足に当たったルーズボールが偶然敵の目の前に転がってしまいましたが、あれをDFの責任にするのは疑問です。
そもそも中盤からのプレッシャーがないためにフリーで簡単に中央突破を許している事が問題だと思います。中央からの寄せがないので闘莉王も引くしかなく、ずるずると最終ラインが下がってしまう結果につながり、(偶発的にではありますが)失点につながっているのだと思います。
ただ、あそこで闘莉王が引かずに飛び出していれば間違いなく左サイドにスルーパスを通されて(DFを崩されて)失点していた事が予想されますので、DF陣にとっては「最低限の仕事が出来た上での失点」という事で及第点をあげたいです。
あの失点は中盤の責任だと思います、個人的には。
何はともあれ、ここで負ける事はある程度覚悟していました。予想以上の善戦だったと前向きに考えたいと思います。
次節のイエメン戦は高地という悪条件ですが、しっかり勝っておかなければなりません。この中東遠征最大の試練は2日後です!!
さてさて、ここからは余談。
一番の敗戦原因は大熊コーチの声のでかさじゃないかな(笑)。
あの声、全部中継マイクがひろってましたよね。
攻撃がことごとく中央で止められる
↓
大熊C「サイド!サイド!」
↓
英単語なのでサウジにばればれ
↓
サウジDFサイドを固める
↓
大熊C「外!外!」
↓
今さら日本語!?
↓
でもばれてる
↓
大熊C「中!中!」
これには参った(・_・;)
『サンキュー坂田事件』以来の衝撃でした・・・。
<ひとくちメモ・サンキュー坂田事件>
大熊コーチが監督を務めていた2002年アジアユースでのサウジアラビア戦。1点リードで迎えた終盤に前線でボールをキープする坂田選手に「がんばれ坂田!」と叫び続け、そのうち「がんばってくれ坂田!」とお願い口調になり、最後には前線からの守備に奔走した坂田選手に向かって「サンキュー坂田!坂田サンキューな!」と大声で御礼を述べたという面白すぎる出来事。それら一連の大声を全て中継マイクにひろわれていた事で伝説と化した。