工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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惨劇、再び

2006年08月30日 18時38分09秒 | 工藤家の日常
夕方、保育園から帰ってきた次男を妻が小児科へ連れて行きました。
1週間前からおむつかぶれがひどく、薬を塗り続けた経過を診てもらいに行ったわけです。
暑いうえに紙おむつで蒸れるんだから、ある程度かぶれるのはしょうがない。

1時間後。

帰宅した妻がなぜか号泣している・・・。
しかもかなり豪快に、わんわんうなって泣いているわけです。

おい、どうした紘子さん!?
おしり見せに行って帰ってきただけだろう?
どこに泣く要素があるんだ!?
それとも何か?重病にでもなったのかっ!?

いつもは冷静沈着な妻が嗚咽を上げて号泣しているのですから、ただ事ではありません。

「あのね、うぅぅぅっ、うぇ、うぇ、ひっく、ひっく」

まあ落ち着け。ほらご覧よ、ちびが不安そうな顔して見てるじゃないか。
一体どうした!?

「うぇ、ううぇ、あのね、友禅(ちびの名)のね、友禅の・・・」

おお、どうした、友禅の何だ!?



「友禅のね、おち、おちんちんをね、お、おそ、お掃除するんだってぇうぇうっうぅっうぇぇ」



・・・は?



今、何と?



「おちんちんをね、お掃除するんだってぇぇぅぅぅぅううぇぇううっうっうぇぇ」



あなた、おちんちんで泣いてんのか!?



そう、彼は『亀頭包皮炎』になったらしい。
それで、亀頭をお掃除するためにおちんちんの皮を手で剥き、きれいにするという処置を来週やってくるというのです。

まあ、妻が泣くにも理由があります。

あれはちょうど1年前。
我が家の長男が「おしっこする時に何だか痛い」と訴え、小児科で診てもらうと『亀頭包皮炎』という診断。
その処置のために皮を剥いて掃除してもらったのですが、これが七転八倒するほどの痛みをともなうようです。完全に包茎の状態から強制的に皮を剥いてゴシゴシ洗うのですから、そりゃ無理もありません。
長男は処置の前に痛み止めを飲んでたってほぼ無意味だったようで、毎回毎回、幾度となく泣き叫びながら処置を受けていました。
おまけにですね。処置後の排尿も相当痛いようで、長男は排尿の恐怖からおしっこを15時間も我慢してしまい、青い顔して救急病院へ搬送されるという大失態まで晒してしまいました。
そこまでしても排尿できないほどの恐怖をともなう激痛らしいです。
その苦しみ悶える様子を当然ながら一部始終見守っていましたし、激痛に泣き叫ぶ我が子をベッドに押さえつけたり排尿できずに顔が青くなっていく息子を見ているのは非常に辛いものでした。

それが今度は次男ですよ。
昨年のあの騒動の記憶が一気によみがえったのでありましょう、妻が「かわいそうで見ていられない」と号泣するのもうなづけます。

しかし。
しかしですよ。
今回はまだものも言えない赤ん坊。
もの言える自我の芽生えた6才坊主とは違ってそこまでギャーギャー騒いだりはしないでしょう。

そう言うと、「あんたって人は全然頼りにならない」だの「どれだけ痛いかわかってるでしょあんたは全く」だの散々僕に悪態をつきやがり、「鍼で何とかしてあげてよぉぉぉひっく、うぅぅうぅぇぇえぇうぇ」ってやっぱり最後は嗚咽とともに号泣。

わかってるって、痛いのはわかるよ。
でもさ、ここで泣いたってしょうがないじゃない。
鍼じゃどうにもならないって、垢がたまって痛いんだからそれを掃除するしか方法はないでしょ?
かわいそうだけど、これが現実だもの。

そうつぶやくと、再び妻、号泣。

もうね、息子どうこうより、おちんちんで号泣する妻の方が痛々しくって見てられない(笑)。
逆にさ、その「おちんちんの痛みを心配する母」の姿がおかしくなってきちゃってね(爆)。
ついに耐え切れなくなり、僕の脳内には呼んでもいない<笑いの神>が降臨。
「・・・ぶっ・・・ぶっはぁっっっ ;`;:゛;`(;゜;ж;゜; )!」って噴き出してしまいました。

刹那、妻は叫びましたね。



「何でよこのバカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



工藤雅仁。
妻に力いっぱい殴られた2006年夏を忘れない。

来週は次男のおちんちん掃除。
コメント (3)
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