フジの蕾が膨らみ始め、まもなく開花を迎える藤棚ロード
日高川町美山地区の春のイベントとして毎年1万人以上の人出で賑わう椿山ダム湖畔の第21回「ふじまつり」が13日に開幕する。昨年は、暖冬の影響でフジが1週間以上も早く開花し、5月の連休中には花がなく、前年比で5000人以上も来園者数が減少。今年も開花時期が心配されたが、寒の戻りで開花のペースは例年同様となりそうで、今週末ごろから早咲きの開花が始まり、10連休には満開のフジが行楽客を迎えてくれそう。
昨年は18日に開幕したが、フジの花が過去にない早さで開花、開幕日には登り口付近の早咲きが満開となり、5月の連休には花が散ってしまう異常事態となった。今年は昨年より13日に開幕日を早め、花の開花状況も心配されたが、寒の戻りもあって早咲きの花もつぼみの状態。イベントが始まる頃から早咲きの開花が始まり、最も人出が多い5月はじめのゴールデンウイーク後半に遅咲きの花が楽しめそう。
昨年の経験を踏まえて、今年は町観光協会のホームページでフジの開花状況を情報提供し、毎日更新。11日現在、早咲きの花は「蕾の房が伸び、2~3日のうちに開花」、中咲きの花は「蕾がふくらんできました」、遅咲きの花は「まだ固い蕾です」。見頃予想では「早咲きの白いフジの蕾の房が伸びてきている。寒の戻りで開花が遅れており、昨年(4月初旬)より7日から10日前後遅くなりそう」となっている。
13日に開園し、20日から5月6日までイベントがあり、例年同様にお楽しみクジや番茶サービス、地元物産展、コケ玉作り体験(土日祝日午前10時から、400円)などのほか、フォトコンテスト(ふじまつり開幕中に撮影したもの)などがある。入園料は大人500円、小中学生200円。問い合わせは、美山温泉愛徳荘内の「みやまの里ふじまつり実行委員会事務局(電話57・0180)へ。
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