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青少年の家(由良町)白崎体験の風で親子ふれあう 〈2019年4月13日〉

2019年04月13日 08時30分00秒 | 記事

 化石発掘を楽しむ


 平成30年度由良町・白崎で「体験の風をおこそう」事業(実行委員会主催)が終了した。非日常体験を通じ子どもの自立心や生きる力を育み、親子のふれあいをはかるのが目的。親子交流事業(全19回)には171家族536人が参加し、陶芸、化石発掘、クラフトなどのものづくりや野外体験が人気を集めた。

 独立行政法人国立青少年教育振興機構の地域ぐるみで「体験の風をおこそう」運動推進事業の一環。5年目の取り組みで、30年度は親子交流で7事業を行った。
 一番人気の陶芸(3回)体験は30家族100人が参加し、器など好きなものを手びねりで制作。イメージしたものを形にすることで創造力が養われ、親子のふれあいを深めることができたと好評だった。
 次に人気の化石発掘(3回)は30家族94人が参加し、湯浅町栖原の山で体験。ハンマーなどで石を割り植物、アンモナイトや二枚貝の化石が見つかると大喜びで、アンモナイトや三葉虫のレプリカも作り創作意欲を高めた。
 クラフト体験(3回)は29家族91人が参加し、草木染めや藍染め、スギでミニ椅子、ヒノキでペン立てを制作、クリスマスリース作りも体験し、自然への関心が高まったという。
 毎回人気のロボット体験(3回)は26家族77人が参加し、プログラミングロボット作りなどを体験。ロボットの仕組みについて基礎を学び科学の不思議や面白さを体感した。
 料理体験はアウトドアクッキング、手打ちうどん、菓子づくりの3回で25家族76人が参加。家庭で体験しにくい野外料理、職人に学ぶ手打ちうどんは好評で、初の菓子づくりはバレンタインに合わせチョコレート作りやラッピングも学び、贈る相手への思いやりを育むことにつながった。
 古代体験(2回)は17家族56人の参加で、マイギリ式の火起こし器で古代生活を体験し、まが玉作りも実施。初の実施となったビリビリ体験(2回)は14家族42人が参加し、静電気高圧発生装置を使い電気が発生する仕組みを学んだ。
 実行委事務局・白崎青少年の家では「白崎体験の風事業も5回目の開催で定着してきており、人気も高くなっていると感じています。今年度も新規事業を絡め取り組んでいきたい」と話した。


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