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大河ドラマ「いだてん」に市職員がエキストラ出演 〈2019年9月29日〉

2019年09月30日 08時30分00秒 | 記事

「いだてん」にエキストラ出演した狩谷晃司さん、古谷功太郎さん(右から)


 NHKで放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」のエキストラに御坊市企画課職員2人が応募、採用され、今月21日に神戸市内で行われたロケに参加した。2人は、名誉市民第1号で1964年の東京オリンピック招致に貢献した和田勇氏の顕彰事業に携わっており、和田勇氏も出席した東京オリンピック開会式のロケに参加できたことに「大変光栄」「感動し、興奮した」と喜んでいる。放送は最終回の12月8日予定。
 エキストラ出演したのは市企画課主査の狩谷晃司さん(35)=藤田町藤井=と、同課主事の古谷功太郎さん(27)=野口=。同課は和田勇顕彰事業を担当しており「和田勇氏が実現に尽力した東京オリンピックの撮影に参加できれば」とプライベートで応募し、採用された。髪型は耳回りと襟足を短くし、服装はネットで当時の流行を調べて親に借りたり、店で購入。当日は午前5時20分集合のため前泊した。
 ロケは神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で行われ、午前7時から午後5時30分まで続き、昼休憩を除いて入場行進など様々なシーンを撮影。エキストラは500人規模で、ダブル主演の金栗四三役の中村勘九郎さん、田畑政治役の阿部サダヲさんをはじめ、桐谷健太さん、松坂桃李さん、松重豊さん、永山絢斗さん、古舘寛治さんらそうそうたる出演俳優が参加。
 2人は観客役として中村勘九郎さんらの近くに陣取るなど常に出演俳優の回りを固める好位置をキープでき、阿部サダヲさんらの演技も間近で見た。「演技していくうちに自分の気持ちが入り込み、本当の開会式に参加している気分になった」「撮影が進むにつれ、俳優の皆さんとエキストラの一体感が生まれ、みんなで一緒に番組を作っている気持ちなれた」という。
 狩谷さんは「本当に楽しい撮影で貴重な体験ができたし、俳優の皆さんの素晴らしい演技に圧倒された。当時の盛り上がりを垣間見ることができ、来年の東京オリンピックが待ち遠しい」、古谷さんは「開会式の撮影に参加し、大河ドラマの一員のような気分になった。和田勇氏が感じた開会式の雰囲気を肌で感じ、感激しました。佳境に入る『いだてん』をさらに楽しみたい」と話した。
 2人は「何度かエキストラ出演した人が『テレビに映ったとしてもスローで見ないと分からない方が多い』と言っていたので、テレビに映るかどうかは分かりませんが、期待しながら最終回の放送を見たい」と笑顔で話し、企画課の同僚らも「みんなで集まって一緒に見よう」と声をかけていた。


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嘉納治五郎(柔道の父)「御坊に来ていた」 修道館(旧制日高中)を命名 〈2019年9月28日〉

2019年09月28日 08時30分00秒 | 記事

嘉納治五郎直筆の扁額の下で稽古する柔道部(日高高校百年史から)


 柔道創始者で「柔道の父」と呼ばれ、アジア初のIOC(国際オリンピック委員会)委員として1940年の東京五輪招致を成功させた嘉納治五郎=1860年~1938年=が、1926年に竣工した旧制日高中学校(現・日高高校)の旧武道館を「修道館」と命名し、建て替えられた今の武道館もその名を引き継いでいる。当時、御坊を訪れていた逸話も残っており、26日に開いた御坊中央ライオンズクラブ例会で講演した市文化財保護審議会委員の大谷春雄さん=大谷呉服店=がこのことを紹介しながら「御坊が意義深い土地であったことを再認識していただきたい」と話した。

 嘉納治五郎は、NHKで放映中の大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」で中心人物の一人として描かれている。大谷さんは「嘉納治五郎が御坊に来たことは私の祖父や父から何度も聞かされた。同じ世代の祖父を持つ何人かの方にも話を聞いたが、同じ話を知っている。今はこのことを知る人は少ない。大河ドラマが放映されているこの機会に多くの方に知っていただければ」と話す。
 嘉納治五郎と御坊との接点は、旧御坊町の資産家で豪商として名高い紀小竹屋総本家の小竹佐兵衛が、1906年に東京の講道館で嘉納治五郎から柔道を学び、現在の本町1丁目に私設の柔道場を建築。「きしのや道場」と呼ばれ、無償で多くの青少年を指導。この道場を建てた時に嘉納治五郎を御坊に招き、もてなしたという。1926年に竣工した旧制日高中の武道館の名前を「修道館」と命名したのも嘉納治五郎で、日高高校百年史にも掲載されている。館内には直筆の〓額が掲げられていた。
 修道館の指導者として嘉納治五郎門下で会津出身の星愛喜が赴任し、わずか3年で全国大会準優勝者を出すなど旧日中の黄金時代を築いた。星愛喜の手記には「嘉納先生が修道館と命名されたのは誠に意義深い」とある。旧日中時代の「文武両道と質実剛健」の精神を受け継いでいるのが今の日高高校。直筆の〓額は1988年に新武道館建設のため解体されて以降、所在不明だといい、同窓会関係者が行方を探している。
 嘉納治五郎、御坊小学校にある伊藤博文の書額をはじめ、名だたる著名人が御坊を訪れた、あるいは関わりがあることについて大谷さんは「豪商が多く、御坊の地が栄えていたということ。スポーツが盛んな地であることも、この時代に基礎があった。御坊が意義深い土地であることを再認識していただきたい」と話した。また、星愛喜が会津出身であることにも「会津藩士・山川浩と御坊、日高の逸話との縁を感じる」と話した。


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天王寺動物園のコアラ英国に貸与へ 日高川町のユーカリ提供33年間で幕 〈2019年9月27日〉

2019年09月27日 08時30分00秒 | 記事

平成22年には、ユーカリ栽培の地元川辺西小の児童がコアラと対面も


 大阪市立天王寺動物園で飼育されている最後のコアラが、イギリスの動物園に貸与されることになり、日高川町の紀中森林組合(旧川辺町森林組合)と33年続いてきたエサとなる「ユーカリ」の提供が途絶える。同組合は、昭和61年からユーカリを栽培し、同動物園が必要とするユーカリの約3分の1を提供してきたが、皮肉にもエサ代の負担から同園ではコアラの飼育断念の方針を決めていた。

 日高川町のユーカリは、旧川辺町時代から矢田地区を中心に最盛期は約1万本を栽培。現在は、千津川、土生、小熊地内など10カ所の園地を借りて約8000本を栽培しており、周年で年間5000本の切り枝を生産している。旧川辺町森林組合が昭和61年から天王寺動物園に出荷。コアラの飼育数が7頭以上ある時期などは多くのユーカリが出荷されていたが、飼育数が減少し、現在は1頭だけの飼育で出荷量は減少。その一方で、平成22年にはユーカリの葉を提供する縁をきっかけに、川辺地区の児童が天王寺動物園を訪れて贈呈したことなどもあった。
 同園ではコアラ1頭に年間約3000万円以上のエサ代が必要で、全動物のエサ代の約3割を占めるほどの高額だという。このため園を管理する大阪市が4年前にコアラの飼育から撤退を決断。日高川町からも一時は7頭のコアラに提供していたが、現在では1頭になり、同園向けのユーカリの出荷量も毎週2回、2~3箱(1箱15本入り、約5キロ)まで減少した。
 その一方で、同動物園などを通じて東京の多摩動物公園へサンプル出荷などを重ねて提供を働きかけ、3年前から正式に出荷が始まった。多摩動物公園では3頭のコアラが飼育されており、現在は週2回、3箱程度のユーカリを提供。10年契約で提供することが決まっている。
 また3年前には、天王寺動物園から香港のアミューズメント施設「オーシャンパーク」にコアラが貸与されたのをきっかけに、現地のユーカリに慣れるまでの契約で、初の海外出荷が行われ、川辺産のユーカリが海を越えて香港に届けられた。
 約30年間、旧川辺町森林組合が生産してきたユーカリは、天王寺動物園だけに提供されていたため、同動物園の飼育数減少でユーカリ栽培の継続も危ぐされていたが、多摩動物公園という新たな提供先を確保。同公園ではコアラの赤ちゃんの誕生も期待されているほか、国内の他の動物園に出荷先を模索しており、今後も積極的にユーカリ栽培に取り組んでいく。


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文科相功労者表彰に宇藤勝氏(御坊市) 地域のスポーツ推進、振興に貢献 〈2019年9月26日〉

2019年09月26日 08時30分00秒 | 記事

文科相表彰を受賞した宇藤勝氏


 令和元年度スポーツ推進委員功労者表彰(文部科学大臣表彰)に県下で唯一人、御坊市スポーツ推進委員の宇藤勝氏(69)=名田町楠井=が選ばれた。40年以上の長きにわたり、スポーツ推進委員(以前は体育指導委員)を務め、リーダー的存在として地域のスポーツ推進、振興に貢献したことが認められた。表彰式は11月14日に三重県津市産業・スポーツセンターで開く第60回全国スポーツ推進委員研究協議会で行われる。

 宇藤氏は昭和52年4月から市の体育指導委員を務めており、平成19年から29年まで委員長を務めた。現職委員の中で委員歴が最も長く、リーダー的存在としてスポーツ教室などの企画・立案、開催に携わる。「市民みなスポーツ」を合言葉に年間を通じた各種スポーツ教室の開催、気軽に参加できるニュースポーツの普及・振興に努力している。
 地元では地域の体育協会設立、各種大会開催に貢献したほか、特技の卓球では市卓球協会長を歴任し、地域の卓球大会をはじめ市卓球大会の開催に尽力。また、市内のビーチボールバレー、グラウンドゴルフ、ファミリーバドミントン、スポーツ吹矢の普及に精力的に関わり、現在では各種目の協会が設立されるほど地域に定着した種目に育て上げた。平成29年から市体育協会理事長も務めている。
 市のスポーツ推進委員で文科相表彰を受けたのは宇藤氏が初めて。昭和61年に県体育指導委員連盟表彰、平成13年に近畿体育指導委員連盟表彰、19年に全国体育指導委員功労者表彰を受賞している。
 宇藤氏は「こんな大きな賞をいただけるとは思っていなかった。スポーツ推進委員を代表していただいたと思っています。今日まで委員を務めてこられたのも諸先輩、委員の皆さんをはじめ、各種スポーツ教室などに参加して下さった市民の皆さんのご協力のおかげと感謝しています。今後も微力ながら活動を続け、地域のスポーツ振興に努めたい」と話した。


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日高町 サバコロッケが日本一決定戦 初参戦で特別賞 グランドC大会出場権も獲得

2019年09月25日 08時30分00秒 | 記事

特別賞の表彰を受けたメンバー


 商工会、行政、民宿組合ら関係者でつくる日高町観光推進プロジェクト協議会(会長・松本秀司町長)は22日に龍ヶ崎市で開かれた、ご当地コロッケ日本一決定戦「第7回全国コロッケフェスティバル」に「サバコロッケ」で出店して龍ヶ崎市長賞を受賞し、歴代上位チームらが集うグランドチャンピオン大会の出場権を獲得した。南蛮漬けとサバの風味が好評を得て、行列ができるほどの人気ぶりで持ち込んだ品は完売。主体的に取り組んだ町商工会の山田理司会長は「今後のPRにも期待できる」と述べた。

 日高町で水揚げのマサバを使い、南蛮漬けでミンチ状にしたものを北海道産のジャガイモに練り込んだ「サバコロッケ」1200個を用意。協議会メンバー7人が開幕に備えた。
 ご当地コロッケ35店舗が出店。日高町のブースには開場前から待つ人もおり、一番目に購入した茨城県つくば市の男性は「サバコロッケを目当てに来た」と注目度の高さ。過去にグランプリ受賞の4店舗も出るなど強豪ぞろいの中、序盤からペース良く売れ、午前11時~正午は特に多く行列を連ねて1時間で300個を売るハイペースで、終了30分ほど前の午後3時過ぎに完売した。
 約5万7000人(主催者発表)が来場し、投票数とともに初出場な上にサバを使った珍しい商品で味の評価が高く、龍ヶ崎市長賞を受けた。同フェスティバルの歴代の上位や特別賞と、全国の名店のコロッケをウェブ投票して頂点を決めるコロッケグランプリの上位チームも含めたグランドチャンピオン大会出場権を獲得。主催者は来年9月~11月に新潟市で開催予定にしているという。
 山田会長は「序盤からどんどん売れていくので驚いた。少し待ってもらうこともあったが、温かいサバコロッケを食べてもらえ、おいしかったと再度、買いに並んでくれる人もいたことがうれしかった」と話した。
 サバコロッケは創業約40年、コロッケなど業界シェア上位の冷凍食品製造販売「サンマルコ食品(株)」(本社・札幌市)が日高町で水揚げされたマサバを使って開発。DHA(ドコサヘキサエン酸)でおなじみのサバだが、血液をサラサラにする働きがあると言われているEPA(エイコサペンタエン酸)という注目成分に加えてビタミン類も豊富で健康食品としても売り込めそうで、今後は価格設定や販路も検討していく。


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世耕弘成自民党参議院幹事長 管内7市町で懇談会「新たな力示し、次へステップ」 飛躍へ決意 〈2019年9月22日〉

2019年09月22日 08時30分00秒 | 記事

「新たな力を示す」と決意を述べる世耕氏(印南町で)


 世耕弘成自民党参議院幹事長(56)=新宮市、当選5回=が21日に管内入りし、みなべ町から順に7市町を回り、後援会関係者に先日の党役員人事・内閣改造で経済産業大臣を退き、参院自民党を束ねる幹事長に就いたことを報告し、懇談した。世耕氏は政務、大臣職に次いで参院自民党を束ね、野党と対峙する党務をこなすことで「新たな力を示し、次のステップに向けて一歩一歩進みたい」と今後の飛躍を誓った。
 
 7月の参院選後初の管内入りで、目標としていた得票率全国1位(73・77%)を達成したことに「ちゃんと予告ホームランを打ちました」と笑いを誘いながら「70%に乗ったのは私だけ。選挙期間中、一日しか県内入りできなかったにもかかわらず、これだけの得票をいただき、皆さんの期待の大きさをひしひしと感じます。仕事でしっかり恩返ししたい」と気を引き締めた。
 先日の内閣改造、党役員人事では、経産相として中小企業対策や日米、日ロの経済分野交渉、韓国への輸出規制管理強化など陣頭指揮に当たった世耕氏を留任させるか、前任の吉田博美氏に代わって参院自民党のまとめ役となる幹事長に就かせるかで「安倍総理は相当悩まれた。究極の選択だったようで、私に話があったのは直前だった」と舞台裏を紹介。安倍総理からは「参院がバラバラでは国会が回らない。まとめ役を優先せざるを得ない」との話があったという。
 参院では自民党は単独過半数を獲得していないため「約120人いる参院自民党をしっかり束ね、与党公明党の意見を聞き、野党と対決、あるいは協調しながら国会運営に当たらないといけない。安倍総理がやりたい憲法改正の議論を動かし、実現させなければならない大きな仕事もある」と述べた上で「官房副長官として政務全般を取り仕切る力、経産相として巨大官庁を率いる力を示せた。次は参院自民党をまとめる能力が試される。全力で取り組み、新たな力を示したい」と決意を述べた。
 二階俊博幹事長とともに和歌山が2つの重責を担うことには「大きい。地域発展のためにしっかりやる」と述べ、地方の高齢化、過疎化が進む中「きちんと手だてをしないと、日本は大変なことになる」とし、高齢者の買い物代行や送迎、医療、教育などに自動運転やドローン、人工知能を組み合わせた新しいビジネスを興すなど未来志向の仕事づくりに取り組むため「省庁の横断的、総合的な政策をまとめ、提案していきたい」と話した。


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交安ポスターコンク最優秀賞 御影真穂さん(衣奈小)塩田亮也君(印南小)小角藍さん(日高中)が受賞 〈2019年9月21日〉 

2019年09月21日 08時30分00秒 | 記事

 県交通安全協会御坊支部(小松一也支部長)の令和年元度第34回交通安全ポスターコンクールの受賞者が決まった。最優秀賞(県知事賞)に、小学校低学年の部で御影真穂さん(衣奈小1年)、高学年の部が塩田亮也君(印南小4年)、中学校の部は小角藍さん(日高中1年)が選ばれた。
 今年の応募総数は、小学生161点、中学生214点で昨年より6点少ない375点。うち最優秀賞各部1点、優秀賞は小学生低学年の部3点、同高学年の3点、中学生の部4点、佳作小学生低学年の部4点、同高学年の部7点、中学生の部5点の計29点を選んだ。
 御影さんは「横断歩道を渡る時は、右、左をよく見てから渡りましょうと思いクレヨンと絵の具で描きました。洋服の部分が難しかった。最優秀賞はうれしいです」。塩田君は「テレビで見て怖いと思った事故を分かりやすくシンプルに描いた。『命』を目立つように工夫した。ながらスマホは絶対にやめて、運転に集中してほしい」。小角さんは「ヘルメットをしっかりかぶって頭を守ってほしいとの願いを込めた。ポスターカラーで目立つように描き、背景には自分の好きな色を使いました」と話した。
 受賞者は、28日午後1時30分から御坊商工会館で開催する令和年度日高地方交通安全功労者・優良運転者表彰式の席で表彰する。
 優秀・佳作作品の入賞者は次のみなさん。
【優秀賞】小学校低学年の部=數見夕莉(衣奈小1年)岡本早由(印南2)吉田はな(松原3)▽同高学年の部=岡本明樹(印南4)井口妃咲(塩屋5)岡前美羽(松原6)▽中学生の部=川上真裕(印南中1年)湯川楓里(同2)夏見拓歩(稲原2)大地紗永(印南3)
【佳作】低学年の部=森口達基(名田1)米澤快成(衣奈1)中島由愛(印南3)松下音羽(同)▽高学年の部=沼野愛美里(清流4)了馬つつみ(志賀5)田村玲羽(和田5)北山美緒(同)松山そら(同)谷本愛唯(松原6)坊希実(塩屋6)▽中学生の部=前本莉佐(名田1)舩木菜花(清流1)井川咲世(印南2)岡本亜結奈(同)太田萌(清流3)。


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2019年8月 データバンク

2019年09月21日 08時29分59秒 | データバンク

1日
「花のまち御坊」マンホールカードを作製・配布第36回全日本小学生ソフトテニス選手権大会で、浜本琴心さん(印南6年)がメンバー入りする和歌山が準優勝日高地方農業士会役員・理事が県議と意見交換会

2日
「日本美術とメコン美術『アジア芸術検証』で花本嘉一さん(印南町)の作品「七夕」がアジア文化財認定を受ける

3日
由良町観光協会が英語版チラシ作成第39回日高地方障害児者のつながりを広めるサマースクール開催自民党の二階俊博幹事長が幹事長就任丸3年を迎え、連続在職日数トップに11月に御坊市立体育館で開く第32回ねんりんピック健康麻雀交流大会の100日前イベント開催日高町観光推進戦略プロジェクト協議会が、地方創生海外観光客誘致事業でベトナムの訪日イベントに参加

4日
御坊市が洪水・土砂災害ハザードマップ作成へ第29回太平洋カップ争奪招待少年野球大会で美浜が初優勝

5日
比井小の志賀小への統合に向け、日高町小学校統合推進委員会が初会合

6日
美浜町と(有)メモリアルウエストが「災害時における一時避難所等施設利用に関する協定」を締結近畿自動車道紀勢線有田南紀田辺間整備促進協議会で、有田~紀南田辺間の4車線化事業の令和3年末完成に向け、国への早期事業認可要望を決定近畿高校軟式野球大会で南部が5年ぶり3回目V、全国出場決める

7日
第43回全国高校総合文化祭・2019さが総文書道部門で山本鮎美さん(紀央館3年)が特別賞受賞地域公共交通研究会の今年度第1回を開催陸上自衛隊和歌山駐屯地がサマーフェスタ2019

8日
NPBガールズトーナメント2019全日本女子学童軟式野球大会で、日高地方から5人がメンバー入りした和歌山ハーモニーズが準優勝

9日
御坊税務署長に大寺隆秀氏着任日高川町が2年ぶりに町長ミッションを実施「日高地域における大規模氾濫減災協議会」で「減災に向けた取り組み方針」に基づく構成団体の取り組み状況を報告

10日
由良みのり園が建て替え工事。来春3月完成めざす日高川町夏まつり開催

11日
あすなろ倶楽部・絆の星が第5回公演「木づかいどうしの会」が夏休みきづかいまつりを開催

12日
印南町の公立小学校の女子更衣室に盗撮目的で置時計型カメラを設置したとして、御坊署が、県迷惑防止条例違反の疑いで同校勤務の教諭を逮捕MAZUMA真夏の登校日開催第13回ナガセケンコー旗学童軟式野球大会兼第13回佐川印刷旗近畿学童軟式野球大会和歌山県大会で美浜が優勝し近畿へ

15日
大型台風10号の影響による大雨で、日高川が川辺観測所で氾濫危険水位を超え、御坊市の日高川ふれあい水辺公園・藤井多目的グラウンドが水没

16日
開山・興国寺で灯ろう焼き御坊市の下川で「戦争犠牲者を悼み、平和を願う」とうろう流し

18日
御坊市が第2次地球温暖化対策実行計画の平成30年度実績まとめる御坊日高博覧会(おんぱく)2019閉幕第46回おはようサイクリング大会スタート

19日
日高町鳥獣被害対策協議会が初めての緊急会議を開催

22日
日高川町和佐地内で、大型クレーン車と4トントラックが衝突

23日
印南町が利用者の多い町道整備に着手

24日
晩夏彩る御坊市花火大会。4万人でにぎわう

25日
日高町商工会青年部納涼夏祭り

26日
御坊市体育協会が令和元年度スポーツ賞受賞者を発表日高町で鳥獣追い払い隊を結成し、巡回開始美浜町で県行政報告会

28日
御坊市が第5次総合計画に向け策定本部初会合第26回西日本学童軟式野球大会で美浜が準優勝

29日
日高地方1市6町が締結する「災害時における応急対策活動の相互応援に関する協定」に基づく情報交換会を開催

30日
PROJECT24が各町名物丼のPR動画「どんぶリーマン」の第2弾・あかもく丼をユーチューブで配信開始


みちしおの湯 家族風呂の当日電話予約導入 ウオーターサーバー設置など充実 〈2019年9月20日〉

2019年09月20日 08時30分00秒 | 記事


2、3人が入れる家族風呂

「家族風呂」の、のれんを掲げる


 日高町は25日から、町営温泉館「海の里」みちしおの湯で家族風呂の当日電話予約を取り入れる。入館者減歯止めへさらなる力を入れるため、4月から町や日高振興局、関係団体との検討会を設けて改善策を検討した一環。アンケートや検討会での意見を基に、導入したもので、ウオーターサーバー設置などで利便性向上、施設の充実を図り、スタンプイベントも開催中で入館者増へ力を入れている。

 平成30年度入館者数が、3万9074人と初めて3万人台になったことを受け、改善策の検討会を2カ月に1回開催。来館時の細かなアンケート・リサーチでターゲットを絞り込み、ニーズ把握による改善に取り組んでいる。
 家族風呂は同館営業開始当初から、入浴料を払い、誰でも大人2、3人ぐらいでゆっくりと温泉を楽しんでもらえるように幅2メートル、縦3メートルの浴槽やシャワー付きの洗い場、脱衣所を設置。身体障害者と介添人、幼少の子どもがいる家族が主に利用して好評だが「来館しないと入れるかどうか分からず、何時間も待たないと入れない時もある」との声から、当日電話予約を導入した。
 これまで通り来館時に空いていれば入れるシステムだが、開館午前11時から午後9時までの間で、入浴開始は30分間区切りで、利用時間は基本的に50分間として電話予約も受け付ける。50分間としたのは利用後の清掃時間を10分間と定め、スムーズに対応するため。身体障害者ら時間を要する人には、後の予約状況によって、長めに利用しても良いようにする。
 水飲料を自動販売機で売っている関係から、今までは置いていなかったが、6月下旬に男女の脱衣所1カ所ずつにウオーターサーバーを設けたほか、高齢者から意見が多かった露天風呂への手すりも8月下旬に整備。ニーズに応えることで利用増を図りたい考えだ。
 去る9月1日から11月30日までの期間でカードを発行し、7回入浴しスタンプを押すと、クエ鍋ペア食事券1人を筆頭に総勢51人に特産品や食事券、入浴券などが抽選で当たるスタンプイベントも開催中。
 町担当者は「これまでauの回線状況が悪く、要望を続けていたが、温泉館近くに基地局が整備され、年内にも開設され、状況が改善されそう。温泉館振興へは海開き前に重点を置いた取り組みなど力を入れてきたところで、これからも利用者のニーズを聞くなどで質の高いサービスができるようにし、より良い温泉館にしたい」と話している。


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 21~30日 秋の全国交通安全運動実施

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日高町 水揚げ多いサバ活用のコロッケ 全国フェスティバル(22日)参戦へ 〈2019年9月19日〉

2019年09月19日 08時30分00秒 | 記事


サバの風味と南蛮漬けの味が絶妙のサバコロッケ


 商工会、行政、民宿組合ら関係者でつくる日高町観光推進戦略プロジェクト協議会(会長・松本秀司町長)は、日高町で水揚げ量が多いマサバを使った「サバコロッケ」を商品化し、22日に茨城県龍ヶ崎市で開く第7回全国コロッケフェスティバルに参戦する。ご当地コロッケ日本一決定戦で、出品するだけで知名度向上とあって、さらに上位入賞で地域や産業の振興に期待。商品販売についても大手冷凍食品会社の開発で製造ラインは確保できる見込みで、今後は価格設定の検討に入り、販路展開に力を入れる。

 荊木宣雄町商工会事務局長が、昨年1月のニッポン全国鍋グランプリで天然クエ鍋が日本一となったことから、今年1月の姫路市で催した同グランプリの会場を訪れた際、一般社団法人地域創造研究所(東京都)の竹内琢俊代表理事に「日高町で水揚げ量が多いサバを使ったコロッケができないか」と提案。
 竹内氏は創業約40年、冷凍コロッケの年間売り上げ80億円、業界シェア上位の冷凍食品製造販売「サンマルコ食品(株)」(本社・札幌市)の将来の3代目となる藤井幸大取締役・マーケティング本部長を3月末に紹介し、直接話をすると乗り気で、2人は4月下旬に日高町を視察。
 山田理司町商工会長、荊木事務局長と対談するなどし、日高町の水揚げ量は30年度が619トンで県下的にも多く、ご当地ものの新商品開発から日高町のサバを使ったコロッケ商品化を約束。藤井氏と竹内氏が一般社団法人コロッケ協会を設立して開いているコロッケフェスティバルに間に合わせる意向を示した。
 5月下旬に試作品を7品に絞り、最終は塩こうじ、味噌だれ、南蛮漬けの3種類の味の中から、商工会、比井崎漁業協同組合ら日高町の関係者とサンマルコ双方が6月中旬、サバの風味を損なわず、味わいが良い南蛮漬けを選んだ。
 サバコロッケは1個70グラムで、ミンチ状にしたマサバを北海道産のジャガイモに練り込み、ふっくらとした食感に味付けも絶妙。DHAでおなじみのサバだが、血液をサラサラにする働きがあると言われているEPAという注目成分に加えてビタミン類も豊富で健康食品で売り込めそうだ。
 コロッケフェスは北海道から大分県まで18都道県から39店舗が出店し、前回の「ずわいがにたっぷりコロッケ」(茨城県)ら4つの過去グランプリも参戦の強豪ぞろい。来場者投票数でランク付けされ、グランプリ、準グランプリ、3位、特別賞などを選ぶ。サバコロッケは初参戦で予想しづらいが、昨年は3万2000人が来場するほどの人気で、出場するだけでもPR効果は大きい。
 5000個を購入して、コロッケフェスティバルのほか、各種イベントでPRするよう進めており、今後は価格設定を考え、どの方法がよいか話し合って販路展開も検討し、詳細を煮詰める。


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