投票所の準備も万全(写真は御坊市内)
第49回衆議院総選挙は、きょう31日午前7時から午後8時まで(日高地方はすべて午後6時まで)県下822カ所の投票所で投票が行われ、即日開票される。平成8年総選挙から導入された現行制度以降最多4人が立候補した和歌山3区は政治力、組織力、実績に勝る自民前職に共産新人、諸派新人、無所属新人の3人がどこまで迫れるか。18日現在の3区有権者数は25万605人(男11万7020・女13万3585)。
立候補したのは、政治団体・新党くにもり新人で代表の本間奈々氏(52)=札幌市=、自民党前職で前幹事長の二階俊博氏(82)=御坊市、当選12回=、共産党新人で党地区常任委員の畑野良弘氏(61)=串本町=、無所属新人で元不動産会社員の根来英樹氏(51)=田辺市=。二階氏が盤石の態勢で3区全域で着実に支持を広げているのに対し、新人3人が政権批判票や無党派層をどこまで取り込めるか。
過去の得票数は平成29年10月が二階俊博氏10万9488、楠本文郎氏(共産)4万608▽26年12月が二階氏10万8257、原矢寸久氏(共産)3万3260▽24年12月が二階氏11万2916、山下大輔氏(維新)5万2358、原氏2万1570▽21年8月が二階氏11万7237、玉置公良氏(民主)10万2342、湊侑子氏(幸福)5634▽17年9月が二階氏14万5735、真鍋晃篤氏(民主)5万3532、上田稔氏(共産)2万140▽15年11月が二階氏14万8274、上田氏4万930。
県下の投票率(小選挙区)は前回が52・96%、前々回が51・05%。3区は前回59・78%、前々回55・63%。3区は県内でも投票率が高い地域が多いが、それでも直近2回は60%を割っている。今回は4人が立候補したが、事実上は前職の信任投票の意味合いが濃く、投票率は前回並みか、やや下がる可能性があり、選管や4陣営は棄権防止を呼びかけている。
開票作業は日高地方などは午後8時から始まり、小選挙区、比例代表、国民審査の順に開票する。小選挙区の開票作業終了時刻は早いところで日高町や由良町など午後9時。最も遅いのは和歌山市の午前0時30分。比例代表は管内町は午後10時30分までに終わり、御坊市は午後11時30分、県下で最も遅いのは和歌山市の午前1時25分。
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