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衆院総選挙きょう(31日)投開票 棄権防止を、和歌山3区に審判 〈2021年10月31日〉

2021年10月31日 08時30分00秒 | 記事


投票所の準備も万全(写真は御坊市内)


 第49回衆議院総選挙は、きょう31日午前7時から午後8時まで(日高地方はすべて午後6時まで)県下822カ所の投票所で投票が行われ、即日開票される。平成8年総選挙から導入された現行制度以降最多4人が立候補した和歌山3区は政治力、組織力、実績に勝る自民前職に共産新人、諸派新人、無所属新人の3人がどこまで迫れるか。18日現在の3区有権者数は25万605人(男11万7020・女13万3585)。

 立候補したのは、政治団体・新党くにもり新人で代表の本間奈々氏(52)=札幌市=、自民党前職で前幹事長の二階俊博氏(82)=御坊市、当選12回=、共産党新人で党地区常任委員の畑野良弘氏(61)=串本町=、無所属新人で元不動産会社員の根来英樹氏(51)=田辺市=。二階氏が盤石の態勢で3区全域で着実に支持を広げているのに対し、新人3人が政権批判票や無党派層をどこまで取り込めるか。
 過去の得票数は平成29年10月が二階俊博氏10万9488、楠本文郎氏(共産)4万608▽26年12月が二階氏10万8257、原矢寸久氏(共産)3万3260▽24年12月が二階氏11万2916、山下大輔氏(維新)5万2358、原氏2万1570▽21年8月が二階氏11万7237、玉置公良氏(民主)10万2342、湊侑子氏(幸福)5634▽17年9月が二階氏14万5735、真鍋晃篤氏(民主)5万3532、上田稔氏(共産)2万140▽15年11月が二階氏14万8274、上田氏4万930。
 県下の投票率(小選挙区)は前回が52・96%、前々回が51・05%。3区は前回59・78%、前々回55・63%。3区は県内でも投票率が高い地域が多いが、それでも直近2回は60%を割っている。今回は4人が立候補したが、事実上は前職の信任投票の意味合いが濃く、投票率は前回並みか、やや下がる可能性があり、選管や4陣営は棄権防止を呼びかけている。
 開票作業は日高地方などは午後8時から始まり、小選挙区、比例代表、国民審査の順に開票する。小選挙区の開票作業終了時刻は早いところで日高町や由良町など午後9時。最も遅いのは和歌山市の午前0時30分。比例代表は管内町は午後10時30分までに終わり、御坊市は午後11時30分、県下で最も遅いのは和歌山市の午前1時25分。


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衆院選和歌山3区・二階氏盤石、追う畑野、本間、根来各氏 〈2021年10月30日〉

2021年10月30日 08時30分00秒 | 記事

 第49回衆議院総選挙は31日の投開票に向け、選挙運動もきょう30日を残すのみ。和歌山3区は政治団体・新党くにもり新人で代表の本間奈々氏(52)=札幌市=、自民党前職で前幹事長の二階俊博氏(82)=御坊市、当選12回=、共産党新人で党地区常任委員の畑野良弘氏(61)=串本町=、無所属新人で元不動産会社員の根来英樹氏(51)=田辺市=が立候補。政治力、組織力、実績に勝る二階氏が全域で幅広い支持を得て大きくリードしていると見られ、新人3人がどこまで追い上げ、迫れるか。最終日は地元や大票田の田辺市等で最後の訴えを行う。

 本間陣営 女性候補が盤石・二階氏のこれまでの政治姿勢に批判の声を上げたことで、支持基盤強固な「二階王国」に一石を投じたか。新党ゆえ当初は知名度が低かったが、各地への街宣と街頭演説で、共感者を増やしているようだ。
 最終日は御坊、田辺周辺を巡り、最後まで支援を訴える。
 二階陣営 公明党や1200を超える団体から推薦を受け、保守票を固めるとともに無党派層にも着実に支持を広げており、3区全域で優勢を保っているようだ。本人も他候補の応援の傍ら度々選挙区入りし、街頭演説や個人演説会で訴えを続ける。歴代最長5年以上幹事長を続けた二階氏にふさわしい圧倒的勝利に向け、油断することなく票の上積みに全力を上げる。
 最終日は二階氏が午後2時から旧・印南町役場前、3時からJA紀州アグリセンターみなべで街頭演説。野田聖子少子化担当大臣、公明党前職の浮島智子候補とともに6時から田辺市で街頭演説、7時30分から御坊市民文化会館で個人演説会を開き、選挙戦を終える。
 畑野陣営 公示後、選挙区内を3巡。各地で「政治への怒りを総選挙に。市民と野党の共闘で国民の命と暮らしを守る新しい政権を」と力を込める。安倍・菅政権のコロナ対応を批判、4つのチェンジの訴えと知名度が日に日に区内全域、全年齢層に浸透。特に60歳以上の高齢者層の支持が高く気候危機を打開、ジェンダー平等等の4つのチェンジの訴えで若年層の反応もいい。党派を超えて支持が広がりつつあり上昇ムード。「有権者の反応はいい。知名度不足は否めないが、野党統一候補で臨んで以来、最高の手応え」と意気込む。最終日は旧田辺市や西牟婁郡で全力。田辺駅前等20カ所で街頭演説を行う。
 根来陣営 昨年の由良町長選に続く国政選挙立候補も支援団体がなく、一人で選挙戦に挑んでいる。知名度の低さから厳しい戦いが続くが、報道等の影響で顔が知られ、女性に少しずつ支持が広がっていると見られる。ポスター貼りや街頭演説を地道に展開、街頭演説の様子をツイッターにアップするなどSNSも活用し有権者にアピールしている。
 最終日は田辺市周辺を回り、4種類のポスターや街頭演説で支持拡大をはかる。力がものをいう経済や政治ではなく、民主主義の中の「愛」をもって格差社会を是正し、多くの人が幸せを感じられる社会の実現を訴える構えで、無党派層の票獲得に全力を注ぐ。


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11月6日 天性寺新本堂落慶法要 建立(昭和9年)以来初の大規模改修 〈2021年10月29 日〉

2021年10月29日 08時30分00秒 | 記事


屋根瓦などがきれいに仕上がった天性寺本堂


 御坊市松原通りの天性寺(津本芳生住職)は、87年前に建立して以来初めての大規模改修を終え、新しくなった本堂で11月6日に落成慶讃法要を行う。耐震補強のために一部の窓を少なくするなど替えた部分はあるが、基本的に以前の本堂のままの姿に仕上げ、当日は記念の法要や法話、奉祝演奏会などして、門徒にお披露目。本堂で仏教の布教だけでなく、地域の文化的な場としての今後の活用も期待される。

 以前の本堂は門徒とともに、地域住民にも開けた場にと、11代住職が文化的な催しもできるように入り口は階段状にせず、入りやすい広い空間の本堂を建立。地域の夏祭りの際の子ども絵画展や茶会、花展など昭和30年代、40年代は盛んに文化行事を本堂で行い、門徒だけでなく、地域に親しまれてきた。
 修繕しながら使ってきたが、長い年月が経過して屋根が傷み、逐一、本堂内にシートを広げなくてはならないなど雨漏りがひどくなったことから、大規模改修を計画。元々ある鬼瓦を焼き直したり、使えるものは使い、一部の壁に銅板を入れ、窓ガラスも散乱防止のために少なくするなど耐震補強にも着手。掛け軸だった表具を額に入れるなど刷新し、大水害で浸かって襖の汚れた染みも修復して元々の絵が見えるほどにきれいになった。
 改修へ向けては令和元年11月に着工して、令和2年6月に完成。同11月に落成慶讃法要を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、延期。1年が経過して今回、念願の法要となり、第1部は午後1時から記念法要で宗祖讃迎法要(音楽法要)があり、達書伝達式を行い、津本住職があいさつ、施工業者の(株)中村工務店=田辺市=へ感謝状贈呈。午後2時20分からは極楽寺(和歌山市)の伊井智雄住職の記念法話、第2部は午後3時から箏曲研究会「菊明会」の奉祝演奏会がある。
 さらに近年は少なくなっていた本堂の文化的な活用へ向け、まずは11月8日から14日まで洋画・白玄会会員である住職の妻・千絵さんの個展を開く。開催時間は午前10時から午後5時まで(最終日午後4時まで)。津本住職は「何より門徒の皆様のご理解、ご寄進があって大規模改修が無事に終了し、心よりお礼を申し上げます。地域の方々の文化的な活動に本堂を使っていただけたらありがたいですし、50年、100年と次の代へバトンをつないでいけるように精進していきたい」と話した。


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日高川かわまちづくり計画 野口橋~野口新橋右岸河川敷(御坊市) 県と地元で協議会、利活用検討 〈2021年10月28日〉

2021年10月28日 08時30分00秒 | 記事


日高川右岸河川敷の利活用へ(写真は野口橋から下流側)


 県が樹木伐採事業を行った野口橋~野口新橋間の日高川右岸河川敷(低水護岸、約3・2ヘクタール)の利活用に向け、県、御坊市、地元区、関係団体で「日高川かわまちづくり協議会」を設置し、26日に市役所で初会合を開いた。民間参入も視野に地元の意見を聞きながら様々な利活用の可能性を探り、今年度末までに具体的な計画をまとめ、国が進める河川空間とまち空間が融合した魅力ある空間づくりに取り組む「かわまちづくり」支援制度への申請、認定をめざす。

 樹木伐採事業は国土強靱化3カ年緊急対策を活用して令和2年度に行い、広々した河川敷をきれいに整地した。良好な環境を維持するとともに魅力ある空間づくりをめざそうと、県、日高振興局、御坊市、藤井区、出島区、日高川漁協、御坊商工会議所、市観光協会で協議会を設置。「かわまちづくり」支援制度を活用し、民間参入も視野に入れながら利活用計画、整備手法などを検討する。26日の初会合で県が支援制度の概要、今後の進め方などを説明し、意見交換した。
 支援制度はハード、ソフト両面で国の支援があり、全国的に水辺に親しむ拠点や川を活用した観光利用、流域ネットワーク、福祉利用の拠点など様々な利活用事例が増えている。また、河川空間のオープン化により、増水時に施設構造物が損壊・流失しないこと、地域の合意が得られることなどを条件にキッチンカーや売店、オープンカフェ、バーべキュー場など営業活動も可能となり、利活用の幅が広がっている。
 意見交換では「対象地域を天田橋まで広げてはどうか」との問いに県当局は「まずは野口橋~野口新橋間の右岸河川敷に特化して利活用を考えたい」。「県のたたき台はないのか」には「いろんな可能性を探りたい。民間活力導入も視野に入れ、皆さんからいろんな意見、アイデアを伺いたい」と答えたほか、日高川の堆積土砂しゅんせつの要望もあった。
 市は協議会設置に先行して庁内で利活用を検討しており、職員からアイデアを募ったほか、民間参入の可能性を探るサウンディング調査も行い、応募のあった3団体と意見交換済み。市議会議員の提案も含めてグラウンドゴルフ場や芝生公園、遊具公園、イベント公園、フットサル屋外競技場、ドローン練習場、防災ヘリポート、スケートパークなどが出されている。
 今後、幹事会で意見を整理し、12月ごろ予定の次回協議会で地域の魅力やかわまちづくりのアイデア探し、課題の抽出、具現化に必要な条件整理、役割分担などを協議。来年2月ごろに基本方針、個別政策の内容、進め方などを検討して今年度末までに計画を作成し、4月以降に支援制度への申請、登録をめざす。


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おんぱく2021 30日文化祭でオープニング 御坊日高の魅力詰まった41プログラム 〈2021年10月27日〉

2021年10月27日 08時30分00秒 | 記事


30日に開幕。11月28日まで御坊日高全域を舞台に体験型プログラムを提供する


 御坊市・日高郡を舞台とした分散型地域活性化イベント「御坊日高博覧会(おんぱく)2021」は30日に開幕する。11月28日までの期間中、41もの体験型プログラムを提供する。7回目の今年は「地域づくりでも地域おこしでもないあるものさがしの30日間」をテーマに御坊日高の魅力を堪能できるプログラムがずらり。30、31日にはオープニングイベントとして映画「ソワレ」や地域づくりの先駆者らを招いて「おんぱく文化祭」を初開催。コロナ禍の中、御坊日高から元気と活力、笑顔を届ける。

 御坊、日高地方の有志でつくる実行委員会(谷口光委員長)主催、文化の祭典「紀の国わかやま文化祭2021」の公式イベント。御坊日高の魅力を存分に楽しめるプログラムを連日開催する。プログラムはバラエティー豊かなラインナップで「ソワレ」のロケ地や200年前のガイドブックに描かれた御坊・日高の名所をめぐる「おんぱく文化祭オプショナルツアー」や毎回好評の高校生おんぱく部企画をはじめ、素人落語会、ヨットレース体験会、ウイスキー講座、真妻山山頂でのギター演奏、爆笑写真展と体験撮影会、型染め体験、黒竹体験、寺内町散歩とアジサバ料理、邸宅での癒しの時間と優雅な生活体験、イタリア料理とワイン堪能、クエとマツタケ、地酒を味わえるものなど。
 30、31日のオープニングイベント「おんぱく文化祭」は日高川町防災センターで「音楽・若者・先駆者」をテーマに開催。30日は3部構成で第1部で「地域づくり先駆者によるパネルトーク」を開き、和歌山大学経済学部の大澤健教授、岐阜市長良川おんぱくプロデューサーの蒲雄介さん、静岡県藤枝おんぱく初代実行委員長の渡村マイさんが「おんぱくで、ありふれた地域が頭一つ抜けたわけ」をテーマに語る。第2部は「歌い手から見る〝うたとまち〟の関係」として、美浜町出身のシンガーソングライター宮井紀行さんがミニライブ。第3部は高校生おんぱく部がこれまでの取り組みを報告する。
 31日は外山文治監督ら関係者を招いてのソワレイベントが実現。外山監督や阪本仁志御坊日高映画プロジェクト実行委員長らによる「映画見どころ座談会」のほか、映画上映やアフタートークなども開催。スペシャルゲストの参加も予定している。


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 令和3年度県ナース章に小松香世美さん、尾崎久美さん、東登紀子さん選ばれる

26日 御坊市建設業協同組合が日高川河川敷で地域貢献活動

佐川印刷旗近畿秋季学童野球大会 川辺西ビクトリーズが準優勝

 26日 川原河小学校(日高川町)児童が防災学習


日高川町 道成寺二代目釣り鐘が里帰り 16年半ぶりの公開を盛大に祝う 〈2021年10月26日〉

2021年10月26日 08時30分00秒 | 記事


お里帰りした2代目釣り鐘の法要を営む


ジャンジャカ踊りなどでお里帰りを盛大に祝う


 日高川町の第36回国民文化祭・わかやま21の地域文化発信事業として、同町鐘巻の道成寺の二代目釣り鐘が24日、京都市の妙満寺から16年半ぶりに里帰りした。本堂で法要が営まれたあと、おいでよ!日高実行委員会(石倉忠明会長)がオープニングイベントを行い、三重の塔前に飾られた蛇を前にジャンジャカ踊りや天音太鼓の演奏でお里帰りを盛大に歓迎した。

 久留米啓史町長はじめ文化祭実行委員会の町関係者、釣り鐘を寄進した万寿丸の功績をたたえて結成した万寿会、おいでよ!日高実行委員会の関係者が出席して本堂で里帰り法要を営んだ。オープニングセレモニーでは、本堂前でテープカットのあと石倉会長が「妙満寺のご厚意で16年半ぶりに釣り鐘がお里帰りしたことは感謝に堪えない。秘仏の千手観音御開帳と釣り鐘をぜひ一度見て頂きたい」、久留米町長も「生誕700年を迎えた万寿丸が寄進した釣り鐘は『道成寺物』と呼ばれる古典芸能を産みだした。その原点に触れられる貴重な文化財が里帰りできたことに感謝したい」とあいさつした。
 日舞清姫会が三重の塔前に置かれた「蛇」の周りでジャンジャカ踊りを披露する中、安珍役の坂本卓斗君(川辺西小)の先導で天音太鼓が石段下から登場し、勇壮な演奏を披露した。小野俊成住職は「国民文化祭関係者と妙満寺のお蔭でお里帰りが実現したことは本当にありがたく、うれしく思う。万寿丸が作った本堂、二代目釣り鐘、秘仏の文化財が一度に拝める。3つの宝が私たちをコロナなどから守り、導いて下さるはず」と話した。
 道成寺の初代釣り鐘は、安珍・清姫伝説で焼き払ったと伝えられ、二代目の釣り鐘は約400年後の1359年、土生八幡神社に釣り鐘(兄弟鐘)を寄進した「万寿丸」が道成寺にも寄進。その後京都市の妙満寺に渡り安置されている。11月18日まで道成寺本堂に展示し、無料公開している。
11月3日には境内特設舞台奉納公演で沖縄版の安珍清姫物語と言われる琉球古典芸能組踊「執心鐘入」や琉球舞踊を国立劇場おきなわが奉納する。


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和田西地区会がこまを新調し山車が整う

U-18陸上 紀央館勢2人目の入賞

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2021年9月 データバンク

2021年10月26日 08時29分59秒 | データバンク

1日
改選後初の印南町臨時議会。指名推薦で議長に堀口晴生(69)=当選7回、印南=、副議長に前田憲男(59)=当選3回、上洞=両氏県立学校が分散登校態勢で2学期開始印南町で「防災の日」に合わせ訓練や研修

3日
紀伊半島大水害から10年

4日
社会福祉法人博愛会=御坊市=に障害者雇用優良事業所等表彰紀伊半島大水害10年追悼式典

5日
近畿自動車道紀勢線有田印南(29キロ)4車線化12月完成へ最終段階県小学校人権の花運動で寒川第一、高城両校に最優秀賞御坊市新庁舎建設工事起工式

7日
文部科学省「2021年度学校基本調査」の結果から、日高地方の小学生が昨年度比105人減

8日
日高川町教委による小中学校統廃合アンケ結果がまとまる

9日
県が県民の新型コロナウイルスワクチン接種状況を発表、若者世代接種率低調日高町がサル捕獲のための移動式中型ワナを導入

10日
極早生温州ミカン「YN26」の選果がJA紀州川辺選果場で始まる紀陽銀行御坊駅前支店が、御坊支店への移転統合に伴い窓口業務を終了

11日
由良町へ移住した若者3人がチーム「ホワイト・ブーケット・プラス」を立ち上げ活動

12日
東京オリンピック・パラリンピック選手村で、大洋化学(株)=御坊市=が製造販売している食器を使用

14日
熊野御坊南海バス(株)=新宮市=が10月から、免許返納者に対し乗り合いバス運賃を半額に

15日
印南漁港活性化プロジェクトで、印南浜公園前の漁師小屋を改修し、飲食店や産直市場整備へ住宅用火災警報器設置義務化から10年、御坊市消防本部が早期設置や維持管理呼びかけ美浜町土地改良区理事長の塩崎葵氏=美浜町=に全国土地改良事業団体連合会功績者表彰公益財団法人県文化財センターが小浦遺跡等発掘調査の現地を公開

16日
若者世代の新型コロナウイルス感染者が激増

17日
日高町シルバー人材センターがワンコインお助けサービスで受注件数増御坊市と市社協が敬老の日表彰式を行い、令和3年度模範市民3人、敬老篤行者3人を表彰

18日
公益社団法人御坊納税協会会長の吉田擴さん=御坊市=に令和3年度財務大臣表彰みなべ町食生活改善推進協議会長の寺谷惠さん=みなべ町=に令和3年度栄養関係功労者厚労相表彰日高川町が国土交通省観光庁所管の実証事業に採択される美浜町吉原付近で突風被害

19日
御坊市介護サービス事業者連絡協議会の居宅部会が協議会テーマソングの制作を開始NPO法人日ノ岬・アメリカ村の管理で紀伊日ノ御埼灯台を初めて一般公開

20日
道成寺の北面秘仏・千手観音像が16年ぶり公開

21日
秋の全国交安運動はじまる中秋の名月8年ぶり満月に

23日
東山紗也さん=御坊市=と田中聖稀さん=印南町=の第9代宮子姫任命式元御坊市社会教育委員の有本充さん=御坊市=に令和3年度社会教育功労者文科相表彰令和3年県知事表彰受賞者が決定

26日
衣料品通販大手ZOZO創業者の前澤友作さんの寄付で、御坊総合運動公園に複合遊具新設へ和歌山太陽誘電(株)=印南町=が創業50周年を記念し町内の子供たちに菓子プレゼント

28日
日高広域観光振興協議会の「日高港へのクルーズ船寄港に向けた食と観光プロモーション事業」が国交省の「クルーズのさらなる寄港促進を通じた地域活性化事業」に採択される

29日
第31回全国花のまちづくりコンクール団体部門で高城小学校が最高賞受賞

30日
美山に伝わる藤布復活へ「紀州藤布保存会」が発足ひだか病院診療部長の山口和哉医師=和歌山市=に令和3年度救急医療功労者知事表彰クエのシーズン到来日高保護司会の伊東直彦=御坊市=と酒本満宏=同=両氏が法務相表彰


第67回御坊市美術展覧会の入賞者発表 〈2021年10月24日〉

2021年10月25日 08時30分00秒 | 記事


 御坊市・市教育委員会主催の第67回御坊市美術展覧会の入賞者が22日、発表された。最高賞の知事賞は、写真の部が寺井典子さん=御坊市薗=の「エブリ」、洋画の部は藤由依さん=みなべ町岩代、南部高校2年=の「道成寺」、陶芸の部で丸畑裕子さん=広川町上津木=の「夢幻」、書の部が古川美奈さん=有田市宮原町新町=の「趙金◎の詩」、日本画の部は澤越純子さん=田辺市神子浜=の「天空の錦秋、涸沢カール」が受賞。表彰式は11月23日午後1時30分から、御坊市中央公民館で行われる。
 同展は昨年度、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止され、2年ぶりの開催。今年は30日から11月21日まで県内全域で開催される文化芸術の祭典「紀の国わかやま文化祭2021」(第36回国民文化祭・わかやま2021、第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会)に参加するかたちでの開催となるため、特別に「青々輝賞(無鑑査特別賞)」を設け、各部に1人を選んだ。
 洋画と書の2部門で、高校生の作品が光った。洋画の部では、知事賞をはじめ市長賞、教育委員会賞など6人が受賞。書の部では、市長賞を筆頭に5人が選ばれた。
 出展人数と作品数は、写真44人63点、洋画31人(うち高校生9)32点、陶芸12人16点、書54人(同18)54点、日本画34人37点の計175人202点。総数は一昨年度に比べ、人数で1人、作品で1点減少した。
 展覧会は、第1期が11月4日から11月7日までで洋画、写真、陶芸、第2期は11月11日から11月14日までで、書、日本画を展示する。各日とも午前9時から午後5時、最終日は午後4時まで。
 審査員が今年の特徴などを説明する観賞解説の日時は次の通り。
 ▽写真=11月7日午後3時、3階研修室3、松下芳史さん▽洋画=同、3階大会議室、阪本聡さん▽書=11月14日午後3時、同、室松葉さん▽日本画=同、3階研修室3、田中美惠さん。
 その他の入賞者は次のみなさん。
【写真】市長賞=富田秀和(印南町)▽市議会議長賞(無鑑査特賞)=中島成子(御坊市)▽青々輝賞(無鑑査特別賞)=塩路恭子(同)▽教育委員会賞=栁岡則子(同)▽中央公民館長賞=玉置陽子(日高川町)▽文化協会長賞=上野弘(印南町)▽奨励賞=竹光正直、谷村高男、平井俊哉(以上御坊市)中西義和(印南町)松本修一(美浜町)
【洋画】市長賞=嶋田雅樹(日高町、日高高)▽市議会議長賞=中宣忠(御坊市)▽青々輝賞=有本充(同)▽教育委員会賞=切本優希(みなべ町、南部高)▽中央公民館長賞=松本桃奈(田辺市、同)▽文化協会長賞=松下晴斗(白浜町、同)▽奨励賞=喜多美月(御坊市)中家夢希菜(美浜町、日高高)。
【陶芸】市長賞=長井栄子(印南町)▽市議会議長賞=中西義和(同)▽青々輝賞=山西峰子(同)▽教育委員会賞=該当者無▽中央公民館長賞=該当者無▽文化協会長賞=該当者無▽奨励賞=新田明弘(日高川町)
【書】市長賞=瀧田恭大(みなべ町、南部高)▽市議会議長賞=鳥居哲石(日高川町)▽青々輝賞=中嶋紅玉(御坊市)▽教育委員会賞=小西未矩(日高町、紀央館高)▽中央公民館長賞=山本りんか(みなべ町、南部高)▽文化協会長賞=齊清美(御坊市)▽奨励賞=黒田有希子(御坊市)田中澄代、新田桂華(以上日高川町)古川愛菜(日高川町、紀央館高)細田菜月(御坊市、同)
【日本画】市長賞=鈴木清子(日高町)▽市議会議長賞=西端諭利(御坊市)▽青々輝賞=林美智代(同)▽教育委員会賞=藤並茂美(同)▽中央公民館長賞=下田美枝子(日高川町)▽文化協会長賞=上野あゆみ(御坊市)▽奨励賞=上西幸子(印南町)武内睦美、栩野勢子(以上有田川町)
(◎は監の上部分、下に金の漢字)


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U16男子砲丸投で永江翔太朗君(大成中)が銀メダル、U18女子円盤投で阪本海月華さん(紀央館)が5位入賞

妙満寺(京都)で法要、二代目釣り鐘が24日、道成寺に里帰り

令和3年度日高町文化賞・小西未矩さん(紀央館高)、白樫美玲さん(日高高)が奨励賞

印南町の切目王子公園でアサギマダラ乱舞、中村局長や日裏町長らも見学に


きのくに文化祭 日高、紀央館高、支援生が書道交流 和歌山の魅力を全国に伝えたい 〈2021年10月23日〉

2021年10月23日 08時30分00秒 | 記事

 30日に開幕する「第36回国民文化祭」「第21回全国障害者芸術・文化祭」に向け、特別支援学校と県立高校書道部の交流が21日に始まった。初日は日高、紀央館高校、たちばな支援学校の生徒が支援学校=広川町=で交流し、生徒22人が合同制作。高校生が力を合わせ作ったカラフルな書で和歌山の魅力を発信し大会を盛りあげる。

 交流に日高7人、紀央館9人、支援学校6人の生徒22人と教員4人の計26人が参加し、紀央館高校3年の小西未矩さん(18)が「和歌山で初開催となる国民文化祭が行われ、全国からたくさんの方々が参加し交流の輪を広げる文化祭となっています。大会のキャッチフレーズ『山青し 海青し 文化は輝く』をテーマにし、きょう制作する作品を完成させることで、和歌山を芸術で盛り上げられたらいいなと思います。きょうは一日、明るく、楽しく、仲よく皆で頑張っていきましょう」とあいさつ。
 この後、3グループに分かれて制作を開始。紙(縦3メートル・横6メートル)に大会キャッチフレーズの一部「海青し」と、高校生たちが考えた「書道が彩る笑顔の虹」「筆が奏でる友情のメロディー」「繋げよう人と人の輪」の文と、魚をかたどった紙に好きな字を書き虹を描いた。
 作品の構成も高校生が考え、グループごとに文章を書き、魚に書いた一文字を貼り太陽も描き入れた。各グループ協力しあい1時間かけて大作が完成。魚に描かれた一字にも趣向を凝らし、3校の交流を深めた。
 交流後、紀央館の小西さんは「良い経験になったと思います。魚で虹を表すところが工夫したところ。全国から来られる方々に和歌山の魅力を少しでも知ってもらえたらとの思いを込め書きました。イメージ通りにできたと思います」。
 支援学校高等部1年の山平葵琉君(16)は「楽しかった。他の高校の生徒たちとふれあえて良かったです。作品の中で太陽が気に入っています。いつも通り練習してきたことを意識し筆を握りました。皆さんにこの作品を見て頂きたい」。日高2年の小前柊君(16)は「魚に好きな字を書けたので面白かったし、皆の個性がいっぱい出ていると思います。魚に書いた一字には『和』『歌』『山』が入ってたりするので探してもらえたら」と話した。
 書道交流には支援学校や県立学校合わせて8校が参加。大会キャッチフレーズを3つに分けて書作品を制作し、11月13、14日に和歌山ビッグホエールで開く「わかやま 食と芸能の祭典」イベント会場で展示される。


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第37回危険業務従事者叙勲受章 管内から片山莊一(警察功労)弓場研二(消防功労)両氏 〈2021年10月21日〉

2021年10月22日 08時30分00秒 | 記事

 警察官や消防士、自衛隊など危険性の高い業務に精励した人に贈られる第37回危険業務従事者叙勲の受章者が決まった。日高地方から瑞宝双光章に警察功労で印南町南谷974の1、元県警部の片山莊一氏(73)と、消防功労で印南町印南3447の1、元日高広域消防事務組合消防司令長の弓場研二氏(70)-の2人が選ばれた。伝達、拝謁は新型コロナ感染症の状況を踏まえ検討中。県下受章者は28人で今回を含めて980人(6面に関連)。

交通・刑事畑で活躍

瑞宝双光章 片山莊一氏

 高校を卒業後、昭和42年4月に県警察官を拝命。田辺署を振り出しに、湯浅、御坊署で勤務し、41年にわたり、主に交通、刑事畑で、交通事故捜査に尽力。平成17年に警部補、同20年、御坊署を最後に退職した。「住民の模範となるよう、常に自分は見られているとの気持ちで行動していた」と振り返る。
 交通事故捜査では「早さと正確さ」が重要となる。一度目の田辺署勤務の時、当時、人身事故は今より多く、事故の書類作成に追われる日々。
 そんな時、車同士の衝突事故の通報が入り、現場に急行。到着すると、車が転覆しており、車内を確認すると、若い女性2人がすでに亡くなっているように見えたという。すぐにパトカーに乗せ、病院へ搬送した。片山氏は現場に残り応援を要請、状況確認や現場の保存、交通整理と作業に追われた。
 田辺署に次いで長く務めた御坊署では、死亡ひき逃げ事故の捜査に当たった。当時、次から次へと事故が起こるため、1つの事故に手をかけている時間が少なく、短期決戦が鉄則。現場での証拠集めや逃走車両の特定を急ぐ。組織で協力し、取りこぼしのないよう心掛けながら、地道かつ緻密な捜査で、外堀を固めて追いつめ、最終的に犯人は自ら出頭してきたという。
 刑事課では、変死体の現場、強盗事件現場での実況見分や証拠集めなど、部屋の隅々まで調べ上げた。
 片山氏の話 上司、部下、同僚などすべての出会った人のおかげです。特に家族の仕事への理解が大きいです。本当にありがたいことです。


消防体制充実に尽力

瑞宝双光章 弓場研二氏

 昭和58年9月に日高広域消防本部事務組合消防士長を拝命。消防署長、消防長を務め平成23年3月に退職するまでの39年余りにわたり、部下職員の指導育成をはじめ、災害現場などにおいての迅速で的確な指揮力を発揮して被害を最小限に食い止めるなど消防精神に徹し職務に精励。
 平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災の際には、発生当日に第1次災害派遣部隊8人編成の隊長として神戸市内に入り、強い余震が続き二次災害発生の危険がある中、3日間にわたって不眠不休で消火活動や救助活動を展開、建物瓦礫内から3人を救出するなど消防の威信を高めた。
 次長兼消防署長就任後は、阪神淡路大震災での現場活動の経験を基に、近く発生するとされている南海地震に備え、過去の地震を探求するなどし、管内小中学校や地区などに出向いて講演活動に取り組み、地震・津波の怖さ、そして命をどう守るかを広く住民に普及させた。平成19年に消防長に就任してからは、消防の使命である、町民の生命と財産を災害から守るという強い信念の下、消防体制の充実・強化、職員の技術・知識の向上に尽力。火災件数の減少傾向で火災現場活動を経験する機会が少なくなることによる消防力の低下を危ぐし、過去の火災体験談の編集や再現訓練などの実施、火災防御技術の伝承を組織あげて取り組み、若手職員の技術・知識の向上に貢献した。
 弓場氏の話 過分なる章をいただき大変光栄に思っています。これもひとえに同僚、後輩をはじめ地域の皆さまのおかげと感謝しています。


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