紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

2017年9月 データバンク

2017年10月31日 11時00分09秒 | データバンク

1日
紀伊半島大水害から6年。日高川町で日高川護岸など改良復旧実現御坊市が和田勇顕彰事業で五輪カラーの法被制作御坊市議会新庁舎建設調査特別委員会で執行部が建設基本構想案提示印南町臨時議会で議長に堀口晴生、副議長に玉置克彦両氏を再選

2日
美浜町の煙樹ケ浜フェスティバルにぎわう市民教養講座で気象予報士の片平敦さん講演

3日
御坊市で県内出身元プロ野球選手招いたふれあい野球教室開催由良町が京セラドームのプロ野球公式戦で開催の摂南大学デーで町をPR

4日
日高川町議会全員協議会で久留米町長が旧薬草試験場跡地への地域包括ケアシステム拠点施設誘致の意向表明

6日
舞妃蓮保存会長の阪本尚生氏が今年4月にアメリカ・テキサス州の州都オースティン市に送った「御坊生まれの舞妃蓮」「大賀ハス」で、同市長から礼状届く県高校ホッケー選手権大会で紀央館高男女とも準優勝し、全国選抜大会近畿予選出場決める

7日
12月開催のLOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学バレー大会県選抜メンバーに日高地方から男女あわせて6選手選ばれるVプレミアリーグ・東レアローズで活躍した元バレーボール選手、芝田安希さん=御坊市役所職員=が、仕事の一環として市内中学校でバレーボール指導

8日
県小学校人権の花運動写真コンテストで江川、高城両小学校が最優秀賞えひめ国体陸上競技県選抜チームに日高地方から4選手近畿高校バレーボール優勝大会で日高高女子がさわやかプレー賞

9日
8月の台風5号で被災した観光吊り橋鳴滝橋は撤去、再建へ

10日
御坊市民総代に1330人

12日
天皇賜杯日本学生陸上対抗選手権大会女子ハンマー投げで美浜町出身の桑原翠さん=九州共立大1年=が3位日高地方の中北部で非常に激しい雨、御坊市で100ミリ超の豪雨

13日
JOCジュニアオリンピックカップ全日本ジュニア柔道体重別選手権大会で印南町出身の久保井仁菜さん=京都文教高2年=が2連覇し、世界大会出場決める日本美術院再興102回院展で院友の鈴木薫さん=日高町小坂=が入選第2回きのくに建築賞で和新・設計事務所=御坊市湯川町財部=所長で一級建築士、古久保泰男さんが2年連続同賞受賞

14日
第32回交通安全ポスターコンクール受賞者決まる日高川町議会で県内町村で初の手話言語条例可決

15日
(株)中村正佛堂=みなべ町埴田=と大洋化学(株)=御坊市島=が、祭りの御輿や四つ太鼓の担ぎ手の肩を守る「おみこしパットインナー」をコラボで開発、販売開始

16日
えひめ国体弓道競技成年男子で御坊市弓道連盟所属の小山竜矢さん=県職員=がメンバー入りした県選抜チームが26年ぶりに7位入賞えひめ国体クレー射撃トラップ種目に印南町印南の楠本晃大さんが県代表チーム入りジュニアバレーボール・由良アタッカーズ結成45周年記念大会開催印南町で町政施行60周年記念式典開催日本陸上競技連盟等の安藤百福記念章を受賞した桶谷直弘さん=御坊市役所職員=の祝賀会開催えひめ国体公開競技、グラウンドゴルフ交歓大会女子個人で美浜町の小薮三枝子さんが準優勝御坊市の祭具師、杉本卓治さんが御坊祭・東薗組100周年を記念して金の獅子頭寄贈

17日
御坊市塩屋町の舞妃蓮フォトコンテスト入賞作品決まる御坊市が子育て拠点として御坊小北校舎に整備していたファミリーサポートセンター施設整備工事、御坊子どもクラブ移設工事が完成

18日
美浜町で美浜コスプレDAY撮影会海南市の国道42号で御坊市の男性死亡

19日
県内基準地価発表

21日
紀州鉄道のデジタルフォトコンテスト入賞作品決まる中紀バス(株)=由良町里=が排気ガス規制クリアの大型観光バスを県下第1号で導入

22日
日高川町が役場美山支所南隣にふるさと産品加工所建設へ松山市出身で日高川町山野の亀井光一さんが地蔵堂建立し、開眼法要営むねんりんピック秋田大会で日高川町のえかわチームがベスト8入りねんりんピック秋田大会で弓道交流大会で西原哲男さん=みなべ町山内=、中村栄子さん=美浜町三尾=がメンバー入りした県選抜チームが団体準優勝印南町議会で古谷正信副町長再任、平尾潔司教育長任命美浜町が吉原地内の松原地区高台津波避難場所で現地説明会

23日
ジュニアオリンピック陸上競技大会に日高地方から男女6選手選ばれるえひめ国体柔道少年男子の京都府代表に印南町出身の久保井浩太君=京都文教高2年=印南町で町政施行60周年記念花火大会、記念イベント実施御坊祭・東薗組が大正以来の屋台新調日高地方交通安全功労者・優良運転等表彰式行う御坊市で熟年高齢者健康麻雀大会開催日高川町寒川の県道で町内男性死亡

24日
自民党の二階俊博幹事長が地元御坊市後援会事務所で総選挙に向けた記者会見で決意述べる

26日
秋季近畿地区高校野球県1次予選で日高中津、南陵が2次予選へ印南町が全国4番目の「みまもり電話」導入へ調印

27日
日高町シルバー人材センターのワンコインお助けサービス利用呼びかけ芭蕉翁献詠俳句、千代女全国俳句大会で水村凛さん=御坊市野口=が初のダブル入選御坊商工会議所などが選考した第6代宮子姫に芝えりかさん=日高川町江川=と森本里奈さん=御坊市薗=

28日
衆議院が解散全国防犯功労者及び団体表彰で、御坊市の北塩屋区自主防犯パトロール隊長の木村三樹夫さんが防犯栄誉金賞受賞

30日
総選挙和歌山3区から立候補する共産党新人で前御坊市議の楠本文郎氏=御坊市塩屋町南塩屋=が記者会見し、決意述べる


ごぼう商工祭、雨に負けずハロウィンロード楽しむ 〈2017年10月31日〉

2017年10月31日 08時30分00秒 | 記事

雨に負けず、仮装してハロウィン楽しむ

初実施の「和歌山の地酒」飲み比べ


 御坊商工会議所主催の「ごぼう商工祭2017」は29日、中町・本町商店街で開き、メーンの「ハロウィンロード」をはじめ、恒例の「うまいもんマルシェ」や初実施の「和歌山の地酒」飲み比べ、音楽演奏、紀州鉄道のハロウィン特別列車などを楽しんだ。台風22号に伴う雨風で一部イベントを中止したほか、昼過ぎから雨風が強まったため、午後1時で終了した。

 今年は「ハロウィンを楽しむ」をテーマに、31日に子どもたちが「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ)と言って家々を回り、お菓子をもらう海外の「ハロウィン」を参考に「子どものための思い出づくり」として初実施。来年も継続する予定。
 商店街に「ハロウィンロード」を設け、事前に申し込んだゼロ歳児から12歳までの子ども300人のうち、150人とその保護者が参加。思い思いに仮装し、4カ所のフォトスポットで写真を撮影し、お菓子や風船をもらったり、6カ所のポイントを回るスタンプラリーを行い、子どもたちは「楽しかった」と喜んでいた。各店舗がハロウィンの飾り付けし、スタッフも仮装して盛り上げた。午後の一般開放は取り止めた。
 毎年人気の「うまいもんマルシェ」はきのくに信用金庫御坊営業部前で開き、23ブースを設置。雨で人出は少なかったが、それぞれ御坊じまんの食を堪能。「和歌山の地酒」飲み比べも初めて行い、県内の8社が自慢の地酒16種類を提供し、3種類500円(約1合)で利き酒を楽しんだ。会議所青年部のはなまる焼きもあった。
 音楽ゾーンは会場を屋内に移し、6組が演奏した。ローターアクトのハロウィンのかぼちゃのお化け(ジャック・オ・ランタン)づくり体験は3回予定していたが、雨で午前中の1回だけ実施した。ふわふわ遊具は取り止めた。紀州鉄道はハロウィン仕様の臨時便を2便運行し、紀央館高校生らが飾り付けた車内でイベントを楽しんだ。癒やしブースや美容コーナー、御坊菓子工業組合のぜんざい無料配布もあった。


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御坊市が協働支援事業に3団体採択、20万円補助 〈2017年10月29日〉

2017年10月30日 08時30分00秒 | 記事

スポーツ吹矢で健康づくりや生きがいづくり

食事提供や学習支援を行う御坊こども食堂

羽山維碩、直記ら羽山家3代を顕彰


 御坊市は、市民のアイデアやパワー、NPOやボランティア団体が持つ先駆性や専門性をまちづくりに生かす平成29年度「協働支援事業~オール御坊のまちづくり」に、市吹矢愛好会(吉村勲代表)、NPO法人フードバンク和歌山(古賀敬教理事長)、塩屋文化協会(溝口善弘会長)の3団体を採択した。今年度は「地域資源の発掘・発信」と「地域の居場所づくり」をテーマに公募し、応募のあった5団体のプレゼンテーションで審査。採択した3団体には事業実施に必要な経費の補助金としてそれぞれ20万円交付し、事業を支援するとともに市内外への情報発信に努める。

 まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、平成28年度に協働支援事業を創設し、60万円を予算化。戦略期間が終わる平成31年度まで毎年度、テーマに基づいたイベントや啓発活動など提案事業を募集。昨年度は「地域資源の発掘・発信」をテーマに3団体を採択。今年度は「地域資源の発掘・発信」と「地域の居場所づくり」をテーマに公募し、5団体が応募。協働の妥当性や自主性・持続可能性、事業効果、御坊らしさなどを基準に審査し、3団体を採択した。
 市吹矢愛好会は、市老連主催で今夏行ったスポーツ吹矢教室の参加者を中心に「中高齢者の健康づくり、生きがいづくり、仲間づくり」を目的に、補助金で備品等を購入し、約20人で近く立ち上げる。「スポーツ吹矢を通して中高齢者が目標ややりがいを持った元気なまちにしたい」と、日本スポーツ吹矢協会公認指導員を招いて市福祉センターで中高齢者スポーツ吹矢教室を10回開催し、会員増強を図り、来年度以降、本格的な活動を続けていく。
 フードバンク和歌山は経済的な事情や親の勤務などで十分に食事がとれなかったり、一人で食事している子どもたちに無料で食事提供し、学習支援を行う「御坊こども食堂」を昨年9月に湯川町財部、日高総合型クラブ(ソフトバンク御坊2階)に開設。子どもが安心して食事でき、子どもから高齢者まで幅広い世代が交流する場になっている。資金、人材、提供食料品の確保が課題で、補助金は炊飯器や精米機、餅つき器の購入費に充てる。
 塩屋文化協会は(1)幕末に北塩屋地内に開業し、県内で初めて種痘の普及に努力した医師の羽山維碩、名医として知られた養子の羽山直記ら羽山家3代を顕彰する説明看板1基やリーフレット五千部、資料用冊子300部を作成(2)熊野古道沿いの見どころを紹介する散策マップの説明看板2基やリーフレット五千部を作成(3)塩屋王子神社の歴史を紹介するリーフレット五千部を作成。地域の歴史文化を情報発信し、語り部と協同で普及活動を行う。


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由良町文化賞に華道指導の片岡三千代さん 〈2017年10月28日〉

2017年10月28日 08時30分00秒 | 記事

文化賞を受賞する片岡三千代さん


 平成29年度由良町文化賞の受賞者が発表され、文化賞に、40年にわたり生け花(池坊)を指導し華道の普及や後進の育成に尽力したとして片岡三千代さん(81)=阿戸=が選ばれた。功労賞は多くの書展で入賞、指導を通して書道の普及に努めた村山やよいさん(61)=吹井=、奨励賞に日高高校箏曲部3年、小林美佑さん(17)=衣奈=に決まった。表彰式は11月3日午前9時から役場で開く。

 片岡さんは小学4年生から、地元で生け花・池坊を指導する宮本八重さん(故人)に習い始めた。
 数ある流派の中で最も古く、550年以上の歴史を持つ池坊は線や水ぎわの美しさを表現するのが特徴で、宮本さんらの下で修行を重ね、40歳代になって阿戸地区で片岡生け花教室を主宰し、伝統に基づいた生け方を指導している。
「花は足で生けよ」の教えに基づき、野原や山を回って花材を見つけては自然の生い立ちについて学び、持ち帰って一瓶に挿してきた。華道の魅力は多くの人に出会えたことで「一人ひとりから教えられ、こちらも伝えるべきことを伝えるという中で交流し、学び合えたことがうれしい」と話す。
 指導する一方、池坊の華展や町文化祭に参加し自然美を表現した作品を発表。県内で開催される池坊の研修会に参加し家元から指導を受けるほか、ボランティアで由良あかつき園の利用者に指導し、花とふれあう楽しさを伝える。平成15年度町文化功労賞を受賞。
 片岡さんは「皆さんに助けられ、支えられ、教えられ、導いて頂いたお陰。町の文化祭では周りの方々が花材を提供して下さったり、作品を見て花に関心を持って頂きうれしい。花を通じて四季を感じられるのは幸せで、それを喜べることが本当にうれしいです」と話した。
 文化功労賞の村山さんは20歳代後半から本格的に書を再開し、これまでに日本書芸院展、県展、読売書法展などで入賞や入選。日本書芸院二科審査会員、和歌山市展無鑑査、御坊市展無鑑査、県美術家協会員、県書道協会員。
 30年以上前から自宅で書道教室を開き、園児から一般まで指導。書の魅力は作品ができあがっていく過程の楽しみと苦しみにあるとし、今回の受賞に「思いがけない賞を頂くことになり光栄です。今後は書を通じて役に立てることがあればうれしいです」と話した。
 奨励賞の小林さんは日高高箏曲部に所属。今夏の全国高校総合文化祭に出場し、日本音楽部門で同校の優良賞(ベスト8)受賞に貢献した。


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11月23日 日高川町で管内初のフェアトレードカフェ 〈2017年10月27日〉

2017年10月27日 08時30分00秒 | 記事

フェアトレードカフェへの参加を呼びかける日高川町の有志


 発展途上国で生産した製品を適正な価格で取引することで、貧困に苦しむ生産者の自立を支援することを目的にした「フェアトレード」をPRするカフェとDVD上映会が11月23日、管内で初めて日高川町和佐のかわべ天文公園で開催される。同町内の有志6人が集まり、「フェアトレード」に理解を深めてもらおうと企画。同トレード活動で生産したコーヒーやバナナなどの商品をふるまい、フェアトレードの理解と普及を呼びかける。

 フェアトレードとは、児童労働などに苦しむ発展途上国の人々を支援するため、NPO(非営利組織)やNGO(非政府組織)が仲介役となり、現地の生産者に高品質な商品の生産を依頼し、適正価格で買い取りを行うことで生産者を支援する運動。日本では約40年前から行われており、コーヒーや紅茶、チョコレート、雑貨や衣料品など製品の種類も増加している。
 主催するエシカルを考える会代表で環境インストラクターの川口朋久さんや日高川町議の熊谷重美さんら町内の有志は、数年前から管内の住民にも「フェアトレード」について関心を持ってもらおうと準備を進め、12月10日の世界人権デー、11月10日からの人権を考える強調月間に合わせて初のイベント開催を企画。「フェアトレード」を紹介するDVDなどで同運動を紹介し、実際の商品を参加者にふるまう。
 当日は、午後1時30分からフェアトレードの説明やDVD観賞のあと、午後2時15分からフェアトレードカフェを開催。有機栽培などで依頼して生産されたペルーのコーヒー、インドの紅茶、フィリピンのバナナと黒砂糖などを無料で味わってもらい、フェアトレードの意義を体験する。
 代表の川口さんは「まずは『フェアトレード』について日高地方の皆さんに知ってもらいたい。地元では商品を購入することは出来ないが、ネット販売や大阪などの専門店で購入するきっかけになればうれしい。興味を持って頂いた雑貨店の店頭で商品を扱ってもらえるようなことにもなれば」と話している。
 参加無料で、定員は30人。参加者はマイカップを持参すること。保育士による託児もできる。事前申し込みが必要で、申し込みと問い合わせは、28日以降に川口さん(携帯電話090・1449・0226)へ。


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御坊、御坊中央LC平和ポスター最優秀賞に濵上さん(由良小)西山さん(野口小) 〈2017年10月26日〉

2017年10月26日 08時30分00秒 | 記事

濵上さんの作品

西山さんの作品


 ライオンズクラブ第30回国際平和ポスターコンクールの御坊(田渕稔会長)と御坊中央(柚瀬真一会長)の審査で、御坊から濵上なごみさん(由良小6年)、御坊中央から西山友梨さん(野口小5年)の作品が最優秀賞に選ばれた。ともに初受賞で両作品は御坊から白浜までの7クラブが管轄地域となる「10リジョン1ゾーン」審査に進む。

 今年のテーマは「平和の未来!」で、世界各国のライオンズクラブで作品を募集。御坊では日高川町と印南町、由良町の13校から230点、御坊中央には御坊市、日高町、美浜町の11校から206点が応募された。クラブごとに▽テーマが表現されているか▽独創性があるか▽芸術的価値が高い作品であるか-を審査基準に、クラブ員の投票で最優秀賞、優秀賞、佳作を選んだ。
 濵上さんは夏休みの宿題でポスター制作に取り組んだ。みなが笑顔で戦争のない世界を願い、笑顔いっぱいで仲良く歩く女の子たちと、さまざまな国の国旗を描いた。全体的に水彩絵の具を使い、細かい彩色が必要な国旗の部分はカラーマーカーを使って仕上げた。
 濵上さんは、空へと連なる各国の国旗を描くのが大変だったという。初の最優秀賞に「賞をとれると思っていなかったので、けっこううれしいです」と笑顔を見せた。
 西山さんは夏休み期間中に考え、平和の象徴であるハトが幸せを込めたハートの中で飛ぶ様子を描き、各国の人たちが笑顔でそれをつかもうとしている姿を表現。周囲には幸運を意味する四つ葉のクローバーをちりばめた。
 西山さんは「世界の人たちが仲良く過ごし、幸せなイメージで描いた。絵を描くのが好きで、最優秀賞を受賞できて、うれしい」と話した。
 両代表作品はリジョン審査を通過すると、大阪・和歌山がエリアのキャビネット審査、近畿圏の複合審査を経て、世界規模の最終審査に進む。
 同コンテストの両クラブへの出品全作品は11月2日から11月8日までオークワロマンシティ御坊店で展示する。
 このほか各クラブの入賞者は次のみなさん。
【御坊】優秀賞=太田翔(清流小)金崎未和(由良小)▽佳作=相台真央(中津小)池田帆花(同)森萌乃香(清流小)
【御坊中央】優秀賞=田淵穂花(湯川小)寺井巴菜(志賀小)▽佳作=久保田華衣(内原小)谷口幸美(湯川小)。


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印南町が庁舎敷地内にWi-Fi整備へ 〈2017年10月25日〉

2017年10月25日 08時30分00秒 | 記事

庁舎敷地内でWiーFiが利用できるよう整備


 印南町は、大規模災害時の課題の一つに上げられる情報入手や連絡を取り合うなど通信手段の確保に向けて、ケーブルを使わない無線通信を利用したインターネット接続サービス「Wi-Fi」を整備する。9月議会で可決された補正予算にWi-Fiネットワーク構築業務委託料326万6000円を計上しており、年度内の整備をめざす。庁舎へのWi-Fi整備は日高地方で初めてで、同町は今後、避難所などにも整備を広げたいとしている。

 Wi-Fiは基地局(アクセスポイント)から数十メートルと電波の届く範囲は狭いが、高速、大容量のデータ通信が行えることから、通信手段確保に有効とされるが、大規模災害時に防災拠点となる庁舎や避難所に整備を進める自治体は少ない。観光面など経済効果が見込める施設への整備などに比べ、多くの活用が見込まれない防災面では費用対効果が低いことが理由として考えられる。
 印南町は、近い将来、南海トラフ巨大地震が高い確率で発生すると予想される中、高台に移設した庁舎の敷地に津波避難での一次避難場所として設けている約4000平方メートルの駐車場や道路、緑地帯などに避難してきた住民や災害時におけるボランティアスタッフがインターネットを使って情報収集することで防災・減災につながると国の「公衆無線LAN環境整備支援事業」を活用して庁舎敷地内に9台(屋内7、屋外2)のアクセスポイントを設置しWi-Fiが利用できるよう整備する。
 庁舎には停電の際にも72時間のバックアップ電源を確保する自家発電設備があり、停電時でも通信事業者が提供する通信インフラが機能する限りWi-Fiは利用できる。


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 5日  第15回ゆらふれあい祭開催

 エアレース年間総合Vの室屋義秀さんから柏木御坊市長らにサイン入りの礼状

 鳥居佳子さん(日高川町)透明水彩「草むらの花」で2度目の日展入選

 11日  由良町中央公民館でバイオリニスト・小髙根眞理子さん迎えコンサート


総選挙和歌山3区、二階氏(自民)貫禄の大勝で12選 〈2017年10月24日〉

2017年10月23日 01時00分00秒 | 記事

全国トップの当確を喜ぶ支援者ら(御坊事務所)


 第48回衆議院総選挙は22日に投票を行い、即日開票された。同郷対決となった和歌山3区は自民党前職で党幹事長の二階俊博氏(78)=御坊市島、当選11回、公明党推薦=が、共産党新人で党県南地区副委員長の楠本文郎氏(63)=御坊市塩屋町南塩屋、前御坊市議=を大差で下して貫禄の12回連続当選を果たした。3区の当日有権者数は26万3656人(男12万2569・女14万1087)。投票率は59・78%で前回の55・63を上回った。

「満足すべき結果収められた」
「二階強し」全国トップで当確

 御坊市島の御坊選挙事務所は、台風の対応や安全面から「バンザイなどのセレモニーは自粛します。事務所にお越しいただくのは大変危険なので、ご自身やご家族の命を守る行動を取って下さい」と事前に通知していたが、50人を超える支持者らが詰めかけ、午後8時ちょうどに全国トップで当確が出されると「やったぁ!」と歓声、拍手がわき起こった。
 自民党本部からのテレビ中継で、二階氏は「選挙は何回やっても緊張するが、県民をはじめ、多くの有権者の皆さんからご支援、ご支持をいただき、当選できたことを大変光栄に思います」と感謝するとともに「幹事長として負けるようなことがあれば皆さんに迷惑をおかけすると思っていたが、多くの皆さんから叱咤激励をいただき、満足すべき結果を収めることができた」と胸を張った。
 選挙戦については「ふるさとはやっぱりありがたいと感謝しています」と述べ、自らが提唱した国土強靱化政策には「極めて重要な政治課題であり、これからも党を挙げ、さらには県民の皆さんのご協力をいただきながら県を挙げてしっかり対応していく」、国政については「結果が出たので、これからも国民、県民、そしてふるさとの皆さんの期待に応えるため、立派な政治を進めていきたい」と決意を述べた。
 事務所では長男の俊樹秘書が「皆さんお一人お一人が本人に成り代わり、戦っていただいた結果が、全国トップの当確です。本当にありがとうございました。父は和歌山の明日のため、子や孫の明日のために一生懸命頑張りますので、皆さんのお力をお貸し下さい」と頭を下げた。坂本登県議や山本直治御坊市議(公明党)らも祝辞を述べた。

 二階氏略歴 昭和14年御坊市生まれ。日高高校、中央大学卒業。代議士秘書を経て昭和50年から58年まで県議。昭和58年に衆議院議員初当選。以来連続12回当選。運輸大臣・北海道開発庁長官2回、経済産業大臣3回。総務会長や選対局長など党要職も務め、現在は幹事長、国土強靱化対策本部長、志帥会(二階派)会長などを務める。


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第63回御坊市美術展覧会の入賞者発表、知事賞に5人 〈2017年10月22日〉

2017年10月22日 18時00分00秒 | 記事

写真・古家禾積さん「迷交差」

陶芸・羽山ヒサヨさん「里山の秋」

書・平石房玉さん「五言絶句」

日本画・津本千絵さん「トマト」

洋画・松本笑さん「くつろぎ」


 御坊市・市教育委員会主催の第63回御坊市美術展覧会の入賞者が20日、発表され、栄えある知事賞は、写真の部で古家禾積さん=美浜町和田=の「迷交差」、陶芸の部で羽山ヒサヨさん=日高川町早藤=の「里山の秋」、書の部で平石房玉さん=由良町門前=の「五言絶句」、日本画の部で津本千絵さん=御坊市御坊=の「トマト」、洋画の部で松本笑さん=同藤田町吉田=の「くつろぎ」が受賞。表彰式は11月23日午後1時30分から市中央公民館で行われる。
 書と洋画の2部門で高校生の作品が光った。
 出展人数と作品数は、写真46人70点、陶芸23人28点、書63人63点(高校生27点)、日本画31人35点、洋画35人38点(同8点)の計198人234点で、総数昨年比は同人3点増。昨年より写真への出展が6人11点増えた一方、洋画への出展が14人15点減った。
 展覧会は、第1期が11月2日から11月5日まで洋画、写真、陶芸。第2期は11月9日から11月12日まで、書、日本画。各日とも午前9時から午後5時、最終日は午後4時まで。審査員が今年の特徴などを説明する鑑賞解説日は▽写真=11月5日午後2時30分~3階研修室3▽陶芸=同午後3時~2階研修室1▽洋画=同午後3時~3階大会議室▽書=11月12日午後3時~3階大会議室▽日本画=同同~3階研修室3。
 その他の入賞者は次のみなさん。
【写真】市長賞=山口節子(美浜町)▽市議会議長賞(無鑑査特賞)山口正英(同)▽教育委員会賞=玉置陽子(日高川町)▽中央公民館長賞=深津猛夫(印南町)▽文化協会長賞=山本一也(御坊市)▽奨励賞=瀧本久美子(美浜町)阪口成次(御坊市)小池安彦(同)植田伸晃(同)近藤義之(同)谷村高男(同)西野里美(印南町)瀧本翔司(美浜町)
【陶芸】市長賞=梅野京子(湯浅町)▽市議会議長賞=中西義和(印南町)▽教育委員会賞=細川昌利(御坊市)▽中央公民館長賞=小川武(印南町)▽文化協会長賞=山西峰子(同)▽奨励賞=丸畑裕子(広川町)花田昻子(日高川町)
【書】市長賞=山本鮎美(御坊市、紀央館高)▽市議会議長賞=中前美川(美浜町)▽教育委員会賞=小西香名(御坊市)▽中央公民館長賞=大谷朱里(美浜町、紀央館高)▽文化協会長賞=的場由起(日高川町、同)▽奨励賞=佐竹里胡(日高町、同)嶋田有紗(日高川町、同)手島千奈(同、同)平田美緒(印南町、日高高)古川美奈(有田市、耐久高)
【日本画】市長賞=西端諭利(御坊市)▽市議会議長賞=橋本厚洋(同)▽教育委員会賞=坂口紀子(日高川町)▽中央公民館長賞=力津妙子(日高町)▽文化協会長賞=澤越純子(田辺市)▽奨励賞=下田美枝子(日高川町)三木啓子(御坊市)
【洋画】市長賞=小山如月(由良町、南部高)▽市議会議長賞=桑野和浩(御坊市)▽教育委員会賞=保田愛里(日高川町、紀央館高)▽中央公民館長賞=鈴木菜々(日高町、同)▽文化協会長賞=小西ひかる(印南町、同)▽奨励賞=石本愛美(由良町、日高高)調子ちえ(みなべ町、南部高)谷口万桜(印南町、同)。


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世界ジュニア柔道選手権大会女子44キロ級で久保井仁菜さん(印南町出身)優勝 〈2017年10月21日〉

2017年10月21日 08時30分00秒 | 記事

44キロ級の他の入賞者と並んで金メダルを手に優勝を喜ぶ
久保井さん(左から2人目)


 印南町出身で京都文教高2年、久保井仁菜さん(16)=切目小-松洋中=が18日にクロアチアで開催されたジュニア世代(15歳~20歳)世界一を決める2017年世界ジュニア柔道選手権大会女子44キロ級で優勝を飾った。初戦から決勝戦の4試合すべて一本勝ちの圧勝で世界を制し「立ち技も寝技も今以上に磨きをかけて次は48キロ級で世界大会に出たい」とさらなる飛躍を誓った。

 久保井さんは9月に開催のJOCジュニアオリンピック平成29年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会女子44キロ級で優勝し日本代表として出場。女子44キロ級は21人がトーナメント戦で競った。初戦の2回戦はヨーロッパチャンピオンのデレウル選手(フランス)と対戦。小内刈りで技ありを2回取ったあと縦四方固めで1本勝ち。3回戦のブルガエフ選手(ロシア)は縦四方固めで、準決勝でもムラタバエバ選手(ウズベキスタン)を得意の寝技に持ち込み袈裟固めを決めて1本勝ちし決勝へ。
 決勝戦はカザフスタンのアブザクノバ選手と対戦。試合開始直後に相手が仕掛けてきた技をつぶして抑え込み、縦四方固めを決めて1本勝ちを収め、初の世界大会を全試合1本勝ちの完全優勝で制した。
 44キロ級では昨年の全日本柔道体重別選手権大会、今年4月の全日本カデ柔道体重別選手権大会で優勝したほか、初の国際大会となった7月のアジアジュニア柔道選手権大会も制し、9月には全日本柔道体重別選手権大会を連覇、今回世界大会でも圧倒的な強さで優勝するなど負け知らずだが、同階級はジュニア大会のみでオリンピックなどシニアでは48キロ級からとなることから44キロ級での出場は今大会が最後と決めていた久保井さんは「最高の結果で44キロ級を終わることができうれしく思います。しかし、立ち技だけなら自分より強い選手がいると感じたし、得意の寝技で抑え込んでも逃すことがあるなどこの大会でいろいろな課題も見つかった。指導していただいた三原先生、地元で応援してくれている人達に感謝しています」と喜ぶとともに「基本を大切にして、立ち技も寝技も今以上に磨きをかけて次は48キロ級で世界に出たいです。これからも頑張ります」とオリンピック出場をめざし48キロ級で戦っていく決意を示した。
 久保井さんを中学校時代に指導した松洋中柔道部顧問、三原史也教諭は「よく頑張ったと思います。一つ大きなタイトルを取ることができた。世界でも通用する力がついてきた。今後は一つ階級を上げて、また活躍してくれたら、と期待しています」。印南町から世界一の誕生に日裏勝己町長も「印南町から世界一に輝いた人は初めてだと思う。本当にすばらしくうれしいかぎり。東京オリンピック出場をめざして頑張ってもらいたい」と快挙をたたえるとともにさらなる飛躍に期待を寄せた。


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