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国のコロナ対策、高収益作物支援交付金事業始める 〈2020年8月30日〉

2020年08月31日 08時30分00秒 | 記事


スターチスなど花き施設栽培に手厚い支援


 国が、新型コロナで売上減少など影響を受けた「野菜・花き・果樹」の高収益作物を対象に高収益作物次期作支援交付金事業を始める。特に花きの施設栽培農家への支援単価は10アール当たり80万円と大きく、生産量日本一を誇るスターチスなどが主要品目の御坊市の農業者にとっては過去に例を見ない手厚い支援策となっており、申請が殺到すると予想されるが、手続きに時間と労力を要するため、申請する側、受け付ける側ともに混乱するのではと、心配の声も出ている。

 国は新型コロナで「野菜・花き・果樹」の高収益作物が売上減少など大きな影響を受けたとし、出荷実績があり、次期作に前向きに取り組む農業者を支援しようと、同交付金事業を実施する。要件は(1)今年2月から4月の間に「野菜・花き・果樹」の出荷実績がある(2)収入保険、農業共済等のセーフティネットに加入している。または今後加入する意向がある(加入を検討する)。施設栽培は園芸施設共済も含む。
 支援内容は栽培方式や栽培品目に応じて次期作で支援対象となる取り組みを行う面積に対して支援金を交付する。支援単価は(1)野菜・花き・果樹の露地栽培は10アール当たり5万5000円(2)花きの施設栽培は10アール当たり80万円。花きの施設栽培に対する支援が大きいのが特徴で、スターチスやカスミソウ、バラ、ガーベラなど花き施設栽培が基幹品目の御坊市の農業者にとっては過去に例を見ない手厚い支援策となっている。
 10アール当たり80万円というのは、ほぼ年間の苗代に充当できる額だという。市内の花き栽培面積は約80ヘクタールあり、単純計算で交付金総額は6億円以上に及ぶ。平均すれば栽培面積は1農家当たり30~50アールで、240万円~400万円の交付金が受け取れる。
 管内の早いところでは申請の受け付けが始まっているが、多くは9月に入ってから。御坊市では農業委員らで構成する市地域農業再生協議会が事業主体となり、市役所4階の農業委員会室に臨時受付会場を設け対応する。コロナ感染予防で申請の受け付けは日時を指定する完全予約制とし、9月1日から10月16日まで電話による面談予約を受け付ける。対象農地の地番や面積など申請書類、作業日誌の作成、取り組みを証明する写真撮影など手続きにかなりの時間と労力を要するため、混乱も予想される。
 申請書は市のホームページからダウンロードできるほか、市役所、JA紀州各支所の窓口等に備え置く。JA組合員はJA広報誌と併せて配布する。同協議会は「要件に該当される方は申請書を入手した上で電話での問い合わせ、事前予約をお願いします」と。問い合わせは協議会事務局(電話52・7501)市農林水産課(電話23・5510)へ。


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三浦源吾市長会見 1トン千円の最終処分場負担金条例 年間1億8千万円、10月から施行 〈2020年8月29日〉

2020年08月29日 08時30分00秒 | 記事

議案を説明する三浦市長


 三浦源吾御坊市長は28日、市役所で定例会見を行い、4日開会の9月定例議会に提案する議案12件、報告1件を発表。今回の目玉は県下初で全国でも珍しい最終処分場埋立物環境保全負担金条例。市内には県下最大規模の民間事業者最終処分場があり、埋立物の搬入スピードを抑制し、自然環境保全や環境負荷低減につなげようと事業者から1トン当たり1000円の環境保全負担金を徴収するもの。年間1億8千万円を見込んでおり、議会承認を経て10月から施行する。

 市は第4次総合計画で廃棄物の適正処理や再生利用による減量化など環境低負荷型社会の実現をめざしている中、大栄環境(株)が平成29年3月から森岡地内で御坊リサイクルセンター(管理型最終処分場・中間処理施設)を稼動。最終処分場の埋立容量は137万5441立方メートルあり、15年程度で満杯になる計画だったが、京奈和道路関連工事に伴う産廃土、全国からの災害廃棄物の搬入等が続いたこともあり、すでに半分が埋まり、第2期処分場造成計画が進んでいる。
 最終処分場の許認可権は県のため、市に権限はなく、市環境衛生課は「次々と市内に最終処分場が建設されれば市民が不安になり、環境負荷も高まる」と、県の許認可を得て市内に所在する最終処分場で埋め立て処理を行った民間事業者から負担金を徴収する条例をつくった。負担金は一般廃棄物(主に災害廃棄物)や産業廃棄物を問わず、最終処分場に埋め立てられる埋立物1トン当たり1000円(災害廃棄物は2分の1の500円)に設定した。
 同社の平成30年度実績を当てはめると市の収入は1億4191万円、令和元年度は1億9089万円。これを参考に今年度は年間18万トン、負担金1億8000万円を見込み、10月から半年分の9000万円を一般会計補正予算に計上。市の新たな収入源として環境保全推進に関する事業(ごみ処理費、公害対策費)に充てる。三浦市長は「条例制定により、本市における良好な環境保全を図り、循環型社会の構築をめざしたい」と話した。
 全国では都道府県が産業廃棄物排出業者に産廃税を課したり、一般廃棄物を搬出する自治体が受け入れる自治体に負担金を支払う事例はあるが、自治体が所在する民間の最終処分場運営事業者から負担金を徴収するのは全国でも珍しい。負担金は全国の事例を参考に設定した。

46億円の新庁舎請負契約提案
児童生徒タブレット端末購入も

 公募型プロポーザル方式で一括発注する新庁舎建設の実施設計・施工・現庁舎解体の請負契約も提案する。
 契約先は、最優秀提案者に選ばれた前田建設・久米設計特定建設工事共同企業体(代表者=諏訪俊雅・前田建設工業(株)関西支店常務執行役員支店長)。契約額は46億457万8000円(税込み)で、事業費53億円を約7億円下回った。
 今年度一般会計補正予算は4億1547万円追加。ギガスクール構想に基づき児童生徒全員に配備するタブレット端末購入に1億1665万円(うち市負担約7000万円)を計上。既存のパソコンも活用するため、購入台数は小学校840台、中学校360台。
 ほかに小松原集会所修繕補助金213万円、地域福祉計画アンケート調査委託140万円、野島漁港泊地しゅんせつ590万円、消防団ホース乾燥柱整備(下楠井、上富安、下富安)600万円など。


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第二次コロナ交付金 各市町中心は商品券や現金配布 農林漁業支援やPC購入補助も 〈2020年8月28日〉

2020年08月28日 08時30分00秒 | 記事

 


 管内6市町に総額約15億円が交付される「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の第二次分による支援事業が各市町で方針が定まった。多く予算を投じるのが全住民を対象にした商品券や現金の配布。第一次分で1世帯3万円分の商品券を配布した印南町を除き、各市町ともに1万円程度の配布準備を進めており、美浜町では9月1日、御坊市や由良、日高川町では10月1日からの利用に向けて配布する。商品券など以外では、各自治体が農林漁業事業者支援や学校の感染対策、印南町ではパソコン購入補助など新事業も盛り込まれた。

 5月に交付された同感染症対応地方創生臨時交付金第一次交付金に続いて、国の第二次補正予算に盛り込まれた同第二次交付金。和歌山県は総額約123億5000万円で、管内6市町分は第一次分の約3倍となる約15億円になる。新型コロナで影響を受けた支援策として、自治体独自の防止策や経済対策に活用できるもので、人口や財政状況などに応じて限度額を設定。第二次交付金の実施計画は、7月27日と9月30日を期限に内閣府に提出される。
 第二次分では、まず御坊市が市民1人に1万円分の商品券配布などを決めたのに続いて、美浜町や由良町も同様の方針を打ち出し、第一次分で現金5000円を配布した日高町は、現金1万円の申請書と商品券3000円分の送付を28日から始める。第一次分でプレミアム商品券を発行した日高川町でも全町民1万1000円に加えて高齢者・障害者には5000円を追加し、10月1日利用開始に向けて最大1万6000円分を配布する。
 第一次分で1世帯あたり3万円の商品券を発行した印南町では、カメラ機能付きパソコンやタブレット端末購入費を1世帯上限5万円、65歳以上の高齢者を対象にスマートフォンの購入費を上限2万円を補助する。他市町でも小中学校のオンライン授業化を整備するギガスクール構想に向けた学習用端末設定やソフトウエア整備など、新型コロナ発症を機に早急な整備が求められている新しい生活様式への対応が進められる。


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御坊市 総合計画職員ワークショップ まちの強み、弱みを語り合う 〈2020年8月27日〉

2020年08月27日 08時30分00秒 | 記事

まちの強み、弱みを語り合う職員


 御坊市は、第5次総合計画(令和3年度度~12年度)策定に向け、26日に若手・中堅、女性職員20人が参加したワークショップを開いた。今回をあわせて2回開き、まちの現状や将来像を語り合い、出された意見を総合計画に生かしていく。同日夜には高校生や女性、青年ら14人が参加した1回目の市民ワークショップを開き、三浦源吾市長も顔を出し、ざっくばらんに意見交換した。

 これからの御坊市を担う30歳~40歳代の職員が参加し、4班に分かれて「御坊の次なる10年」をテーマに語り合った。御坊市の強み(良いところ)では「コンパクトなまち」「自然が多く、食べ物がおいしい」「高速道路が近いなど利便性が良い」「野口オートキャンプ場や御坊総合運動公園がある」「和高専があり、若い学生が多い」「飲食店、ラーメン店が多い」などがあった。
 弱み(もっと良くしたいところ)では「宮子姫や寺内町など良い観光資源があるが、目玉がなく、どれも中途半端な感じがする」「情報の発信力が弱い」「働くところが少ない」「近くに子どもの遊び場がない」「商店街で人が歩いていない」「利便性は良いが、交通手段が少ない」などがあり、次回は強みをさらに伸ばし、弱みを克服するための取り組みを語り合う。
 計画策定に向け、昨年度は市民20歳以上2000人を対象にアンケート調査を行った。今後は市民、職員ワークショップのほか、各種団体へのヒアリングを行い、早ければ9月に基本構想素案をまとめ、審議会に諮った上で12月議会に提案する。基本計画は11月に素案をまとめ、来年3月に決定する。


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かつお節発祥の地・印南町 日経新聞だし特集で紹介 〈2020年8月26日〉

2020年08月26日 08時30分00秒 | 記事

日本経済新聞に掲載された特集記事


 印南町が「かつお節発祥の地」であることは全国放送で取り上げられるなどして周知されつつあるが、このほど発行の日本経済新聞の特集記事の中でも紹介された。記事は大阪のだし文化をテーマにしたもので、、だしに欠かせないかつお節創始者、角屋甚太郎の故郷である印南町を記者が訪れ、かつお節を考案、全国に広めた印南漁民3人の周知活動に取り組んでいる町文化協会長の坂下緋美さんを取材し、印南漁民の功績などを紹介している。

 記事は18日付の夕刊に掲載。「とことん調査隊」という特集記事で、今回は22歳の新人記者が「大阪のだしは昆布+かつお節」をテーマに、大阪の味はどのようにして生まれたのかとしルーツをたどる内容。大阪のだしは昆布とかつお節の2つのうまみのハイブリッドが大阪の味の秘訣のようだとし、かつお節のルーツが関西に存在と、角屋甚太郎の故郷、印南町を訪ね、甚太郎のほか、かつお節の一大産地となった鹿児島県の枕崎に製造法を伝えた森弥兵衛、千葉県銚子などに伝えた印南与一の印南漁民3人衆のことや、2代目甚太郎の位牌が同町印南の印定寺にあり、子孫も暮らすとし、地元でダルマ醤油を製造販売する甚太郎から数えて13代目となる久保田英介さんが、かつお節にちなんで作った「だししょうゆう」などを紹介。
 取材した坂下さんの「和歌山の漁民は鹿児島や静岡、千葉に渡り、かつお節を広めた。そのたくましさはすごいものがある」とのコメントや、坂下さん手作りの甚太郎人形と坂下さんを撮影した写真も掲載されている。
「だし」との関わりは大きく、平成27年に手広く飲食店を経営する㈱太鼓亭=本社・大阪府箕面市、水上泰輔代表=が、かつお節発祥の地である印南町と連携して「おだしの日」が制定したが、これは角屋甚太郎の命日(1707年10月28日)にちなんで定めたものだ。
 角屋甚太郎をはじめ印南漁民3人の功績を称えようと顕彰碑を建設するなど周知活動に取り組む坂下さんは「印南町がかつお節発祥の地であることは少しずつ知られてはきているが、全国的にはまだあまり知られていないのでとても良いPRになった」と話している。


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’20少年メッセージ日高地方大会 優秀賞2人と奨励賞を表彰 〈2020年8月25日〉

2020年08月25日 08時30分00秒 | 記事

 日高地方青少年育成県民運動推進委員連絡協議会(熊谷重美会長)は23日、日高振興局別館で「少年メッセージ2020」日高地方大会の優秀賞と奨励賞の表彰式を行い、県大会に出場する優秀賞2人と奨励賞3人の中学生を表彰した。県大会は、きょう25日に原稿審査会が行われる。

 優秀賞は「コロナウイルスについての考え」がテーマの久堀美々さん(切目中3年)と、「『生きる』という権利」がタイトルの中本和さん(美山中3年)。
 久堀さんは、感染者や死者の数字が取り立たされるが、その一人ひとりに人生があり、家族がいることを訴え、誹謗中傷も出る中、「みんなが不自由な生活をさせられている。優しい言葉をかけ、地道にお互いに協力しながら、コロナウイルスと戦わなければならない」と主張。「コロナウイルスは自分が思うより身近に存在し、いつ牙をむくか分からない。『これ位なら大丈夫だろう』と思ってしまうこともあるかもしれないが、私はみんなの命、みんなの笑顔を守りたい。最善の行動を取り、一緒にウイルスと戦いましょう」と締めくくった。
 中本さんは、長崎の原爆資料館を訪れた際に見た放射能と熱風によって焼け野原になった街、焼きただれた皮膚、黒く炭化した遺体などモニターに映し出された光景やその悲惨さを伝え、峠三吉さんの「原爆詩集」から「わたしをかえせ わたしにつながる にんげんをかえせ」の詩なども紹介。「今もなお、この世界では紛争という殺戮が続いています。このような痛ましい歴史を繰り返してはいけない。長崎の平和への祈りを未来に向けて伝えたい。『生きる』という権利の遵守、命を慈しむ世界を創っていくことを私は決意します」とつづった。
 奨励賞の玉木南帆さん(丹生中2年)、稲垣裕稀さん(日高附中3年)、中津琉友君(早蘇中3年)も表彰(1人欠席)。
 熊谷会長は「今年は新型コロナの影響で発表会は出来なかったが、皆さんから発信されたメッセージ(原稿審査)を直接肌で感じ、思いが十分感じ取れた。力強く頼もしいメッセージをありがとう」とあいさつし、表彰状を贈った。
 小川吉信審査委員長(川辺西小校長)は「中学生のメッセージの伝統をつないでくれて感謝している。7人の審査員が5つの視点で審査したが、いずれ劣らぬ力作で心をうたれた。受賞者の皆さんの文章は、その人にしか書けない作品だった」と講評し、受賞者一人ひとりの作品を紹介した。
 今年は新型コロナウイルス感染予防のため、発表大会は行わず、原稿審査した。中学校18校(2校辞退)代表が将来の夢や家族、学校生活などをテーマに自分の想いを伝えた。


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日高広域観光協 24日開始 93カ所周遊で地域応援 「七つの扉解除で景品当てよう」  〈2020年8月23日〉

2020年08月23日 08時30分00秒 | 記事

 日高広域観光振興協議会(会長・金﨑昭仁日高町観光協会長)は、新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済や観光を応援し、元気づけようと、日から日高地方7市町の観光施設や飲食店、土産店などを周遊し、地元特産品、ペア宿泊券が当たる抽選に参加する「ひだかさんぽが仕掛けた七つの扉キャンペーン」を始める。施設・店舗はカ所あり、事務局の日高振興局企画産業課は「日高地方を周遊し、景品を当てて下さい」と多くの参加を呼びかけている。

 協議会は昨年9月に観光総合サイト(ホームページ)「紀中を巡る~Hidaka History」を開設し、滞在費用別に分けた観光モデルコースをはじめ食事処、観光スポット、特産品、宿泊施設、各種体験など日高地方の魅力が詰まった各種情報を発信しているが、まだ認知度が低いため、より多くの人にサイトを知ってもらい、コロナで影響を受けた地域を元気づけようと、観光キャンペーンを実施する。
 協議会のサイト内に泉、宝、古(いにしえ)、森、海、饗(きょう)、川の七つの扉を用意。観光施設や飲食店、土産店などカ所にQRコードを記載した三角柱を置き、スマホでコードを読み取り、協議会サイトにアクセスし、パスワードを入力すれば対象の扉を解除できる。その後、申し込みフォームに必要事項を記載し、申し込むと景品が当たる抽選に参加できる。
 周遊してもらう仕掛けとして野口オートキャンプ場や道の駅産品中津なら川の扉、白崎海洋公園やEEパークなら海の扉、道成寺やカナダミュージアムなら古の扉、かわべ天文公園や御坊総合運動公園なら森の扉といったように扉のテーマにあうように施設や店(一覧はサイトに記載)を分けている。
 扉は対象のいずれか1カ所訪れれば解除できる。七つの扉ごとに景品(3000円相当)があり、扉ごとに応募できる。景品は泉が紀州南高梅(MARUNI㈱)宝が雲水釣鐘まんじゅう(雲水)古があんちんつりがね饅頭(㈲あんちん)森が紀州五代梅の心(紀州梅専門店五代庵)海がtomato|ume(JA紀州)饗がかきまでご飯の素(いなみの料理広め隊)川が梅珠手箱(㈱ウメタ)でそれぞれ2人に当たる。
 また、七つの扉すべて解除すればコンプリート賞として管内のホテルペア宿泊券2万円相当(5組人)が当たる。
 扉ごとの抽選参加は日~月日、月1日~月日、来年1月1日~2月日の3回あり、それぞれの期間中に施設・店を回れば応募できる。コンプリート賞の応募期間は日~来年2月日。期間中、4200人の応募を目標にしている。問い合わせは同課(電話24・2911)へ。


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猛暑続きでエアコン需要増  〈2020年8月22日〉

2020年08月22日 08時30分00秒 | 記事

 連日の猛暑でエアコンも品薄に


 太平洋高気圧とチベット高気圧の張り出しが重なり、連日危険なほどの猛暑日で、エアコンの需要増が続いている。クーラーなしでは過ごせないほどの尋常でない暑さ。コロナ禍で家で過ごす時間が増え、マスク着用も推奨されるなか、消費者は少しでも涼をとろうと、一部の製品は品薄状態が続いている。

 御坊市内の電気店では、例年なら盆過ぎあたりから落ち着いてくるが、今年は7月末から8月初旬のピークからの下落幅が少なく、消費者ニーズが長続き。長梅雨のあと、急に暑くなったため、故障が増えて買い替える人も多いという。
 オープン価格7~12万円(6~18畳)くらいの、定番商品が人気で、冷気は下にたまるので、扇風機で空気を循環させるなど、クーラーと併用することが電気代を安く抑えるポイント。
 コロナに係る県内事業者事業継続推進事業の安全安心を確保するための事業で、空気清浄機や換気付きエアコンを購入すると、100万円を上限に経費の3分の2を補助してもらえることから、換気付きのエアコン(6畳用定価約38万円)は特に品薄。一時はコロナウイルスに有用とされる次亜塩素酸の空気清浄機も品薄だった。事業者のほか保育園や幼稚園からの依頼も多く、町の電気屋さんは対応に追われている。
 近畿地方では来週以降も厳しい残暑が続く予報で、こまめな水分補給と夜間の熱中症にも気をつけたい。しばらくエアコンのお世話になる日々が続きそうだ。

花もぐったり

 連日の猛暑は、花や植物にとってもしんどい時季。市内の種苗店では「暑い時間帯の水やりは熱湯の風呂に入っているようなもので枯れる原因になる。水やりは夕方の涼しい風が通る時間帯が最適」と話している。


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御坊市 千年に1回洪水(日高川水系)被害予想図  土砂災害も掲載 来週全戸配布 〈2020年8月21日〉

2020年08月21日 08時30分00秒 | 記事

 浸水範囲や浸水深を明示したハザードマップ


 御坊市は、豪雨災害に特化した洪水・土砂災害ハザードマップを1万2000部つくり、来週から全戸配布する。洪水は県が作成した想定最大規模降雨(1000年に1回の割合)による日高川水系の洪水浸水予想区域図、土砂災害は県が指定した市内全域の土砂災害警戒区域を掲載し、各家庭や地域、職場で活用するよう呼びかけている。来年度から浸水地域を対象にした避難マニュアルづくりも検討している。
 
 洪水は、県が日高川水系で24時間総雨量770ミリ、複数箇所で堤防が決壊して浸水する最悪の場合をシミュレーションした洪水浸水想定区域図をもとに作成した。浸水エリアは従来の100年に1回想定から大きく広がり、御坊市の市街地を中心に市内の河北地区、野口から美浜町や日高町の西川流域、日高川町役場周辺にかけての日高平野全域の広範囲に及ぶ。
 市内の浸水エリアは旧御坊町全域、JR御坊駅にかけての湯川町、道成寺駅周辺にかけての藤田町、野口など広範囲。最も深いところで河口左岸など3~5メートルがあるが、市街地の多くは0・5メートル~3メートル、0・5メートル未満。主な地点の浸水深は名屋地区津波避難タワー周辺で2・8メートル程度、新町地区同で1・8メートル程度、薗会館周辺で1・3メートル程度、市役所周辺で1メートル程度。
「逃げ遅れによる人的被害ゼロ」実現をめざしたハザードマップで、広範囲に及ぶ浸水範囲や浸水深を色分けし、42カ所の指定緊急避難場所を明示するなど分かりやすく利活用されるハザードマップを作成。防災意識を高めるために災害時に取るべき行動、風水害のリスク、わが家の家庭メモ、適切な避難行動なども掲載し、家庭や地域での避難対策に役立ててもらう。
 土砂災害は県が指定した「土砂災害警戒区域」を掲載。急傾斜地崩壊、土石流、地すべりの3種類あり、急傾斜地崩壊は警戒区域90カ所(うち重複する特別警戒区域は86カ所)土石流は警戒区域51カ所(同40カ所)地すべりは警戒区域2カ所ある。
 広報「ごぼう」9月号とあわせて来週から全戸配布する。届かない家庭については、市で用意しているので都市建設課(電話23・5512)へ問い合わせを。


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比井と統合へ志賀小校舎増改築 仮設校舎完成、コロナで工期詰まる 〈2020年8月20日〉

2020年08月20日 08時30分00秒 | 記事

プレハブ平屋の仮設校舎が完成


 日高町は、来春4月から比井小を志賀小に統合するのに向け、校舎と体育館の改修、増築工事を進めており、仮設校舎が完成、引っ越し作業に入る。令和3年度からの活用に間に合わせる見通しを立てているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、工期スケジュールが詰まる中、事業者も急ピッチで進めており、関係者も「とにかく来春3月末に間に合わせる」と話している。

 町は志賀小の体育館横の配膳室を取り壊した後に平屋の増築校舎を建て普通教室1室を確保し、町道の路線を変更させて用地を広げて現校舎東端に平屋の増築校舎を建設し、普通教室3室と配膳室やトイレを整備。合わせて教室の床や校舎内トイレなど現校舎全面改修と多目的トイレの設置など体育館部分改修も実施している。校舎増築、改修、駐車場造成など関係する概算総事業費は6億9500万円。
 児童が勉強できる場を確保した上で工事を進めていくため、同校グラウンド南側に1296・67平方メートルのプレハブ平屋の仮設校舎棟を6月初旬に着工して、8月中旬に建屋が完成。19日から21日までは臨時休校として、電気設備の点検なども含め最終段階の施設内整備を終わらせ、教職員が簡単な物から、運び出しており、22日には保護者も入り、引っ越し作業。24日から仮設校舎を使う。
 新型コロナウイルス感染拡大で、当初、中国からの資材ストップが懸念されたが、今のところ影響はない。ただ、元々、統合へ向けた整備は、期間が迫られて計画されており、工事をスムーズに進めるため、重要な夏休み期間の活用も例年とは違って今年は少なく、全体的な工事進ちょくについて、さらにスケジュールが詰まっている。
 2月の臨時議会では仮設校舎撤去だけ統合後の3年度にずれ込んだ場合も対応できるよう、撤去費用分を減額して債務負担行為補正に計上。担当課は「全体的な完成は年度末となりそうだが、工事関係者にはぎりぎりにならず、少しでも早く工事を終えられるよう、お願いしており、協力いただいているのでありがたい」としている。


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