紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

野口キャンプ場にドッグラン整備 〈2020年11月29日〉

2020年11月30日 08時30分00秒 | 記事


プライベートタイプを整備するキャンプ場


 御坊市は「キャンピングカーの聖地」として全国に売り出している野口オートキャンプ場に全国屈指の広さとなるプライベートタイプのドッグランを整備する。全国的にドッグランは珍しくないが、プライベートタイプは数少ない。フリーのドッグランと違い、他の利用者に気兼ねなく利用でき、家族同士やグループでの利用も可能なため、愛犬家が多いキャンピングカーユーザーから人気を集めそう。年明けからフェンス設置など工事を行い、2月末完成、3月中の利用開始を予定している。

 令和元年度利用者が初めて1万人を突破し、さらなる集客を図るため、キャンピングカーオーナーから強い要望のあった(1)愛犬が自由に走り回れるドッグランの整備(2)電源サイトの電源容量アップ(3)汚水を処理できるダンプステーションの設置-を進めることにし、今年度当初予算にソフト対策も含め1000万円を計上。うち516万3000円は国の地方創生交付金事業に採択された。
 ドッグランはキャンプ場東端(日高川左岸の最上流部)の超ビッグサイト(500平方メートル以上)内に整備する。同サイトの利用客が使えるプライベートタイプとして24メートル×13・5メートル(217平方メートル)の広さを確保し、周囲を高さ1・8メートルのフェンスで囲い、出入り口に門戸を設ける。プライベートタイプでは全国屈指の広さがあり、大型犬も広々と走り回ることができる。グループでの共同利用も可能で、新たな誘客ツールとして注目を集めそう。料金は1台1泊5人まで5500円~7500円を予定。
 電源サイトの電源容量アップは、オートサイトの2区画に従来の15アンペアとは別に、2倍の30アンペアの電源を供給できる電気設備を追加。15アンペアでは対応できなかった大型キャンピングカーの充電やエアコンなどに利用でき、国内にある最大級のキャンピングカーにも対応できる。ダンプステーションはキャンピングカーのキッチン、シャワー、トイレなど車内のタンクに溜まっている汚水を流し入れる汚水廃棄施設で、キャンプ場利用者のみ使用できるように施設を整える。
 このほか、ソフト対策では利用者に市内を周遊してもらうためのマップを1万部以上作成するほか、コロナで今年度実施できなかったキャンピングカーイベント、ショーへの出展などプロモーション活動、キャンピングカー倶楽部オフ会への出店は来年度で予定。市商工振興課は「ライトキャンプ層の利用者のさらなる増加、ペットをつれた利用者の集客につながる」と期待している。


 その他の主なニュース

前澤さんのふるさと納税8億円寄付に三浦御坊市長が2つのアイデアを投稿、応募

県森林組合連合会と農林中央金庫大阪支店が美山地区の3小学校にブックトレーラミニを贈呈

山本浩司さん(美浜町)が第18回紀の国チャレンジド賞(知事賞)自立更生者賞を受賞

印南町「稲原さんぽ道の会」が滝ノ口コミュニティセンター近くの畑にレンゲの種をまく


関係7省共催 第4回インフラメンテナンス大賞 農水省特別賞に名田周辺土改区 〈2020年11月28日〉

2020年11月28日 08時30分00秒 | 記事

ウェブ化でトラブルを瞬時に把握


 農林水産、国土交通、総務、文部科学、厚生労働、経済産業、防衛7省が共催する第4回インフラメンテナンス大賞の農林水産省部門で御坊市の名田周辺土地改良区(水土里ネット名田周辺)=前田敏雄理事長、組合員700人=の「施設監視システムのウェブ化による管理省力化にかかる効果検証」が特別賞に選ばれた。大臣賞に次ぐ表彰で、県内からの受賞は第1回の有田川土地改良区の特別賞に続いて2団体目。

 この大賞は、国内のインフラメンテナンスにかかる優れた取り組みや技術開発を表彰し、好事例として紹介することで、インフラメンテナンスに関わる事業者、団体、研究者等の取り組みを促進し、メンテナンス産業の活性化を図るとともに、インフラメンテナンスの理念普及を図ることを目的に平成28年から始め、7省ごとに大臣賞、特別賞、優秀賞を表彰。農林水産省部門では今回、大臣賞2団体、特別賞2団体、優秀賞7団体を選んだ。
 特別賞を受賞した名田周辺土地改良区は、水源の日高川から農業用水を取水し、御坊市熊野から印南までの受益面積265ヘクタールに水を送っている。24時間自動運転の揚水機場や各所に設置している分水施設16カ所などで漏水などトラブルが発生した場合、施設監視システムの通報装置で改良区職員に電話やメールで知らせ、職員が現地で状況を確認し、必要な対応を講じている。
 通報は年間約400件(平成28年度実績)あり、内容も漏水、分水施設に設置しているろ過機、雷など災害対応と幅広い。通報は昼夜関係なく職員に届くが、旧来のシステムはトラブル発生の通知だけのため、トラブルの内容は現場に出向かなければ分からないため、日夜施設管理に当たる職員4人(うち現場対応2人)にとっては大きな負担となっていた。
 この状況を改善しようと、28年度に県営農業水利施設保全合理化事業を活用し、約4800万円かけて管理システムを更新。ウェブ化により、トラブル発生の通報があれば、職員が所有するスマートフォンやタブレット、パソコンでトラブルの箇所や状況が瞬時に分かるため、現場に出向かなくても緊急性の有無を把握でき、遠方操作や事後対応の判断が可能になった。職員の負担が大きく軽減できるなど管理省力化につながり、自然災害時の職員安全対策にも役立っている。
 他の土地改良区も同様のシステム導入を検討し、視察に訪れるなど先進事例となっている。今後はこのシステムを活用し、各分水工の使用量データの蓄積により、耕作物に応じた適時、適切な配水管理を行うことで生産性の向上も図っていくことにしている。


 その他の主なニュース

由良町 Jrリーダーが特産物ミカンの収穫体験

県学校美術展日高地方審査会 県特選80点、郡特選120点選ぶ

御坊市12月議会 キャンプ場4段階に料金改定

丸金焼肉 久保進さんに厚労相表彰


千両の収穫作業に大忙し 真妻地区(印南町)で本格化へ 〈2020年11月27日〉

2020年11月27日 08時30分00秒 | 記事

順調に生育し、美しい色を付けた千両


 花の少ない冬に、美しい実をつけることで知られる、千両の収穫が始まり、千両農家は収穫作業に大忙しだ。正月の縁起物として人気がある千両は、これから師走を迎え、出荷が本格化していく。印南町真妻地区では12月6日から出荷が始まり、18日まで続く。関西を中心に名古屋、東京方面に出荷される。

 皆瀬川地内では、千両農家の森口詠士さん(66)と妻・伊久子さん(62)が、倉庫で出荷準備を整えている。千両農家歴は約30年、栽培面積は6アールで、寒冷紗で覆った千両小屋で、光や温度をこまめに管理し、丹精込めて育てている。11月25日から収穫を始め、倉庫で、長さ、房や実の数、など等級別に選別している。
 今年は、夏に台風もなかったため、実付きは良好で色つきも申し分ない。気温も下がってきていて、生育は順調だという。森口さんは「正月の縁起物で、水切りをこまめにすることで長く楽しめる花です。玄関先や床の間が明るく、華やかに見えるのが魅力。品質の良い、千両をお届けします」と話している。
 JA紀州管内の千両生産者数は印南町で12人(JA出荷のみ)、栽培面積は約2ヘクタール。印南町では今年、約1200万円の販売目標を見込んでいる。昨年の実績は約1150万円。
 印南町の千両は、茨城県、高知県に次ぐ産地で、金にまつわる縁起木。特に真妻地区は千両が生育する環境に適しており、実付きや葉の色などは近畿有数の産地とされ、人気が高い。近年、農家の高齢者化で千両農家も減少しており、JAは印南の花のブランド維持に向けて、千両の普及活動に力を入れている。
 千両は、上向きに実を付けるため、縁起がよく、主に生け花などの正月の飾りで使われるほか、近年ではフラワーアレンジメントなどでも使われている。


 その他の主なニュース

国登録有形文化財指定へ旧楠本家離座敷(日高町)森家主屋・隠居屋(印南町)審議会答申

丑の絵馬 吉田八幡神社に奉納

御坊地区警察官友の会 署員らに感謝状贈呈

しんせい保育園 防火呼びかけパレード


野球独立リーグ 山崎頼樹選手(日本福祉大)と愛媛が交渉権 名田の親子鷹がNPB目指す 〈2020年11月26日〉

2020年11月26日 08時30分00秒 | 記事

NPBを目指して独立リーグでの活躍を誓う山崎選手


 愛知大学野球2部リーグ秋季リーグで活躍した日本福祉大の山崎頼樹外野手(22)=御坊市名田町楠井、紀央館高卒、182センチ・83キロ・右投右打=が、野球独立リーグ四国アイランドリーグplusのドラフト会議で愛媛マンダリンパイレーツから指名された。山崎選手は希望球団を逆指名できる特別枠で交渉権を獲得。学童野球の名田黒潮で監督を務める父・彰久さん(51)と親子鷹で歩んできた山崎選手は「1年目からタイトルを取り、来年はNPBのドラフトで指名を受けたい」と夢実現を誓った。
  (以上リード)
 小学1年から父・彰久さんがコーチだった名田黒潮で野球を始め、6年の時には監督と選手として戦った。名田中野球部では日高選抜にも選ばれ、紀央館に進んだ。高1秋から外野手のレギュラーを取り、3年春の県大会準優勝で近畿大会に出場。この年の選抜優勝校の智辯学園(奈良)と対戦、0-3で敗れたが、大きな経験を積んだ。
 高校生活最後の夏も3番・中堅手で先発出場したが、試合序盤に熱中症でグラウンドを退いて敗退。不完全燃焼のまま野球があきらめられないと愛知大学野球の2部リーグの日本福祉大に進んだ。山崎選手は恵まれた体格を生かして1年春季リーグからDHでレギュラーを獲得。2年春はケガで苦しんだが、3年春からは4番・外野手でチームをけん引した。最上級生となった今年は、新型コロナの影響で春季リーグは行われず、最後の秋季リーグでは全試合4番で出場。打率・382、4本塁打、16打点、出塁率・452に7盗塁で走攻守に活躍して敢闘賞を受賞した。
 プロ野球ドラフト会議での指名はなかったが、NPBに入る夢をかなえるために独立Lでのプレーを決意。NPBに多くの選手を輩出する愛媛マンダリンパイレーツへの道を選ぶと、選手が希望球団を申告して入団することが出来るドラフト会議の特別枠でトライアウト受験なしで入団交渉権獲得が決まった。
 山崎選手は「自信のある長打力と走力を生かして、1年目から外野のレギュラーとしてタイトルを獲得する。NPBの夢をかなえて両親や兄に恩返ししたい」。2歳年上の兄・透磨さん(24)は、大学野球に進んだ弟に野球道具を支援するなど家族が全面的にバックアップ。父・彰久さんは「独立Lでやるからには、野球人として一番上の世界を目指して頑張ってほしい」と話した。


 その他の主なニュース

世界最古の仏国際公募展ル・サロン 鈴木薫さん(日高町)、田中美恵さん(美浜町)入選

 みはま健康教室第16期修了

日高川町農改センターで故・戸根騏一郎氏(日高川町)の回顧展開催中

市民教養講座 津軽三味線演奏家、踊正太郎さん講演


第19回本社杯Jrバレー 南部女子Aが2連覇、11回目優勝 南部男子A準優勝、美浜ひまわり3位 〈2020年11月25日〉

2020年11月25日 08時30分00秒 | 記事

 日高郡市ジュニアバレーボール連盟(塩路英司会長)主催の第19回紀州新聞社杯ジュニアバレーボール大会兼第43回同連盟秋季大会は22日、印南町体育センター、印南小・中、稲原小の体育館で開き、Aリーグは、南部女子Aが実力を見せつけ堂々の2連覇。11回目の優勝を飾った。準優勝は南部男子A、3位は美浜ひまわりだった。Bリーグは南部男子Cが優勝、印南はまゆうBが準優勝した。

 Aリーグには15チームが出場。3、4チームずつの4組に分かれ1チーム2試合のリーグ戦を行い、各ブロック上位2チーム計8チームが決勝トーナメントで競った。
 南部女子Aは、リーグ戦を1位、南部男子Aは2位で通過。決勝トーナメントで南部女子Aは初戦で稲原、準決勝で美浜ひまわりをともに2-0で下し、決勝で南部男子Aと対戦。南部女子は、去る15日の第41回県小学生バレーボール選手権大会女子の部で優勝、南部男子は同男子の部で優勝し、ともに12月20日に兵庫県尼崎市で開催される近畿大会への出場を決めており、試合は白熱。シーソーゲームを展開したが、南部女子Aは1、2セットともに後半から築山選手や火縄選手の攻撃が冴え南部男子Aを引き離し、両セットとも21-13で制した。3位決定戦では美浜ひまわりが日高を2-0で下した。
 石上貴一監督は「先週、県大会で優勝し近畿大会出場を決め、今日は内容を問われる大会だった。今日はスパイクが良かった。サーブも安定し、レシーブも良かった。ともに近畿大会にいくもの同士、切磋琢磨している者同士で戦えてよかった。近畿大会に向け、速い攻撃、コンビバレーに磨きをかけたい。コロナで試合がなかなかできないなか、子どもたちに発表の場を提供してくださった主催者のみなさんらに感謝します」。
 主将の庄司妃華さんは「優勝できてうれしい。練習でやってきたことができた。近畿大会につなげて、近畿でも南部のバレーができたら」と話した。
 Bリーグは、5チームが出場。各チーム2試合の変則リーグ戦を行い、南部男子Cが2戦全勝で優勝、印南はまゆうBが準優勝した。順位は勝敗、セット率などで決めた。
 Aリーグ3位までとBリーグ上位2位までのチームのメンバーは次のみなさん。
【南部女子A】監督=石上貴一▽コーチ=石井尚之▽選手=庄司妃華(主将)、築山奈那世、中田夕貴、塩路里葉、火縄友基、岩崎優月
【南部男子A】監督=生駒明広▽コーチ=竝木正明▽選手=坂本真輝(主将)、和田涼生、火縄優真、浜口滉大、久保正樹、坂本颯佑
【美浜ひまわり】監督=平山淳子▽コーチ=中畑元希▽マネージャー=浜田紗代▽選手=浜田晏(主将)、古座匠悟、道康平、中畑遥翔、西山光莉、堀貴博、中畑凱翔
【南部男子C】監督=小林万里子▽コーチ=湯川智晶▽選手=浜口蒼大(主将)、木下涼太郎、大井悠跳、竹中龍星、米澤奏汰郎、井口真、大井飛慧、岩崎寛太、火縄侑生
【印南はまゆうB】監督=片山敬唯▽コーチ=土井義人▽マネージャー=藤籔朝美▽選手=笹井美咲(主将)、土井陽菜、藤籔愛理、肥田遥花、中島由愛、中家奏瑠、堀池季瑚。
 優秀賞、敢闘賞を受賞したのは次のみなさん。
 優秀賞=塩路里葉(南部女子A)、坂本真輝(南部男子A)
 敢闘賞=古座匠悟(美浜ひまわり)、古屋結里華(日高VBC)、丸木かりん(稲原ジュニア)、上野莉胡(川辺流星)、大前諒真(日高中津)、辻秋奈(名田ソレイユ)。

開会式

 印南町体育センターで行い、A、B両リーグに出場する20チームが集合。例年は入場行進で試合に向け気持ちを高めるが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため中止し、マスク姿の選手らが静かに整列した。
 昨年優勝チームの南部女子Aが優勝カップ、準優勝の印南はまゆうAが準優勝カップを返還し、塩路英司大会長は「優勝目指し一生懸命頑張ってください」とあいさつ。本社の山本俊一編集長も「今年はコロナ、コロナで練習するみなさんも大変だったと思うが、今日一日は大変なことを忘れてバレーボールに打ち込んでください」と選手らを激励した。
 南部男子Aの坂本真輝主将(南部6年)は「僕たち選手一同は、今日ここでプレーできることに感謝し、正々堂々と力の限りプレーすることを誓います」と力強く選手宣誓した。


 その他の主なニュース

学童野球 名田黒潮9年ぶり新人大会(支部)優勝

県道玄子小松原線 国費投入で拡幅事業加速化へ

日高川町 全国初の移動式給油機配置

日高地方中学駅伝 大成男子、日高女子優勝


印南地内で竜巻のような突風 農業用施設や農作物に被害甚大 〈2020年11月22日〉

2020年11月22日 08時30分00秒 | 記事

突風で骨組みが押しつぶされたハウス

○印は被害が出た箇所


 20日、印南町印南地内で突風が吹き、ビニールハウスの骨組みが曲がったり、覆いのビニールが飛んだりする被害が出た。幸いけが人や民家への被害はなかった。印南地内から山口区まで約2・5キロ余りにわたって被害が出ており、被害額は施設や農作物含め4320万円(20日午後6時現在)に上る。竜巻が発生したとも見られるが現地調査した和歌山地方気象台は、風速は推定約40メートルとしながらも竜巻とは特定できないとしている。

 竜巻と見られる突風は同日午前10時ごろ、印南地内の畑野崎の海岸沿いから発生し、国道42号を横切り山沿いを北東に進み、山口地内までの約2・5キロにわたって吹いたとみられる。この突風でビニールハウス62棟が被害を受けた。うち19棟は骨組みが曲がったり、中央部が押しつぶされたりなど全壊しており威力のすごさを物語っていた。
 地元民は「大きな音がした」「急に暗くなった」などと話しているほか、町社協の女性職員は、電話中の相手女性が「ゴーと大きな音がした。竜巻かな」と言うので社会福祉センターの窓から外を見ると「白い塊のようなのが移動していた。Aコープの駐車場でビニールのようなのが渦巻いていた」と話した。
 突風は山沿いを通り抜けたため、けが人や民家への被害はなく不幸中の幸いとも言えるが、進路が少しずれていれば町中を直撃していたことから、さらに被害が拡大していた可能性もある。
 突風での農作物の被害は、スターチスが約230万円、ミニトマトで約200万円のほか、キヌサヤやカスミソウなど総額は520万円に上っている。
 19日未明から同町などには強風注意報が出ていた。気象庁機動調査班が現地を調査、突風は竜巻の可能性はあるが特定できなかったとしている。
 13年前の2007年2月14日にも同じような突風が発生しハウス87棟が被害を受け、7000万円余しの被害が出た。今回とほぼ同じコースで地元民は「突風が発生する通り道になっているのか」といぶかっていた。


 その他の主なニュース

 白拍子花子の「六尺大羽子板」池袋サンシャインから道成寺へ

御坊署 大規模な飲酒検問「シリウス作戦」実施

 日高中津ナインが中学生に硬式野球体験教室実施

県高校柔道新人大会 中村桜華さん(紀央館)、石本力也君、杉元千賀さん(箕島)3選手優勝

 

印南町内3ゴルフ場スタンプラリー企画 〈2020年11月21日〉

2020年11月21日 08時30分00秒 | 記事

 印南町ゴルフコンペ実行委員会(中村泰介会長)は、町内3ゴルフ場でプレーすればもれなく賞品がもらえ、さらに抽選で豪華景品があたる「印南町内3ゴルフ場スタンプラリー」を実施する。期間は12月1日から来年3月31日。

 印南町には「いなみカントリークラブフジ」「紀南カントリークラブ」「ラ・グレースゴルフ倶楽部」の3つのゴルフ場があり、ゴルフ場の町。新型コロナウイルスの影響で3月~5月まで売上が例年の半分程度まで落ち込んだこともあり、今回「コロナに打ち勝て!」と銘打って町と共催し、町内ゴルフ場活性化支援事業を活用してスタンプラリーを企画。
 スタンプラリー期間中、ゴルフ場でプレーし、カードに押印してもらい、スタンプ3個を集めればコンプリート賞としてもれなく梅干しがプレゼントされる。さらに抽選で平日プレー無料券や印南町特産品、空気清浄機が当たる。16日には中村会長や日裏勝己町長、いなみカントリークラブフジ・宇野寛和支配人、紀南カントリークラブ・仲前和幸支配人、ラ・グレースゴルフ倶楽部・作森信一総支配人、神吉茂副支配人がいなみカントリークラブフジでスタンプラリーをPRし、中村会長らは「コロナ対策には万全を講じています。安心してプレーを楽しみに来て下さい」と来場を呼びかけた。
 スタンプカードはゴルフ場で配布。一人で何度も応募でき、コンプリートしたカードに住所・氏名・連絡先を記入し、ゴルフ場のフロントへ提出すればよい。コンプリート賞はその場でもらえる。


 その他の主なニュース

県高校学年別剣道大会 堂前優実さん(女子2年)準優勝

 日高川町で豚熱防疫演習

 県中学ソフトテニス新人大会 印南が優勝

村田純子さん随想集出版

 

 

22日 紀州新聞社杯ジュニアバレー兼秋季大会、熱戦に期待 〈2020年11月20日〉

2020年11月20日 08時30分00秒 | 記事

優勝カップを手にするのはどのチームか


 第19回紀州新聞社杯ジュニアバレーボール大会兼第43回日高郡市ジュニアバレーボール連盟秋季大会は22日午前9時から、印南町体育センター、印南小・中、稲原小の体育館を会場にAリーグに15チーム、Bリーグに5チームの合わせて20チームが参加して開く。上位チームの実力が伯仲する中、6年生にとっては小学生最後の連盟主催の公式大会でもあり、熱戦が期待される。

 開会式は印南町体育センターで行い、昨年優勝チームの南部女子Aが優勝カップ、準優勝の印南はまゆうAが準優勝カップを返還。塩路英司大会長(日高地方ジュニアバレー連盟会長)、本社代表があいさつのあと、南部男子Aの坂本真輝主将(南部6年)が選手宣誓する。
 Aリーグは、夏季大会、日高新報杯を制し、15日の県大会女子の部で優勝、2連覇を狙う南部女子Aを筆頭に、夏季大会準優勝で県大会の混合の部を制した内原、県大会男子の部優勝の南部男子A、日高新報杯準優勝の稲原など上位チームの実力は伯仲しており激戦が予想される。
 Aリーグは3、4チームずつの4ブロックに分かれ1チーム2試合のリーグ戦を行い、各ブロック上位2チームの8チームが決勝トーナメントで争う。Bリーグは5チームが各チーム2試合の変則リーグ戦を行い、勝敗、セット率などで順位を決める。表彰はAリーグは優勝、準優勝と3位。個人賞もあり優勝、準優勝チームから優秀賞各1人、ベスト8入りの6チームから各1人に敢闘賞を贈る。Bリーグは優勝と準優勝。
 リーグ別の組み合わせは次のとおり。
【Aリーグ】Aブロック=川辺ひかりA、美浜ひまわり、南部男子B。稲原▽Bブロック=名田ソレイユ、由良アタッカーズ、川辺流星、美浜VBC▽Cブロック=内原、印南はまゆうA、南部男子A、南部女子A▽Dブロック=日高中津、日高、南部女子B。
【Bリーグ】ピコ日高、川辺ひかりB、印南はまゆうB、南部女子C、南部男子C。


 その他の主なニュース

令和2年度県ナース章  保健師功績で竜田登代美さん(日高町)

印南町が生活支援コーディネーターに住民5人を委嘱

熊野牛子牛共進会で大畑啓子さん(萩原)の雌牛最優秀

県が日高川町など5カ所に津波被害発生時の移動式給油機配置


紀州鉄道に中高生の税作文展示 寺井巴菜さん(日高附属中)が一日駅長 〈2020年11月19日〉

2020年11月19日 08時30分00秒 | 記事

 11日から17日までの「税を考える週間」に合わせて、日本一短いローカル鉄道として親しまれている紀州鉄道は17日、中高生の税についての作文を車内に展示した「作文列車」の運行を開始した。全国的に珍しい取り組みで、車内には中高生が税についての考えや思いを書いた優秀作品19編を掲げている。この日、西御坊駅で行われた出発式では、中学生部門で大阪国税局管内で最高となる国税庁長官賞を受賞した日高附属中2年の寺井巴菜さんが一日駅長を務め、「出発進行!」の合図で列車が発車し花を添えた。

 御坊税務署(大寺隆秀署長)と日高納税貯蓄組合連合会(西田光作会長)、御坊納税協会(吉田擴会長)が、紀州鉄道とのコラボで企画。例年、「税についての作文」の表彰式を開催しているが新型コロナウイルスの影響で中止となったため、代わりに作文を披露する場として発案。車内には中学生9編、高校生10編の作品を展示している。
 西御坊駅での出発式では、寺井さんが紀州鉄道の大串昌広さんからタスキと帽子、軍手を手渡され一日駅長に就任。3点セットを身につけた寺井さんは、笑顔で敬礼のポーズを決めた。続いて国税庁長官賞受賞作品『私達の暮らしを支える「税」』を披露。新型コロナ対策としての布マスク配布や10万円の現金給付、豪雨の被災地支援、自身が通っていた小学校統合に関する工事などに「税金」が使われていること、税金の必要性と税金への感謝、有意義な使途への願いなどをつづった作文を暗唱で朗読した。
 このあと寺井さんは、西田会長、吉田会長、大阪国税局の山本吉伸徴収部長、大寺署長とともにテープカットを行い、「出発進行」と合図を発し「作文列車」が発車。前と後に青い文字で「税」と書かれたヘッドマークを取り付けた列車を笑顔で見送った。
 寺井さんは「こんな素晴らしい賞をいただけると思っていなかったのでとてもうれしい。日頃から興味を持っている社会問題を生かして書けた」と話した。運行は12月1日午前まで。
 税に関する作文は、御坊税務署管内で中学生が17校から1448点、高校生が5校から526点の応募があった。中学生の応募率は大阪国税局管内83署でトップ。


 その他の主なニュース

こじか保育園 園庭でみかんの収穫

黒竹工房ぴかいちで牛の黒竹置物予約受付中

 御坊市体協スポーツ賞表彰式

映画「ソワレ」ロケーションジャパン大賞にノミネート


日高川町文化賞 湯川美佳さん(ピアノ)と川辺短歌会受賞 〈2020年11月18日〉

2020年11月18日 08時30分00秒 | 記事

 日高川町は、令和2年度の文化賞と文化奨励賞受賞者を発表。文化賞個人の部では、国内外のコンクールで受賞歴があり、町内でソロリサイタルなどを開催したピアニストの湯川美佳さん=土生=、団体の部は短歌を通じて文化の普及や活性化に貢献した川辺短歌会(有本由美子会長)が選ばれた。奨励賞には、地域の民話を絵本や紙芝居で語り継ぐ「おはなしのかい・なかつ りんごのほっぺ(芝知子代表)」が受賞。表彰式は27日に町農改センターで開かれる。

 湯川さんは、ハンガリー国立リスト音楽院で2年間のピアノ留学を終えた後、京都市立芸術大学院でハンガリーの作曲家コダーイ・ゾルターンのピアノ作品の研究において博士号を取得。第18回バルレッタ市国際音楽コンクール(イタリア)で最高点の第1位、第53回マドレーヌ・ドゥ・ヴァルマレートコンクール(フランス)で第2位、第21回大桑文化奨励賞など国内外で数々の賞を受賞した。
 町内でソロリサイタルの開催や町立学校での演奏会などを通じて町内の文化活動にも寄与。演奏活動に加えて後進の指導にも力を注ぎ、現在は神戸女学院大学、京都市立芸術大学で教鞭をとっている。
 川辺短歌会は、昭和36年に発足した三百瀬歌壇から昭和50年に同会に名称変更。川辺文化協会の設立とともに入会し活動を続けている。約60年間の活動で詠んだ作品は合同歌集第5集まで発刊。自然の移り変わりや災害、社会情勢、人情味あふれる人の営みなどふるさと川辺の変遷を記している。半世紀以上の長きにわたる短歌を通じた活動は町の文化普及と活性化につながっている。
 奨励賞の「りんごのはっぺ」は平成12年に発足し、保育所や小中学校、公民館のイベントなどで読み聞かせの活動を展開。公民館の絵本の選定などにも協力し、読書活動の推進に貢献している。地域に伝わる民話「もちくいやまんば」や「原日浦の観音さん」を絵本や紙芝居にして語り継ぐなど、地域文化の向上に尽力。読書推進活動を通じて、子どもたちの豊かな心の育みや成長への関わりなど今後の活躍が期待される。


 その他の主なニュース

小林樹斗投手(美浜町)が仮契約

美浜町青少年補導委員連絡協議会と町交通指導員会が自転車特別指導

 辻井和吉さん(印南町)叙勲受章祝賀会

 ヨシダエルシス(株)が7回目の優良申告法人認定