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日高港に海自護衛艦「しまかぜ」初寄港  見学会や物産展にぎわう 〈2019年6月30日〉

2019年06月30日 08時30分00秒 | 記事

前甲板で記念撮影する来賓ら

宮子姫から吉福艦長らに花束贈呈


 海上自衛隊佐世保基地所属の護衛艦「しまかぜ」=全長150メートル、幅16・4メートル、基準排水量4650トン=が29日、日高港に初寄港。午前中に自衛隊和歌山協力会(村上義徳会長)主催の歓迎セレモニーを行い、午後から一般公開し、家族連れらが対空誘導弾など搭載装備を見学。岸壁では市観光協会、御坊商工会議所の協力で物産展を開き、地域住民でにぎわった。きょう30日も一般公開、物産展を行うほか、評判の自衛隊カレーの試食(限定100食)もある。
 
「しまかぜ」から艦長の吉福俊彦2等海佐以下乗員178人、地元から柏木征夫市長、向井孝行市議会議長、三浦源吾日高振興局長、日裏勝己日高郡町村会長(印南町長)畑中雅央由良町長、冨安民浩県議、吉田擴御坊商工会議所会頭らが出席。岸壁には家族連れら地域住民が詰めかけ「ありがとう自衛隊」の激励幕も掲げられるなど歓迎ムード一色だった。
 村上会長が「皆さんの任務はますます重要かつ多忙になっている。日本国を防衛するため、ますますご活躍下さい。一人でも多くの方に見学いただき、自衛隊への理解を深めてほしい」、柏木市長が「皆さんがお越しになるのを待ちこがれていました。初寄港の際の写真を設置している日高港入港記念モニュメントに、また新しい一枚が加わり、喜んでいます。国の安全、海上交通の安全のため、ますますご活躍下さい」と歓迎のあいさつを行った。
 第7代宮子姫の野口美晴さん、弓場蝶乃さんから吉福艦長らに花束、村上会長と新田みどり市観光協会副会長から激励品を贈呈。吉福艦長は「佐世保が母港のため、和歌山に入港することはあまりなく、乗員も楽しみにしていました。一人でも多くの方に、乗艦していただき、自衛隊の活動にご理解を深めていただきたい。乗員に気軽に声をかけて下さい。皆さんとお話をすることが、勉強にも励みにもなります」とあいさつした。
 引き続き、来賓らは前甲板で記念撮影し、艦橋や操縦室などを見学。午後から一般公開を行った。きょう30日は午前10時から午後3時まで一般公開、午前9時30分から物産展を開く。天ぷらやかまぼこ、焼き鳥、焼きそば、唐揚げ、たい焼き、ジュース、特産品などを販売するほか、装備品の展示、缶バッジやフェイスシールの体験、制服試着もある。自衛隊カレーの試食(限定100食)は午前11時から行う。


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国保日高総合病院が9月1日から「ひだか病院」に改名  〈2019年6月29日〉

2019年06月29日 08時30分00秒 | 記事

国保日高総合病院から「ひだか病院」に改名


 御坊市外5ヶ町病院経営事務組合(管理者・柏木征夫御坊市長)が経営する国保日高総合病院(曽和正憲院長)が、創立70周年目に当たる9月1日に病院名称を「ひだか病院」に改名することを決め、27日に開いた組合議会で病院名称変更に伴う関係条例が承認された。9月1日に改名看板の除幕式を行い、記念事業で70周年記念誌も発行。さらに高度で専門性の高い病院に進化させ、より一層親しまれ、信頼される地域中核病院をめざす。

 昭和24年9月1日に御坊市外11ヶ村国民健康保険並びに伝染病院事務組合により国保日高病院として開設され、内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科でスタート。その後、昭和54年1月に現在の国保日高総合病院に改名し、脳神経外科を新設した。
 平成元年に御坊市外7ヶ町村病院経営事務組合に組織改正され、国保事業実施に伴う直営診療施設ではなくなったが、病院名は変えなかった。平成23年度末で国民健康保険法規定により保険施設終了となったことで国保の名称をどうするか検討したものの、この時も書類や公印、費用面等から決断に至らなかった。
 元号が令和に変わり、創立70周年を迎える記念すべき節目の年に改めて検討し、改名することを決めた。国保を外した日高総合病院なども候補に挙がっていたが、住民が慣れ親しんでいる日高病院とし、表記は「やさしく、やわらかなイメージを感じてもらえるように」と、ひらがなの「ひだか病院」に決めた。
 創立70周年目に当たる9月1日に開く第8回地域ふれあいフェスタにあわせ、改名除幕式の記念セレモニーを行い、地域住民に披露する。記念事業として70周年記念誌を600冊程度発行する。今後、診察管理棟や一般病棟の最上部に提示している病院名看板をやり直したり、書類や公印なども作り直す。これらの諸費用として1000万円を予定している。
 畑忠良事務長は「先人たちが築き、育て上げた地域の中核病院。1市5町の宝として素晴らしく伝統ある本病院を、さらに高度で専門性の高い病院に進化させ、より一層地域から親しまれ、信頼される病院にしていきたい」と話した。診療科は内科、外科、小児科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、ひ尿器科、放射線科、精神科、整形外科、脳神経外科、麻酔科、循環器内科、歯科口腔外科、形成外科、リハビリテーション科、救急科がある。


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日高川町 防災センターに町内外や東北地方からの視察相次ぐ 〈2019年6月28日〉

2019年06月28日 08時30分00秒 | 記事

町内外の団体や学校などからの見学が相次ぐ防災センター


 日高川町で先月竣工した町防災センターに町内の各種団体や学校、東北地方の議会などから視察や研修が相次いでいる。昭和28年の7・18水害や平成23年の紀伊半島豪雨など町を襲った過去の災害を知ることができ、模型を使って土砂災害の仕組みを学ぶコーナーや映像に映し出された炎を消火したり、水圧をシミュレーション体験できる設備があり、見学者らは「過去の災害の悲惨さなどを知り、防災意識の向上が図れる」と好評だ。

 5月中旬に開館した同センターは、鉄骨平屋地下1階建てとなる県下でも最大級の防災関連施設。今月に入って町内各種団体の視察や見学が連日続いており、23日から25日までは町老人クラブ連合会や民生児童委員など約100人が訪れ、26日は宮城県大和町議会議員らが視察するなど町内外から関心を集めている。26日は中津小、11日は三百瀬小など町内小学校の児童が学習の場として利用するほか、来月には日高高校生やケアマネージャー、区長会など様々な団体から見学の申し込みが入っている。
 施設奥には、約500人の一時避難や講演などができる防災イベントスペース(約800平方メートル)があり、総会などの開催を兼ねて施設を見学するケースも。1階正面に施設の中心となる防災展示スペースを設け、防災拠点や施設などを紹介する日高川町の形をした大テーブルの周囲には、昭和28年の7・18水害や平成23年9月の台風12号災害を解説する展示物を掲示。厚さ約50センチの防音壁に囲まれた「防災シアター」が完備され、過去に日高川町で起きた災害の映像を白模型にマッピングして立体的に解説するなど、町民が過去の災害を学んで防災意識の向上を図っている。
 体験型コーナーでは、模型を使って土石流や地滑り、がけ崩れの仕組みを学べたり、映像に映し出された炎をゲーム感覚で消火するコンテンツもあり、子どもたちも楽しみながら防災について学習することが出来る。このほか、家屋などの浸水に備え、水位の高さによってドアに加わる水圧をシミュレーション体験できる設備、「119」や「災害伝言ダイヤル」の使い方を疑似体験したり、防災に関する問題を○×で答える「防災Q&A」もある。町では「災害時の利用だけでなく、日ごろから防災意識を高めるための研修や教育に気軽に活用してほしい」と呼びかけている。


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日高町が夏の観光PRへ力注ぐ 温泉館や海水浴場を売り込む 〈2019年6月27日〉

2019年06月27日 08時30分00秒 | 記事

紀伊水道や漁港風景を楽しみながら入浴できる温泉館


  日高町は30日、湯浅御坊道路の吉備・湯浅パーキングエリア(上り線)で町内の夏の観光をPRする。これまで高速道路で見ると、印南サービスエリアでの売り込みはあったが、有田地方では初めて。産湯海水浴場の海開きを7月6日に控え、同浴場とともに温泉館「海の里」みちしおの湯や産品などをアピールする。

 町は温泉館の入館者減歯止めへさらなる力を入れるため、4月から町や日高振興局、関係団体との話し合いを開始。来館時の細かなアンケート・リサーチでターゲットの絞り込み、ニーズ把握による改善に取り組みたい考えにしており、関連して海開き前に重点を置き、県内高速道路サービスエリアでのPRを検討していた。
 吉備・湯浅パーキングエリアは有田地方の優先的な出店だったのを昨年12月から他地域でも無料出店できるようにしたことから、町は新たな観光客誘致へ、これまでとは違う地域での宣伝活動を展開しようと、今回の売り込みを計画。
 7月6日は午前9時から松本秀司町長のあいさつやゲート前でのテープカットなどの海開き式と、海水浴期間中の13日と8月3日に宝探しイベントを催すため、そのチラシや温泉館のパンフレット、同館食堂部「みちしお亭」の夏のおすすめメニューを盛り込んだチラシを配るほか、日高元気塾のなた豆茶、なた豆あめ、地元野菜、比井崎漁協のアジやサバの干物、ひじき、てんぐさなどの物産販売もする。
 子ども用にクエ太郎シール、なた豆あめの無料配布や、日高町のゆるキャラ「クエ太郎」も出演予定で盛り上げる。町担当者は「悪天候の場合はイベントを中止することもあるが、できるだけ振興に努めたい。産湯海水浴場や温泉館は町の主要な観光スポットで夏が一番の行楽の時季。このPRが良ければ、秋の行楽シーズン前にも誘客に努めるイベントを開催できれば」と話している。


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印南町 ブロック塀撤去や補強助成事業 2年間で4件から32件に大幅増 〈2019年6月26 日〉

2019年06月26日 08時30分00秒 | 記事

事業活用32件と大幅に増加


  印南町は、ブロック塀の撤去や補強を進めるため、撤去や補強の費用の一部を補助する「ブロック塀等耐震対策事業」を導入しているが、平成28年度の導入から2年間でわずか4件だった実績が昨年度は32件と大きく伸びた。上限額を倍増した効果もあるが昨年の大阪北部地震で倒れたブロック塀の下敷きで児童が犠牲になったことで住民の意識が高まったと見られ、町はさらに活用を推進するため助成率を2分の1から3分の2に引き上げる。

 町は、ブロック塀のほどんどが道路に面して設置されていることから、大きな地震が発生すれば避難している人が倒れてきたブロック塀で下敷きになるなど被害に遭ったり、倒壊したブロック塀が道路を塞ぎ、避難の妨げになる可能性があり、撤去や補強の必要性はあるものの負担も大きいため所有者の負担を軽減することで倒壊の恐れのあるブロック塀の撤去や補強を促そうと平成28年度に日高地方で初めて事業を導入。
 事業を活用した撤去や補強などは導入初年度が3件、29年度は1件に止まっていたが、昨年6月の大阪府北部を中心とした地震で女子児童がブロック塀の下敷きになって死亡したことを受け、自主防災連絡協議会と協力して町内のブロック塀の緊急点検を実施するとともに補助事業の周知を図ったところ申し込みが大幅に増えた。町は好機と捉えさらに活用を進めようと昨年8月から10万円を上限にしていた撤去工事や補強工事の上限を20万円に、撤去し生け垣やフェンスを設けるなど改善した場合の上限を20万円から40万円と、上限額を2倍に引き上げた結果、導入から2年でわずか4件だった実績が昨年度は上限額40万円の改善が20件、上限額20万円の補強が7件、撤去が5件と合わせて32件と増えた。
 町はさらに推進を図るため上限額は従来通りながらも、助成率を2分の1から3分の2に引き上げる。引き上げに伴い6月議会で可決された一般会計補正予算にブロック塀等耐震対策事業補助金100万円を計上し、当初予算の300万円と合わせて総額400万円に増額した。補助率アップに合わせて住民から要望のあった自己負担分だけを業者に支払い、助成分を町が業者に支払う代理受領にも対応できるようにした。
 同事業は、ブロック塀(石塀、レンガ塀など)を所有する個人、所有者と親族関係にある人、法人や自治会などの地縁団体のほか、所有者の承諾を得て実施する地域の自主防災組織も申請、活用できる。高さ0・6メートル(3段積)以上で延長2メートル以上が対象の撤去工事と、高さ0・6メートル(3段積)以上の塀を控壁または鉄筋、鋼柱などで補強工事が20万円を上限に費用の3分の2。撤去し生け垣やフェンスを設けるなど改善した場合は40万円を上限に費用の3分の2を助成する。申請した年度末までに撤去や工事を終えるのが条件となっている。申請や問い合わせは町総務課(電話42・0120)へ。


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 湯浅御坊道路 川辺第2トンネルが貫通 日高川町議や副町長が見学

● 29日~30日 海自護衛艦「しまかぜ」が日高港に初寄港 一般公開や物産展を行う

御坊署がネット利用の特殊詐欺を防いだとして楠卓也さん、橋本実季さん(島郵便局)に感謝状

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ソフトテニス高校生ナンバーワン決める大会で前本真弥さん(清流中出身・和歌山信愛)女子ダブルスV 〈2019年6月25日〉

2019年06月25日 08時30分00秒 | 記事

女子ダブルスを制し高校日本一となった前本真弥さん(右)と多田千夏さん


 高校生ナンバーワンを決める大会「第48回ゴーセン杯争奪ハイスクールジャパンカップ」は19日~23日まで札幌市円山庭球場であり、清流中出身で和歌山信愛高2年、前本真弥さん=162センチ、前衛=が、同校の多田千夏さんとのペアで女子ダブルスで見事に優勝を飾り、高校日本一となった。

 ソフトテニスの甲子園と言われる大会で、各都道府県代表と推薦ペア(個人)が出場し、男女別にダブルスとシングルスで競った。女子ダブルスは72組がトーナメント戦で競い、前本・多田組は初戦の2回戦を新潟のペアに4-3のフルセットの末苦しみながらも勝ち上がり、3回戦は愛知のペアを4-2、4回戦は岡山のペアを4-1で下した。
 準々決勝では東京のペアに4-3とフルセットの接戦を制し、準決勝は広島のペアを4-2で退け決勝進出を決めた。決勝は石井・吉本組(岡山県・就実)と対戦。前本・多田組は決勝まで4セットしか奪われず危なげなく勝ち上がった石井・吉本組を寄せ付けず4-0のストレートと圧勝で制し初優勝に花を添えた。
 小学生の時に指導した印南ジュニア監督の大野恵司さんは「本当にすごい。これからもさらに上をめざして頑張ってほしい」と快挙をたたえた。
 64人がトーナメント戦で競った男子シングルスに出場した印南中出身で和歌山北2年の小原雅也君は、1回戦で愛知の選手を4-3、2回戦は新潟の選手を4-0で下したが3回戦で島根の選手に3-4で惜しくも敗れた。男子ダブルスに出場した日高の橋本惇矢君(2年)川村脩人君(同)組は初戦で佐賀のペアに0-4で敗れた。


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 学童野球ガールズT県大会 日高DG連覇のがすも健闘準優勝

● 市民教養講座 増田明美さん「自分という人生の長距離ランナー」と題し講演

 御坊日台友好協会 台湾の中学生、松洋中訪問


令和3年秋 ねんりんピックに続き御坊市で 国民文化祭でも健康麻雀大会  〈2019年6月23日〉

2019年06月23日 08時30分00秒 | 記事

昨秋、御坊市で行われたねんりんピックリハーサル大会


 2年後の令和3年秋に和歌山県で初開催される文化芸術の祭典「第36回国民文化祭わかやま2021」と「第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会」のプログラムのひとつ「全日本健康マージャン交流大会」が御坊市で開催される見通しであることが分かった。正式に決まれば今年11月に県内で初開催する第32回ねんりんピック(全国健康福祉祭)健康マージャン交流大会に続き、市の魅力を全国発信する好機となる。

 国民文化祭は全国各地で行われている各種の文化芸術活動が一堂に集まり、発表、公演、交流する場として昭和61年度から毎年、全国都道府県で開催。国民文化祭と同一開催となる全国障害者芸術・文化祭も行われる。令和3年は現在の和歌山県が誕生して150年の節目の年となり、紀の国わかやま国体やねんりんピックと同様、県民総参加で全国に和歌山の魅力を情報発信する。
 昨年10月に県が策定した基本構想によると、会期は令和3年10月30日~11月21日の23日間(調整中)。開会式は和歌山ビッグホエール、閉会式は県民文化会館、県内各地で多彩な文化イベントなどを開催する。大会の愛称は「紀の国わかやま文化祭2021」、キャッチフレーズは「山青し 海青し 文化は輝く」。
 会期が長いため、観客数は平成30年大分大会233万人、29年奈良大会142万人と100万人を超え、過去には400万人を超えた大会もある。約50万人を見込んでいる「ねんりんピック」をはるかに上回る動員力で、地域経済波及効果も大きいと期待される。
 文化祭は大きく分けて分野別交流事業、地域文化発信事業、障害者交流事業があり、分野別交流事業は邦楽や合唱、太鼓、連句、吟舞、川柳、将棋など芸術、伝統文化、郷土芸能、生活文化など様々な分野があり、県内各地で開催。全日本健康マージャン交流大会もこの中のひとつで、昨年の大分大会からプログラムに採用された。
 老若男女、子どもから高齢者まで、障害のある人もない人も誰もが参加でき、一般参加者とプロ雀士が一緒に対戦して勝敗を競い合うのが特徴。大分大会では都道府県予選を勝ち上がったり、推薦を得た200人以上が参加し、優勝者に文部科学大臣賞、準優勝者に文化庁長官賞、3位に知事賞などが贈られた。
 今秋のねんりんピック健康マージャン交流大会を開く御坊市に県から開催の打診があり、市も受け入れる意向を示しており、ねんりんピックに続いての開催が濃厚だということで、関係者も「正式に決まれば、ねんりんピック、国民文化祭と続く大きな大会で、御坊市の魅力を全国に発信したい」と話す。地域文化発信事業でも御坊市独自のイベントが2つ、障害者交流事業で1つの催しが行われる見通しで、今後の具体化が待たれる。
 令和3年夏には第45回全国高校総合文化祭が県内で行われることも内定している。


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● 由良町 ねんりんピック準備着々 のぼりで「ウオークラリー」PR

● 御坊市北吉田 舞妃蓮の郷はす公園で観蓮会にぎわう

 アビリンピック和歌山で豊里睦さん(由良みのり園)金賞、全国へ

 県高校総文邦楽部門発表会 日高筝曲部準優勝、近畿へ

 

キャッシュレス決済 御坊市、日高町で事業者説明会 総務省統一QR加盟店舗募集  〈2019年6月22日〉

2019年06月22日 08時30分00秒 | 記事

Airレジ無料体験


 県は、モバイル端末を用いたキャッシュレス決済手段の普及を図るため、全国に先駆けて総務省の統一QR「JPQR」普及事業を8月から実施する。国内のQR決済事業者をひとつのQRにまとめ、顧客がスムーズに支払いできるようにする国の取り組みで、6月から7月にかけて県内35カ所で説明会を開き、店舗の加盟を呼びかけている。

 この事業は、総務省が8月1日から来年1月31日まで和歌山、岩手、長野、福岡各県で実施。統一QRを安価な決済手数料等で店舗に導入、運用してもらい、それぞれの地域でどの程度使われるようになったかなどを検証する。統一QRはauPAY、ORIGAMIPay、J-CoinPay、ゆうちょPay、LINEPay、メルPayのQRサービスが利用できる。
 期間中に申し込めば、通常よりも安い決済手数料(最大1・8%程度)で契約でき、複数の国内QR決済サービスと一度の申し込みで同時契約できる。また、のぼりやポスターの提供、地元イベント出展PRなど県を挙げて認知度向上に取り組む。
 事業者向け説明会は6月から7月にかけて開き、事業概要やサービスの特徴、決済手数料などを説明。その場で申込書に必要事項を記入すれば、不備がないかなどをチェックする。その後、各決済事業者で審査を行う。申し込みに必要な書類は許認可写し、本人確認書類コピー、登記簿謄本など。
 管内での説明会は、11日にみなべ町商工会南部川支所で行われた。今後、26日午後2時から日高町商工会、28日午後7時から御坊商工会議所、7月1日午後7時から同会議所でそれぞれ行われる。事前申し込み制。問い合わせは商工会議所、商工会へ。


その他の主なニュース

 22日~9月3日 吉田恭さん(日高町)地元で写真展「建築・装飾に見るフランスの美」がテーマ

 1日 日高町民プール開き 1年間たまった泥を洗い流す

 印南町 定住促進施策、賃貸住宅完成祝う

 由良町で国家公務員3人が初任行政研修終える

 

日高川町 人口の社会増が県下トップに 宅地造成や若者定住施策が効果? 〈2019年6月21日〉

2019年06月21日 08時30分00秒 | 記事

御坊市に隣接した川辺地区では新しく宅地が造成された


 県の調査統計課が公表している市町村人口増減順位で、日高川町へ平成30年度に町外から転入した数が転出(社会増減数)を55人上回り、県下30市町村でトップだった。前年度は1年間に50人減少で12位だったが、わずか1年間に55人の増加に転じて県下1位に。土生、小熊地区などで新しい宅地造成が行われたほか、町が最高130万円の新築補助実施や子育て支援を展開したことが、若者の町外流出阻止や流入増につながっている可能性もあり、町関係者も関心を寄せている。

 町村合併以前は1万人を超えていた日高川町の人口は、昨年、住民基本台帳人口で1万人を割り込むなど、人口減対策や若者定住が大きな課題となっている。昨年4月から今年3月までの自然増減数(出生と死亡の差)も106人減となるなど減少が止まらないが、一方で町外からの転入と転出を引いた社会増減数が55人増に転じた。平成26年以降、毎年約50人減で推移していたが、1年間で105人も増えたことになる。
 町外から転入増の要因の1つには、平成28年4月に開校した和歌山南陵高校の生徒数増減による影響も考えられるが、入学生の数は毎年50人程度で入れ替わる。仮に今春の卒業生と新入生が同時に町に在籍していた場合でも最大で新入生約50人の増加しかなく、29年度からの1年間で転入が105人増加したのには、それ以外の要因が大きく影響していると思われる。
 この1年間に、御坊市に隣接する土生地区や小熊地区では新しい宅地造成が行われ、町外からの転入者が増加。町は昨年度、39歳以下や中学生以下の家族と同居する人の新築住宅取得に最高130万円を補助する助成を25件交付したが、このうち町外の対象も8件あるなど、若い世代の転入増加が数字となって表れている。また、5年前と比べて土生、小熊両地区が学校区の川辺西小では200人を下回っていた児童数が約220人に増加している。
 町定住促進室では「現時点では詳細な分析は出来ておらず、増加の要因は断言できない。若者の定住施策や子育て支援策が社会増の要因となって良い方向に向かっているのであればうれしい」と話している。
 管内では、この5年間で日高町が毎年50人程度の社会増で3位以内を継続。一方、平成30年度では御坊市が277人減で下位から5番目、美浜町が119人減で同11番目だった。


その他の主なニュース

 御坊市花火大会実行委員会は市役所ロビーに募金箱設置、協力呼びかけ

 印南中 防災グッズとしての活用に向け、沸騰傘の製作講習受講

 湯川中、デートDV防止出前講座受講

 日高建設業組合青年部 建設中の五輪競技会場視察


学童女子野球県大会 連覇めざす日高ドリームガールズ 5チームが参加し22日に田辺市で開幕 〈2019年6月20日〉

2019年06月20日 08時30分00秒 | 記事

連覇をめざす日高ドリームガールズ


 学童女子野球のNPBガールズトーナメント2019の県大会は22日に田辺市の神島台運動場で開幕。連覇をめざす日高支部の「日高ドリームガールズ」は22日に1回戦でガールズ有田(有田支部)と対戦する。

 平成29年に日高地方で初めて学童女子野球チーム「日高ドリームガールズ」を結成、今年で3回目の出場。今年は18人のメンバーが集まり、大会に向けて週2回の練習に取り組み、20日に藤田小で最終練習を行い22日の初戦に備える。今年は6年生が、初めて大会を制した昨年の5人から倍の10人と昨年以上の戦力で実力的にレベルアップ。投手陣は主将の梶原のんさん、石方由真さん、山川さくらさんの3本柱が安定。守りの要である捕手の笹未羽さんが投手陣を支える。守りに隙はなく堅守がチームカラーで、結成時から指揮をとる野尻直克監督は「バッテリーを中心に守り勝ち、連覇をめざしたい」と選手の頑張りに期待を寄せる。
 大会には日高ドリームガールズ、ガールズ有田のほか、和歌山スターズ(和歌山支部)、T・Nエンジェルズ(西牟婁支部)、新宮アクティブガールズ(東牟婁支部)の5チームが出場しトーナメントで競う。
 日高ドリームガールズのメンバーは次の皆さん。
 代表者=西瀬甲平(日高川町)▽監督=野尻直克(御坊市)▽コーチ=小川貴(同)三栖多加嗣(同)久保光正(同)▽選手=梶原のん(湯川6)土塀千聖(内原6)笹未羽(同)熊代まな(同)石方由真(由良6)池本澪緒(同)山川さくら(松原6)堀夏実(名田6)竹山凛(同)吉田裕那(湯川6)細川緋里(御坊5)道明由梨奈(塩屋5)室美成里(中津4)成田陽菜(御坊4)中嶋優愛(由良4)竹山愛瑠(志賀3)柴田愛音(御坊2)岩橋花歩(志賀2)。


その他の主なニュース

 日高町社会福祉業議会ふれあいサロン 気軽に憩えると口コミで広がり、参加者増える

 8月3日 ねんりんピック100日前イベント、2年ぶりに高齢者健康麻雀大会開催

 近畿高校陸上競技対抗選手権大会で森美優さん(紀央館)円盤投4位で全国へ、家吉新大君(和北)も5千で切符つかむ

 県議会 楠本文郎県議(御坊市選出・共産)が日高川整備で一般質問に初登壇