前甲板で記念撮影する来賓ら
宮子姫から吉福艦長らに花束贈呈
海上自衛隊佐世保基地所属の護衛艦「しまかぜ」=全長150メートル、幅16・4メートル、基準排水量4650トン=が29日、日高港に初寄港。午前中に自衛隊和歌山協力会(村上義徳会長)主催の歓迎セレモニーを行い、午後から一般公開し、家族連れらが対空誘導弾など搭載装備を見学。岸壁では市観光協会、御坊商工会議所の協力で物産展を開き、地域住民でにぎわった。きょう30日も一般公開、物産展を行うほか、評判の自衛隊カレーの試食(限定100食)もある。
「しまかぜ」から艦長の吉福俊彦2等海佐以下乗員178人、地元から柏木征夫市長、向井孝行市議会議長、三浦源吾日高振興局長、日裏勝己日高郡町村会長(印南町長)畑中雅央由良町長、冨安民浩県議、吉田擴御坊商工会議所会頭らが出席。岸壁には家族連れら地域住民が詰めかけ「ありがとう自衛隊」の激励幕も掲げられるなど歓迎ムード一色だった。
村上会長が「皆さんの任務はますます重要かつ多忙になっている。日本国を防衛するため、ますますご活躍下さい。一人でも多くの方に見学いただき、自衛隊への理解を深めてほしい」、柏木市長が「皆さんがお越しになるのを待ちこがれていました。初寄港の際の写真を設置している日高港入港記念モニュメントに、また新しい一枚が加わり、喜んでいます。国の安全、海上交通の安全のため、ますますご活躍下さい」と歓迎のあいさつを行った。
第7代宮子姫の野口美晴さん、弓場蝶乃さんから吉福艦長らに花束、村上会長と新田みどり市観光協会副会長から激励品を贈呈。吉福艦長は「佐世保が母港のため、和歌山に入港することはあまりなく、乗員も楽しみにしていました。一人でも多くの方に、乗艦していただき、自衛隊の活動にご理解を深めていただきたい。乗員に気軽に声をかけて下さい。皆さんとお話をすることが、勉強にも励みにもなります」とあいさつした。
引き続き、来賓らは前甲板で記念撮影し、艦橋や操縦室などを見学。午後から一般公開を行った。きょう30日は午前10時から午後3時まで一般公開、午前9時30分から物産展を開く。天ぷらやかまぼこ、焼き鳥、焼きそば、唐揚げ、たい焼き、ジュース、特産品などを販売するほか、装備品の展示、缶バッジやフェイスシールの体験、制服試着もある。自衛隊カレーの試食(限定100食)は午前11時から行う。
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