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天皇陛下御在位30年、皇太子殿下御即位を祝う記念植樹 〈2019年4月16日〉

2019年04月16日 08時30分00秒 | 記事

記念植樹した柏木市長、向井議長、イベント参加の子どもたち


 御坊市が14日、御坊総合運動公園で天皇陛下御在位30年、皇太子殿下御即位を祝う記念植樹を行った。同公園に建設した子育て世代交流拠点施設のこけら落としイベントにあわせて実施し、柏木征夫市長、向井孝行市議会議長がイベントに参加した親子40人と一緒に天皇陛下お印の桐(別名・榮)、皇太子殿下お印の梓(キササゲ)の幼木を丁寧に植えた。

 林野庁長官から慶事の記念行事として天皇陛下の御在位30年記念は7月17日までに、皇太子殿下の御即位記念は来年7月17日までに全国自治体で記念植樹(記念造林等)を実施するようにとの通知があり、御坊市は親子連れが参加する子育て世代交流拠点施設のこけら落としイベントにあわせて実施した。
 柏木市長は「今日、植樹する桐、梓は、皆さんと一緒に年を重ね、大きく成長します。成長を確認しに来て下さい。交流拠点施設は安心して子どもを産み育てられる環境づくりの一環で皆さんの知恵をお借りし、建設しました。大いにご活用下さい」とあいさつ。噴水広場横で記念植樹を行い、柏木市長、向井議長、参加者代表の西馬路人君(5)=御坊幼=、松山穂乃海さん(6)=藤田小1年=の4人が桐、梓の順にスコップで土をかぶせるなど丁寧に植樹した。
 引き続き、竣工したばかりの同施設で、男女共同参画推進グループ「ウイズ・ア・スマイル」(中道幸代代表)が神戸市のアフタフ・バーバン関西を招き、こけら落としイベント「親子で忍者修業」を行った。参加者、スタッフ全員がスカーフを顔に巻いて忍者に扮し、スタッフが一斉に発した違う言葉を当て合ったり、「山、川」「平成、令和」のポーズを決め、合図にあわせポーズを取るなどのゲーム、グループでの宝探し、ちゃんばら修業を楽しんだ。
 交流拠点施設は国の地方創生交付金2000万円を活用。木造平屋で面積は96平方メートル。屋根はモダンデザイン瓦(防災瓦)、壁のないオープンスペースには杉をふんだんに使い、温もりのある施設に仕上がっている。芝生広場には屋根のある施設がなかったため、夏場は特に人気を集めそう。プライベート空間の授乳室兼更衣室(おむつ交換台付き)2室、パンダ型の手足洗い場、屋外掲示板、テーブル、イスも備え付けた。
 「ウイズ・ア・スマイル」は男性の育児参加、女性の活躍応援を目的に「お外遊び会」として5月に「おそとヨーガ」、6~7月に「淡水ミニ水族館」、10~11月に「青空図書館」も実施する。問い合わせは市人権・男女共同参画推進室(電話23・5508)へ。


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