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和歌山県議選きょう(31日)告示 御坊は共産現、自民前一騎打ち 〈2023年3月31日〉

2023年03月31日 08時30分00秒 | 記事

 統一地方選前半戦の県議選は、きょう31日に告示される。投開票は4月9日。御坊市選挙区(定数1)は、4年前と同じく共産党現職と自民党前職による一騎打ち。激しい前哨戦を繰り広げた両陣営は「手応えはある」と一歩も譲らず、がっぷり四つ。前回以上の激戦となるのは必至で、保守票、浮動票の奪い合い、掘り起こしに総力を上げる。日高郡選挙区(同3)は、自民党現職3人のほかに立候補の動きはなく、8年ぶりの無投票が確実視されている。

 立候補の届け出は、午前8時30分から午後5時まで日高振興局別館2階で受け付け、各陣営とも届け出を済ませ、選挙七つ道具を受け取ったあと、それぞれの選挙事務所などで第一声を上げ、街宣車で選挙区内をあいさつ回りする。30日現在の有権者数は、御坊市が1万8949人(男8968・女9981)、日高郡が4万1738人(男1万9712・女2万2026)。

御坊市選挙区
 共産党現職の楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋、当選1回=と、自民党前職の中村裕一氏(63)=熊野、当選8回=の一騎打ち。4年前は、わずか247票差で決着した両氏による因縁の戦い。保守分裂選挙となった平成28年御坊市長選のしこりは未だ解消したとは言い切れず、さらに国政選挙等とのからみもあり、保守票の動向が大きな鍵を握る。両陣営とも前回、投票に行かなかった人(前回投票率62・53%)への働きかけに力を入れている。
 楠本陣営 午前9時から御坊96の事務所前で出発式を行う。
 𠮷本眞太郎選挙事務所長、はげます会市職OBの会小川周司代表のあいさつのあと、楠本氏が力強く第一声を放つ。
 その後市内を一巡し、午前は御坊町、湯川町を街宣。午後は地元の出発式として1時30分から塩屋町王子橋交差点付近で訴え同町、名田町、野口、藤田町をめぐる。
 中村陣営 公明党県本部やJA紀州、地元熊野区など100を超える団体・地区から推薦を受け、前回の雪辱を期す。午前8時から小竹八幡神社で必勝祈願、午前9時から同神社前、伊勢屋倉庫=薗745=の選挙事務所で出陣式を行い、三浦源吾市長や山本清司市議会議長、推薦団体代表らが出席。中村氏が第一声を放ち、市内全域を一巡、各所で街頭演説を行う。

日高郡選挙区
 いずれも自民党現職の冨安民浩氏(75)=当選8回、日高町高家=、坂本登氏(76)=同6回、みなべ町南道=、玄素彰人氏(49)=同1回、印南町印南=の3人以外に立候補の動きはない。4年前は4人による選挙戦となり、今回、無投票になれば8年ぶり。
 冨安陣営 午前9時から日高町高家の国道42号荊木信号西側の後援会(寒川賢蔵会長)事務所で出陣式。
  鈴木恒雄・後援会長代理と地元の松本秀司・日高町長があいさつ、郡町村議長会長の谷重幸・美浜町議長の掛け声でガンバローコールのあと冨安氏が第一声。由良町から日高川町入りし、午後は寒川から清川に入り、みなべ町から日高川町川辺地区、美浜町から日高町へ郡内を街宣する
 坂本陣営 立候補届け出の受付を済ませた後、午前9時から、みなべ町南道266の1の後援会事務所(電話0739・72・2809)前で出陣式を行う。
 支持者はじめ管内の町長や町議ら来賓が出席。早川正志後援会長があいさつし、来賓祝辞の後、坂本登氏が7選へ向けて第一声を放つ。
 初日は、街宣車で日高地方各地を巡り、支持を訴える予定にしている。
 玄素陣営 立候補届け出を済ませたあと、午前9時ごろから印南町印南4485番地14(かえるの港付近)の後援会事務所で第一声。コロナ禍と、直前に街頭演説会をしたため、出陣式は行わない。
 玄素氏が集まった支援者らを前にあいさつしたあと、終日街宣活動に出発。地元印南町をはじめ、郡内での街宣を予定している。街宣カーでマイクを握り、支持を訴える。 


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「御坊名田サテライトオフィス」内覧会に三浦源吾・御坊市長らが出席 〈2023年3月30日〉

2023年03月30日 08時30分00秒 | 記事


オフィス前で記念撮影
(左から坂尻、上野、大西、芝、三浦、中井、小林、山北各氏)


 御坊市のサテライトオフィス等開設支援事業を受けたランドブレイン・コロナ農業生産事業共同体が名田町上野の国道42号沿いに建設した「御坊名田サテライトオフィス」の内覧会が29日に行われ、三浦源吾御坊市長ら関係者25人が出席。3日からオープンし、地元生産者と都会の消費者を結ぶ情報や交流の拠点として活用するほか、商品開発や人材育成にも取り組みながら産地振興、地域活性化につなげていく考え。

 サテライトオフィスはローソン御坊名田町店向かいに4500万円(うち国と市の補助3000万円)かけて整備。オフィス(木造平屋、150平方メートル)には個室4室、共用スペースや屋外スペースを設置。コワーキングスペース(同、124平方メートル)は入居企業と地域事業者、住民の交流スペースとして利用する。
 オフィス入居企業は大阪や京都、兵庫などで生鮮食品を中心としたスーパーマーケットを80店舗展開している(株)光洋=平田炎代表取締役社長、本社・大阪府茨木市=に続き、JA紀州と長年にわたり取り引きしている花き卸売市場の(株)なにわ花いちば=大西常裕代表取締役社長、大阪市=が決まり、今後、JAを通じ生産者との連携をより深め、全国有数の花産地として消費拡大、産地振興に取り組む。残り2室の入居企業もメドが立っている。
 内覧会には、三浦源吾御坊市長、中井寛日高振興局長、芝光洋JA紀州組合長、(株)光洋の小林聡一郎取締役商品本部長、(株)なにわ花いちばの大西社長、モデルで日高広域観光振興協議会公式インフルエンサーの坂尻夏海さん(22)=御坊市=、地元の生産者ら25人が出席。
「ランドブレイン(株)大阪事務所」=山北知所長、大阪市=と「コロナ農業生産(株)」=上野和人代表取締役、名田町上野=を代表して上野社長が「流通、販売、生産のつながりをより一層深め、スキルアップ、収益アップに努め、産地振興につなげたい」とあいさつ。
 三浦市長は「情報や交流の拠点として活用していただきたい」、中井局長は「地域活性化の拠点として発展を」、芝組合長は「消費者と生産者をつなぎ、マッチチングさせ、地域を盛り上げてほしい」と期待感を示した。小林取締役商品本部長は「この地域で生産された新鮮で安全、安心な農産物を全国の消費者に幅広く提供したい」、大西社長は「生産者にとっては本当に良いチャンス。消費者のほしがる花きをしっかりつくっていただき、産地振興につなげたい」と述べた。


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由良町立白崎小学校、147年で閉校 〈2023年3月29日〉

2023年03月30日 08時30分00秒 | 記事


山名町長に校旗を返納

記念行事で餅まき


  明治9年4月に創立の由良町立白崎小学校(全校児童45人)の閉校式は28日、同校体育館で開き、在校生や教職員、町や町議会、地域住民ら250人が出席した。町内3小学校統合により今月末で閉校し147年の歴史に終止符。記念行事では盛大に餅をまき、地域で愛された学び舎に別れを告げた。

 全員で国歌、校歌を斉唱し、山名実町長が「浄明寺本堂を借用し産声を上げて以来、幾多の変遷を経て多くの優秀な人材を輩出し、輝かしい歴史と伝統を築き上げてまいりました。白崎小学校の思い出が皆様の心に永遠に刻みこまれるとともに、4月に統合し新しい船出を迎える由良小学校に変わらぬ温かなお心寄せを賜りたい」と式辞。
 寒川正美教育長が開校から統合に至るまでの経緯を紹介し「白崎小学校の栄えある歴史と伝統は、本校の児童、保護者、地域の皆様の心にいつまでも残ることと思います」と述べた。
 玉置一郎町議会議長が「147年もの長きにわたり築かれてきた本校の伝統と崇高な精神は、多くの関係者の間で脈々と生き続けるものと確信しております」、西岡宣子校長も同校の思い出、校歌や校訓にふれ「白崎の宝である子どもたちが、新しい由良小学校や中学校へ行かれても、白崎っ子らしく、自分の力を伸ばしていってほしい」とあいさつ。学校を代表し長田千輝君(6年)が山名町長に校旗を返納、全員で「蛍の光」を斉唱した。
 記念行事に移り、体育館で餅(120キロ)と菓子をまき盛り上がった。この後、グラウンドに出て出席者が風船200個をリリース、晴れわたった青空に風船が広がり、子どもたちの新たな門出とし、町のゆるキャラ・ゆらの助も登場し、伝統ある同校の最後を見守った。


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由良町立衣奈小学校、統合で147年の歴史に幕 〈2023年3月28日〉

2023年03月28日 08時30分00秒 | 記事


式辞を述べる山名実町長

全校児童が感謝を胸に合唱


 由良町立衣奈小学校(全校児童22人)の閉校式は27日に同校体育館で開き、在校生、教職員、町や町議会、保護者、地域住民ら約200人が出席した。児童数の減少により4月に町内3小学校が統合となり今月末で閉校。明治9年12月に創立し、147年、以来、長い歴史と伝統を刻んできた母校に感謝と別れを告げた。

 町主催で式典を開き、国歌、最後となる校歌を斉唱。山名実町長が「衣奈小学校は新年度から由良小学校、白崎小学校と統合され新生・由良小学校として生まれ変わることとなります。衣奈小学校の思い出が皆様の心に永遠に刻みこまれるとともに、4月に統合し新しい船出を迎える由良小学校において変わらぬ温かなお心寄せを賜りたい」と式辞を述べた。
 寒川正美教育長が創立から閉校までの経緯を報告。玉置一郎町議会議長が「本校の勇姿を深く心に刻まれるとともに、本校の伝統と精神を長く後世へと伝えて頂きたい」、川口達生校長も児童たちとの思い出を振り返り、4月から新しい場で生活を始める児童たちに校歌の歌詞にある「進取」「耐久」「明朗」をはなむけとした。
 学校を代表し御影咲結さん(6年)が山名町長に校旗を返納、全員で「蛍の光」を斉唱した。
 この後、記念行事に移り、衣奈区ふれあいいきいきサロン、サロン・de・オレンジ主催のお別れミニコンサートを開催。全校児童が「赤いやねの家」を合唱、大正琴グループ・しおさいが童謡など、フルート奏者・竹内愉美子さん=和歌山市=が「白い花の咲く頃」などを演奏。最後はグラウンドで餅まきも行い、地元で愛された学び舎の最後とした。


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令和4年度末・県教職員管理職異動発表 〈2023年3月26日〉

2023年03月27日 08時30分00秒 | 記事

 県教育委員会は24日、令和4年度末教職員定期異動を発表した。異動規模は退職者を含め小・中学校1596人、県立学校837人の合わせて2433人。日高地方の小・中学校では校長8人が退職し、6人の新校長が誕生。教頭は3人が退職し、7人が採用・昇進した。異動は4月1日付、退職は3月31日付。

校長の部
【採用】塩屋小(御坊中教頭)間野祐樹▼印南小(志賀小同)岡本健司▼三百瀬小(山野小同)福田円▼笠松小(衣奈小同)花光英香▼高城中(高城中同)大木尚美▼丹生中(南部中同)松本典之。
【転任】和田小(白崎小)西岡宣子▼稲原小(衣奈小)川口達生▼清川小(早蘇中)山内明子▼上南部小(岩代小)大野真紀▼高城小(和田小)友渕博文▼南部小(上南部小)爰川英人▼岩代小(塩屋小)寺井克幸▼和佐小(中津小)的場義文▼川辺西小(印南小)榎本龍也▼川原河小(笠松小)高垣利加▼中津小(三百瀬小)木寺知江美▼松洋中(高城中)瀬戸敬二▼早蘇中(美山中)三原章宏▼美山中(和佐小)山本広美。
【退職】稲原小・橋本光▼清川小・栗山尊史▼高城小・夏見和敏▼南部小・湯川三生▼川辺西小・小川●信▼川原河小・原里枝▼松洋中・宮所典世▼丹生中・岩崎世史生。

教頭の部
【採用・昇任】野口小(津木小教諭)佐原純子▼印南小(清流小同)大樫かおり▼高城小(上南部小同)政井浩二▼御坊中(御坊中同)塩崎雄一▼高城中(同)瀬戸まき▼南部中(南部中同)中本和志▼中津中(河南中同)吉村千恵。
【転任】御坊小(印南小)楠本文▼塩屋小(藤田小)榎本久美子▼藤田小(御坊小)財福美▼志賀小(白崎小)佐々木恵里▼由良小(野口小)平林あゆみ▼和佐小(塩屋小)清長美紀▼山野小(高城小)坂田香織。
【退職】由良小・●崎賢一▼和佐小・榎本博▼中津中・小早川基。

県立高校等
校長の部
【昇任】紀央館高(貴志川高教頭)西垣内郁久▼みはま支援(紀北支援同)岡潔。
【転任】和歌山盲(みはま支援)植野博之。
【退職】紀央館高・久原享。

教頭の部
【昇任】日高高定時制(桐蔭高教諭)辻英機。
【転任】桐蔭高(日高高)山本友作▼和歌山東高(日高高定時制)古谷直輝▼日高高(南紀高定時制)山下人▼みはま支援(和歌山盲)松下香好。

事務職の部
【課長級】海南高事務長(紀央館高事務長・補佐級)山本康博▼日高高同(日高高同・同)中筋弘文。
【課長補佐級】紀央館高事務長(はまゆう支援事務長)楠本加代▼みはま支援主任(日高高主査)村上裕美。
【退職】南部高事務長・中田守。


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和高専(御坊市)で高専制度創設60周年を記念した「高専の森」植樹式

(株)たにぐち(日高川町)が新工場の地鎮祭

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御坊市職員異動 総勢118人、過去10年間で最大規模 〈2023年3月25日〉

2023年03月25日 08時30分00秒 | 記事

 御坊市は24日、職員人事異動を発表した(4月1日付)。消防部局を除き、総勢118人。新規採用職員を除いた110人は過去10年間で最大規模となった。部長級には4人、課長級には8人が昇格した。うち課長級では女性1人を登用した。

 部長級では坂口秀紀・消防長(59)が昇格。市民福祉部長兼福祉事務所長・福祉センター長に西川宏洋・健康福祉課長(58)、総務部長に仮家基浩・防災対策課長(56)、教育次長に脇村孝一郎・教育総務課長(58)が昇格した。
 他の異動者は次の各氏。○印は昇格、カッコ内は旧。
【課長級】下水道事務所長(下水道課長)柏木良仁▼水道事務同(水道事務所企画員兼事務次長)寺崎竜司▼税務課長兼収納対策室長(国保年金課長)木村美香▼防災対策課長(環境衛生同兼斎場長)東信行▼議会事務局長(議会事務局調査員兼議会事務局次長)塩崎完▼市民課企画員兼課長補佐(介護福祉課企画員兼課長補佐)坂口幸代▼○議会事務局調査員・庶務担当(議会事務局調査員庶務係長)大川洋子▼○教育総務課長(健康福祉課長補佐)辻村一彦▼○環境衛生同兼斎場長(給食センター長)井上公介▼○企画課企画員兼秘書室長(企画課秘書室長)木下義規▼○総務課同兼情報化推進同(住宅対策課長補佐兼市営住宅係長)中村明彦▼○税務課同兼課長補佐(税務課長補佐)美濃伸▼○健康福祉課長(総務課情報化推進室長)谷野昌之▼○国保年金同(国保年金課長補佐)津村法正。
【課長補佐級】農林水産課長補佐(市民課長補佐)中西美幸▼給食センター長(農林水産同)柏木研▼都市建設課長補佐(下水道同)池永光児▼住宅対策同(商工振興同)玉置拓也▼下水道事務所次長(都市建設同兼道路河川係長)由良嘉浩▼○健康福祉課保健師兼健康増進係長(健康福祉課健康増進係長)川合さとみ▼○水道事務所専門技術員兼浄水施設同(水道事務所浄水施設同)坊茂樹▼○国保年金課長補佐兼年金同(国保年金課年金同)柏木紀子▼○水道事務所事務次長兼業務同(下水道課企画管理同)津村建志▼○企画課秘書室長補佐兼秘書同(企画課秘書室秘書同)大西静▼○財政課長補佐(財政課財政同)後藤仁志▼○健康福祉同(健康福祉課障害福祉同)森口広樹▼○介護福祉同(介護福祉課高齢福祉同)宇田祐子▼○議会事務局次長兼庶務係長(議会事務局議事同)濵野義久。


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ゆらライフフォトコンテスト 最優秀賞など8点決まる

今年度で閉園の御坊はこぶね幼稚園で最後の卒園式

 御坊市藤田地区の第1回避難対策ワークショップ

紀南地区海上安全対策協議会と田辺海上保安部が紀南や日高地方漁協に救命浮環を配布


洪水避難対策 御坊市野口地区の「第1回避難対策ワークショップ」 〈2023年3月24日〉

2023年03月24日 08時30分00秒 | 記事


野口は6区別に避難経路や課題など話し合う


 御坊市は、令和2年8月に作成、全戸配布した豪雨災害に特化した洪水・土砂災害ハザードマップを活用した野口地区の第1回避難対策ワークショップを22日に野口コミュニティセンターで行い、6区代表31人が参加。防災マップや避難支援マップ、自主防災組織タイムラインなどを話し合った。次回は4月26日に行い、マップやタイムラインをまとめ、地域での周知に努めるとともに今後の活動に反映させる。

「逃げ遅れによる人的被害ゼロ」実現をめざし、今年度から8年度まで5カ年計画で市内6地区別にワークショップを行い、地域の実情に応じた避難対策を検討し、防災意識を高め、避難対策を強化する。今年度は野口、藤田両地区が対象で、22日に野口、23日に藤田で1回目のワークショップを行った。令和5年度は湯川、67年度は御坊、8年度は塩屋と名田を対象に行う。
 県が作成した日高川水系の最大規模降雨(1000年に1回の割合、24時間総雨量770ミリ)を想定した洪水浸水予想で野口地区はほぼ全域が浸水し、浸水深は深いところで3~5メートルあるが、民家密集地などは1~2メートルが多い。主な地点は野口会館で1~2メートル、野口コミュニティセンターで0・5~1メートル。
 ワークショップでは北野口、上野口、下野口、岩内、古森、熊野各区別に分かれ、それぞれ地図上に浸水域を書き込み、避難場所までの経路などを検討しながら防災マップをつくり、続いて避難行動要支援者名簿に登録されている要支援者の自宅等を地図に書き込み、安全に避難するための経路などを話し合った。
 ワークシートづくりは平時、警報発令時、避難指示発令時など時間の流れに沿ったタイムラインとして地域でできる行動、どこへ避難するのか、要支援者への対応、今後の取り組みや課題を話し合った。今後の対応では堤防強化、避難場所を広くする、地域コミュニティの強化、要支援者の対応、高齢者だけでなく障害者や乳幼児等の把握、反復した訓練の実施、災害発生時間に応じた対応、二次災害に留意した行動などの意見が出された。
 次回は、防災マップや避難支援マップを確認、タイムラインを作成し、完成したマップやタイムラインを発表する。


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今月末に閉校する由良町の白崎、衣奈小で最後の卒業式


4月から日高中学校テニスコートの夜間使用が可能に 〈2023年3月23日〉

2023年03月23日 08時30分00秒 | 記事


LEDの明るい屋外照明が完備した人工芝コート


 日高町教育委員会は、令和3年度に2面を人工芝に整備した日高中学校テニスコートで4月1日から、夜間使用を始める。スポーツ振興くじ助成金を活用して、2月に屋外照明灯を完成させており、町ソフトテニスクラブから署名付きで改善要望書が出されて以来7年越しで念願の人工芝に加え、夜間照明が完備。活動の活発化のほか、競技人口や交流の機会を増やせると、関係者は喜んでいる。

 平成28年1月に同クラブが「日高町テニスコート改善に関する要望書」を署名1517人分(町内1111、町外406)を添えて松本秀司町長に提出。令和4年1月、同校にある4コートのうち、1460平方メートルのコート外を含めた2コート分で、大会で主流となる砂入りの人工芝を整備。落成式に松本町長や同校ソフトテニス部員ら関係者が出席し、テープカットや始球式を行うなどで祝った。
 今年度は屋外照明設置へ向け総事業費3641万2200円(うち助成金2000万円)で(株)稲垣工務店=稲垣武夫代表、同町志賀=が今年1月に着工、人工芝を整備した2コートでLED照明のポール9本を2月28日までに完成。テニスコートを夜間利用する場合は、屋外照明を使うことが必要で、4月1日から平日は午後6時30分から9時30分まで利用できる。照明使用料は1コートにつき1時間あたり825円(税込み)。午後10時になると強制的に照明の電源が落ちる仕組みで、町教委は「それまでに照明の電源を必ず手動で落とすように」と呼びかけている。
 町ソフトテニスクラブの堀内幹太代表は「町内外のソフトテニス、テニス活動がより活発化し、多世代の交流が生まれ、地域愛も育まれる。高齢者には健康増進、子どもには大人との関わり、中間層にはコミュニティー構築、町内クラブの拠点など効果はさまざまで大きい。要望活動に参加して頂いた方々、整備に関わってくださった方々に感謝したい」と喜んだ。
 一般使用など詳しい問い合わせは、町教育委員会(電話63・3812)へ。


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御坊商工会館で日高地方自衛隊入隊入校予定者激励会 〈2023年3月21日〉

2023年03月22日 08時30分00秒 | 記事


壇上で一人ひとり紹介される入隊・入校予定者のみなさん


 令和4年度日高地方自衛隊入隊入校予定者激励会は19日、御坊商工会館で開き、自衛隊和歌山協力会などが入隊・入校が決まった日高地方からの11人にエールを送った。国歌斉唱の後、壇上に上がった入隊・入校予定者らが、一人ひとり紹介された。

 自衛隊和歌山協力会の村上義德会長は「入隊されれば国家公務員として、組織の中の一員となる」とあいさつ。大切になるチームワークには「上司、先輩、同僚との意思疎通」が不可欠と説き「困ったときは遠慮なく相談してほしい」と呼びかけた。
 自衛隊家族会日高地区会の北垣裕二地区長は「自分に自信と誇りを持って全力を尽くして」、県隊友会日高支部の渡瀬幸嗣副会長は「誇りを持って日々の訓練・勉学に励み、一日も早く立派な自衛官になってください」と励ました。
 先輩隊員の古田隆輝さんは、自身の経験を紹介し「お互い切磋琢磨し訓練に励んでください。不安などあればすぐに先輩に相談してください。私は一緒に仕事ができることを楽しみに待っています」と、激励の言葉。
 新入隊・入校予定者を代表して鈴木大賀君は「平和と独立を守る自衛官になるとともに、立派な社会人に」と、決意の言葉を述べた。
 今年度の日高地方からの入隊者は、陸上自衛隊に6人、海上自衛隊と航空自衛隊に各2人。陸上自衛隊高等工科学校への入校が1人となっている。


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御坊小学校グラウンドで「市民モルック大会」

県小学生バレーボール新人大会 南部が男女とも完全優勝


御坊市が日高川河川敷利活用「かわまちづくり計画」登録申請へ 〈2023年3月19日〉

2023年03月20日 08時30分00秒 | 記事


にぎわい創出へ利活用する日高川河川敷


 県が樹木伐採事業を行った野口橋~野口新橋間の日高川右岸河川敷(低水護岸、約3・2ヘクタール)の利活用について御坊市は、4月以降に国へ「かわまちづくり計画」の登録申請を行う。国との事前協議でにぎわい創出を図るため、計画エリアを野口新橋下流約300メートル付近まで拡大。一部エリアで検討していた民間参入(民設民営)手法は今後の検討課題とし、当面は行政サイドで整備、維持管理しながら市ふれあいセンターや民間団体と連携し、利活用を進める考え。

 県の樹木伐採事業できれいに整地された河川敷環境を維持し、魅力ある空間づくり、にぎわい創出を図ろうと、令和3年10月に県、日高振興局、市、藤井区、出島区、日高川漁協、御坊商工会議所、市観光協会で協議会をつくり、国の制度を活用した「かわまちづくり計画」の登録に向けて取り組んでいる。
 河川敷を多目的利用、アウトドア利用、駐車場、親水利用の4つのゾーンに分け、河川敷のほぼ中央に駐車場を整備し、そこから上流の野口橋上流付近までを多目的利用ゾーン、下流の野口新橋付近までをアウトドアゾーンとし、それぞれ広場等を整備する計画。
 当初の計画エリアは、都市公園区域内の野口新橋付近までだったが、国との事前協議で、にぎわい創出を図るためには、エリアを広げた方がいいとの話になり、野口新橋下流約300メートル付近まで広げることを決め、協議会の承認も得た。
 各エリアの整備主体は高水護岸補強や進入路整備は県▼多目的広場や駐車場、園路、インフラ(トイレ、水道、電気)整備は市▼アウトドアゾーンの広場整備は民間と設定。民間参入の可能性を探ろうと、昨年秋に社会実験事業を行い、不整地コースを競走する自転車競技「シクロクロス」の関西シクロクロスシリーズ2022~23開幕第1戦が行われた。
 この社会実験結果を検証する中で、民間参入による整備手法は「やはりハードルが高い」と判断。民間参入は今後の検討課題と位置づけた上で、当面はアウトドアゾーンも行政サイドで整備、維持管理にあたり、利活用にあたっては野口オートキャンプ場など既存施設や民間団体等と連携したシクロクロス、カヌー、サップ(水上スポーツの一種)などアウトドアスポーツ、イベントなどを定期的、継続的に実施できるよう取り組むことにした。
 この方針に基づき、4月以降、6月までに国へ計画の登録申請を行う。8月にその結果が公表される予定で、正式に登録が決まれば、計画に基づき、必要な整備、利活用に取り組む。市都市建設課は「整備にあたっては極力、お金をかけない方法で進めたい」としている。


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