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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

印南町 社会福祉センターを高台移転 浸水対策と手狭解消、4年度完成めざす 〈2020年9月30日〉

2020年09月30日 08時30分00秒 | 記事




 印南町は29日、南海トラフ巨大地震などによる津波被害に備え、浸水地域にある町社会福祉協議会の施設を庁舎近くの高台へ移転すると発表した。役場庁舎北側の民有地を購入し移転する。長期総合計画の基本方針である「思いやりと安らぎのある健康・福祉の郷」、日裏勝己町長が進める「強靱で安全・安心なまちづくり」に対応した取り組みで、新施設は災害時にはボランティアセンターや福祉避難所の役割を担う。
 社会福祉協議会が入る社会福祉センターは海抜4メートルの町公民館側にあり、平成2年に鉄筋コンクリート2階建てで建設。延べ床面積は285平方メートル。竣工当時は事務職員2人、家庭奉仕員2人の4人体制だったが、今では地域福祉や高齢者福祉、障害者福祉、ボランティア、在宅介護支援センター、介護サービスの各事業のほか、民生児童委員、赤十字奉仕団、心身障害者父母の会、手話サークル、地域見守り協力員の団体事務局など福祉施策の充実に伴い職員が25人となり手狭で、津波被害に備えた高台移転に合わせてそれの解消にも対応。
 新施設は海抜30メートルの役場庁舎北側の町道沿いにある民有地3384平方メートルを8121万6000円で購入し建設するため2日開会の臨時議会に提案の一般会計補正予算に福祉のまちづくり拠点整備用地購入費8121万6000円を計上している。購入費の財源は財政調整基金を活用する。
 移転は行政機能を集約化する狙いもあり、臨時議会の補正予算可決を受け、12月議会で敷地整備測量設計委託料を補正計上、来年度当初予算に施設建設の設計委託料、敷地整備工事費を計上し、早ければ3年度中の着工、4年度中の完成をめざす。日裏町長は「公約である『強靭で安全・安心の希望をもてるまちづくり』の実現ため、スピード感を持って、高台への福祉拠点などの整備を進めたい」としている。


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御博フィナーレ 「地域を元気に」花火が夜空彩る 最終日は和装体験も楽しむ 〈2020年9月29日〉

2020年09月29日 08時30分00秒 | 記事


75発の彩り豊かな打ち上げ花火


 去る12日にスタートした日高地方の全域で行われた美味しい、楽しい、学べる、出会える37の体験交流型プログラムを取り入れた御坊日高博覧会「御博(おんぱく)」は27日が最終日。和装体験、泥んこ運動会などを行い、地域の魅力を発信し、コロナ禍で気持ちが沈む中、エールを送ろうとシークレット花火を打ち上げてフィナーレを飾った。

 和装体験は、御坊市のしの友呉服店が和服の良さを知ってもらい、日本の文化を残していきたいと企画したもので、おんぱくでは4日間実施。最終日27日は楠部香梅さん(内原小5年)が着付け、バックに花を飾るなどして写真撮影した。
 着物が好きで機会があれば着ているが、本格的に着付けたのは初めてという楠部さんは「かわいくセッティングまでしてくれてうれしかった。こんなイベントがあれば、また参加したい」と笑顔。小竹博久店長は「誕生日当日の予約もあり、家族の絆を深め合う良い機会にしてもらえたのでは」と話した。
 御博実行委員会では例年、最終日にエンディングイベントを開催していたが、今年は「3密」を避けるため、これまでの形式ではなく、いち早く参加表明したパートナーや客への感謝の気持ちを込め、シークレット花火を計画。
 一般には場所を公表せずに、御坊市塩屋町の北浜グラウンド近くで、午後8時に始め、地域を元気にと明るいイメージにした赤や緑、黄など連発花火75発が約1分30秒間、夜空を彩った。
 谷口光実行委員長は「コロナ禍のなか、プログラムを実施してくれたパートナー、参加していただいた多くの皆さんに感謝しています。元気を届けられたと思っています。コロナがどのようになっているか分からないが、来年も開催しようと思う」と話した。


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2020年8月 データバンク

2020年09月29日 08時29分59秒 | データバンク

1日
御坊市犯罪率県下ワースト1位工野儀兵衛ものがたり原画展東光寺で印南伝承唄奉納式高校Sテニスで御坊出身和北・小原雅也君、印南出身信愛・前本真弥さんV

2日
119緊急通報システム運用開始観光ゼミ「アマゴ釣り・つかみ取り体験」映画「ソワレ」先行試写会

3日
大洋化学の水耕システム現状報告JA紀州新ライスセンターに色彩選別機

6日
御坊新庁舎建設事業最優秀に前田建設・久米設計JV高校野球智辯和歌山優勝に地元選手貢献

7日
印南町コロナ対策でパソコン補助事業観光振興協PV第1弾完成

8日
日高町手話の会始動

9日
御坊地球温暖化対策4年ぶり目標達成戸津井鍾乳洞資料館オープンコロナで御坊祭中止決まる中紀バスが万全コロナ対策でバスツアー

10日
御坊少年少女合唱団40周年定演

13日
みちしおの湯が来年3月まで当日券利用者割引コロナ県内発生から半年印南元村区に灯ろう

14日
かわべテニスコートドーム部分完成高速4車線化事業有田-印南間来年12月完成へ

15日
法善寺(三尾)岡本住職が「わたくしの故郷なつかしき三尾」刊行コロナで南山スポーツ公園利用客減少県陸上選手権で紀央館講師の北亦将成さん、同校1年の阪本海月華さんが自己新寒川で竹キャンドル興国寺灯ろう焼き

17日
印南小でリモート始業式高校野球甲子園交流大会で智辯・小林樹投手、小林白選手、尽誠・村上投手活躍川辺で史上最高気温38.4度御坊で外国人被災者対応訓練

18日
スマート農業ドローン講習会県道田辺印南線早期改良へ要望書

19日
仁坂知事白馬山脈風力発電に「待った」JAドローン農薬散布請負

20日
志賀小校舎増改築紀州日高漁協印南出張所イサギ稚魚放流

21日
御坊全戸にハザードマップ配布次世代エネルギー研が御坊発明クに超小型コンピューター寄贈

22日
由良町コロナ対策クーポン事業日高川町コロナ対策応援商品券紀州路クリーン作戦

23日
少年メッセージ地方大会御坊家具転倒防止等補助事業実績楠本県議報告会県B級大会で名田優勝

24日
日高広域観光協七つの扉キャンペ瀧法寺(印南町)で地蔵盆

25日
おんぱくプログラム決まる

26日
日経新聞に印南町かつお節発祥の地掲載

27日
日高川町が有田養鶏放置の鶏ふんに苦慮西ノ地で不法投棄

28日
2次コロナ交付金各市町支援策御坊市が最終処分場埋立物環境保全負担金条例案提案へ宮井紀行さんライブ印南社協にあいサポート認定書

29日
近畿高校文化祭県代表に地元生徒5作品アメ村移民2世の堂前サダオさんが三尾の親せきとズームで対面

30日
コロナ対策で花き栽培農家支援映画「ソワレ」公開中県高校ユース大会で紀央館、日高10選手優勝市内少年野球御坊優勝、阿南全国大会へ

31日
日高町防災の日備品配布オンライン梅ジュース作り


御坊市が防災行政無線整備、10月末から新スピーカー順次使用(デジタル化) 〈2020年9月27日〉

2020年09月28日 08時30分00秒 | 記事


移設した基地局の新操作卓が完成


 御坊市が平成30年度に着手したデジタル防災行政無線施設整備事業で、市役所にある基地局の新操作卓設置が完了した。アレイ効果のある高性能スピーカーを採用した屋外拡声子局の新設も進めており、新システム移行に伴い、10月中旬から今の子局を使用した電子音声放送を始め、10月末から設置を終えた新しい子局に順次切り替え、高性能スピーカーでの放送を開始する予定。令和3年4月から全面供用。総事業費約6億2000万円。

 今のアナログ防災行政無線は昭和60年度に導入し、35年が経過。平成17年の国による規格改定で、それ以前の旧規格無線装置は令和4年度から使用できなくなるため、国の緊急防災減災事業債(市負担3割程度)を活用し、平成30年度に事業着手。30年度は実施設計と電波伝播調査(事業費1242万円)を行い、令和元年度から今年度かけて基地局と子局を更新。
 市役所4階にある基地局は5階に移設し、システムを全面更新。新しい操作卓の設置も終わり、10月12日と13日に試験放送などを行い、問題がなければ14日から今の子局を使い、電子音声による放送を始める。今は職員の肉声で放送しているが、今後は電子音声がメインで、災害など緊急時のみ肉声放送。子局は99局から70局に減らし、順次新設工事を進めており、10月末から準備が整った子局から順次、新スピーカーに切り替えて放送する。
 子局同士の音がかぶさり放送内容が聞き取りにくいなど課題解消をめざし、アレイ効果のある高性能スピーカーを採用。今のシステムは音声による情報伝達しかできず、基地局と子局の情報伝達も片方向のみだが、デジタル化すれば音声に加え、文字伝送、基地局と子局の連絡通話など双方向での伝達が可能になる。
 また、現在個別に行っている緊急速報メールやJアラート(全国瞬時警報システム)など多メディアの配信も1回の操作で同時配信され、配信時間短縮や業務効率化が図れるほか、市民向けメール配信機能を取り入れることでサービス向上につなげる。
 市内では道路騒音や生活雑音、住宅の密閉性の向上などから放送内容が聞こえない、聞こえにくいという難聴地域がいくつか点在しており、デジタル化で解消が期待されるが、解消できないところは新たに登録制のメール配信や電話配信サービス、市ホームページへの放送内容掲載、聴覚障害者向けの文字表示装置サービスを実施する。
 施工は(株)きんでん和歌山支店=吉川正永執行役員支店長、和歌山市=、契約額は5億8520万円。災害時の現場調査、避難所との通信などに利用する移動系無線20台(車載機5台、携帯型無線機15台)のデジタル化も含む。監理委託業務費935万円、新庁舎完成後の基地局移設費約800万円も含めた総事業費は約6億2000万円。


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寒川邸(日高川町)をみんなの善意で未来へ 33年ぶり茅ぶき屋根ふき替え 〈2020年9月26日〉

2020年09月26日 08時30分00秒 | 記事


 寒川のシンボルとも言える茅ぶき屋根の寒川邸


 日高川町寒川のシンボルとして知られ、国の登録有形文化財にも指定されている茅ぶき屋根の「寒川邸」で、33年ぶりにふき替えが行われている。費用は約2000万円必要で、半分は補助金が充てられるが、残りの半分は当主の個人負担となる。そんな中、主の寒川歳子さんの大学の友人が「みんなの善意で寒川邸を次世代につなごう」とグループを立ち上げ、募金を募っている。ふき替えは11月半ばに終了する。

 寒川神社近くにある寒川邸は、鎌倉時代から代々続く地頭・寒川家の家屋。現在は、同神社宮司の寒川歳子さんが暮らす茅ぶき屋根の母屋と離れ、土蔵など7件の建物がある。母屋は江戸時代末期の嘉永3年(1850年)に建てられた。茅ぶきを維持する屋根や風格ある表門、白壁の土蔵などが周囲の景観と調和していることが高く評価され、2013年には、国の文化審議会に町初の登録有形文化財に選ばれた。昭和63年に山口智子さん主演で放映されたNHK朝ドラ「純ちゃんの応援歌」の舞台になったことでも知られる。
 茅ぶき屋根のふき替えが行われているのは、母屋裏面と側面の3面で33年ぶり。ふき替え費用は高額になり、寒川さんの個人負担は大きく、それを知った学生時代の友人3人が「KAYABUKI寒川」を立ち上げ、ふき替え費の募金を呼びかける活動をスタート。募金の目標金額は、12月2日までに550万円。1口2000円で協力者全員に報告書を送付、5口以上に寒川特産の乾燥シイタケ(約100グラム)、10口以上は報告書に企業や団体、個人名を記載し、来年中に発送を予定している。ホームページとフェイスブックを開設し、茅ぶき屋根ふき替え作業の進ちょく状況を報告している。
 募金は郵便振り込みで、口座番号は店番・089種目当座(番号)0155361、口座名「KAYABUKI寒川」。連絡先のメールアドレスはyurikomich
i@yahoo.ne.jp。 


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日高川町 町長ミッションで情報共有 コロナ禍の早急対応につながる 〈2020年9月25日〉

2020年09月25日 08時30分00秒 | 記事

 日高川町は、平成29年5月に久留米啓史町長が就任後、行財政改革の一環で、役場庁内各課が抱える課題や事業への対応を共有することで、事業達成へのスピード感を高めることなどを目的にした「町長ミッション」を就任初年度と昨年度に実施。コロナ禍で様々な課題が起こる中、人員が増加していたかわべ西学童クラブを分散して和佐に新設、川辺西小通学バスの増便など、現状把握に努めたミッションの成果が早急な対応となって現れている。

 平成29年5月に久留米町長が就任後、同年7月に小早川副町長が就任したことを受けて「町長ミッション」と名付けた各課との情報共有、検討の場を初めて実施。2年後の昨年度も2度目のミッションに着手した。久留米町長と小早川副町長、戸根康文・総務課長が同席し、職員配置はじめ各課の担当職員が抱える事業の課題や対応方針、進ちょく状況、目標達成時期などを説明するとともに再検証。町幹部が情報共有するとともに、個別の事業の取り組みにアドバイスすることで、幅広い視点を持ってスピード感ある事業への対応を図っている。
 具体的には、整備後20年以上が経過した集落排水施設の老朽化、町道を含めて橋やトンネルなどの老朽化が著しく、多額の予算が必要な現状などを確認して将来的な課題解決に向けて取り組んでいる。直近では、コロナ禍で児童に感染拡大を防止するため、登録人数が78人まで大幅に増加した「かわべ西学童クラブ」の児童を分散し、10月1日から川辺地区で2つ目となる「わさ学童クラブ」を和佐公民館2階に開設。かわべ西の施設が手狭になっている現状や通学バスの課題などを把握していたことが早急な学童クラブの新設や通学バスの増便など早急な対応につながった。
 このほか、小学校9校と中学校4校の13校がそれぞれ自校で給食調理する「自校方式」という以前の状態から、課題を解決するために親子方式を導入し、今年までに大規模校の川辺西小を除く全校実施にこぎ着けた。
 防災面でも支所の職員数減少で、災害時の対応に支障が出る恐れがある不安や課題点なども把握し、地域を熟知した職員の配置などで対応している。
 久留米町長は「行政を預かる立場でも知識が足らない分野も多く、全体的に把握できないことも多い。ミッションを実施したことで、現状や将来的な課題を把握、共通認識を持つことでコロナ禍でも早い対応が出来た。定期的なミッション実施の必要性を感じた」と話している。


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御坊市役所 HPに爆破予告 警備強化し開庁24日午後3時前後の来庁控えて 〈2020年9月24日〉

2020年09月24日 08時30分00秒 | 記事


 爆破予告のあった御坊市役所


 18日午後10時37分に御坊市役所の公式ホームページ内の問い合わせフォームに「24日午後3時に時限爆弾を作動させる」との爆破予告があった。6月ごろから全国的に類似の爆破予告が頻繁に発生しているが、実際に事件に発展していないことから24日は通常通り開庁するものの、万が一に備え、市民に予告時間帯の前後は「できるだけ来庁は控えて」と呼びかけている。御坊警察署にも通報し、警備を強化するとともに不審物チェックなど安全対策に万全を期す。

 20日朝に新規採用職員一次試験のため、出勤した総務課職員がホームページの問い合わせフォームに爆破予告の投稿があるのを見つけた。氏名、住所、メールアドレスを記載し▽24日午後3時に市役所2階物置に仕掛けた時限爆弾を作動させて職員と住民を殺害する▽その後、アサルトライフルを持って庁舎に入り、生き残った人間を殺害する▽命が惜しければ30BTC(ビットコイン)を送ること-と書き込んでいるほか、特定の複数個人名、住所等を狙った書き込みもあったという。
 すぐに警察に通報し、20日中に警察とともに2階を中心に市役所や周辺の主だったところを点検し、不審物が置かれていないことを確認したあと、三浦源吾市長を中心に今後の対応を協議した。滋賀県内の7市町、徳島県内の7市町をはじめ京都府や宮城県、山形県の複数自治体など全国的に類似の爆破予告が頻繁に発生しているが、実際に爆破が発生したなど被害報告がないため信憑性が低く、9月に入り爆破予告のあった自治体では予告日も開庁している自治体が大半であることから24日は通常通り開庁、業務を行うことを決めた。
 ただし、万が一に備え、23日と24日も庁舎や周辺に不審物が置かれていないか、常に職員がチェックするとともに、24日は警察が警備を強化し、職員が庁舎の出入り口などで警戒に当たるほか、市消防の消防車も待機させる。24日午後1時30分、3時30分から市役所で予定していた御坊応援商品券の取扱店説明会、同日午後に予定していた高収益作物次期作支援交付金申請をいずれも別の時間帯・日に振り替えて対応する。
 市総務課は「市民の皆様に大きな混乱を招かないことを第一に考え、安全には最善を尽くしますが、24日午後3時前後の来庁は、できるだけ控えて下さい。万が一に備え、庁舎内や周辺で不審な物を見つけたときは市役所か御坊警察署に連絡して下さい」と呼びかけている。同課によると、警察で投稿フォームのIPアドレスを追跡するなど犯人の特定、捜査を行っているという。


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御坊市 未完成の都市計画道路5路線 存廃検証 今年度末に見直し案 〈2020年9月20日〉

2020年09月20日 08時30分00秒 | 記事


 未着手の藤井地内、道成寺天田橋線


 御坊市は、昨年度から都市計画道路の見直しに着手し、早ければ今年度末に見直し案をまとめる。9路線のうち、未完成区間のある5路線を対象に社会情勢の変化、公共事業投資の観点から必要性や実現性を検証し、存続・廃止路線を決める。計画幅員(7~16メートル)は路線ごとに決めているが、未完成の路線は民家が密集しているなど実現性が乏しい区間が多く、かなりの区間が廃止対象になりそう。案がまとまれば、パブリックコメントを募集した上で来年度に決定する。

 都市計画道路路線を載せた都市計画マスタープラン(平成15年度策定)が令和5年度におおねむ20年間の計画期間を終えるため、今後、新たなプランづくりに向け、昨年度から3カ年計画で都市計画道路の見直しに着手。都市計画道路は9路線あり、完成済みの駅前新川橋線(JR御坊駅前~花ご坊前、870メートル)下財部出島線(ロマンシティ御坊店前~野口新橋、2・1キロ)斉前天田橋線(国道42号、3・1キロ)4車線化工事中の湯浅御坊道路(13キロ)を除く5路線が見直しの対象となっている。
 5路線ごとに必要性や有効性、効率性、時代適合性などを検証しながら存廃路線を決める。現在は現状把握、問題点や課題の整理を行っており、年内に交通量調査を行った上で将来交通量の推定、必要性の検証・評価などを行い、今年度末にも見直し案をまとめ、来年度でパブリックコメントを募集し、最終決定。存続する場合も計画幅員やルートを見直すことがある。
 5路線は吉原道之瀬線(1・9キロ)斉前紀伊御坊天田橋線(2・8キロ)駅前吉原線(5・1キロ)道成寺天田橋線(4・2キロ)大浜通線(960メートル)。吉原道之瀬線は市立体育館から商店街交差点まで整備済みだが、同交差点から日高高校前を通り、18メートル道路に抜ける区間は未着手。斉前紀伊御坊天田橋線は斉橋交差点付近から北出病院西交差点まで整備済みだが、そこから商店街を南下し、堤防道路に向かう区間は未着手。
 駅前吉原線はJR御坊駅前から18メートル道路を南下し、薗地区津波避難タワーから商店街方向に向かう区間は整備済みだが、茶免橋付近の商店街を横切り、国道42号に抜けて美浜町吉原地内に通じる区間は未着手。道成寺天田橋線はひまわり団地前から堤防道路と18メートル道路交差点までの区間は事業中だが、野口新橋から藤井地内を通り、道成寺山門前までの区間は未着手。
 この4路線は昭和30年~40年代に路線決定されたもので、当時から環境が大きく変わっている。特に未着手区間は、民家や商店が密集するなど実現性の乏しいルートが多く存在しており、今回の見直しではかなりの区間が廃止の対象に上がりそう。また、美浜町に通じる路線は町側と協議を行う。残りの大浜通線は商店街交差点から島会館前交差点までおおむね整備している。


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太陽福祉会 日高町にグループホーム建設 2月完成、緊急時受け入れ対応も 〈2020年9月19日〉

2020年09月19日 08時30分00秒 | 記事


 小中でグループホームの基礎工事が始まった


 社会福祉法人太陽福祉会(皆川敏治理事長)は、日高町小中に新しくグループホームを建設する。需要に応じたもので成人期重度障害者の生活の場確保とともにショートステイの過密状態の緩和、緊急時の受け入れ対応、新規利用者の拡大を図る。

 同法人は平成4年1月、御坊市内に民家を借りて、定員4人のグループホームをスタート。これまでに生活支援の場として、10カ所(御坊市9カ所、日高町1カ所)の共同生活援助と1カ所の短期入所を開設。総定員48人の満杯状況で利用者を受け入れており、今後、ホームの退去者がいない限り、新規の入居利用は困難になっている。
 作業所利用者158人を対象にしたアンケート調査結果等で、すぐにもグループホームが必要とわかり、国の補助など得られない状況で土地探しから始め、今年7月に着工した。
 日高中学校東250メートルの県道近く、巨大地震想定で津波浸水想定外の位置にある用地を選定。敷地面積734・28平方メートルに木造平屋を建設する。障害者福祉サービス事業所(共同生活援助)の定員7人のグループホームとともに定員3人の短期入所(ショートステイ)も併設。日高地方で1カ所は必要とされる地域生活支援拠点等事業の緊急時の受け入れと体験利用の2部屋を確保する。
 総事業費1億2000万円、うち太陽作業所保護者会が貯めた900万円を援助した。基礎工事に取りかかっており、来年2月ごろに完成予定。3月からの入居を目指している。今回のグループホームの特徴は、障害者らの重度化や高齢化など「親亡き後」に備え、地域移行を進めるため、重度障害に対応できる専門性と地域生活において障害者等やその家族の緊急事態の対応。体験利用の部屋を設けることで、本人の自立意識づけやスムーズな受け入れなどにつなげ、地震・津波等災害発生時には障害者の緊急避難場所として日高町と提携していく。
 皆川理事長は「保護者が高齢で面倒を見きれない場合もあり、将来一人でも自立できれば。幸せな生活を送っていただけるようにしたい」と話した。
 この新規事業拡大を受け、同法人スタッフの募集もしており、問い合わせは同法人事務所(電話32・7086)へ。


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わかやま高校生クイズ 日高チーム、やったぜ2位 岡ひよりさん、小早川えりかさん、黒田真央君奮戦 〈2020年9月18日〉

2020年09月18日 08時30分00秒 | 記事

 県教育委員会主催の第9回わかやま高校生クイズ in Englishは12日、県立体育館で開き、日高高校2年の岡ひよりさん、小早川えりかさん、黒田真央君の3人からなるチームが、参加54チーム中2位に入った。英語部の岡さんと小早川さんの確かな英語力と、社会科が得意な黒田君の豊富な知識を武器に、競り勝った。

 英語を母国語とするネイティブスピーカーが、和歌山県や日本、世界の事柄、英語についての知識などに関するクイズを英語で出題し、3人1組の各チームがそれを聞き取って解答する方式。日高ほか耐久や向陽、田辺など県立10校と私立3校の計13校から54チーム162人が参加した。
 予選は○×クイズ。15個の正解を先取した6チームが本戦出場権を獲得する方式で、日高は2番目に本戦出場権を得た。
 本戦は3ポイント先取制の早押しクイズ。まず3チームずつのグループに分かれて準決勝を行い、各グループ上位2チーム計4チームが、決勝戦で競った。
 準決勝で田辺、近大附属と競い、順調に3ポイントを先取した日高は、田辺の1チーム、近大附属の2チームとで決勝戦。日高は「自然環境等を守るため、市民活動等によってその土地を買い取ったり、自治体に買い上げと保全を求めたりする活動は?」とのクイズに、黒田君が「ナショナルトラスト」と正解し1ポイント獲得。田辺に3ポイント先取され優勝は逃したものの、近大附属の2チームはいずれもポイントを取れず、日高はこの1ポイントで2位を決めた。
 3人は、同大会に向け、県の歴史や文化、自然環境に関心を持ってもらおうと県教育委員会が発行している副読本「わかやま何でも帳」を読んで、知識を広げるなど準備をしてきた。2位入賞に「うれしい。問題はゆっくりで、割と聞き取れた」「早押しクイズでは誰も押せないマニアックな問題もあった」「『わかやま何でも帳』を読んで、知らなかった和歌山のことを知れた」と笑顔で話した。


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