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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

道成寺(日高川町)鐘供養会式、快晴のもと安珍清姫物語再現 〈2023年4月29日〉

2023年04月29日 08時30分00秒 | 記事


安珍清姫物語を再現するジャンジャカの大蛇


 日高川町鐘巻、道成寺の鐘供養会式が27日に行われ、呼び物の「ジャンジャカ踊り」の大蛇が硝煙を吐きながら威勢良く石段を駆け上がり、安珍清姫物語を再現。境内にはコロナ禍前に近い参拝客が訪れ、賑わいを取り戻した。
「ジャンジャカ踊り」の大蛇は、4年ぶりに定刻の午後2時ごろに野口橋下流の藤井側日高川河川敷を出発。安珍清姫保存会の指導で、道成寺観光振興会員や、大成中、和歌山南陵高の生徒らが全長21メートルの蛇体を担ぎ、安珍役の岩崎聖士君(藤田小4年)を追いかけて練り歩いた。
 午後3時前にJR踏切付近から鈴を手に浴衣と編み笠姿で踊るジャンジャカ踊り保存会の女性らが加わって山門前を進むと、天音太鼓保存会の太鼓の勇壮な音色に導かれ、硝煙を吐きながら石段をかけ上がった。
 大蛇は本堂を取り巻くように境内を一周すると、特設舞台で安珍が逃げ込んだ釣り鐘に巻きついて炎で安珍を焼き殺す「安珍清姫物語」のクライマックスを再現し、大きな歓声が沸き起こった。大蛇到着前の境内では、天音太鼓保存会の演奏やエンターテイナーのMIKIYAさんによる大道芸が参拝客を楽しませた。


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日高川町が空き家を活用し若者定住促進 〈2023年4月28日〉

2023年04月28日 08時30分00秒 | 記事


補助対象となる物件掲載のわかやま住まいポータルサイト


 日高川町は、空き家を利活用して若者の定住を図ろうと、空き家バンクに登録されている町内の物件に移住し、5年以上継続して居住する意思のある39歳以下の人に30万円の支援補助金を交付する。40歳以上の場合でも中学生以下の子供を扶養する子育て世代も対象となり、子供1人に付き10万円を加算し、人口流出の抑制や担い手不足改善の一助にしたい考えだ。

 同町では、旧町村当時から中津地区などを中心に移住施策で成果を上げており、直近3年の実績でも令和2年度は県内外から10人、同3年度は7人、同4年度は8人が移住した。ただ、移住者の大半が定年退職後の人で、若者の移住者が少ないのが現状だ。
 そんな中、空き家の利活用を若者定住の呼び水にしようと、空き家に移住する若者に今年度から30万円を補助する施策を打ち出した。対象者は町内外を問わず、18~39歳の人で、5年以上継続して居住する意思がある人。年令を問わず子育て世代も対象となり、中学生以下の子供がいる対象者にも30万円、さらに中学生以下1人に付き10万円が加算される。
 対象となる空き家は、県が運営する「わかやま住まいポータルサイト」に登録された個人が所有する物件で、同町内では26日現在で21件が登録されている。町では、同若者定住補助と並行して空き家バンクに登録する物件を募集しており、移住や定住希望者に、利用予定のない空き家を貸したり売却を希望する人の相談を呼びかけている。
 空き家への移住や同補助、空き家提供希望の問い合わせと申し込みは、役場企画政策課(電話23・9511)へ。


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御坊市創業者応援事業補助金制度で英語塾講師・岩嵜詩子さんが第1号認定

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産湯海岸(日高町)で5、6月にサンセットビーチヨガを開催 〈2023年4月27日〉

2023年04月27日 08時30分00秒 | 記事


サンセットビーチヨガをPR


 日高町の産湯海岸浜ノ浦で、伝統的なヨガや人生に役立つ哲学を教える「シュリカリジャパン」が、一般向け、サンセットビーチヨガを5、6月に開催する。町商工会(山田理司会長)が推進している町地域活性化事業「うぶひだか」のうち、自然美あふれる海での体験の要素と合致し、昨年度から同海岸で始めたもので好評につき、今年も計画した。同町への新たな誘客施策に期待されている。

「シュリカリ」はヨガと哲学を学ぼうと、世界各国から多くの人が集まりスクールがあるほどで、そこで学びながら「シュリカリジャパン」を立ち上げた日本の第一人者である中口朋子代表。町商工会が、町内にある観光資源を生かし、どう地域を盛り上げていくかを考え同事業推進し、モニタリングするため催したシーカヤック体験に、たまたま中口さんが参加したことが縁で取り組みに賛同、昨年初めて、同海岸でのビーチヨガを開いた。
「体の健康とともに自然美や夕日が沈む様子も見ることができ、心もリフレッシュできる」「産湯の砂は細かくて柔らかく、ヨガには適しており、海風を感じられるのも良い」などと好評で、サンセットビーチヨガの継続を決定。今年も季節的に海水浴客が多い夏場を避け、気温も考慮し、5月13、14日、6月10、11日の土日の午後5時から1時間で、同海岸の景観美が最も良いと思われる夕日が沈む時間帯に設定。大人1人500円、中学生以下と64歳以上は無料。
「海辺で潮騒を聞きながら、心と体をリセット。初心者にも優しく、老若男女問わすに楽しめるヨガです」と呼びかけており、申し込み、問い合わせは、シュリカリジャパンの中口代表(電話050・3740・4216)へ。
 町商工会では、うぶひだか事業として昨年、ビーチヨガのほか、海の家を活用したおしゃれなカフェや魚の干物、なた豆茶、さばコロッケといった産物が集うマルシェなど「うぶひだか なみうちマルシェ」を開催しており、今年も具体的な地域活性化策を検討中で、新たな取り組みを進めていきたいとしている。


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印南町「防災福祉センター」近く完成、5月から供用開始 〈2023年4月26日〉

2023年04月26日 08時30分00秒 | 記事


今週中に完成予定、5月から供用開始の防災福祉センター


 印南町が、南海トラフ巨大地震などによる津波被害に備え、浸水地域にある町社会福祉協議会が入る町福祉センターを町役場近くの高台に移転し、防災の拠点と福祉の拠点を併せ持つ複合的な施設として建設していた「防災福祉センター」は一部外構工事を残すだけで今週中に完成予定。社協の移転作業を土・日曜日に行い、来月から供用を開始する。竣工式は後日行う予定。

 海抜30メートルの役場庁舎北側の町道沿いにある3384平方メートルの町有地に建設の防災福祉センターは、鉄骨造り2階建て(延床面積1305平方メートル)。別棟の倉庫(鉄骨造り2階建て、延床面積289平方メートル)を設け、センターと倉庫を間につなぎ大屋根(10メートル✕18メートル)も設置。空間となる大屋根の下は災害時の避難者やボランティアの受付場所などに活用する。
 建設地は社会福祉センター移転に備え、民有地を令和2年に8121万6000円で購入。令和3年から移転に向け取り組み始め、令和3年度で設計を終え、昨年5月に施設建設工事の入札を行い、7月から着工。当初、昨年度内完成、4月供用開始予定だったが、資材高騰などの影響もあり、建物は年度内に完成したものの外構工事が間に合わず急ピッチで進め、舗装作業も終えほぼ完了。今週中に完成の見込みとなり、29日、30日に社会福祉センターからの移転作業を行い、5月から供用を開始、社協が業務を始める。
 福祉施策の充実に伴い職員も増えるなど現施設は手狭で、津波被害に備えた高台移転に合わせてそれの解消にも対応。移転は行政機能を集約化する狙いもある。日裏勝己町長は「住民の方々と約束している公約の大きな柱の一つ『強靭で安全・安心の希望をもてるまちづくり』の根幹をなす高台への福祉拠点整備であり、大規模災害が発生しても、復旧・復興活動をスムーズに機能させる第一歩。誰もが利用しやすい福祉の拠点・シンボルとなると確信している」と、高台への福祉拠点整備移転の意義を強調している。
 設計は(株)寺前則彦設計室=印南町西ノ地、久岡政弘代表=。施工は(株)淺川組=和歌山市、西口伸取締役社長=。用地購入なども含め総事業費は約9億5000万円。


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日越外交関係樹立50周年で二階俊博代議士がベトナム訪問へ 〈2023年4月25日〉

2023年04月25日 08時30分00秒 | 記事


「ベトナムとの友好をさらに深めたい」と
二階代議士


 日本・ベトナム友好議員連盟会長を務める自民党の二階俊博代議士(84)=当選13回、志帥会(二階派)会長=は23日、御坊市の後援会事務所で記者会見し、日越外交関係樹立50周年で5月4日から8日までベトナムの首都ハノイなどを訪問すると報告。訪問団は約100人でトゥオン国家主席との公式会談、平和の象徴「大賀ハス」の植樹、初の南紀白浜空港とのチャーター便就航協定、農産物輸出促進など日越友好関係のさらなる深化を図る。

 ベトナム訪問は、コロナ禍直前の令和2年1月に1000人の日本ベトナム文化経済観光交流団を率いて以来3年ぶり。今回は森山裕・自民党選対委員長、議連幹事長の林幹雄代議士、同顧問の武部勤・元自民党幹事長、小渕優子・自民党組織運動本部長、下宏・和歌山県副知事、中家徹・JA全中会長、久保田政一・経団連事務総長ら総勢約100人。
 首都ハノイでは、今年3月に就任したトゥオン国家主席と日本の政治家として初の公式会談に臨むほか、二階代議士がライフワークとしている「平和のシンボル・大賀ハスを通じた平和外交」で地元から持参の大賀ハスを共同植樹する。ハスはベトナムの国花で、植樹した大賀ハスはベトナム政府が「越日友好ハスの池」と称した池に移し、広く国民に周知する。旧知の間柄であるチン首相の地元タインホア省も訪問し、50周年記念レセプションや経済セミナーを開催して旧交を温める。
 和歌山との関係では、以前から懇意にしているベトナムの航空会社、ベトジェットに働きかけた結果、今年7月にハノイ~白浜、白浜~ダナンの初のチャーター便誘致が実現する運びとなり、下副知事立ち会いのもと、ベトジェットとチャーター便調印を行う。チャーター便には県教委が募集する県内高校生らが搭乗し青少年交流を図る予定。
 二階代議士の尽力で令和3年11月から始まった有田川町、広川町産の温州ミカンのベトナム輸出は、初年度2トンに続き、昨年度は約30トンに増えた。今回の訪問では新たにJAグループや山梨県を代表する日本産「ブドウ」の輸出に向けた交渉を行う。
 二階代議士は「要人会談を通じ、長年の信頼関係をベースに経済、観光などさまざまなテーマについて議論したい。アジアの重要なパートナーであるベトナムとの友好関係を次の世代に繋いでいくためにも意義のある訪問にしたい」と意欲を見せた。また、先日、日中友好議員連盟会長に就任したことに「日中友好を盛んにするため力を注ぎたい。そう遠くない時期に中国を訪れたい」と話した。


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23日「かえるの港」開業1周年イベント、本マグロの解体ショーなど盛りあがる


御坊市 ファミリー・サポート・センター、7月から美浜町参画で1市4町体制 〈2023年4月23日〉

2023年04月24日 08時30分00秒 | 記事


子育て世代から好評のファミサポセンター
(写真は保育ルーム)


 御坊市が、御坊小学校北校舎に開設しているファミリー・サポート・センターの令和4年度実績がまとまった。御坊市だけでなく日高川町、日高町、由良町が参画して広域的に実施。会員は周辺5町を含めて年々増加し、5年度中に開設当初からの目標600人を超える見込み。子育て支援の拠点としてリピーターが多く、子育て世代から好評を得ており、7月から新たに美浜町が参画し、1市4町体制になることで会員や利用者のさらなる増加が期待される。

 子育てをサポートしてほしい人(利用会員)に、支援できる人(スタッフ会員)を紹介する事業で平成29年10月に紀中地域で初めて開設。学校への開設は県下初で全国的にも珍しく、市から事業委託を受けているNPO法人Com子育て環境デザインルーム=白浜町、松本千賀子理事長=が運営。当初は御坊市だけだったが、30年4月から日高川町、7月から日高町、令和4年4月から由良町が参画し、現在は1市3町体制で広域展開している。
 会員は平成29年度119人、30年度276人、令和元年度393人、2年度439人、3年度506人と年々増加。4年度は589人に増え、5年度中に600人を超える見込み。会員の内訳は利用会員432人(御坊207、日高91、日高川65、印南22、美浜20、由良8、その他19)。スタッフ会員135人(御坊43、日高26、日高川19、美浜18、由良9、印南3、その他17)。利用・スタッフの両方会員は40人。
 利用できるサービスは(1)保育施設や習い事の送迎(2)残業時のお迎えと預かり(3)発熱時のお迎えと受診(4)病児の預かり(5)ちょっとした息抜き――などがあり、それぞれ有料で提供。4年度利用実績は1352件で前年度並み。内訳は習い事の送迎が489件と最も多く、次いで未就園児の預かり302件、保育施設の開始前や終了後の預かり87件、学童保育終了後の預かり80件、保育施設までの送迎41件、保育施設休日の預かり38件など。緊急度の高い預かりや送迎、病児・病後児の預かりも7件あった。
 利用した保護者から「安心して任せられる」と、子育て支援の拠点として保護者から好評を得ている。リピーターが多いこと、リピーターからの口コミで利用が広がっているのが大きな特徴。今年7月から新たに美浜町が参画することで会員、利用者の増加が期待される。市社会福祉課は「子育てと仕事の両立を支援するとともに、多様な保育ニーズに対応できるようスタッフ会員増強など、さらなるサービス充実に努めたい」としている。


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日高広域観光振興協議会総会 人気の低山トラベルで誘客促進

22日「印南町謎解き周遊ツアー」開始、発着点の「かえるの港」でお披露目会


御坊市 健康麻雀全国大会(9月24日)へ始動 〈2023年4月22日〉

2023年04月22日 08時30分00秒 | 記事


全国大会への協力を呼びかける三浦市長


 御坊市を「健康マージャンの都」として売り出す第1回健康マージャンペアフェスタ全国大会に向け、官民で組織する実行委員会設立総会が、20日に市中央公民館で開かれた。大会は9月24日に市立体育館で開き、全国から選抜された子どもから高齢者、プロをあわせた224人が出場し、ペア戦を競う。令和6年度以降も継続開催し、御坊の魅力を全国に発信。自治体独自の全国大会継続開催は全国で初めての取り組み。

 実行委員会は市、市教委、市議会、大洋化学(株)、御坊商工会議所、市観光協会、全国麻雀段位審査会、県麻雀段位審査会、市健康麻雀実行委員会、紀州鉄道(株)、中紀バス(株)、熊野御坊南海バス(株)などで組織。会長に上西一永・大洋化学(株)代表取締役、副会長に山本清司市議会議長と弓倉正啓市教育長、顧問に三浦源吾市長が就き、総会では会則や5年度事業計画、予算などを承認した。
 大会名は「麻雀の聖地わかやま御坊プロジェクト・健康マージャンペアフェスタ~みんながつながる みんなにひろがる 麻雀の和」。国民文化祭と同様に子どもから高齢者まで全国から216人を募集。有名なゲストプロ4人、招待選手4人をあわせた224人が出場し、2人1組のペア戦で競う。和歌山県代表選手24人程度のうち御坊市枠で12人程度を設け、7月に地元予選会を開くほか、8月に一般を対象にした体験会も予定している。
 大会当日は午前10時30分から開会式、11時10分から対局を計4回行う。市公認PRキャラクターで全国麻雀段位審査会から名誉初段の称号が贈られた「みーやちゃん」を大会イメージキャラクターにし、御坊の特色を生かした優勝トロフィーをつくり、上位8ペアを表彰。個人1位に最優秀選手賞を贈るほか、最高齢者賞、最年少者賞、夫婦ペア・親子ペア(祖父母と孫含む)・兄弟ペアの特別賞も設ける。
 会場には物産、観光、ふるさと納税の各コーナーを設置するほか、昼休憩中に参加者全員で市の健康体操を行い、閉会式前には観光PVを上映し、御坊の魅力をPRする。
 御坊市では平成18年から熟年高齢者健康麻雀大会実行委員会が大会を開くなど普及活動に努め、令和元年秋のねんりんピックと3年秋の国民文化祭では官民挙げて誘致した全国大会を成功させた。公式の全国大会では初めて全自動麻雀卓を全卓使用し、開催地として高い評価を得た。これらの実績から全国麻雀段位審査会などが御坊を「健康マージャンの都」として売り出す独自の全国大会開催を提案し、市が今年度予算に420万円を計上、新規事業化した。


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御坊ロータリークラブ「映え Shot GOBO フォトコンテスト」作品募集中


日高川町が路線バス維持と格差是正へ補助 〈2023年4月21日〉

2023年04月21日 08時30分00秒 | 記事


御坊市内と日高川上流を結ぶ日高川線を運行する
熊野御坊南海バス


 全国的に赤字の路線バスが廃止される中、日高川町は、御坊市方面から日高川上流に向かう熊野御坊南海バス「日高川線」の維持と地域格差是正を図ろうと、町民の回数券と通学定期券の購入を初めて補助する。回数券は、購入額の半分の最大1万円、通学定期券は川原河~御坊駅間を購入した場合で最大約12万5000円を補助し、路線バス利用促進と地域格差是正の一助にしたい考えだ。

 御坊市方面や町役場本庁と日高川上流の中津、美山地区を結ぶ熊野御坊南海バス日高川線は1日往復7便(休日6便)で運行。一般住民が御坊市近郊の医療機関への通院や買い物だけでなく、高校への通学にも利用している。一方、少子高齢化と人口減少で利用客は減少。運賃も川原河~町役場本庁前まで片道950円、JR御坊駅まで1100円かかる。そんな中、全国的に赤字路線が廃止される動きがあり、路線維持のために、町は実証実験的(2年継続)な試みとして回数券の運賃を補助して利用促進を図る。
 回数券、通学定期券補助ともに町民またはその保護者が対象。回数券は、南海バスが販売する「ふれあい回数乗車券」の1冊2000円(2200円分)の半分を最大1人10冊(最大1万円)まで補助する。町役場本支所で本人確認をして割引券を受け取り、南海バスの回数券取り扱い窓口か日高川線バス車内で補助分を引いて購入できる。
 御坊市内などに通学する中高生などが、居住地最寄りのバス停から学校等までの通学に購入する通学定期券を補助。1年分の代金を購入月数で割り、1カ月あたり最大5000円の負担に抑制する。例えば、川原河~JR御坊駅間の定期1年分は18万5470円と高額だが、利用者の負担は最大年間6万円とし、残りの12万5470円を町が補助。同様に早蘇中前から御坊市島までの3カ月定期券購入の場合、3カ月分4万5140円のうち1万5000円だけの負担となる。南海バスで通学定期券購入の際、申請書兼委任状に記入し、在学証明書を提出すれば補助金額を引いた額で購入できる。
 問い合わせは、役場本庁企画政策課(電話22・2041)と中津、美山支所地域振興課または熊野御坊南海バス(電話22・1020)へ。


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日高川町特産品の温州ミカンを利用した「みかんなポン酢」が人気


印南町観光協会が体験型イベント「謎解き周遊ツアー」を企画 〈2023年4月20日〉

2023年04月20日 08時30分00秒 | 記事


ポスターなどで謎解き周遊ツアーをPR


 印南町観光協会(石橋幸四郎会長)は、地域の観光資源を利用した体験型イベント「印南町謎解き周遊ツアー」を企画。謎解きを楽しみながら町内にある切目王子、中山王子、叶王子、斑鳩王子の4王子などの観光ポイントを巡るゲーム感覚のイベントで、18日に開いた令和5年度総会での承認を受けて22日からスタートする。

 謎解き周遊ツアーは、近年人気が高まっているリアル体験型アクティビティイベント。現地を訪れないと謎解きができない仕組みで、子どもら若年層から年配者まで幅広い世代に参加してもらい、観光スポットなど地域の魅力を広く周知、観光客増加につなげるのが狙い。
 参加費は1000円で、参加者は地図とクイズが掲載されたパンフレットを手に、4王子などの周遊ポイントを巡りながら謎解きし、ゴール地点で答えを報告。参加者全員に町特産品を、謎解き正解者には町のPRグッズをプレゼントする。
 ツアーは印南地区と切目地区の4王子と印南駅がチェックポイントの健脚向けコース(約9キロ)と、印南地区の江戸時代印南漁民顕彰の碑、叶王子、東光寺、かえる橋、印南郵便局をチェックポイントに巡るファミリーコース(約3キロ)を用意。スタート・ゴール地点は観光交流施設「かえるの港」で、参加受付、答えの報告・プレゼント受け渡しも同施設で行う。謎解き正解者への記念品は健脚向けコースが王子のオリジナルキャラクターを描いた4王子カード、ファミリーコースはかえる橋キーホルダー。ゴール報告の受付時間は午前9時~午後5時となっている。
 全国的に「謎解き周遊ツアー」を企画する自治体や団体も増えているが、管内では初の試み。観光協会は観光の目玉に誘客をめざすとともに、周遊中の飲食、周遊後の買い物といった需要喚起につなげたい考えで、石橋会長は「周遊ツアーでさらに観光資源に磨きをかけ、多くの人に訪れていただき町全体が盛り上がれば」と期待を寄せている。
 ポスターも作り、関西主要駅などに掲示するほか、イベント開始に合わせ22日にかえるの港で石橋会長、日裏勝己町長が周遊ツアーをPRする。


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3年ぶり海外から教育旅行、台湾高校生ら日高地方訪問 〈2023年4月19日〉

2023年04月19日 08時30分00秒 | 記事


3年ぶりに海外から教育旅行。日高地方には37人が訪れた


 教育旅行で台湾から高校生ら37人が17日、日高地方を訪れた。各家庭に分かれて民泊など体験し、日本の暮らしや文化に触れた。新型コロナウイルスの影響で海外からの訪問は3年ぶり。県では国内外からの教育旅行の誘致に力を入れており今回、台湾の高校2校の生徒、教員合わせて77人がこの日から19日まで来県。22日に帰国する日程で訪れた。

 日高地方を訪問したのは桃園市立壽山高級中学校の1年生から3年生までの33人と教職員ら4人。この日、日高川町の南山若者センターで歓迎セレモニーが行われ、高校生らは、きいちゃんやクエ太郎、ゆらのすけなどかわいいマスコットキャクターのお出迎えに大感激。10軒の民泊受入家庭を代表して山本美紗さんが「日本の生活を楽しんでいただければ」と歓迎し、代表生徒2人が「和歌山の文化を学び、受け入れ家庭の方と家族のように接し楽しい思い出をつくりたい」とあいさつし、全員で記念撮影。
 このあと、3、4人ずつ各家庭に分かれて家庭料理を味わったりして日本の暮らしを体験、家族と交流を深めた。18日には湯浅町や和歌山市、白浜など観光を楽しみ、19日は日高高校を訪問する。


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27日、道成寺(日高川町)鐘供養会式、当日の交通規制区間変更