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切目川ダム環境整備協議会解散、地域活性化に向け新組織で活動継続 〈2018年6月30日〉

2018年06月30日 08時30分00秒 | 記事

植えた樹木の生育状況を確認する森口区長、日裏町長、
三浦振興局長(左から)


 県営切目川ダム周辺を整備し地域活性化につなげようと印南町や県、地元真妻地区で構成する切目川ダム環境整備協議会(会長・日裏勝己印南町長)は3年計画で取り組んできた事業を終え解散した。会長を務めた日裏町長は「協議会としては終わりとなるが、今後皆さんと協議しながら何らかの形で継続できればと思っている」と組織を再編して地元、町、県が連携・協力しながら切目川ダムを活用し地域活性化に向けた取り組みを進めたい考えを示した。

 同協議会は切目川ダム周辺をサクラやサツキ、モミジなど植えて四季折々に花木で彩り、ダム本体の迫力を実感できる「エントランス(入口)ゾーン」、本体の洪水吐きから流れ落ちる水流を間近で見ることができる「ダムサイトゾーン」、いつ来ても何かがあると感じてもらえる「四季体験ゾーン」、周辺を楽しく散策してもらえる「散策ゾーン」の4つのゾーニングを設けて整備しようと平成27年度から3年計画で植樹作業を中心に取り組み、これまでサツキ500本、ヤマザクラ105本、ヤマハギ、ヤマブキ、アセビ、ムラサキシキブ各30本のほか、センリョウ15本、ニシノミヤゴンゲンザクラ9本、イロハモミジ、オオモミジ各6本、スギ(御神木)4本、タラヨウ3本、サルスベリ1本の合わせて769本を地元民のボランティアらの協力でダム周辺に植えた。
 今年2月の植樹作業で計画していた事業を終了。28日に最後となる第6回会議を印南町高串の切目川ダム管理事務所前で開いた。会議は会長の日裏町長はじめ、委員の三浦源吾・日高振興局長(副会長)、谷関俊男・県森林組合連合会顧問、地元区長らが出席して開き、植樹状況など事業経過報告を承認し解散となった。日裏町長は「昨年度で植樹作業を終えたが、木を植えて終わりではない。協議会としての活動は終わるが、今後皆さんと協議しながら何らかの形で活動を継続できればと思っている。コンクリートの塊というだけでなく、皆さんの力をお借りして地域の発展につながるような取り組みを進めていきたい」と述べたほか、副会長で地元真妻地区の森口詠士・皆瀬川区長は「数年経つと1年を通じていろんな花を楽しめると思っている。これも皆さんの協力のおかげで感謝しています。植えた木の管理や緑育などの活動に向けて引き続き協力をお願いします」と呼びかけた。会議終了後にはサクラなど植樹した木の生育状況などを確認しながらダム周辺を見学した。
 町は今後、どのようにして活動を継続していくか、組織再編なども含め検討に入るが、4つのゾーンの看板や樹種を説明する看板を設置するなど整備を進めたいとしている。


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日高振興局がメスザルにGPS首輪装着し県下初の行動域調査 〈2018年6月29日〉

2018年06月29日 08時30分00秒 | 記事

GPS首輪を付けたメスザル。白色のアンテナが目印


 日高振興局は、新規事業で被害が深刻なニホンザル対策として県下で初のGPS(全地球無線測位システム)機能を使った行動域把握調査と個体数調査を日高、由良両町をメーンに実施。群れの異なる大人のメスザル6頭にGPS発信器を付けた首輪を装着して群れの行動範囲、群れの個体数を把握し、効率的な捕獲につなげようというもので、27日に由良町内で捕獲したメスザル1頭に最初の首輪を付け、山に放した。振興局農林水産振興部は「データが楽しみ。効率的な捕獲に役立てたい」と期待を込めた。

 管内の農作物被害額は過去7年間5000万円前後の高止まりが続く。鳥獣別はサルが最も多く、26年度から4年連続でトップを占めている。県下はイノシシの被害が多いため、管内のサル被害の多さは際だっている。26年度から県が購入して市町村に貸し出している最新のICT捕獲わな(大型捕獲おり)を導入し、4年間で254頭を捕獲するなど一定の成果を上げているが、大幅な個体数減には至っていない。
 このため、県が国の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用し、他県で実績のあるGPS機能を使った行動域把握調査と個体数調査を県下で初めて実施。モデル地域に捕獲実績が多い日高町と由良町、隣接の広川町を選んだ。日高町か由良町に設置している捕獲わなにかかった群れの異なる大人のメスザルにGPS発信器を付けた首輪を装着し群れに返し、GPS受信機で位置情報データを取り、群れの行動範囲を把握する。
 専用アンテナとタブレットRCで1日8回、位置情報データが取れ、リアルタイムで群れの位置を知ることができ、それを蓄積すれば群れの行動、移動範囲がつぶさに分かる。ある程度群れの行動が予想できるようになる10月ごろから、事前に行動を予測した見通しの良い場所で直接、群れを観察して個体数を調べたあと、予測した場所に捕獲わなを設置して群れごと一網打尽を狙う。
 その1頭目のサルが25日に由良町畑の権蔵地区、水越峠のふもとに町が設置している大型捕獲おりにかかった。9頭のうち、メスザルは2頭あり、27日に振興局や県、町、果樹試験場の職員、地元猟友会メンバーの計11人が現場に直行。大型おりの中に入り、大きなタモで1頭を捕まえ、押さえ込みながら1時間がかりで首輪を付けた。首輪を気にしていたが、オリを開けるとすぐ山に帰った。別の1頭にも町が独自に従来型首輪を付けて放した。
 電波は2キロ圏内に入れば受信できるため、職員が月数回、現場周辺を巡回し、データを収集する。首輪には白色のアンテナ(長さ約20センチ)がついており、遠くからでも確認しやすく、同農林水産振興部は「白いアンテナを付けたメスザルは撃たないで下さい。もし撃った場合は首輪を回収したいので連絡をお願いします。また、見掛けた際は、その場所を知らせていただきたい」とハンターや地域住民に呼びかけている。
 首輪は振興局が3頭に直接取り付けるほか、専門業者に委託して別の3頭にも取り付ける。うまくいけば6つの群れの行動範囲、個体数が分かる。成果が良ければ来年度以降、県下に広げる方針。首輪に付けたGPSの電池は1年持ち、調査が終われば遠隔操作で首輪を取り外すことができる。首輪はひとつ約15万円、アンテナは約13万円、タブレットは約12万円。


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2018年5月 データバンク

2018年06月28日 13時49分52秒 | データバンク

1日
日高統一メーデーに約100人参加

2日
平成30年春の叙勲に管内から5人

3日
日高川町と友好都市提携を結ぶ大阪府泉大津市の南出賢一市長が、同町を訪れ、久留米啓史町長と対談御坊市がわがまち魅力発信事業で全国から「御坊ファン」を募るインターネット専用サイトを開設県下30市町村の推計人口で日高町が人口千人当たりの出生率県下トップ

5日
由良町興国寺で花まつり

8日
御坊市がオリジナル体操「ステキ体操GO!GO!GOBO!」のDVD作成和高専と鳥羽商船高専の包括連携支援協定締結記念で鳥羽商船の練習船「鳥羽丸」が日高港に初寄港日高川町臨時議会。議長に熊谷重美さん、副議長に伊奈禎胤氏選任

9日
住吉大社全国弓道大会学生の部女子団体で紀央館高校が優勝、日高高校が準優勝。男子団体で紀央館高校が3位陸上自衛隊和歌山駐屯地で水際地雷敷設車体験搭乗日高町が職員全員対象の防災訓練開始

10日
御坊市が認知症本人の視点に立った条例制定づくりへ印南町で特産の小玉スイカ「ひとりじめ7」収穫始まる美浜町の吉原再生をめざす地方創生プロジェクトB「ふれあいと健康の起業のまち『みはま』」の運営主体となる一般社団法人を8月にも設立へ美浜、日高、由良3町で県道御坊由良線整備促進協議会を設立御坊中央ライオンズクラブが日高広域消防本部にドローン1基寄贈日高郡町村会定例会で会長に日裏勝己印南町長、副会長に松本秀司日高町長選任

11日
ソフトテニスの高校生ナンバーワンを決める大会に印南町出身の3人出場和歌山の映画づくりに力を注ぐ映画プロデューサーの前田和紀氏が日高地方を舞台にした純愛映画の制作始動日高町志賀の田んぼにコウノトリ2羽飛来御坊市の和田勇顕彰会が平成30年度事業計画決める

13日
川辺町周辺土地改良区が設立50周年記念祝賀会開催御坊市の宮子姫よさこい祭り、雨にも負けずにぎわう自民党県連大会で会長に二階俊博党幹事長再選

14日
美浜町の三尾郵便局が移転し、新局舎で営業開始

15日
印南町の切目川漁協が地元児童招いてアユ放流日高川町特産のバイオササユリの切り花出荷始まるプロ野球、中日ドラゴンズの岡田俊哉投手=美浜町出身=が1年ぶりに復活、1軍登録

16日
来春の県議選御坊市選挙区に共産党新人で元御坊市議の楠本文郎氏が出馬表明福島県会津若松市との交流事業で来年2月に御坊市で戊辰戦争パネル展開催へ平成30年度知事表彰に管内から5人会津若松市の室井照平市長が御坊市をサプライズ訪問し、柏木征夫市長と懇談

17日
日高町にベトナムからのモニターツアー決まる

18日
日高地方農業士会が日高地方の小学校、支援学校で花育活動紀州日高漁協印南町支所が藻場再生へひじきの種付け作業

19日
管内トップ切り湯川、稲原、清流小で運動会

20日
御坊市水道事務所が重点的に実施していた石綿管敷設替えが平成30年度末完了へ日高附属中で先駆的なICT教育に取り組む美浜町の煙樹ケ浜で御坊日高博覧会(おんぱく)2018エンディングイベント由良町の白崎海岸で自転車イベント「白崎エンデューロ」開催陸上自衛隊和歌山駐屯地が創立56周年記念行事

22日
国際フルコンタクト空手道選手権大会で前田優輝さん=美浜町=が男子中量級で準優勝、弟の勝汰さん=同=が男子重量級で3位日高川町と広川町堺にある白馬山頂に建設する風力発電所の起工式御坊日高博覧会2018の結果報告会

24日
認知症支援の全国先進地の御坊市で海外(韓国)メディア取材

25日
久留米啓史日高川町が就任丸1年道成寺、国の日本遺産認定ならず。来年度認定へ再チャレンジ

26日
由良町中の地域交流施設・ゆらっと紀州母屋で「そば処わくわく」オープン創価学会の環境展「希望の種子展御坊展」が御坊商工会館で開幕日高川町玄子で恒例のホタル観賞の夕べ

27日
全国で3千人を超えるメンバーが入会しているキャンピングカー倶楽部の2018関西和歌山オフ会が、御坊市の野口オートキャンプ場で行われ、関西を中心に約100台集結

28日
御坊市の和田勇顕彰会メンバーのきのくに信用金庫御坊営業部が、和田氏の功績をPRするイラスト入り現金用封筒10万部作成紀州日高川漁協の明日の海を考える会が御坊市の塩屋、名田両漁港で市長と地元園児を招いてヒラメ放流

30日
印南風力発電所が6月から本格稼働へ

31日
日高町が消防団応援展制度導入を検討


全国商店街理事長表彰に坂井和夫氏(御坊市) 〈2018年6月28日〉

2018年06月28日 08時30分00秒 | 記事

全国商店街理事長表彰を受けた坂井和夫氏


 御坊市商店街振興組合連合会代表理事、本町商店街振興組合代表理事などを務める坂井和夫氏(65)=御坊市薗、坂井金物店経営=が、全国商店街振興組合連合会理事長表彰を受けた。紀州鉄道の廃車両「キハ603」を保存活用した「ほんまち広場603」の整備や百円商店街の定期開催、プレミアム商品券の発行、ごぼう商工祭参加、防犯カメラ設置をはじめ各種イベントを積極的に行い、商店街の振興、活性化に尽力したことが認められた。

 表彰式は21日に東京ベイ有明ワシントンホテルで開かれた創立50周年記念式典で行われ、経済産業大臣表彰、中小企業庁長官表彰、連合会理事長表彰があり、県内から理事長表彰に坂井氏ら2人が選ばれた。坂井氏は平成4年から本町商店街振興組合理事、16年から副理事、24年から代表理事。市商連は18年から副理事、24年から代表理事を務めているほか、28年から県商店街振興組合連合会副理事長も務めている。
 本町商店街では、キハ603を商店街活性化のシンボルにし、世代を超えた地域交流の場をつくろうと紀伊御坊駅近くの踏切そばにある空き地を整備して昨年12月に「ほんまち広場603」をオープンさせた。車両内に持ち帰りの店(たこ焼き店、丼物店)が出店し、絵本やマンガ、単行本などを揃えたコミュニティースペースがあり、人気を集めている。また、商店街をイルミネーションで飾ったり、まちかど美術館、新春初市など各種イベントも積極的に実施。夜間の街頭犯罪未然防止など安全対策で中町商店街に続いて防犯カメラも設置した。
 市商連では、全国でも珍しい私鉄の紀州鉄道と連携した「ごぼう寺内町ふれあい商店街」に取り組み、平成25年に経済産業省の「がんばる商店街30選」に選ばれた。この一環で寺内町や紀州鉄道、御坊祭などをテーマにしたフォトコンテストも行っている。27年に国の地方創生交付金を活用した30%プレミアム付き商品券(総額1億5600万円)を発行し、完売。百円商店街も定期的に開いているほか、ごぼう商工祭に参加し、プレイベントでラッキーナンバーくじを実施するなど商店街への誘客を図るため各種イベントに積極的に取り組んでいる。
 坂井氏は「創立50周年記念式典で理事長表彰をいただくことができ、大変光栄です。これもひとえに市商連、本町商店街の組合員の皆さまのご協力のお陰です。平成25年に『がんばる商店街30選』に選ばれましたが、現在置かれている商店街の苦しい状態を少しでも打開しようと、みんなで頑張ってきたお陰と思っています。これからも商店街が元気であるよう、頑張っていきたいと思っていますので皆さまのご協力よろしくお願いします」と話した。


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県ジュニア体操選手権大会で坂井孝成、俊紀兄弟(稲原小)活躍 〈2018年6月27日〉

2018年06月27日 08時30分00秒 | 記事

賞状を手に近畿大会出場を喜ぶ孝成君(右)と俊紀君


 県ジュニア体操競技選手権大会は23日、和歌山市の県立体育館で行われ、男子C-2クラス(小学5年~中学3年)で稲原小6年、坂井孝成君が準優勝、弟で稲原小3年の俊紀君も男子C-1クラス(小学1年~4年)で3位に入り、兄弟そろって近畿大会出場権を獲得した。近畿大会出場は俊紀君は昨年に続いて2回目、孝成君は初となる。

 2人は2年前から田辺体操教室(川間大志代表)に通って毎週5日間、練習に励んでおり、選手権大会2回目の出場。孝成君のC-2クラスには7人が出場し、鉄棒、床、円馬、跳馬の4種目で競った。1種目目の鉄棒で着地が乱れるミスが出て7・55と得点が伸びず全体の4位と出遅れた。2種目目はあまり得意でない床だったが「緊張していたが鉄棒でミスが出て吹っ切れ緊張せず演技が出来た」と無難にまとめ8・60と全体の2位。続く得意種目である円馬では「イメージ通りの演技が出来た」と高さある旋回で9・80の高得点をマークし1位。最終の跳馬でも転回から着地も決まり9・50で1位となり総合得点35・45で競技を終えた。35・65をマークした中学3年生の選手にわずか0・20及ばず惜しくも優勝は逃したが準優勝、種目別でも円馬と跳馬を制するなど大健闘。昨年6位で5位までに与えられる近畿大会出場を逃していただけに「3位までに入って近畿大会出場」を目標に掲げていた孝成君は「準優勝できてうれしい」と喜んでいる。
 俊紀君が出場したC-1クラスは13人が出場。兄と同じく1種目目の鉄棒で落下する痛恨のミスが出て7・40の7位と出遅れたが、続く床では8・50と4位に入り、続く円馬ではC-2クラスも含め唯一挑戦した「開脚旋回」を見事にミスなく成功させ13人中トップの9・75と高得点をマークし追い上げ、最後の跳び箱も着地も決め無難にミスなくまとめ9・30の3位となり、総合得点34・95で2年連続の3位入賞。「優勝をめざしていたので少し悔しい」としながらも昨年の得点を4・05上回っており2年連続の近畿大会出場に「うれしい」と笑顔を見せている。
 近畿大会に向けて孝成君は「鉄棒でミスした宙返りから着地をきちんと決められるよう練習に励みたい。個人総合で入賞の10位以内をめざし、種目別では円馬で優勝したい」。俊紀君も鉄棒で落下しており「練習して同じミスをしないように頑張りたい。昨年の成績(31人中21位)を上回る順位をめざし、近畿でも円馬で優勝したい」と張り切っている。
 坂井兄弟のほか、C-1クラスで同じ田辺体操教室に通う印南小3年の森本和樹君が6位に入賞した。
 近畿大会は9月16日、17日に京都府向日市民体育館で開かれる。


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わんぱく相撲全国大会へ杉本、井ノ上(野口小)谷口(湯川小)3君 〈2018年6月26日〉

2018年06月26日 08時30分00秒 | 記事

全国に出場する左から杉本君、井ノ上君、谷口君と
御坊青年会議所関係者ら


 第1回わんぱく相撲県大会は23日、有田市の箕島高校相撲道場で開き、4年生の部で谷口大耀君=湯川小、143センチ、48キロ=、5年生の部で井ノ上力也君=野口小、140センチ、43キロ=、6年生の部で杉本智斗勢君=同、155センチ、85キロ=が東京・両国国技館で7月29日に開く「第34回わんぱく相撲全国大会」への出場を決めた。

 全国へは今年から県大会を経ることになっており、御坊、有田、和歌山の3青年会議で行われたわんぱく相撲各場所で4~6年の学年優勝者が代表として県大会に出場。各学年で全国出場枠2人を決める巴戦を実施した。
 巴戦は大相撲における優勝決定戦の方式の一種。同大会では2連勝した力士が優勝で、準優勝者は優勝者が決まった後、優勝者以外の2人の直接取り組みで決めた。
 谷口君は1戦目で敗れたものの、準優勝決定戦では小手投げで白星、井ノ上君も1戦目敗退後に準優勝決定戦で押し出しで決め、全国出場権を獲得。杉本君は1戦目は押し出し、2戦目は寄り倒しで連勝、優勝を飾り全国切符をつかんだ。
 谷口君は年中児の時から御坊場所に出場しており、日高町柔道教室に通っているが、相撲道場には所属していない。全国出場に「2戦目は最後まであきらめず、粘り強く頑張れた。全国では優勝したい」と意気込んだ。
 御坊場所で年中児から7連覇を飾って今大会に挑んだ井ノ上君は「優勝できずに悔しい。脇が開いて甘かった」と振り返った。小学1年から有田少年相撲育成会に入って力をつけ、全国へは4年生に続いての出場で「昨年は全国で成績が振るわなかったので、まずは初戦で良い形で勝って勢いに乗って上位に入りたい。得意の下手投げを決められたら」と話した。
 杉本君は年少児の時から8年連続(1年生時は中止)の御坊場所出場完全制覇を果たしての今大会で「立ち合いから思いっきりいけた。2戦目は強い相手だったが、土俵際最後まで体を残し、粘りの取り組みができた」と喜んだ。小学1年から井ノ上君と同じく有田少年相撲育成会に所属して、めきめきと力を発揮。全国では4年生の時に26年ぶりの準優勝に輝いており「小学生最後のわんぱく相撲大会。自分の押し相撲を見せて優勝したい」と抱負を力強く語った。


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御坊魅力発信事業サイト開設、サポーター公募 〈2018年6月24日〉

2018年06月25日 08時30分00秒 | 記事

専用サイトで「御坊ファン」を公募


 御坊市は「わがまち魅力発信事業・GO!GOBOプロジェクト」で、5月からインターネットを活用した専用オンラインプラットフォーム(サイト)を運用し、全国から「御坊ファン」になってくれるサポーターを公募している。当面500人以上を目標にチラシやポスターを作成し、SNSも使って市内高校生、県内や京阪神の大学生、ふるさと納税者らに登録を呼びかけ、開発中の体験プログラムへの意見や先行体験イベントへの参加を促し、取り組みに反映させる。

 着実に御坊に愛着を持つ人を増やそうと「100万人が1回来る御坊ではなく、1万人が100回来る御坊へ」をコンセプトにGO!GOBOプロジェクト協議会に設けた「花」「宮子姫」「アウトドア&食」「紀州鉄道」の4チームが体験プログラムを開発中。チームごとに秋から年明けにかけて先行体験イベントを実施し、来年度から商品化してプロモーション活動を展開する。
 これに伴い、専用サイトで「御坊ファン」を募っている。5月7日から運用を始め、協議会メンバーの口コミや個人のSNSで登録を呼びかけ、22日現在で101人が登録し、1433件の意見が寄せられている。作成中のチラシやポスターが出来上がり次第、市内の日高、紀央館両高校や和歌山高専、日高看護専門学校をはじめ、関わりのある和歌山大学、京都大学、大阪経済法科大学など京阪神の大学、昨年度6千人以上いたふるさと納税者、県内の道の駅、高速SAなどに配布する。
 サイトは「talkit」で検索するか市のホームページから入れる。12月にかけて週1回、チーム別に体験プログラムに関するテーマを投げかけ、すでに終わった「アウトドア&食」では「キャンプ場にドッグランをつくってほしい」「地元食材を使った海鮮バーべーキューをメニューにいれてほしい」「初心者向けのテントの張り方や食事メニュー講習会を開いてほしい」など様々な意見が寄せられた。今は「花」で募っており、市企画課は「当面500人以上の御坊ファン獲得を目標にPRに力を入れたい」としている。
「アウトドア&食」は野口オートキャンプ場を「キャンピングカーの聖地」にしようと、秋に先行体験イベントを開き、地元の野菜や魚を販売してのバーベキュー、アユのつかみ取り、流しそうめんなどを計画。「花」は11月ごろ先行体験イベントを行い、県外の親子を対象に花のハウス見学や花束づくり、ドライフラワーを使ったアクセサリーづくりなどのツアーを計画。
「宮子姫」は京阪神の若いOLや女子学生をターゲットに宮子姫ゆかりの吉田八幡神社と美人王子の塩屋王子神社の参拝、ヘッドスパ体験、髪飾りづくりや髪をセッティングした写真撮影などツアーを計画。「紀州鉄道」は市外の若い女性をターゲットに車両をプラネタリウムや香り、音楽などで「非日常空間」を演出するなどアトラクション化を検討している。


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23日 スペシャルオリンピックス日本・和歌山柔道プログラム始動 〈2018年6月23日〉

2018年06月23日 08時30分00秒 | 記事

桐蔭高校で開いた体験会
予想以上の人が集まり、本格始動に期待が膨らむ


 知的障害のある人らに年間を通じてさまざまなオリンピック形式のスポーツトレーニングと競技会を提供し、社会参加を支援する国際組織「スペシャルオリンピックス(SO)」。その傘下にあるスペシャルオリンピックス日本(SON)・和歌山の柔道競技プログラムが23日、由良中学校武道館で始まる。

 SOは約50年前、スポーツを通じて知的障害のある人らの可能性をひろげるとの故・ケネディ大統領の妹ユニス・ケネディ・シュライバーの信念から発足した。現在は、柔道や競泳、陸上競技、体操競技、サッカー、新体操など22の夏季公式競技と、アルペンスキー、フィギュアスケート、フロアホッケーなど8の冬期公式競技、クリケットやカヤックなどの夏季準公式競技があり、各種競技の世界大会を4年に一度開催。172の国と地域からアスリートらが参加している。
 SONの活動は2019年で25年目。SON・和歌山は2006年から活動を開始した。
「柔道で世に貢献できることはないか」とかねてから考えていた全日本柔道少年団理事で、地元の由良町柔道スポーツ少年団で子どもたちを指導する楠山光一さん(53)=由良町網代=は昨年、SOの話を耳にして、「それ何?」と興味。詳しく調べていくうち、SONでは当時、柔道プログラムは神奈川と大阪の2府県でしか実施されておらず、最低6都道府県でプログラムを実施していなければならないとの条件を満たしていないためナショナルゲーム(全国大会)が開催できない、世界大会にも参加できない状況にあることを知った。
 日本のお家芸である柔道のそんな状況に、楠山さんは、それなら和歌山でも柔道プログラムを始めようと一念発起。昨年6月、ちょうど広島で柔道プログラム第1回を開催すると聞いて視察に出向き、和歌山でも準備を進めた。
 去る4月22日、桐蔭高校武道場で体験会を開催すると、予想を上回るアスリート16人と、家族やボランティア60人が集まった。アスリートらは柔道での体の使い方や座礼などの礼儀作法を楽しく学び、楠山さんは手応えを感じた。
「障害があるだけで、自分の可能性にチャレンジできないのは、人として不幸。『やらん』と『やれん』は全然違う」と楠山さん。現在、柔道プログラムは広島でも軌道に乗り、和歌山は4番目の実施県となる。全日本柔道連盟でも今春、知的障がい者の柔道振興を図る部会が発足し、気運が高まっている。
 プログラムは1クール全8回で、年に2クール開催。柔道を通じて感謝の心や思いやりの心を育み、コミュニケーションや社会的スキルを向上させることを第一に考慮。安全に配慮し、礼法や受け身などの基本技術を身に付けられるよう構成している。
 第1回の23日は、午後2時から開催。楠山さんは「可能性を試せるすばらしいスペシャルオリンピックスに参加してチャレンジしてみませんか。あなたが望めば、世界にも挑戦できます」とアスリートの参加を呼びかけている。ボランティアも募集中。問い合わせは、楠山さん(電子メールsantarou@kej.bigl
obe.ne.jp)へ。


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県議選御坊市選挙区 熊野区が中村裕一氏(自民現)推薦、9選へ決意 〈2018年6月22日〉

2018年06月22日 08時30分00秒 | 記事

大藪区長から推薦状を受ける中村県議夫妻(前列左から)


 来年4月29日の任期満了に伴う県議選御坊市選挙区(定数1)で9選をめざす自民党現職の中村裕一県議(58)=熊野=は20日、自宅で地元・熊野区(大藪憲一区長)から第1号の推薦を受けた。「皆さんのご恩に報いるため、初心に帰り全力で頑張りたい」と述べ、地震防災対策や人口減少対策に全力を挙げる決意を示した。同選挙区には日本共産党新人の楠本文郎・元御坊市議(63)=塩屋町南塩屋=が出馬を表明。保守系現職の御坊市議も意欲を見せており、三つどもえの可能性もあるため、今後の動向が注目される。
 
 大藪区長は「地元の熊野区が一番最初に推薦しようと、先日開いた区会委員会で承認してもらった」と述べ、中村県議に「議員活動を大変頼もしく思う。引き続き、県勢浮揚のため、ご活躍いただきたい。地元挙げてご支持、ご支援する」との推薦書を渡した。同席した野村義夫後援会長は「地元からのろしを上げていただき、すごく大きな力になります」と礼を述べるとともに「皆さんの熱い思いに応え、ご恩に報いるため中村自身が覚悟を決め、一からの戦い、初陣と思ってしっかりやってほしい」と叱咤激励した。
 中村県議は「初めて市議選に立候補した時から地元の皆さんには一致団結して応援し、私への支持を広げていただき、感謝しています」と礼を述べた上で、9回目となる選挙戦に向けて「これまでの経験を生かすとともに、皆さんのご恩に報いるため、初心に帰り全力で頑張りたい」と決意を述べた。これまでの選挙で最も激しい戦いが予想されることには「市民の皆さんに私の考え、政策をしっかり訴えたい」と話した。
 抱負については「和歌山県は二つの危機に直面している。一つは南海地震、もうひとつは人口減少」とし、地震対策は「初当選時からライフワークとして力を入れてきた。仁坂知事が『一人の犠牲者も出さない』と様々な施策を行い、国も法律や制度を整えているが、すべて出来ているかと言えばそうではない。福祉避難所にしても形は出来ているが、実際に運営できるのか。御坊市では津波避難タワーを建設しているが、それで大丈夫なのか。まだやるべきことがたくさんあり、それらを提案し、行動していきたい」と述べた。
 人口減少対策は「進学、就職を機に和歌山を離れる若者が多い」とし、進学面では「県内に大学をつくることを提案してきた。県立医大に薬学部ができ、東京医療保健大学も開校した。和歌山信愛大学も来春開校の準備を進め、宝塚医療大学からも申し出があり、今後もいくつかの大学ができると思っている」と引き続き、大学誘致に力を入れる考えを示した。
 就職面では「働く場をつくることが大事。御坊工業団地はほぼ完売したので熊野の工業団地造成を働きかけたい。地場産業、商工業の振興にも力を入れたい」と述べ、観光面では「地元にお金が落ちる、お金が稼げる仕組みをつくらないといけない。塩屋王子、愛徳山王子が国史跡に指定され、世界遺産への追加指定が期待できる。日高地方には自然、歴史、文化、農作物、魚など良いものがたくさんある。それらを磨いて光らせたい」と述べ、観光ガイド養成、料理の専門職学校誘致、寺内町の重要伝統的建造物群保存地区指定などに取り組む考え。


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御坊商議所活性化委が申請ゼロの空き店舗対策で意見交換 〈2018年6月21日〉

2018年06月21日 08時30分00秒 | 記事

空き店舗対策で意見交換


 御坊商工会議所地域活性化・観光推進委員会(柚瀬清委員長)は19日、御坊商工会館で開き、市が市内商店街の空き店舗対策で平成26年度に創設した商店街空き店舗対策事業補助金制度の現状を聞いた。会議所や市商店街振興組合連合会など関係団体も加わり、やる気のある若手起業家らの支援を目的に空き店舗の改修、家賃を補助する制度。5年目を迎えたが、未だに申請はゼロと利用実績がないため、より使い勝手の良い制度にしようと意見を出し合った。

 創設当初は空き店舗の改修補助として改修にかかった費用の2分の1(上限20万円)、家賃補助として開業から1年間、家賃の2分の1(上限月3万円)を補助する内容で補助額は最大56万円。制度創設前には空き店舗を借りて開業したケースが数件あり、制度創設でさらに弾みがつくと期待されたが、問い合わせはあるものの申請はゼロ。議会から要件等の見直しを求める意見もあり、関係団体と意見交換し、29年4月から改正した。
 改正内容は(1)市内商店街地域の空き店舗に限定していた対象地域を「寺内町周辺」に拡大(2)家賃補助は2分の1(上限月3万円)から2分の1(上限月5万円)、改修補助は2分の1(上限20万円)から2分の1(上限50万円)にそれぞれ増額し、最大で110万円の補助に増やした。また、店舗購入補助を新たに設け、開店から1年後に2分の1(上限60万円)を補助する(3)営業日は「週5日以上、午前10時~午後6時」を「おおむね週半数以上、昼間」に緩和した。
 改正後も問い合わせはあるが、申請には至っていないため、柚瀬委員長が「良い制度なのに利用がないのはもったいない。利用がないというのはマッチできない理由があるからで皆さんの意見を聞きたい」と求め、委員から「最近は民家カフェのように古い民家を利用して店を開く人が増えている。空き店舗に限定せず、空き家も対象に入れるべき」「商店街、寺内町に限定せず、市内全域を対象に入れたらどうか」などの意見が出された。
 また、周知方法で「ホームページだけでなく、フェイスブックやインスタなどSNSを活用すべき」「個人情報の問題もあるが、貸し手の住所などを情報提供できないか」などの意見もあった。次回の委員会までにアンケートを行い、意見や提言を募り、再度意見交換する。市商工振興課は「制度の周知に力を入れたい。現在、問い合わせが数件来ており、申請に至るよう期待している」と述べるとともに、今後も制度利用がなければ制度の見直しも視野に入れており「委員会から出された意見を参考にしたい」としている。
 このほか、商工会議所青年部が寺内町委員会の取り組み、市議会総務文教常任委員会委員長の松本隆史市議が先日行った福島県会津若松市の行政視察をそれぞれ報告した。


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