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フォロー必要な見守り対象児コロナ禍で急増、御坊市が虐待防止体制強化 〈2022年7月30日〉

2022年07月30日 08時30分00秒 | 記事


協議会で連携、見直し体制強化を確認


 コロナ禍で家族が家にいる時間が増え、全国的に子どもの見ている前で夫婦げんかをする「面前DV」が増加。地域で子どもの見守り機会が減り、児童虐待のリスクが高まっていることが問題視されている中、御坊市でも継続的に見守りフォローが必要な支援対象児童がコロナ禍前より急増。昨年11月から担当課に子ども家庭支援員を配置し、必要なサポートを行うなど虐待の未然防止・再発防止へ見守りを強化している。

 28日に市役所で開いた要保護児童対策地域協議会代表者会議で令和3年度の状況などを報告。社会福祉課が同日現在で把握している継続的に見守りフォローが必要な支援対象児童は45世帯92人(未就学児24人、小学生42人、中学生12人、その他児童14人)いる。コロナ禍に入った令和3年度34世帯77人から増加し、コロナ禍前の2年度12世帯31人、元年度8世帯24人と比べると約3~4倍に急増している。
 児童相談件数も3年度は45件87人。2年度53件107人より減っているが、元年度24件36人、平成30年度17件28人と比べると大幅に増加している。45件87人のうち、虐待に関するものは35件68人で、2年度36件83人に続き高水準で推移。68人のうち、ネグレクト(養育を怠る)が28人と最も多く、心理的虐待は24人、身体的虐待は16人。
 この現状に危機感を持ち、昨年度は緊急対策として国の事業を活用した見守り強化事業を行い、子ども食堂等の活動を行っている「NPO法人フードバンク和歌山」=古賀敬教理事長、湯川町財部=に委託し、支援対象児童の中から同協議会が選定した5世帯16人を対象に宅食(夕食の弁当配達)を延べ232回、学習支援を延べ22回行った。
 支援対象児童のサポートについては、同協議会個別ケース会議で情報交換し、必要な援助方針を決め、定期的なフォローを行っているが、対象児童が急増したのを受け、見守り体制を強化しようと、昨年11月から社会福祉課内に子ども家庭総合支援拠点を設置し、子ども家庭支援員を配置。支援員を中心に悩みや困りごとなど各種相談に対応したり、支援対象家庭への電話や家庭訪問など各家庭にあったサポートを続けている。同課は「支援ニーズの高い子どもを見守り、必要な支援につなげいくよう努めたい」としている。


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印南町長表彰に町文化協会長の坂下緋美さん 〈2022年7月29日〉

2022年07月29日 08時30分00秒 | 記事


町長表彰を受ける坂下緋美さん
(平成27年7月21日、顕彰碑除幕式で)


 印南町は、町文化協会長の坂下緋美さん(81)を表彰する。教育・文化・学術の向上に功績があった個人や団体を対象とした町長表彰を贈り、功績をたたえる。町長表彰は平成20年に表彰規定を設け、これまで1団体、7人が受賞している。表彰式は8月1日午前10時から、町役場で行う。

 坂下さんは、社会教育委員や公民館印南分館長、文化財保護審議会委員などを歴任、平成14年からは町文化協会長を務めており、町の歴史・文化の継承と発展、子どもたちへの教育のほか、歴史・文化を通じた魅力発信にも取り組み、地域振興、観光振興にも大きく貢献している。
 特に歴史・文化の発掘に力を入れ、かつお節の製法を考案、製法伝授を行った印南漁民3人について、3人の足跡地を訪問し地元住民との交流を深めながら、その功績を広く周知しようと、平成27年に顕彰碑を建立、イベントや講演などを通じて周知活動に取り組み、かつお節発祥の地・印南町を内外にPR。語り部として町内にある4つの王子神社などわかりやすく解説。切目王子神社と関わりが深い「石見神楽」の公演を実現。このような町の宝とも言える歴史文化を小中学生の地域学習材料として活用するなど後世に伝える活動も行っている。
 坂下さんは「小谷緑草さん、要海正夫さん、平尾茂雄さんなど先人の先生方をはじめ、一緒になって活動、協力してくれ私をここまで育ててくれた町の人たちなど良い縁に恵まれてきました。受賞は多くの皆様のおかげと感謝しています。体が続く限りこれからも頑張りたいです」と話している。


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和歌山県内にはいないはずのオオクワガタ、日高町で捕獲 〈2022年7月28日〉

2022年07月28日 08時30分00秒 | 記事


オオクワガタを捕獲した白井海晴君


 北海道~九州に分布するが、県内には生息していないはずのオオクワガタの捕獲が相次いでおり、日高町でも確認された。雄が体長60ミリほど、雌が40ミリほどの国内最大級のクワガタだが、昆虫に詳しい県立自然博物館=海南市=の松野茂富学芸員によると、最近見つかっているのは、70ミリ超の大型のものばかりで、飼っていたオオクワガタが逃げた可能性が高いという。分布が変わることで自然な生態系が崩れることを危ぐしている。

 白井海晴君(9)=内原小4年=は無類の昆虫好きで、様々な虫を図鑑やインターネット動画などで調べており、小学1年の頃から毎年、夏になると、父親と採集に出かける。21日夜も同じように近隣の山に向かい、ヒラタクワガタなどを捕まえていたが、たまたまオオクワガタを発見して確保。全長71ミリの大型で白井君は「これまで出会ったことはなかったけど、形とかを見てすぐわかった。本当にいるとは思わず驚いた。大事に育てたい」と笑顔だった。
 松野学芸員によると、昆虫に関しては昭和初期から専門的な調査は続けられているが、オオクワガタの和歌山県周辺の分布を見ると、大阪府や奈良県、三重県では標本など学術的な観点から確認されている一方で、純正な和歌山県内産は、今のところ報告例はなく、いないとされている。
 森林伐採などで野生個体は減っており、環境省のレッドリストでは絶滅危ぐ2類に分類されるほど。過去に県内で確認されていなかったクワガタが、自然に増えている可能性は極めて低く、飼育方法が確立されてインターネットなどでも高額で販売される現状で、家で飼っていた個体が何らかの理由で逃げたり、自宅で繁殖させていた人が外へ逃した可能性が高いという。
 さらに野生は60ミリほどが普通のサイズと言われる上、大型はさらに希少とされる中、県内で捕獲されたり、死骸で発見されているオオクワガタは、70ミリを超えるほどの大型のものばかりなのは環境的におかしく、飼育された個体と考えられるのが自然とされる。
 松野学芸員は「考えたくはないが、逃げた個体同士で増えている可能性もある。昆虫を採取したら、死ぬまで面倒を見ることが大切。もし野生だとしても、その個体以上の移動距離で放たれる場合も同じで、その地域の環境に影響を与え、生態系が崩れる可能性がある。家でオオクワガタを飼っている人は外へ逃さないよう気をつけてほしい」と訴えている。


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北塩屋区自主防犯パトロール隊に御坊市長が感謝状 〈2022年7月27日〉

2022年07月27日 08時30分00秒 | 記事


三浦市長から感謝状を受ける木村隊長


 御坊市暴力追放・生活安全推進協議会(会長・三浦源吾市長)は25日、市役所で令和4年度総会を開き、冒頭で平成14年8月に発足以降20年間にわたり地域の防犯活動に取り組んでいる北塩屋区自主防犯パトロール隊(木村三樹夫隊長、会員約40人)の功績をたたえ、三浦市長から市長感謝状が贈られた。

 当時、区内では空き巣や自販機荒らし、車上狙いなど犯罪が多発しており、それを危ぐした木村隊長の呼びかけで市内第1号の自主防犯パトロール隊が発足。「地域の安全は自分たちの力で」を合言葉に毎週深夜に区内のパトロールを続け、年間約50回、20年間で約1000回のパトロールを行っている。
 地域で協力し、地道なパトロール活動を続けたことで現在、同区で犯罪はほぼ発生していない。平成23年に全国防犯協会連合会防犯功労表彰、25年に市長感謝状(10年表彰)を受賞している。
 木村隊長は「身に余る光栄です。多くの区民、隊員の皆さんが地道な活動を続けてこられたおかげ。これからも地道な活動を続け、犯罪のないまちにしていきたい」と話した。

犯罪率県下ワースト1から脱却
総会で安全確保へ連携強化確認

 総会では、事業計画や予算等を承認。令和3年の市内犯罪情勢は刑法犯認知件数が89件、街頭犯罪が39件で、前年よりそれぞれ49件、21件の大幅減。罪種は器物損壊が14件(前年比3件増)と最も多く、次いで暴行12件(5件増)車上狙い4件(16件減)と続く。
 前年まで2年連続ワースト1位だった県下市町村犯罪率は6位に下がり、ワースト1位の汚名を返上。三浦市長は「ワースト1位から抜け出せたのは良かったが、まだ6位と高いので市民の安全確保に向け、今後も地域、関係機関とより一層、連携を強化していきたい」と話した。
 特殊詐欺の被害は県内認知件数が59件(27件増)で被害総額は約9065万円(約67187万円減)。被害者の8割以上が60歳以上、約7割が女性。市内での被害認知はなかったが、日高、由良、美浜町でそれぞれ1件発生。
 協議会は「犯罪のない安心して暮らせるまちにするため、警察・行政・市民が三位一体で組織的な暴力はもとより小さな暴力、犯罪の未然防止、交通事故防止を推進する」とし、暴力追放、環境浄化、特殊詐欺・犯罪等の被害防止、少年非行防止、自主防犯パトロール隊の支援、交通事故防止、子ども見守りネットワーク参加など取り組む。


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松原クラブ(美浜町)の子どもたちが重機体験(25日)

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25日、アジアオセアニア高校生フォーラムがウェブ会議形式で開幕、日高高生5人が参加


美浜町自主防災連絡委員会が災害避難ゲームで有事に備える 〈2022年7月26日〉

2022年07月26日 08時30分00秒 | 記事


「津波から逃げ切ろう」のゲームをする参加者ら


 美浜町自主防災連絡委員会(村岡茂委員長)は24日、町地域福祉センターで、県出前講座「きいちゃんの災害避難ゲーム」を受講。12地区から50人余りが参加し、県が作成した「津波から逃げ切ろう」「避難所運営しよう」の2種のゲームを地区ごとのグループで体験して、災害時の行動や対策を考えた。
「津波から逃げ切ろう」は、冬場の悪天候の早朝に南海トラフ地震が発生する想定のもと、地震・津波災害時に、自宅エリア、避難路エリアを経て、避難場所にたどり着くまでの課題を体験するシミュレーションゲーム。

 参加者らはまずは事前準備なしの状態でカードをめくり、自宅エリアでは通電火災や家具転倒、自宅の施錠等、避難路エリアでは、家屋の転倒やブロック塀倒壊、避難行動要支援者への対応など降りかかる課題について、グループで話し合いながらゲームを進めた。
 ゴールしたら、今度は事前準備有りの想定で、再ゲーム。どこへ逃げるか家族で話し合い避難カードをつくっておく、県防災ナビをスマートフォンにインストールし機能を使えるようにしておく、など事前準備を整えてからゲームに臨んだ。2回のゲームを体験後、参加者からは「事前準備の大切さがわかった」などの声が聞かれた。
 続いて「避難所運営しよう」のゲームにも挑戦。県職員は参加者らに「議論するなかで課題を見つけ、地区に持ち帰って、自分たちのところではどうする?との議論につなげてもらえば」と呼びかけた。
 村岡委員長は「みんなで顔を合わせ話し合うところがいい。災害時に、顔を知っているのと知らないのとでは、避難のしやすさがずいぶんと違う。今後、避難所運営の訓練をみんなでやりたい。いろいろ考え、こうしたらいいなとアイデアを出し合って、より有意義なものにしていけたら」と話していた。


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御坊商工会議所企画委員ら野口キャンプ場を視察

知事杯日高地方少年野球大会・御坊が優勝、みなべ準優勝

25日、御坊市民文化会館で宇崎竜童さん弾き語りライブ

きのくに信金杯ジュニアバレー・日高が優勝、印南はまゆう準優勝


2022年6月 データバンク

2022年07月26日 08時29分59秒 | データバンク

1日
印南町伝承文化の会がストリートビューで4王子PR御坊市の花火大会3年連続で中止世耕弘成参院自民党幹事長の後援会御坊事務所開設近畿学生リーグ1部で地元出身の大阪公立大4年、藏道樹生選手が遊撃手のベストナインに選出

2日
由良、日高、美浜3町の観光連携プロジェクトチームが、西山でフラワー観光事業印南町で甘み抜群の大玉スイカ出荷始まる東海大学などグループ研究で梅干しの成分が新型コロナ感染抑制に効果があると報告プロ野球フレッシュオールスター戦に地元出身の広島、小林樹斗投手が選出

3日
日高川町が飲食店応援券を昨年度より倍増発行県消防救助技術会・ほふく救出で日高広域消防の3人が優勝、全国大会へ

4日
御坊市議会で日高港に建設する御坊バイオマス発電所計画概要説明日高川町の小中学校再編推進委員会が初会合日高高校人権講演会で交通事故被害者遺族が講演

5日
御坊市が国の認知症サポーター養成講座標準教材検討会でゲストスピーカーとして提言へ

7日
御坊市の宮子姫こどもまつりに3千人御坊市野口の花しょうぶ園まつりにぎわう少年メッセージ日高地方大会で優秀賞の4人が県大会へ御坊ローターアクトクラブが創立50周年記念式典陸上自衛隊和歌山駐屯地で創立60周年記念行事県スポーツ少年団軟式野球大会で美浜が3年ぶり優勝

8日
全日本おかあさんコーラス和歌山大会で印南町拠点のコア・ブレーメンが県代表に選ばれ、全国大会へ印南町で小型ドローンなど新技術用いた橋点検のデモンストレーション御坊ロータリークラブが市役所ロビーで過去の御坊市の風景写真展始める

9日
日高町の旧比井小施設有効活用で大洋化学(株)が真妻わさびの屋内型水耕栽培生産事業開始塩屋文化協会が創立30周年記念講演会し観察会日高広域観光振興協議会が水上スポーツ「SUP」購入支援のクラウドファンディング開始

10日
総合格闘技TEAM日高の入田和樹選手=日高川町=がキックボクシング・ドリームゲートヘビー級王者返上し、ICO認定インターコンチネンタル初代ヘビー級王座をかけて8月に対戦きのくにロボットフェスティバル、3年ぶりにフル開催へ県の令和4年度匠の技伝道師に若野ブランドとして知られる温州みかんを60年作り続けている圦本亨さん(78)=日高川町若野=を認定

11日
御坊市ふれあいセンターの令和3年度実績まとまる県高校陸上競技大会で紀央館の前田和希君が八種競技で県高校新記録・大会新記録、阪本海月華さんが円盤投げで大会新記録をマークし、最優秀選手賞を受賞県高校総体バスケ競技で和歌山南陵高校が2連覇し、全国大会へ日高港Sioトープで舞妃蓮、スイレン咲く

12日
御坊市教委が4年の学術調査終えた御坊祭民俗文化財総合調査報告書を刊行日高地方鳥獣害対策本部が県下初のサル対策マニュアル策定県高校総体弓道競技で紀央館男子が2連覇で全国へ、男子個人でも2選手が全国へ

14日
御坊市が市内初のサテライトオフィス等開設支援事業の補助対象事業者選定U20日本陸上選手権大会女子円盤投げで紀央館の阪本海月華選手が4位県高校総体柔道競技個人で紀央館の2選手が優勝、全国へ日高川町が天文公園有効活用へ概略設計費計上へみなべ町で南高梅収穫最盛期

15日
由良町が町政懇談会始める日高町が旧比井小跡地でコミュニティ公園整備へ

16日
籔内美和子美浜町長が町議会で再選出馬表明日高町の産湯海水浴場が3年ぶりに海開き全国漁業協同組合連合会の漁協運動功労者に紀州日高漁協副組合長の山本薫さん=印南町=

17日
仁坂吉伸知事が県議会で5選不出馬表明

18日
来春の県議選御坊市選挙区に前職、中村裕一氏が出馬表明衆院選挙区画定審議会が首相に区割り改定案勧告。和歌山県は現行3から2選挙区に美浜町三尾の新大賀池で大賀ハス見ごろ

19日
国史跡「熊野参詣道」紀伊路の指定地に印南町の切目王子跡、日高町の鹿ヶ瀬峠、みなべ町の千里王子跡を追加全国都市データパック2022住みよさランキングで御坊市が全国68位、近畿6位

21日
印南町のオンツヅジの里であじさい祭り三浦源吾市長の後援会「三源会」が昨年1月設立後、初の総会

22日
県柔道整復師会少年柔道大会で地元選手が準優勝、全国へ3年ぶりに御坊市民総体開催へ

23日
参院選公示、和歌山3区は現職、新人あわせて5人が立候補

24日
日高川町が旧船津中解体に6千万円近畿高校陸上競技対校選手権大会で紀央館選手ら5人が全国大会出場決める

25日
日本ホッケー協会のUー18女子ホッケー日本代表最終選考会に紀央館高校3選手参加御坊市のみそ製造業「天田屋」と和泉市で飲食店等を経営する「(株)呑むら家」の若者3人が日本伝統の食文化「発酵食」を広める取り組み始める

26日
特別養護老人ホーム「ひだか博愛園みちしお」デイサービスセンター理学療法士、花澤晃宏さんが日本理学療法士協会の運動器認定理学療法士資格を取得。日本スポーツ協会認定のアスレティックトレーナーとの2つのライセンス保持者は紀中初御坊青年会議所が3年ぶりに「わんぱく相撲御坊場所」開催日高川町がリフレッシュエリアみやまの里森林公園の藤棚ロードにサバイバルゲームのフィールドを整備し、体験会開催

28日
日本少年野球連盟の日本少年野球選手権大会県支部予選決勝で日高ボーイズ=マリナーズ=が、御坊ボーイズ=ジュニアタイガース=を破り、全国大会初出場決める御坊市出身の元プロサッカー選手、酒本憲幸さんが南山陸上競技場で開いた第28回きのくに信金杯小学生サッカー大会で子どもたちと試合し、グッズをブレゼント御坊など管内7市町に女子学生らの誘拐予告メール送られる紀州由良リトルシニアが日本リトルシニア中学硬式野球協会関西連盟春季大会で7位に入り、全国大会出場へ紀州体験交流ゆめ倶楽部が水上スポーツ「SUP」購入支援のクラウドファンディングで目標50万円達成

29日
県学童野球女子選手権大会で日高支部の日高ドリームガールズが4年ぶり優勝

30日
県公共嘱託登記土地家屋調査士協会が旧比井小、旧衣奈中の建物屋上に「ヘリサイン」設置美浜町上田井地区北側津波避難施設が完成、7月1日から供用開始公務員に夏のボーナス高松宮賜杯全日本軟式野球大会(二部)近畿ブロック予選会で地元のカンパーニュが優勝し、全国大会出場へ


御坊市 本人視点の養成講座(認知症サポーター)高評価、国検討会で提言 〈2022年7月24日〉

2022年07月25日 08時30分00秒 | 記事


市内中学校で開いた「ごぼう総活躍のまち講座」


 全国で初めて認知症本人の視点に立った「認知症の人とともに築く総活躍のまち条例」を制定、施行している御坊市が、国の認知症サポーター養成講座標準教材検討会に招かれ、御坊版オリジナル講座の取り組みを紹介し「各地域で、ある程度の自由性を持てるカリキュラムに見直す」など6項目を提言した。委員から御坊版オリジナル講座を国として「認めるべき」と高い評価を受け、市当局は見直しに大きな手応えと期待感を示した。

 国は、認知症を正しく理解し、認知症の人の応援者となる認知症サポーター養成講座を平成17年から始め、全国自治体で標準教材をもとにした講座を開催。御坊市でも同年から市内の学校、事業所などで講座を開き、190団体、5049人が受講しているが、令和元年からは、市が独自に開発した「ごぼう総活躍のまち講座」に切り替えた。
 全国標準教材の養成講座は認知症の症状や診断・治療、予防、認知症の人と接する際の心構えなどを説明する内容で、御坊市は「認知症本人の視点、声が反映されていない。症状の説明を重視する内容も負のイメージを与えてしまいかねない」と指摘。独自の「ごぼう総活躍のまち講座」では「あがらの総活躍希望大使」をはじめ認知症になっても自らの特技や趣味を生かし、いきいきと暮らしている本人の姿、前向きなメッセージを発信している。
 御坊独自の講座は、標準教材ではないため、受講者にサポーターの証として渡されるオレンジリングの対象講座として国から認められておらず、以前から見直しを訴え続けてきた。今年度、国が標準教材を見直すことになり、専門家や認知症当事者代表らでつくる検討会から自治体代表として御坊市など3市区が招かれ、このほどウェブ会議でヒアリングを行った。
 御坊市は谷口泰之・介護福祉課係長が参加。総活躍のまちづくり、御坊版養成講座の取り組みを紹介しながら(1)症状など医学的な説明は必要最小限に(2)本人の声を盛り込む(3)介護者の受容ではなく、本人の受容を(4)自分ごととしてポジティブな内容に(5)それぞれの地域で本人が希望を持って暮らしている事例を盛り込む(6)各地域で、ある程度の自由性を持てるカリキュラムにするーを求めた。
 委員から御坊市の取り組み、オリジナル講座を国として「認めるべき」と高い評価を受け、医学的な説明も必要な情報を激選し、圧縮する方向で検討することが示された。本人の声を吸い上げることに「人口の少ない御坊市だからできるのでは」と心配視する意見も出されたが、谷口係長は「それは行政が、やらない言い訳をつくっているのではないか」と返した。
 谷口係長は「伝えたいことは伝えられた。これまでやってきたことが否定されず、評価していただいた。私たちのやり方が間違いではなかったと再確認できた」と見直しに大きな手応えを感じ、田中孝典・市民福祉部長は「検討会で評価をいただけたことは大変うれしい。職員の頑張り、事業所や関係者のご努力に感謝します。認知症本人の方たちが希望を持てる講座が全国に広がっていくことを期待します」と話した。


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由良町で和歌山の移民の歴史を伝える巡回パネル展始まる


髙根碧さん(みはま支援学校教諭)JICAボランティアでラオスへ 〈2022年7月23日〉

2022年07月23日 08時30分00秒 | 記事


籔内町長と並んで、髙根さん(左)


 8月からJICAボランティアに参加しラオスに向かう、県立みはま支援学校教諭の髙根碧さん(26)=和歌山市出身=が21日、美浜町役場を訪れ、籔内美和子町長に抱負を語った。JICAボランティアは、日本政府のODA予算により、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する事業。開発途上国からの要請(ニーズ)に基づき、それに見合った技術や知識、経験を持ち「開発途上国の人々のために生かしたい」と望む人を募集し選考、訓練を経て派遣する。

 高校生のころからJICAボランティアに興味を持っていた髙根さん。みはま支援学校で3年間、中高生に英語を教えた経験を生かしたいと、今回応募し、ラオスの障がい者職業訓練校で英語教師をすることが決まった。
「ラオスで教える学校には自信が持てない子も少なくないと聞く。生徒が英語で会話できるようになれば自信につながる。現地の生徒と支援学校の生徒をオンラインでつなげたい。支援学校の生徒が世界に目を向けるきっかけになれば」。和歌山青年海外協力協会の談儀善弘会長によると、JICAボランティアでは、英語を母国語としない人が派遣先で英語を教える任務は最近始まったばかりだそう。
「ラオスには象使いの免許があるとかで、今回いっしょにラオスに旅立つみんなと、その免許を取ろうと話しています」と、ラオスでの生活にもワクワクしているところ。
「ご両親も心配されていると思いますが、健康に気をつけて」と籔内町長。「たくましくなって帰ってきます」との髙根さんの答えに、籔内町長や談儀会長らは「自信もつくでしょうね。帰ってこられたら、ぜひお土産話を聞かせてください」と続けた。
 髙根さんのラオス派遣期間は1年8カ月間。自己啓発休業制度を利用して去る4月から、みはま支援学校を休職し、研修を重ねてきた。8月25日に出発する。


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7月30、31日に美山のサバゲ施設(日高川町)で親子サバゲと昆虫採集宿泊イベント開催


日高川町・新築に加え手厚い若者定住補助 〈2022年7月22日〉

2022年07月22日 08時30分00秒 | 記事


新築補助だけでなく、賃貸住宅の家賃や引越し費用も補助
(写真は参考)


 管内各市町でも少子化対策と若者定住に対する支援策が実施されているが、日高川町は今年度から新婚新生活支援事業として、新たに新婚生活を始める39歳以下(所得制限あり)の町内への引越費用や家賃等(最大3カ月分)に最大30万円の支援を始めた。県下でも最高レベルとなる最大130万円の新築補助を平成29年度から継続しているのに加えて、賃貸への補助にも乗り出し、他市町からの流入者からは「手厚い」との声が聞かれる。

 同町では、5年前から新築住宅を取得する39歳以下などの家族に最大130万円の補助を実施しているが、新築だけでなく、一時的に賃貸住宅などで町内に移り住む低所得の若者世帯への支援をカバーしようと、今年度から始めたのが新婚新生活支援事業。
 同事業は、4月以降(来年3月末まで)に結婚した39歳以下の夫婦(合算所得が400万円未満)が町内に引越し、5年以上定住する見込みがある世帯が対象。結婚を機に町内に転居するための経費(引越し費用等)、または居住するための住宅購入や賃貸住宅の家賃3カ月分など30万円を上限に補助するもので、町営住宅でも対象となり、新築以外で町外から転居する若者世帯を支援する。
 平成29年度半ばから始まった新築補助は、平成30年度と令和元年度は25件(3250万円)で予算枠が埋まる申し込みがあり、3年間継続予定の事業を令和5年度まで新たに3年間継続。コロナ禍で住宅工事が遅れるなどの影響もあって令和2、3年度は20件程度にとどまったが、今年度はすでに11件が交付された。5年度間の交付件数は108件で、このうち町外からは御坊市の19件が最も多く、印南町4件、美浜町3件など32件になっている。


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日高川町山野地内でゴーヤーの出荷が始まる


アジア・オセアニア高校生フォーラムウェブ会議に日高高生5人が参加 〈2022年7月21日〉

2022年07月21日 08時30分00秒 | 記事


日高高校から参加する
芝さん、岩橋さん、湯峯さん、宮崎さん、藪内さん(左から)


 県主催「アジア・オセアニア高校生フォーラム」の第8回は、25日から27日にかけてウェブ会議形式で開催する。県内外の高校生とアジア・オセアニアの国と地域の高校生が、(1)津波・防災対策(2)環境問題(3)ダイバーシティ(4)教育問題(5)食糧問題――の5つの研究課題について議論。管内からは、日高高校2年生の芝帆花さん、藪内紀芳さん、岩橋奈央さん、湯峯叶子さん、宮崎遥さんが参加する。

 日高など県内14校47人をはじめ県外9校10人の日本人高校生と、インド、インドネシア、オーストラリア、シンガポール、タイ、韓国、台湾、中国など海外17の国・地域から27人の外国人高校生、計84人が参加。
 参加生徒らは、5つの研究課題について、各分科会で意見発表や質疑応答を行い、最終日にはそれら議論を全体会でとりまとめる。全てのプログラムは英語で行い、開会式と分科会、全体会の様子はMicrosoft Teamsを使ってライブ配信。事前登録なしに誰でも県国際課ホームページにある視聴用URLから観ることができる。
 芝さんと藪内さんは、津波・防災対策の分科会で意見発表。芝さんは、災害が発生した際に派生してさらに起こる2次災害に着目し、災害関連死を防ぐ対策として、避難所に読書スペースなどリラックスできる場所を設けることなど提案する。「英語が好きで、英語力を高めたい。みんなに防災意識を高めてもらえるような発表をしたい。日本人と外国人の考えの違いなど感じられたら」と、芝さん。
 藪内さんは、在日外国人にとっての防災を取り上げ、非常用持ち出し袋を備えておく習慣のない外国人にその必要を説き、言葉の壁や訓練のあり方などに言及する。「防災は国や地域によって状況が違うから、意見交換して、知ったことを取り入れたい。私からも、外国の高校生らに新しい気付きや発見を与えられたら」と、藪内さん。
 岩橋さんと湯峯さんは、最終日の全体会で、教育問題にかかる分科会での議論を総括する。「15分ある質疑応答ではどんな議論になるか分からないが、質問をしっかり聞いてメモをして、自分の意見を言えたら。質問もしたい。自分より英語が上手い人がたくさんいるだろうけど、圧倒されず、積極的にいきたい」と、湯峯さん。「事前にもらう資料で主題を把握し、知らない単語などは調べておく。その上で、発表者がその場で話した内容も総括に反映させて、自分の意見も組み込めたら。コロナで留学生と交流できる機会が減ったなか、今回は、自分と違う国や地域に住む高校生と意見交流できるのが楽しみ」とは、岩橋さん。
 宮崎さんは、閉会式の司会を担当。「参加したみなさんが、充実した3日間だったと思える締めくくりができたら。以前、台湾の高校生と交流をしていい刺激をもらった。今回も他の国や地域の高校生と交わって、自分を高められる機会にしたい」と話している。
 プログラムは次の通り。
【25日】午後0時50分~1時50分=開会式、参加者紹介▼午後2時~5時=分科会
【26日】正午~午後2時05=分科会▼午後2時20分~4時20分=全体会準備(1)
【27日】午後0時50分~2時10分=全体会準備(2)▼午後2時20分~4時50分=全体会▼午後4時50分~5時=閉会式。


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