紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

由良町長選挙で当選の山名実氏。一夜明け「対話を重視したい」決意新た 〈2020年4月29日〉

2020年04月29日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(5月18日)に伴い26日に執行された由良町長選挙で初当選した新人で元町議の山名実氏(63)=吹井=は一夜明けた27日、自宅で晴れやかな表情を見せた。当選が決まった前夜から朝にかけ電話やLINE、自宅へ知人が訪れては祝いのメッセージが寄せられ「まだ実感はないが、町長という重責を強く感じる」と話し、住民や町職員との「対話」を重視し「皆さんと一緒に由良町を作っていきたい」との気持ちを強くした。

 前夜は午前0時に帰宅し3時に就寝、午前6時に起きて愛犬を散歩させるなどいつもと変わらない朝だったが、その後は自宅に友人・知人が祝いに駆けつけ、前夜からの「おめでとう」ムードは続いた。
 初めて挑んだ町長選は新人3人が立候補し、山名氏が勝利。「周りから『新町長』と言われ、重責を担っていかなあかんなあという緊張と、頑張らねばという気持ちを新たにしたところ」と述べ「私のことを知らない人がたくさんおられると知りました。選挙戦は厳しかったけれど、選挙運動中、有権者の方から直接、話を聞く機会があったのは良かったし、コロナでミニ集会はできなかったけれど街頭演説で直接、私の思いを伝えることはできた」と振り返った。
 接戦となった相手候補を211票差で破ったことに「由良町を良くしたいという気持ちは一緒。私も負けないで一生懸命、由良町を引っ張っていきたい」と気を引き締め、まずは新型コロナで大打撃を受ける観光や経済支援に取り組む考えを示し「少しでも苦しんでいる町内の商工業者らの経済的支援ができれば」と話した。
 行政経験なしの首長という立場に「町職員は行政のエキスパート。私は議会で発言させて頂いたが、行政は素人に近いので皆さんと協議し、一緒に由良町を作っていきたい。有権者の方々が、私を信じ一票を入れて頂いたことに重責を感じるし、全力でご奉公させて頂きます」と原点に立ち返った。
 同町は人口減少に歯止めがかからず財政も厳しいことから、1期目は子育て支援を通じ若者の定住・移住をはかるほか、ふるさと納税を積極的に推進することで納税してくれた人への返礼品に町内の特産物などを活用し漁業・農業・商工業の所得向上を目指し、税金を子育て支援や高齢者支援に使いたいとも。農業者を困らせる獣害対策にも力を入れ、他県が導入している獣害対策のエキスパートを農協に派遣し被害減少につなげたいという。
 自身が目指す町長像については「皆さんとの対話を重視し、何が求められているか聞き、住民や町職員の皆さんと一緒に由良を作っていきたいとの思いは強い」と述べた。
 選挙戦を支えた結婚38年目の幸子夫人(61)も「結婚当初から変わらず優しい人。皆さんに声をかけてもらいやすい町長さんになってほしい。私は体調管理の面で支えていきたいですね」とにこやかに話した。


 その他の主なニュース

令和2年春の褒章で小谷眞千子さん(みなべ町)藍綬褒章受章 

御坊市 一律10万円 1日推進室設置 6月中の支給開始へ準備

日高川漁協 そ上アユ再生のプロジェクト 7企業が賛同、会員証をを交付

御坊署がコロナ関連詐欺に注意とチラシで被害防止呼びかけ


由良町長選きょう投票 〈2020年4月26日〉

2020年04月26日 08時30分00秒 | 記事


投票所の準備が整う


 任期満了(5月18日)に伴う由良町長選挙は5日間の選挙戦を終え、きょう26日に投票が行われる。ファイナンシャルプランナーの根来英樹氏(50)=名古屋市=、元町議で会社役員の馬場博文氏(56)=衣奈=、元町議で自営業の山名実氏(63)=吹井=による三つどもえ。地元2氏が激しい一騎打ちを展開し、リードする馬場氏を山名氏がとらえたか、混戦のままゴールへ。12年ぶりの選挙戦は新型コロナの影響で選挙ムードが盛り上がらず、投票率は80%を下回ると予想される。午後7時30分から役場で即日開票され、午後9時30分ごろ大勢が判明する。

 現職・畑中雅央氏(75)=当選3回=の今期限りの勇退表明を受け新人3人が立候補。12年ぶりの選挙戦となったが、そろって表明が遅かったことに加え新型コロナの影響で人を集められず、各候補とも運動しづらい中、短期決戦に挑んだ。
 根来氏は縁のない町で、人口減少にストップをかけようと、伝統と新しいもの、若者と年配の世代、それぞれが調和し暮らしやすい町づくりを訴えた。
 馬場氏は「ふるさとを豊かに 未来に希望を!」をスローガンに産業の育成、防災・防犯対策の強化など思いやりにあふれた町づくりを訴えた。
 山名氏は「若人が集う」「子育て世代にやさしい」「高齢者にやさしい」の実りある3つの町づくりを掲げ、若者の定住・移住などを訴えた。
 現職・畑中氏が新人同士の一騎打ちを制した前回(平成20年)の投票率は85・28%で、町村合併で現在の由良町が誕生した昭和30年以降、2番目に低かった。12年ぶりの選挙戦になったものの、選挙よりも新型コロナへの関心が高いこともあり、前回を下回り70%台が予想される。
 20日現在の有権者数は4989人(男2419・女2570)。投票は26日午前7時から午後6時まで町内16カ所で、開票は午後7時30分から役場で行われる。開票速報は1回目が午後8時、2回目以降は20分おきに発表され、午後9時30分には大勢が判明するとみられる。


 その他の主なニュース

由良町議補選もきょう26日投票へ

御坊市は第5次総合計画に向け、市民を対象に行った満足度アンケート結果をまとめた

日高川町「空き家解体の廃棄物処理費」の一部を補助する事業を今年度も継続

県教委員会、クラッシーIDを県立高校生に配布


由良町長選 お願いきょう(25日)限り 馬場博文、山名実両候補デッドヒート 〈2020年4月25日〉

2020年04月25日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(5月18日)に伴う由良町長選挙の選挙運動も、きょう25日限りとなった。ファイナンシャルプランナーの根来英樹氏(50)=名古屋市=、元町議で会社役員の馬場博文氏(56)=衣奈=、元町議で自営業の山名実氏(63)=吹井=の新人3人が立候補し、うち地元2候補が激しいデッドヒートを展開。新型コロナで運動しづらい中、知名度で勝る馬場氏が逃げ切るか、猛追の山名氏が逆転か、候補者不在の由良地区の票が勝敗を左右するとみられ、両陣営とも最後の支持拡大に全力をあげる。

 現職・畑中雅央氏(75)=衣奈=がの今期限りで勇退表明し新人3人が立候補。畑中氏が新人同士の一騎打ちを制し初当選した平成20年以来12年ぶりの選挙戦で、65年ぶりの三つどもえに。
 人口減少対策という大きな課題を抱える中、3候補とも選挙公約(マニュフェスト)は似ていて大きな争点はなく、地縁・血縁、実績に加え、人物評価が票に影響しそう。
 根来候補は、出産祝い金の給付▽奨学金返済支援制度の創設▽敬老祝い金の給付を公約に、各世代の調和の中で暮らしやすい町づくりを訴える。自然豊かな由良に惹かれ、人口減少に歯止めをかけたいと縁のない町の首長選に挑むが、血縁・地縁がないため苦戦を強いられている。
 馬場候補は「ふるさとを豊かに 未来に希望を!」をスローガンに、産業の育成▽防災・防犯対策の強化▽福祉の充実▽人口の減少対策▽教育の充実を公約に、思いやりにあふれた町づくりを訴える。前町議長、農協職員、コンビニ経営で知名度があり、告示後も農業者を中心に支持が広がっているとみられる。
 山名候補は「若人が集う」「子育て世代にやさしい」「高齢者にやさしい」の実りある3つの町づくりをスローガンに、若者定住・移住対策▽防災対策▽高齢者支援▽教育・観光・産業振興を公約に掲げる。町議長を経験、商工会や観光協会の会長を務めた実績に加え人物評も良く、告示後、応援ムードが高まっている。
 選挙運動もいよいよ最終段階へ。衣奈地区(892票)は、馬場候補が地元の衣奈区を中心に支持を固めつつあり、やや優勢とみられる。白崎地区(1467票)は、山名候補が地元・吹井などで支持を広げており、相手候補の切り崩しを受けながらもやや優勢か。
 候補者不在の由良地区(2630票)は有権者の半数を占める大票田。山名候補は出身地の網代区などで支持を広げる一方、農業者が多い地域は馬場候補が有利とみられ、浮動票をどれだけ取り込めるかにかかっている。
 各候補とも街頭演説で公約を訴えるなどローラー作戦を展開しているが、新型コロナの影響で人を集められず、選挙ムードの盛り上がりも今ひとつ。3候補とも「最後のお願い」に全力を尽くす。投票は26日で即日開票される。有権者数は20日現在で4989人(男2419・女2570)。


 その他の主なニュース

印南町商工会が町の協力で飲食店支援 クーポン券千円分を全戸配布

25日 由良町議補選も最終段階

管内市町 一律10万円給付金 支援開始は早くて6月中か

日高附属中 休校下、家庭でオンライン授業 「スタディサプリ」で学習開始


由良町長選 町政のかじ取り役は誰に!? 3候補に政策など聞く 〈2020年4月24日〉

2020年04月24日 08時30分00秒 | 記事

3候補とも選挙ポスターでアピール


 由良町長選もいよいよ終盤へ。立候補しているのは、ファイナンシャルプランナーの根来英樹氏(50)=名古屋市=、元町議で会社役員の馬場博文氏(56)=衣奈=、元町議で自営業の山名実氏(63)=吹井=の3人で、町政への思いなどを聞いた。


立候補の理由
 根来氏 私が立候補しなければ由良町が変わらないと思ったから。
 馬場氏 大好きな由良の町をもっと豊かに、子どもたちの未来に希望が持てる、ふるさとにしたいとの想いが強いから。
 山名氏 住んで良かったと言ってもらえる町づくり、少子高齢化、担い手不足の問題に取り組んでいくのが私の使命と思ったから。

 町行政に力を入れて取り組みたいことは
 根来氏 人口を増やすことに全力で取り組みます。日高郡の中で一番減少スピードが速くなっているのが現状で、人口減少の流れだけは変えないといけない。
 馬場氏 (1)産業の育成(2)防災・防犯対策の強化(3)福祉の充実(4)人口の減少対策(5)教育の充実。ふるさとに誇りを持ち、思いやりのあふれた町にするためバランスが大切。
 山名氏 鳥獣被害対策に力を入れたい。イノシシ、サル、シカによる農作物被害が多く、農業に携わる方々の高齢化もあり、農家の方々の存続が危ぶまれるから。

将来、どんな町にしたいか
 根来氏 豊かな自然の中で、伝統あるものと新しいもの、若い世代と年配の世代、それぞれが調和する暮らしやすい町をつくる。愛。
 馬場氏 由良港湾防波堤の早期完成、国道42号改良などインフラ整備、福祉の充実で、安全・安心、元気、豊かな心と思いやりのあふれた町。
 山名氏 子ども達の声が町にあふれ、活気ある町にしたい。若い人々が由良に定着してもらえるようにしていきたい。

趣味・特技は-
 根来氏 動画の制作。
 馬場氏 熱帯魚や金魚の飼育、ボランティア活動。
 山名氏 写真、スポーツウエルネス吹矢。

有権者に向けて-
 根来氏 由良町の守るべきものを守るために、町の変えるべきところは変えていきましょう。
 馬場氏 JA職員、民間での商業、PTA活動、町議の経験を生かし、前町政を引き継ぎ、さらに豊かな町づくりに取り組みます。
 山名氏 町民の皆さんの意見を聞き、職員の皆さんと一緒に、より良く住みやすい町になるよう、しがらみのない清潔な政治を目指していきます。


 その他の主なニュース

(株)関西プロジェクトが御坊市へ安心安全の学校環境へと万能クリーナー寄贈

由良町議補選終盤へ 3候補に手応え聞く

日高川町 バンガロー、テニスコートも封鎖、連休中の予約客へ断り連絡に追われる

 美浜町は23日から公衆トイレ閉鎖 県外からの来訪自粛呼びかけ


由良町長選 馬場博文氏、山名実氏の一騎打ち きょう早くも中日、支持拡大へ 〈2020年4月23日〉

2020年04月23日 08時30分00秒 | 記事

 21日に告示された由良町長選挙は、きょう23日が早くも中日。ファイナンシャルプランナーの根来英樹氏(50)=名古屋市=、元町議で会社役員の馬場博文氏(56)=衣奈=、元町議で自営業の山名実氏(63)=吹井=による三つどもえだが、町に縁がない根来氏を引き離し、馬場氏と山名氏が事実上の一騎打ちを展開。新人同士の戦いに加え、今季で勇退する現職・畑中雅央氏(75)=衣奈=が後継者を擁立しなかったことから有権者は揺れ動いている。

 根来陣営 初日は、ほぼ町内全域を巡った。町に縁がないため、運動員なしで一人で選挙戦という不利な状況の中、TwitterやYou Tubeを活用し、出馬表明した記者会見の模様、人口減少に歯止めがかからない町の現状、公約(出産祝い金や敬老祝い金の給付・奨学金返済支援制度の創設)を動画で配信し支持を訴えている。
 中盤以降は街頭演説に力を入れる構えで「SNSの反応がどれだけあるかは分からないので、街頭でもっと情熱的に訴えていきたい」と話し、出遅れた分を取り戻そうと気を引き締める。街頭演説もTwitterでライブ配信し支援を呼びかけていく。
 馬場陣営 初日は、町内全域を回り支持を訴えた。
 町議としての実績を誇る馬場氏は「ふるさとを豊かに 未来に希望を!」をスローガンに、産業の育成▽防災・防犯対策の強化▽福祉の充実▽人口の減少対策▽教育の充実を公約に掲げる。
 陣営によると「支持の広がりは分からないが、感触はいい」と手応えを感じる一方、コロナで政策を訴えにくい状況から今後、どれだけ支持拡大をはかれるか読めないと不安の声も。地元・衣奈区を中心に、元JA職員という強みを生かし農業者への支持を広げているとみられ、候補者不在の由良地区で票の上乗せに懸命だ。
 山名陣営 初日は、街宣車で町内を巡った。HP・ライン・フェイスブックのQRコードを印刷した選挙チラシを配布し、動画で政策を訴える作戦を展開中で「SNSで政策を知ってもらい、口コミで支援の輪が広がれば」と期待を寄せる。
 町商工会や観光協会の会長も経験し、若人が集う、子育て世代や高齢者にやさしい実りある町づくりの実現を目指し、若者定住・移住対策、防災対策、高齢者支援、教育・観光・産業振興を公約に掲げる。
 地元・吹井区を中心に白崎地区、出身地の網代区で支持が徐々に広がっているとみられ、衣奈地区、由良地区でどれだけ票を伸ばせるかで流れが変わりそう。


 その他の主なニュース

御坊市長選へ出馬予定の三浦源吾氏(新人・島)事務所開設で決意新た

松本秀司日高町長 小規模事業者経営改善資金特別枠 返済まで実質無利子の補給を約束

26日 日高川町 コロナ対策で商品券発売

「PROJECT24」は22日から「どんぶリーマン」第5弾「由良ちゃんぽん」を動画配信開始


由良町長選告示 根来英樹氏、馬場博文氏、山名実氏が立候補 新人3氏で12年ぶり選挙戦突入 〈2020年4月22日〉

2020年04月22日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(5月18日)に伴う由良町長選挙は21日に告示され、予想通り、ファイナンシャルプランナーの根来英樹氏(50)=名古屋市=、元町議で会社役員の馬場博文氏(56)=衣奈=、元町議で自営業の山名実氏(63)=吹井=の新人3人が立候補した。現職・畑中雅央氏(75)=当選3回=の勇退表明を受け3人が名乗り、12年ぶりの選挙選に突入した。各陣営とも立候補届け出を済ませた後、新型コロナ感染拡大を考慮し規模縮小の出陣式で第一声を放ち街宣へ繰り出した。20日現在の有権者数は4989人(男2419・女2570)。


人口減少にストップを

根来英樹候補

 中央公民館近くで第一声をあげ、一人きりの選挙戦をスタートさせた。
 根来氏は、新型コロナ感染拡大で大変な状況にありながらも、今回は町にとって大切な選挙と位置付け、地縁・血縁がないため「Twitter、You Tubeで公約や政策を公開しています。ぜひ御覧頂ければ。町の未来を左右する大切な選挙の重要な判断をしてほしい」と訴えた。
 また、戦乱・飢餓・感染症の3つが多くの命を奪ってきたと人類の歴史にふれ、由良町が克服しなければならないのは人口減少のリスクで、20年前の出生数が72人で今は23人と3分の1になっている現状に「由良町から子どもの姿が消えた時、この町を活性化することは不可能だと思います。町の祭や行事から子どもの姿が消えることは想像したくありません」と主張。
 人口を増やしたいとの思いで立候補を決意したことから「人口減少のリスクと申してきましたが、これは世代が先細りしてくるリスク。この町長選を、由良町にとって良くない流れを変える転換点としたいと思います。共感頂ければ、ぜひ応援して下さい」と支持を訴えた。


町政のかじ取り任せて

馬場博文候補

 後援会スタッフや支持者ら約60人が集まった。
 山中孝次後援会長兼選対本部長は「馬場の名前と5つの公約がかなり浸透してきている。支援の輪を広げていただけるようお願いします」と呼びかけた。馬場候補は「生まれ育ったこのまちが大好き。『由良のまちをもっと豊かに、心をもっと豊かに、子どもたちの未来に希望を』をスローガンに立候補した」と第一声を放った。産業の育成、防災・防犯対策の強化、福祉の充実、人口減少対策、教育の充実-の5つが公約。「これらすべての課題とスローガンを、私が今まで歩んできたJA職員での経験とボランティアでのPTA活動、町議会13年の実績、ありとあらゆる知恵と知識を生かし、町民の皆さんの声を真摯に受け止め必ずかなえてみせる」と力強く約束。「由良のまちのかじ取りは私しかいないと確信している。コロナで自粛ムードでありますが、もっともっと支援の輪を広げていただき町政のかじ取りを託していただけるようお願いします」と訴えた。
 川口拓洋後援会青年部長の音頭で頑張ろうコールで拳を空に突き上げ、気勢を上げた。


町民との対話重視

山名実候補

 出陣式には日高郡の商工会長、由良町議ら支援者120人が集まり、山本卓郎後援会長が「5日間、熱い思い、気持ちを伝えていきたい。山名候補は皆様の目線に立てる男。厚いご支援、ご協力をお願いしたい」とあいさつ。来賓の玉置一郎町議が実直な人柄や希望ある町づくりを掲げ戦うことなど紹介した。
 山名候補が「皆さんが住んで良かった、ずっと住み続けたい、と思える町づくりに全身全霊を捧げる。対話が一番重要で、意見を聞き、皆様とともに町政を作っていきたい。しがらみのない清い町政のため、私に力をください」と訴え、新型コロナウイルス感染症に対して「皆様に何らかの支援をしなければ」との思いも加え、頑張ろうコールで気勢を上げた。
 この日から後援会のホームページやライン、フェイスブックを設けてPRチラシにQRコードを掲載、ユーチューブにも「若人が集う、子育て世代にやさしい、高齢者にやさしい、実りある3つの町づくり」へ向けた候補者マニュフェスト動画を投稿。期間中は集会をしない方針で、初日は街宣車に乗り、町内を一周、街頭演説もして回った。


 その他の主なニュース

日高川町役場美山支所5月2日から新庁舎で業務開始

由良町議補選 新人三どもえ1人超過の少数激戦に突入

29日 切目川防災センター(印南町)のトイレ洋式化 避難所機能充実へ

日高広域消防本部は20日、新型コロナウイルス感染防止対策で呼びかけ


由良町長選きょう(21日)告示 新人三つどもえで12年ぶり選挙戦へ 〈2020年4月21日〉

2020年04月21日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(5月18日)に伴う由良町長選挙は、きょう21日に告示される。現職・畑中雅央氏(75)=当選3回=が勇退を表明し、元町議の山名実氏(63)=吹井=、元町議長の馬場博文氏(56)=衣奈=、ファイナンシャルプランナーの根来英樹氏(50)=名古屋市=の新人3人が立候補すると見られ、12年ぶりの選挙戦が確実となっている。各陣営とも立候補届け出を済ませた後、事務所前で第一声を上げる。

 立候補届け出は午前8時30分から午後5時まで、役場3階大会議室で受け付け、午後5時に締め切る。
 届け出を済ませた後、山名、馬場両陣営は事務所前、根来陣営は中央公民館周辺で第一声を放つ。各陣営ともコロナ感染拡大を考慮し、出陣式は関係者を中心に規模を縮小して行う予定で、出陣式の後、選挙カーで街宣に出発、町内を回って支持を訴える。
 山名氏は「若人が集う」「子育て世代にやさしい」「高齢者にやさしい」の3つの実りある町づくりをスローガンに、若者定住・移住対策、防災対策、高齢者支援、教育・観光・産業振興が公約。
 馬場氏は「ふるさとを豊かに 未来に希望を!」をスローガンに、産業の育成▽防災・防犯対策の強化▽福祉の充実▽人口の減少対策▽教育の充実を公約に掲げる。
 根来氏は、出産祝い金の給付▽奨学金返済支援制度の創設▽敬老祝い金の給付を公約に、子育て支援・教育の充実などを重点政策とし、各世代の調和の中で暮らしやすい町づくりを目指す。
 選挙事務所は、山名氏が同町網代250の39(商工会隣り)、馬場氏は同町網代252の2(商工会前)に設けており、根来氏は設置していない。
 投票日は26日(即日開票)で、午前7時から午後6時まで町内16カ所で行う。期日前投票は22日から25日まで、午前8時30分から午後8時まで役場1階相談室で。20日現在の選挙人名簿登録者数は4989人(男2419・女2570)。


 その他の主なニュース

二階俊博自民党幹事長(御坊市島)が22日、通算在職歴代2位に  

薗自治連合会がコロナ感染予防で町内会全世帯にマスク配布 

19日、須佐神社(南塩屋)でおとう祭 コロナの影響で関係者だけで執り行う

21日 由良町議会補欠選挙告示 1人超過の同日選へ


2020年3月 データバンク

2020年04月21日 08時29分00秒 | データバンク

1日
野口オートキャンプ場聖地アピール県高校職業教育技術優良者の高根佑輔君、坂口椎那さん(紀央館)が知事賞受賞

2日
管内各校で一斉休校始まる御坊市危機事象対策本部がコロナ対応でEEパーク当面閉館、学童保育初日利用者は約6割日高看護専門学校卒業式挙行

3日
日高川町温泉施設や産品所などの休業日は4月から変更ひだか病院議会で予算可決、電子カルテ更新に11億円

4日
印南町で好評だった集会所改修費用補助事業5年間で41施設活用修門会空手道大会 楽蹴塾の森直樹さん優勝、砂坂卓麻さん3位入賞管内交通事故多発交差点で小松原南がワースト1位県立高校入試本出願状況、紀央館で普3工1超過

5日
日高川町の道成寺周辺の浸水対策着手県ヴォーカルアンサンブルコンテストで「アンサンブル響香、・tweet金賞受賞

6日
新型コロナ感染影響、病院でマスク不足心配の声日高町当初予算みちしおの湯の開館20周年記念イベント関係費計上三尾たかえさん、安藤妃史さん(NPO日ノ岬・アメ村)らカナダ視察江川駐在所(日高川町)27年ぶり新築移転、開所規模縮小で管内中学校卒業式

7日
由良町スポーツ賞決まる

8日
御坊市観光協会「みーやちゃん」ツイッター開設新型コロナ臨時休校、売上減など給食現場に影響JA紀州中止イベントの花を利用、産地PRと購入促進2019年度第3回毎日紙上書道展で優秀賞に管内から9人美浜町優秀スポーツ賞決まる楠山結花さん(野口小)がヘアドネーションに協力

9日
和歌山労働局が、同仁会(印南町)に紀中初のユースエール企業の認定通知書交付

10日
東京五輪聖火リレーで木村波優美さん(御坊市)近藤雄一さん(日高川町)さんとも御坊市内走行コロナ、キュウリなどへの影響、目下例年並みも長期化懸念令和2年度県立高校入試特殊詐欺被害を水際で防いだコンビニ店員(アルバイト)2人に感謝状

11日
印南町上道改良住宅今年度分合わせ50戸完成新型コロナでクエのまちにも影響、民宿でキャンセル相次ぐ御坊市長選で現職・柏木征夫氏(全国最多7回当選)今期限りで引退表明由良町の畑中雅央町長退任控え謝辞

12日
日高町阿尾高台広場へ、備蓄倉庫兼ねた消防車庫移設JA紀州ゆらで木成りハッサク選果本格化日高川町の有田養鶏に行政代執行含む対策求める県警人事異動、御坊署新署長は北島彰警視管内7市町、体験型観光組織化へ課題検討

13日
第10回日高川町フォトコンテストで山本一也さん(御坊市)「炭焼き」が大賞ベトナム住みます芸人が「世界最強」のクエ鍋とPR動画で紹介御坊自動車学校が新型コロナ感染予防に尽力黎明会が地域包括ケアシステム施設を土生(日高川町)に令和4年春の開所を目指し年内着工御坊市教委が新型コロナウイルス感染症対策で修学旅行延期決定

14日
新型コロナ影響、生花半値近くに価格低迷印南町に大家族のサーカス団が移住、さくらサーカスを設立和高専卒業式挙行自衛隊入隊予定者激励会挙行JRきのくに線イコカ、新たに15駅で利用可能に

15日
ファミサポセンター初の1千件超え御坊市が大雨の備えで財部会館に土のうステーション設置県理容組合日高支部総会開催

16日
御坊市薗会館がコロナ対策で手作りマスク教室開催

17日
御坊市の来年国民文化祭関連5事業日程決まる御坊市内4中学校で卒業式

18日
印南町住宅等取得助成事業移住促進に効果県立高校入試合格発表

19日
紀州日高漁協ハリワカメが生産終了間近でほぼ完売東京五輪聖火ランナーにスポンサー枠で柳岡克子さん(御坊市)選ばれる美浜町社協お買い物サロン好評日高町議会が森順氏の教育長選任に同意松本秀司日高町長が中筋カツノさん(小浦)100歳の誕生日祝う由良町長選に新人・山名実氏(町議)出馬表明日高付属中卒業式中止で証書個別授与

20日
日高川町スポーツ賞決まる由良町長選に馬場博文氏(町議)出馬表明

22日
日高川洪水対策で本年度は野口新橋上下流(右岸)実施日高川町テニス公園分譲地13区画分譲開始へ工事進む印南町が橋の長寿命化修繕計画を策定

23日
県職人事で日高振興局長に中村一人氏(御坊市)御坊小学校など日高地方公立小学校で卒業式日高川町有田養鶏舎で県が行政代執行バイオセンター中津(日高川町)スターチスの苗、出荷好調

24日
御坊市観光協会「みーやちゃん」ツイッター開設美浜町がジャパン・レジリエンス・アワードで最優秀賞御坊市内の中学校で終了式の代わりに学活を行う由良町長選説明会に新人3陣営出席鳥獣保護管理員の日高町萩原、早稲田昭雄さんへ松本秀司町長感謝状贈る

25日
印南町スポーツ賞決まる御坊市職員人事異動発表県教職員(管理職)定期異動発表、管内小・中学校で校長15人誕生御坊警察署長に北島彰警視が着任67歳の小澤俊和さん(御坊市)が和大卒業、春から大阪市大院生

26日
日高町農改センター大規模改修完成日高川町高齢、障害者外出支援タクシー券1万5千円に増額し受付開始御坊市市民意識調査結果公表

27日
美浜町三尾で旧・日ノ御崎灯台レンズがケースに入って再び展示由良町議補選は町長選と同日に決まるひだか病院人事異動発表、院長に尾崎文教氏御坊商工会議所議員総会で事業計画、予算承認御坊市新庁舎実施設計・建設等業者公募開始広島県の保育所から日高町の民家にコロナに負けず「がんばれ」の風船届く

28日
日高川町土生地内のハウスで収穫期のウスイが根こそぎ盗まれる

30日
令和5年度に西川改修ほぼ完成を県改定の国土強靱化計画に明記

31日
美浜町住民基本台帳で高齢化浮き彫り、7千人割り込むか印南町文化協会が「印南音頭」伝承活動たたえ、子供指導協力員に感謝状贈呈


日高地域消費生活相談 返金や支払い回避の救済金340万円 元年度実績 ギター啓発講座好評 〈2020年4月19日〉

2020年04月19日 08時30分00秒 | 記事

ギター演奏を交えた啓発講座好評


 管内7市町が共同で平成29年7月から始めた「日高地域消費生活相談窓口」の令和元年度実績がまとまった。相談件数は188件で50歳以上が全体の7割を占め、架空請求ハガキ、迷惑メールなどが多かった。相談員が業者との斡旋や交渉を積極的に行うことで、支払った全額が返金されたり、解約(クーリングオフ)で被害を未然に防いだ救済金は340万円あり、窓口の効果が現れている。さらに認知度を高めるため、元年度から始めた啓発講座も好評だった。

 全国的に振り込め詐欺など悪質商法は多種多様化、その手口も巧妙化し、被害が後を絶たないことから日高地方で相談窓口を一本化し、住民からの相談に適切に対応できるように御坊市役所1階に相談窓口を常設し、市が会計年度任用職員として2人を雇用。1人は市役所に常駐し、もう1人は6町を巡回して相談にあたっているほか、毎週金曜日には消費者サポートネット和歌山から国家資格を持つ消費生活相談員が派遣されている。
 元年度の相談件数は188件あり、前年度比3件減。御坊市が95件、6町合計が84件、住所等不明が9件。町の巡回相談は前年度より26件減ったが、市役所は24件増えている。60歳以上が71件で全体の38%あり、50歳代の40件を含めると71%を占める。男女別は男性69件、女性111件、団体等7件。相談方法は電話は137件、来訪51件(うち巡回5件)。
 相談内容は架空請求はがきや不審な電話など商品一般に関するものが28件と最も多く、次いで迷惑メールや出会い系サイトなどデジタルコンテンツに関するものが22件。ほかに健康食品(各種サプリメント)電気料金、生命保険、インターネット接続回線、太陽光発電など。高校生が美容関係で1回限りと思って購入した商品が定期購入だったケースも数件あった。
 市町の担当職員では対応できなかった業者との斡旋や交渉も積極的に行っており、支払った分の全額、または一部が返金されたり、契約したものの解約して支払わずに済んだなど救済金は340万3225円あった。電気温水器の訪問販売で136万円、投資でのもうけ話で50万円のケースがあった。29年度約11万円、30年度518万4023円とあわせた救済金は約870万円となり、被害防止・軽減につながっている。
 各町への巡回相談で相談があったのは5件と少ないため、各町月2回行っていた巡回を1回とし、減らした1回は巡回相談の認知度向上と消費者ホットライン「188」のPRも兼ねた啓発講座に切り替えた。講座は6町で計27回行い、553人が参加。相談員がギター演奏を織りまぜながら楽しく、分かりやすい話をすることで「おもしろい」と好評。サロンからの依頼も多く、各町の要望を受けて2年度も継続する。
 新型コロナウイルスに便乗した被害報告はまだないが、全国ではマスクなどを送りつけて不当に料金を請求する送り付け商法、オレオレ詐欺、助成金を名目に個人情報を聞くなどのトラブルが発生し、注意を呼びかけている。市商工振興課は「被害を未然に防ぐため、啓発、相談に一層力を入れたい。一人で悩まず、気軽に相談してください」としている。市の相談窓口は電話52・5288。


 その他の主なニュース

17日 薗自主防犯組織パトロール出発式「自分たちのまちは自分で守る」をスローガンに

御坊市 みーやちゃん啓発ポスター作成 コロナ感染予防「ダメ!3密」

CONPEITOの地場産さばコロッケのバーガー コロナ受けテイクアウトで工夫 

御坊市新人職員がペットボトル回収箱利用注意のポスターつくりPR


由良町長選 山名実氏、馬場博文氏陣営は支持拡大に懸命 根来英樹氏は告示から参戦へ 〈2020年4月18日〉

2020年04月18日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(5月18日)に伴う由良町長選挙の告示が21日に迫った。立候補に向け準備を進めているのは、いずれも新人で元由良町議の山名実氏(63)=吹井=、元町議会議長の馬場博文氏(56)=衣奈=、ファイナンシャルプランナーの根来英樹氏(50)=名古屋市=の3人で12年ぶりの選挙戦が確実。出馬表明の遅れ、新型コロナウイルスの影響で支持を訴えにくい中、水面下では激しい前哨戦が繰り広げられている。

 現職・畑中雅央氏(75)=当選3回・衣奈=の勇退表明を受け、名乗りを挙げた新人勢。
 トップを切って事務所開きしたのは山名氏の陣営で、規模縮小で行ったところ、町内外から200人(主催者発表)が参集、その後も町内をこまめに回り支持を訴える。山本卓郎後援会長によると「よく出てくれた」「人口を増やしてほしい」と期待が寄せられる一方、コロナの影響で人を集めにくく「どれだけ支援が広がっているのか読めない」とも。
 続いて表明した馬場氏の陣営も、コロナ対策を講じた事務所開きに400人(主催者発表)が詰めかけ一致団結を呼びかけた。町内全域をくまなく回って支持拡大に奔走しており、山中孝次後援会長は「コロナの影響で公約をアピールする場がなく、訴えられないのがジレンマ」としつつも「『頑張って下さい』との声を頂きます」と話す。
 最後に表明した根来氏は同町と縁がないため血縁や地縁に頼ることができず、前哨戦を展開していない。本番に向け、選挙用はがきの準備、記者会見での出馬表明や公約を訴える動画を制作中で、5日間の選挙戦に全力を尽くす構え。事務所は設置せず、街頭演説を中心にライブ配信をまじえ有権者に訴えるという。
 前哨戦も終盤に入り、議長を経験し知名度に勝る馬場氏と、町議以外に商工会や観光協会の会長を務めた山名氏の一騎討ちが濃厚とみられ、出遅れた根来氏がどこまで食い込めるか。馬場、山名両陣営は血縁・地縁、町議の実績などをアピールし支持拡大に懸命だ。
 12年前の町長選は衣奈地区から立候補した新人2人の一騎討ちで、今回は衣奈地区VS白崎地区と少々違うが、12年前と同じく新人同士の一騎討ちになるとの見方が強い。コロナの影響で個人演説会を開くことができない状況下で、地元2陣営は地盤固めはもちろん、立候補者が出ないとみられる由良地区で票をどれだけ上乗せできるか、浮動票の掘り起こしにも懸命だ。3月2日現在の町内選挙人名簿登録者数は5004人(男2429・女2575)。


 その他の主なニュース

22日 御坊市長選 三浦源吾氏(新人)後援会事務所開設、役員だけで神事執り行う

 管内の小中学校、20日から5月6日まで休校延長

由良町議会議員補欠選挙 新人・三好章五氏(里)出馬表明で選挙戦へ

県教育委員会 トップアスリートめざすゴールデンキッズ14期生に日高地方から酒田樹姫さん(川辺西小4)、林紗良さん(松原小4)が選ばれる