紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊市、美浜町 都市計画道路見直し〈2022年2月27日〉

2022年02月28日 08時30分00秒 | 記事


都市計画道路見直し最終案(赤色区間が廃止候補路線)


 御坊市と美浜町が進めていた都市計画道路見直し最終案がまとまり、3月11日まで両市町で案の縦覧を行っている。社会情勢の変化や公共事業投資の観点から必要性や実現性等を検証し、駅前吉原線と吉原道之線の2路線の一部(未整備区間)を廃止候補とした。市内は見直し対象が5路線あり、4路線が存続。御坊市、美浜町、県がそれぞれ3月下旬に予定している都市計画審議会に諮り、承認されれば正式決定する。

 平成15年度策定の都市計画マスタープランが令和5年度におおねむ20年間の計画期間を終えるため、新たなプランづくりに向け、都市計画道路見直しに着手。御坊市内は都市計画道路が9路線あり、完成済みの駅前新川橋線(870メートル)など4路線を除く、吉原道之瀬線(1・9キロ)斉前紀伊御坊天田橋線(2・8キロ)駅前吉原線(5・1キロ)道成寺天田橋線(4・2キロ)大浜通線(960メートル)が対象になり、駅前吉原線の一部を廃止候補とした。
 駅前吉原線はJR御坊駅前から18メートル道路を南下し、薗地区津波避難タワーから商店街方向に向かう区間は整備済み。そこから茶免橋付近の商店街、国道42号を横切り美浜町吉原地内に通じる区間が未着手。商店街までの未整備区間は存続させるが、そこから美浜町に通じる650メートルは、茶免橋から新町地区津波避難タワーに向かう市道、小竹八幡神社から国道に通じる県道が代替え道路になるため廃止する。残り4路線は存続(吉原道之瀬線と道成寺天田橋線は将来、法線変更の可能性あり)。
 美浜町内は、御坊市から通じる駅前吉原線(1・6キロ)と吉原道之瀬線(700メートル)の2路線が対象。駅前吉原線は御坊市との境界から西川を横切り役場方面に向かう1・3キロが未整備で、近くを走る県道柏御坊線が代替え道路として機能しているため廃止。吉原道之瀬線は市立体育館前から西川まで整備済み。そこから先の400メートルは未整備で、現道(町道美浜中央線、町道和田入山線)を部分的に改良する方が合理的、効率的として廃止する。
 両市町とも昨年12月1日から15日まで見直し素案について住民から意見公募したが、意見はなかった。その後、県と協議を重ね、最終案がまとまり、3月11日まで縦覧を行い、意見のある場合は意見書を提出できる。御坊市は3月22日、美浜町は21日の週、県は30日にそれぞれ都市計画審議会を開く予定で、承認されれば廃止が正式に決まる。


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日高川町若手職員が町長らに政策提案  

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御坊市藤井地内県道御坊美山線の堤防強化

NPO日ノ岬・アメリカ村航路標識協力団体指定証伝達式


御坊市新年度予算 新庁舎建設で平成以降最大規模  基金取り崩しゼロ、還元枠初設定 〈2022年2月26日〉

2022年02月26日 08時30分00秒 | 記事


三浦市長が新年度当初予算など発表


 三浦源吾御坊市長は25日の定例記者会見で、3月4日開会の3月定例議会に提案する議案23件を発表。令和4年度一般会計当初予算案は145億5536万7000円で前年度比13・6%の大幅増。新庁舎建設事業に約21億円計上し、平成元年以降で最大規模となった。厳しい財政状況の中、前年度同様にふるさと納税と環境保全負担金あわせて約9億円の収入があり、2年連続で財政調整基金の取り崩しをゼロに抑えられたのも大きい。
 
 新庁舎建設事業を除けばほぼ前年度並みの予算。歳入面ではコロナで危ぐされた市税への影響が限定的だったため、予算ベース上は3・8%増。地方交付税は人口減少等で伸びが期待できず、依然厳しい財政状況に変わりないが、好調のふるさと納税と最終処分場の環境保全負担金あわせて約9億2000万円を見込んでおり、前年度に続き財政調整基金取り崩しをゼロに抑えた。三浦市長は「安全、安心の対策に必要な予算は確保しつつ、無駄を省き、抑えるところはしっかり抑えた」と説明。
 新規事業では、まちづくりチャレンジ事業補助金に100万円計上。3年連続でマイナスシーリング(予算要求限度額)を設けて約4000万円の経費削減に努めた成果を評価し、削減分の一部を還元枠として同補助金に充てた。地域資源を生かした新商品、新品種開発など新たなチャレンジを行う民間事業者や地域活動団体を公募し、1件あたり30万円程度を上限に経費の一部を補助する。
 他の新規事業は、自治体DX推進事業で基幹系システム標準化・共通化対応業務委託等に1826万円▽復興計画事前策定事業に700万円▽学校にICT支援員(専門業者委託)を派遣する事業に484万円▽子ども体験学習事業に91万5000円▽介護人材確保推進プロジェクト事業に39万4000円▽御坊総合運動公園長寿命化計画策定に800万円▽都市計画マスタープラン見直しに440万円などがある。
 主な継続事業は新庁舎建設事業に21億2902万円▽空き家再生等推進事業に4100万円▽学校施設トイレ環境整備事業(野口小)に1850万円▽学童保育事業に8085万円▽ファミリーサポート事業に1161万円▽18歳まで子ども医療費無料化に5400万円▽橋梁長寿命化修繕事業に4000万円-などがある。高齢者等に年間1万円分のチケットを配布する外出支援は対象年齢を80歳以上(世帯非課税)から75歳以上に拡充する。


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 25日 日高川漁協 日高川本流にアマゴ成魚放流

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 国保運営協が日裏勝己印南町長に答申


管内2カ所目 道成寺周辺に「まちなみの駅」 トイレや駐車場の休憩施設整備 〈2022年2月25日〉

2022年02月25日 08時30分00秒 | 記事


県下第1号の「まちなみの駅ごぼう」


 県が、令和4年度新規事業として御坊市藤田町藤井、道成寺周辺で「まちなみの駅」整備事業に着手する。道成寺は日高地方の観光拠点として全国に知られ、周辺にも熊野古道など観光資源が多いが、公衆トイレなど休憩施設がないため、御坊市の要望を受けた県が「まちなみの駅」を整備し、観光客らの利便性向上や地域の魅力発信などおもてなし環境を充実させる。県内では4カ所目、管内では県下第1号の小竹八幡神社前に次いで2カ所目。

 県は、平成26年度に魅力のある町並みを持つ地域の県道沿いに簡易な休憩施設を整備する「まちなみの駅」整備事業を創設。「道の駅」のような物販施設までは必要ないが、観光客誘客のために簡易な休憩施設がほしいという地域の課題に対応できる事業として県が公衆トイレや駐車場、地域住民が主体的に情報提供できる施設等を整備するもので、事業費は県と国が2分の1ずつ負担する。
 道成寺は、コロナ禍以前は国内外から年間15万人以上の観光客が訪れる日高地方の観光拠点で、周辺にも国史跡の愛徳山王子跡北東参詣道など多くの観光資源があり、熊野古道散策コースとして県や市主催のウォーキングイベントも行われているが、公衆トイレなど休憩施設がないことから市が県に「まちなみの駅」整備事業を要望し、県が令和4年度新規事業として着手することになった。
 開会中の2月県議会に提案している新年度当初予算に測量・設計費など2090万円を計上。整備場所はJR道成寺駅前の県道沿いなどで市が選定中。候補地は3カ所程度あり、いずれも民有地で今後、地権者との交渉がまとまれば県が用地を購入する。事業は3カ年計画で進め、4年度から5年度にかけて用地買収し、5年度から6年度にかけて公衆トイレや駐車場など施設を整備する。
 県下第1号のまちなみの駅は、御坊市の小竹八幡神社前に整備された「まちなみの駅ごぼう」。約6000万円かけて公衆トイレや駐車場を整備し、平成28年4月から供用開始。トイレは木造平屋(床面積69平方メートル)で男女別トイレ、オストメイトを備えた多目的トイレを設置し、外観は寺内町の景観に配慮した切妻屋根の和風造り。
 駐車場は普通車4台、身障者用1台、軽自動車2台が駐車できる。駐車場には寺内町の観光案内板を設置し、トイレには観光ポスターなどを張れる掲示板もある。維持管理は市が行い、市シルバー人材センターに週4回の清掃作業等を委託することで現在もきれいな環境を保っており、休憩場所として利用者から好評を得ている。


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 23日 稲原さんぽ道の会 「オンツツジ」100本植樹

日高川町 産総研の南海地震予知観測施設 南山に設置、今春供用開始へ

御坊市 公共下水道事業御坊処理区計画見直し

 4年度公立高校一般出願状況発表

 

日裏勝己印南町長 3期目任期も折り返し 「コロナ対策講じ希望持てる町に」  〈2022年2月23日〉

2022年02月23日 08時30分00秒 | 記事


3期目の目玉事業でもある防災福祉センターの完成イメージ図を示しながら計画を説明する日裏町長


 印南町の日裏勝己町長(71)が、24日で3期目の任期折り返し点を迎える。町長としての真価が問われる3期目だが、この2年間は新型コロナウイルス感染症対策と支援に追われる行政運営を余儀なくされた。任期後半に突入するがしばらくはワクチンの3回目接種などコロナ対策が重点となりそうだ。日裏町長は「コロナ対策とともに公約に掲げた『住みたい、住み続けたい』を実感できる希望が持てるまちづくりの実現に向けて中学校統合をはじめ各種施策に全力を上げたい」と力を込める。
 3期目は2期目に掲げた(1)住みたい・住み続けたい(2)子育て・教育の充実(3)強靱で安全・安心(4)思いやりと安らぎ(5)地域産業が輝きにぎわい-を実感できるまちづくりの取り組みをさらに進め「希望のある町」をスローガンに「希望を持てる5つのまちづくり」が公約の柱だ。
 無投票当選で3選を果たし、3期目突入直後から新型コロナウイルス感染拡大が始まり、コロナ対策や支援策に追われた。コロナ対策ではワクチン接種を希望する12歳以上の2回目接種を県下市町で最速で進め、3回目接種でも22日現在で接種率50%を超え全国でもトップクラスの接種率を誇る。日裏町長は「医療従事者をはじめ、職員、町民皆さんの協力のおかげ」と感謝する。支援策としては町内で使える「オールいなみ元気にかえる応援券」配布事業を2回行い、合わせて町内全世帯に8万円分の応援券を配布。新たに5万円分の配布も決まっている。
 コロナ対策とともに各種施策の取り組みも。「住みたい・住み続けたい」では、人口減少対策として令和元年から取り組んでいる宅地化を促すた高台に水道管などを整備する未来投資事業を推進。「子育て・教育の充実」では、日高地方でいち早く小中学校のICT教育環境を整えたほか、委員会を設置し中学校統合に向けた取り組みをスタート。「強靱で安全・安心」では、南海トラフ巨大地震などによる津波被害に備え、浸水地域にある町社会福祉協議会が入る町福祉センター施設を町役場近くの高台に移転し、防災の拠点と福祉の拠点を併せ持つ複合的な施設「防災福祉センター(仮称)」を計画、来年度中の建設をめざしている。「思いやりと安らぎ」では県福祉事業団が運営する障害者グループホームを西ノ地地内に誘致、開所した。
 日裏町長は「初出馬の時に掲げた『住民目線で町民創意の町政』をあらためて胸に刻み、住民の声をしっかり聞き、それを職員と吟味して町を発展させるための施策につなげ『住み続けたい、住んでみたい』と思っていただけるまちづくりを先頭に立って進め、希望を持てる町を創っていくため全力で頑張りたい」と身を引き締める。


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「郷土の誇り未来へ」作文コンクール 出口康太君(日高高)、川口智也君(日高附属中)最優秀賞受賞

21日 名屋地内で民家など5棟全焼

御坊広域行政事務組合議会 汚泥再生処理センター建設着工予算案審議

 松本秀司日高町長ら6人 建設部長に陳情書提出


サイクリングイベントに70人 風光明媚な日高地方駆け抜ける 〈2022年2月22日〉

2022年02月22日 08時30分00秒 | 記事


椿山ダム湖と山々を臨みながら日高路を駆け抜ける


エイドステーションでジャンケン勝負で親睦を深める愛好家


 サイクリングイベント「じゃんけんライドin御坊市」が20日、御坊市、日高川町、印南町など90キロのコースで行われ、県内外の愛好家ら70人が風光明媚な日高地方を駆け抜けた。途中に設けられたポイント「エイドステーション」では地元特産品などかけたジャンケン勝負で親ぼくを深めた。愛好家らは日高路で愛してやまないサイクリングを楽しみ、自転車への熱い思いで北風吹きすさぶ寒さとコロナ禍を吹き飛ばした。

 サイクリングツアーやイベントなど手掛けている(株)オレンジフィット=大阪府箕面市、平野由香里代表=主催のイベント。小学生から70代の愛好家らが自慢の愛車で御坊市立体育館をスタートし、日高地方を走った。コースは日高川に沿って日高川町を東に向かい田辺市龍神村を経由、印南町から北上し市立体育館がゴール。愛好家らは日高川や紀伊山地の山々など日高地方ならではの山紫水明を満喫しながらペダルをこぎ息を弾ませた。日高川町の美山地区では小雪が舞い、より一層美しいローケーションとなり愛好家らは感激。印南町からは美しい海岸線を左手に臨みながら国道42号を北へ駆け抜け、市立体育館をめざした。コース途中のエイドステーションは日高川町の道の駅SanPin中津、日高川レイクブリッジ、印南町かえるの港の3カ所に設けられ、愛好家らは景品ゲットへジャンケン。平野さんとはスイートポテト、つりがねまんじゅう、ぜんざいをかけて勝負。また参加者同士でもジャンケンし、上位3人にイベント無料参加券が贈られるジャンケンシールを奪い合って交流を深め、楽しいひとときを過ごした。
 奈良県から参加した加川雅彦さん(46)は「和歌山で初めてのサイクリング。川は清く、山は深く景色が最高。大好きな自転車で和歌山の魅力を堪能しています」と笑顔がはじけた。


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 湯川町富安地内で河津桜咲く

 日高町 1人暮らし75歳以上の高齢者対象に救急医療情報キット活用呼びかけ

 U20選抜競歩大会 大家利公君(田辺工)10㌔競歩で準優勝

 和高専 献血学習行う


ひだか病院 25日夕~28日朝 救急診療停止 電子カルテ更新に伴う安全確保 〈2022年2月20日〉

2022年02月20日 08時30分00秒 | 記事


病院各所に診療停止の張り紙をして周知


 御坊市外5ヶ町病院経営事務組合が経営する「ひだか病院」(尾崎文教院長)は、電子カルテシステム(病院総合情報システム)更新作業に伴い、25日午後5時から28日午前8時30分まで全ての救急診療を停止する。作業中の医療安全を確保するためで、期間中の救急対応については近隣病院や医師会、消防等に協力を依頼し、地域住民に「ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします」と呼びかけている。

 電子カルテシステムは平成24年12月に初導入し、9年が経過。通常は5~7年で更新するため、当初は令和2年度更新を予定していたが、感染拡大した新型コロナに対応するため、先延ばしにしていた。10年目を迎え、カルテサーバの容量不足や保守部品の枯渇、システム保守サポートの課題など問題が生じ始めたため、今年度で最新のシステムに更新する。
 昨年9月から順次更新作業を進めており、最後の仕上げとしてデータ移行や端末約500台、プリンター約120台など関連機器を取り替える。医療安全を確保する観点から作業中は診療できないため、25日午後5時から28日午前8時30分まで全ての救急診療を停止し、この間に更新作業を済ませ、28日午前8時30分から新システムを稼動させた診療を再開する。
 土曜日、日曜日の昼夜1日平均の救急診療件数は20件あり、うち小児救急(土曜日午後3時~午後8時)が4~5件、休日急患診療(日曜日午前10時~午後4時)が4件程度。救急診療を停止する間の救急患者については他の医療機関で受け入れてもらう必要があるため、近隣の北出病院、北裏病院、和歌山病院をはじめ日高医師会、県内医療機関、御坊市・日高広域両消防本部等に協力を依頼。病院内各所に張り紙を張るなど地域住民に協力を呼びかけている。
 新システムは医療安全への対応を強化するため、最新の化学療法計算式を使うことで医師からスタッフにより正確な指示を出すことができたり、看護師が行う体温や血圧、血中酸素濃度など測定数値を専用装置で入力できることから誤入力を防げるなどメリットがあるほか、システムの利便性・安定性の向上、情報共有の推進、病院スタッフの勤務管理など働き方改革にもつながる。更新契約額は8億106万4759円(税込み)。契約先は日本電気(株)和歌山支店、セイコーメディカル(株)、(株)大黒。


 その他の主なニュース

 18日夜 由良でサプライズ花火

 みーやちゃんフォトコンテスト28日締め切り

 スケートパーク整備建設実現に向け官民で協議開始

 第4回高専防災コンテストで和高専防災RPGが最優秀賞


2022年1月 データバンク

2022年02月20日 08時29分59秒 | データバンク

1日
道成寺で天音太鼓初打ち

2日
みちしおの湯で新春イベント

3日
下阿田木神社お弓神事

4日
美浜・日高両町で成人式管内7市町仕事始め式新春賀礼祭

7日
エコメッセージ絵画コンクールで湯川小の古田歩夢君が環境大臣賞日高川防災センターで阪神淡路大震災パネル展日高中テニスコート落成式

8日
由良統合小校名募集新風会新年事務所開き

9日
御坊市・由良・日高川・印南各町で成人式御坊市が自治体DX推進事業着手小竹、山口神社で十日えびす

11日
御坊にスケートパークJA紀州農機初荷出発式

13日
全日本中学Sテニス県選抜に日高勢8人ボナペティ・ヤナギヤ宮所忠喜さんがソムリエ資格取得御坊市新庁舎建設特別委コロナ新規感染者2日連続過去最多全国ゲートボール県予選

14日
県道御坊中津線川辺区間改良完了福井工大・井元勘太選手=湯川中出身=学生野球表彰博愛会デイサービスセンター春日新築工事安全祈願祭美浜区長会が空き家対策など要望御坊行財政改革懇話会

15日
フリージャーナリスト新井淳蔵さん=ロス在住=が寺内町会館に和田勇氏肖像画寄贈ユーチューブで上初湯川ふれあいの家紹介和大生美浜訪問

17日
印南子ども園・小中学校地震津波避難訓練広域消防林野火災訓練

18日
仁坂知事コロナで県民に訴え由良町が岡山県総社市と災害協定

19日
印南商工会スタンプラリー抽選会

20日
日高川町玄子の円通寺・豊嶋英雄住職寒行日高川河川敷ゴルフ場利用促進へLコンペ美浜計画道路2路線廃止日高地方シルバー人材センター6団体が県下初の意見交換会

21日
黎明会リハロボット療法開始全日本写連県本部秋の撮影会で山口正英さん=美浜町=ら最優秀

22日
由良港減災対策でケーソン据え付け県高校剣道新人大会で日高勢活躍県立中学入試

23日
御坊ふるさと納税10億円突破美浜卓球クラブ3選手が全国ホープス大会県選抜入り由良里地区屋形改修

25日
和歌山誘電工場増設

26日
印南上野山町道拡幅整備小学生サッカー日高予選由良一行詩入賞者決定印南駅無人化へ新極真会錬成大会で御坊道場勢5部門V

27日
松本秀司日高町長が3選出馬表明南山公園管理棟改修、再移転由良ワカメ天日干し特急くろしお全席指定に県が重点措置適用要請へ

28日
日高川町防災士取得率県下トップ御坊警察署管内2021年犯罪情勢日本食品衛生協会長表彰に更井喜作さん=日高川町お宿喜作=と居酒屋ふみ=御坊市=選抜高校野球で市和歌山の松村祥吾選手=河南中・由良シニア=、岡久魁里選手=同・御坊中野球部=、大阪桐蔭の大前圭右選手=御坊中・日高マリナーズ=に吉報

29日
シュウシャイナー野尻悠貴さんが日高地方に皮製品美容室全日本小中学生ロボフェスで久保愛琉さん=御坊小=特別賞管内6町で孤立集落通信訓練

31日
由良町がかつらぎ町と災害応援協定


かわまちづくり計画 多目的広場やアウトドア利用 国に申請し、早期実現めざす 〈2022年2月19日〉

2022年02月19日 08時30分00秒 | 記事


野口橋~野口新橋間の日高川右岸河川敷利活用へ


 県が樹木伐採事業を行った野口橋~野口新橋間の日高川右岸河川敷(低水護岸、約3・2ヘクタール)の利活用に向け、県、御坊市、地元区、関係団体でつくる「日高川かわまちづくり協議会」の第3回会議が、17日に日高振興局で開かれ、整備計画概要をまとめた。多目的利用、アウトドア利用、駐車場、親水利用の4つのゾーンがあり、4月以降に国の「かわまちづくり」支援制度への申請、整備内容の具体化を進め、早期の事業化、実現をめざす。

 樹木伐採事業できれいに整地された河川敷環境を維持し、魅力ある空間づくりをめざそうと、県、日高振興局、御坊市、藤井区、出島区、日高川漁協、御坊商工会議所、市観光協会で協議会をつくり、国の「かわまちづくり」支援制度を活用し、民間参入を視野に入れた利活用、整備手法を検討。この日の会議で計画のコンセプト、目標、利活用イメージ、整備主体など概要をまとめた。
 多目的利用、アウトドア利用、駐車場、親水利用の4つのゾーンに分け、河川敷のほぼ中央に駐車場を整備し、そこから上流の野口橋上流付近までを多目的利用ゾーン、下流の野口新橋までをアウトドアゾーンとしてそれぞれ広場を整備し、河川敷前の日高川は親水利用ゾーンとする。整備主体は高水護岸補強や進入路整備は県▽多目的広場や駐車場、園路、インフラ(トイレ、水道、電気)整備は市▽アウトドアゾーンの広場整備は民間とした。
 利活用案は多目的利用ゾーンはイベント広場や公園、グラウンドゴルフなど地域住民の利用、ドローン練習場、農園など。アウトドアゾーンは四輪バギーやスケートボードなどスポーツ利用、キャンプ場などアウトドア利用。親水利用ゾーンは、カヌーやサップ(水上スポーツの一種)などウオータースポーツ、釣り-など。市が行ったサウンディング調査ではサバイバルキャンプ場、教育旅行の体験場所、オフロードコース、フットサル、サッカー場など意見があった。
 今後は、協議会事務局を県から市に移し、4月以降にハード、ソフト両面から支援を受けられる国制度への登録申請を行う。これと並行して事業に参画する民間事業者の公募、各事業主体での整備内容の具体化などに取り組みながら早期事業化をめざす。日高川増水時の浸水が前提のため、過度な事業費はかけられないが、それでも億単位は必要になりそうで、市の財源確保が課題となるほか、アウトドアゾーンの整備に手を挙げる民間事業者があるか未知数なところもある。
 三浦市長は「今後具体化を進めていくが、イメージ通りに進めていけるよう努力したい」、県は「計画を実現できるように県としてもパックアップしていく。計画のフォローアップ、ニーズを聞く場も適宜設けたい。ここをモデルに他の地域でも取り組めれば」とした。委員から「絵に描いた餅にならないようにしてほしい」との意見があったほか、市や市議会から県に再三要望している堆積土砂しゅんせつについても強い要望があった。


 その他の主なニュース

 第46回 「ごはん・お米とわたし」図画コンクールで西岡健成君(志賀小)全国優秀賞受賞

 印南町 ワクチン3回目接種率35%

 美浜町 上田井北側津波避難築山整備完成6月末

日高町青少年健全育成標語一席 熊代爽佑君(志賀小)、原優心さん(日高中)、青木雅子さん(高家)が受賞

 

日高川町議選 新人・山本芳徳氏(江川)立候補表明 〈2022年2月18日〉

2022年02月18日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(4月30日)に伴い、4月12日告示、17日に投開票される日高川町議会議員選挙(定数12)まで2カ月となった17日、以前から新人擁立に動いてきた江川区から無所属新人の農業、山本芳徳氏(46)が立候補を表明。山本氏の出馬で、立候補予定者は、現職11人と新人1人の定数ちょうどになった。定数割れを回避する形となり、さらに中津地区では20歳代男性会社員が出馬に意欲をみせており、他でも新人擁立の動向が注目される。

 平成18年以来の議員空白が続く町内3番目の大票田(526人)の江川区は久留米啓史町長の地元。前回も新人擁立の動きを見せていたが「地元として議員を誕生させて町長を支えたい」との思いから、擁立に積極的に動いてきた。山本氏は、丹生中から日高高、京都学園大学卒業後に自動車会社ディーラーを11年間務め、人材派遣会社コーディネーターを経て地元で農業に従事している。
 山本氏は「定数割れの状況などは関係なく、地元の江川区に議員が必要だと感じていた。また働く世代を代表して自分が立候補することで、同世代や若い世代が議員に興味を持って立候補しやすい環境をつくりたかった。世代が違えば感覚に温度差もあり、若い世代の声を直接、議会に届ける。親世代とも若者とも話ができる橋渡し役となって幅広い年代の意見を聴きたい」と話し、若者の地元離れを解消するために宅地や借家不足の解消、独居高齢者を訪問して見守れる環境づくりや集まれる場所をさらに充実させることを働きかけたいと抱負を語った。
 町議選は、定数を削減した8年前に定数12で初めて執行されたが、わずか1人の超過。4年前の前回も無投票当選の極めて低調な町議選挙が続いている。昨年末には現職の小畑貞夫氏(65)=皆瀬、3期目=が不出馬を表明。残る現職11人は出馬の意向を示しているが、山本氏の立候補表明でようやく定数ちょうど。美山の笠松地区からも50歳男性が立候補するとの噂があったが本人は完全に否定。一方で中津地区から20歳代男性会社員が立候補に前向きな意向を示しており、状況次第では8年ぶりの選挙戦に突入する可能性も出てきた。


 その他の主なニュース

御坊市新庁舎工事フェンスに御坊の歴史紹介する看板設置

読書感想画コンクール県審査高校の部で新井真菜さん(日高)優秀賞

日高広域消防が多数傷病者シミュレーション訓練実施

由良町区長会定例会、会長に内芝善明氏(小引)再選


農産漁村女性活躍表彰 県林研グループ部会が林野庁長官賞 日高川町女性ら中心に林業振興貢献 〈2022年2月17日〉

2022年02月17日 08時30分00秒 | 記事


押し花マグネット作り体験など女性ならではの発想で
「木」の良さをPR


 令和3年度農山村漁村女性活躍表彰の受賞者が発表され、林野庁長官賞に、日高川町内の女性らを中心に活動する県林業研究グループ連絡協議会女性林研部会が県内で初めて選ばれた。同部会は、女性ならではの視点でヒノキの間伐材を活用した「押し花マグネット」を開発し、日高川町農業祭やフォレスト祭、紀美野町、田辺市などのイベントで体験指導して「木」の良さをPR。小学校での森林林業教室、高校生への特用林産物学習などで森林や林業の魅力を発信したことが認められた。

 女性林研部会は、会長の原見知子さん=日高川町大又=はじめ、会員20人のうち日高川町を中心に14人の管内女性が参加。多くの人に和歌山の「木」の良さをPRしたいと、それまでは廃棄されていたヒノキの間伐材を活用した「押し花マグネット」を考え、平成15年度から体験指導を始めた。県内産ヒノキの間伐材を土台に草花の押し花を飾り付けたもので、平成23年の第62回全国植樹祭の記念品として県を訪れた参加者らに3600個を配り、地元日高川町の農業祭やフォレスト祭などの体験指導で毎年約700個のマグネットを通じてPRしている。
 森林・林業教室では、平成21年度に県の緑育推進事業の指導者に登録され、小学校での教室活動に加え、26年度からは南部高龍神分校、創造芸術高などで教室を開き、高校生と一緒にシイタケや山椒などの特用林産物、山村の暮らしについて学ぶ場を提供。就業の選択肢に林業を考えてもらう機会づくりで林業のPRを継続的に発信している。
 ヒノキをかんなで削る時に出る「かんなくず」を花に象ったコサージュ(かんなリボン)の作製など、女性ならではの視点と発想を生かして森林や林業、山の魅力を森に関わる人以外にも発信し、地域に活力を与えたことが評価された。原見会長は「取り組みを通して、子ども達が学校では学べない森林や林業のことを知ってもらう取り組みが評価されてうれしいです。地元の日高川町はじめ紀美野町や田辺市を拠点に山のことを知ってもらう活動を今後も継続していきたい」と話している。


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