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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

「ふるさと観光学習・観光みらい文」最優秀賞に亀井君、久保田君、田渕さん 〈2019年2月28日〉

2019年02月28日 08時30分00秒 | 記事

 日高広域観光振興協議会(金﨑昭仁会長)が、平成30年度新規事業で日高地方の小中学生を対象に募集した「ふるさと観光学習・観光みらい文」の入賞者を発表。196作品の応募があり、一次審査と最終審査で亀井蒼空君(比井小2年)の「見学したよ」、久保田陸斗君(印南小6年)の「川又観音について」、田渕夏希さん(日高高校附属中2年)の「美浜の松」を最優秀賞に選んだ。ほかに同協議会長奨励賞1人、優秀賞6人。表彰式は3日午後4時から日高振興局別館で行う。

 未来を担う子どもたちに地元の良さ、魅力を知ってもらい、将来はそれを発信してもらう観光大使の役割を担ってほしいと、管内7市町別に開催した「ふるさと観光学習・観光ゼミナール」の参加者も含め管内小中学生を対象に、デミナールに参加した感想、今後の観光で生かせるアイデアや提言を募った。小学生低学年、同高学年、中学生の3部門でそれぞれ最優秀賞1点、全体の中から協議会長奨励賞1点、優秀賞6点を選んだ。入賞者に副賞(洋菓子、和菓子等の詰め合わせ5000円相当)応募者全員に参加賞を贈る。
 最優秀賞の亀井君は生活体験学習で道成寺、レストラン雲水を見学したことをテーマに「うん水でつりがねまんじゅうづくりを見せてもらいました。きかいがすごいと思いました。百年も前からつくっているのがすごいと思いました。とてもおいしかったです」「道じょう寺はぶつぞうがいっぱいあってびっくりしました。絵のお話もよくわかりました」などの感想を書いている。
 久保田君は印南町真妻の川又観音の良いところ、課題を挙げ、より多くの人に来てもらえる取り組みとして「まず川又観音の周りの道を整備すれば、川又観音に行く気も出てくると思います。そして川又観音の周りにカフェをつくったら若者も集まってきて観光客も増えると思います。川又観音の菱の滝の水でコーヒーをつくったらいいとおもいます」と提言している。
 田渕さんは、自分が住んでいる美浜町の松林を取り上げ、魅力として「一つ目は空気がきれい。自然に囲まれながら遊んだり、運動したりすると、とても気持ちいいです」「二つ目はたくさんの生物を見ることができる」と紹介。課題として昼間も薄暗いこと、整備ができていないことを挙げ「観光客が訪れたいと感じてくれる松林を目標に清掃活動に力を入れてほしい。また、松林の情報をもっと発信することが必要。美浜町のシンボルとも言える松林が今よりも活性化することを強く願っています」との想いを書いている。
 他の入賞者は次の皆さん。
【協議会長奨励賞】谷口陽菜(清流小5年)かえる橋とかんガエル印南町のみらい。
【奨励賞】岡田朝陽(印南小6年)川又観音のことを知って▽中野哲(同)堤防や、今ある自然を利用して▽星谷朱音(同)カエル橋のことを学んで▽岡美月(南部小5年)観光客がふえるためには▽芝田いちな(日高高校附属中2年)かえる橋をより良く▽湯川楓花(同)思い出の場所に元気を。


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「残された任期を全力で取り組む」 2期目の印南町・日裏町長、3選出馬は? 〈2019年2月27日〉

2019年02月27日 08時30分00秒 | 記事

「残された任期を全力で取り組む」と語る日裏町長


 印南町の日裏勝己町長(68)は2期目も3年を過ぎ、任期満了(2020年2月23日)に伴う印南町長選挙まで1年を切った。3選出馬するのか注目の去就については本紙の取材に対し、日裏町長は「今のタイミングで言う立場にない。残りの任期を全力で取り組むだけ」と明言を避けた。現時点で新人出馬の動きはなく、日裏町長の態度表明待ちの状況。前回の出馬表明は9月議会だったこともあり、態度表明は秋めくころになりそうだ。

 日裏町長は「『住みたい、住み続けたい』を実感できるまちづくり」に加え、「『子育て・教育の充実』を実感できるまちづくり」「『強靱で安心・安全』を実感できるまちづくり」「『思いやりと安らぎ』を実感できるまちづくり」「『地域産業が輝き賑わい』を実感できるまちづくり」-の、実感できる5つのまちづくりを公約の柱に掲げ、平成28年2月7日執行の町長選で新人を退け再選。
 2期目では、若者や子育て世帯を中心とした定住・移住促進施策の一環で課題だった住居確保に向けて1期目に導入した賃貸住宅建設を条件に町有地を売却する事業の第2弾として同町南谷、町営住宅切山第一団地の一部跡地とゲートボール場(2344・39平方メートル)を売却。来年度には住宅が建設され入居開始となる予定で、さらに若者定住策(新築助成や家賃補助)も拡充。1年間の人口増減率は県下7位、人口千人当たりの出生数5位など取り組み効果が数値となって表れてきている。
 他にも県下でいち早く5歳児の保育料を無料化し10年義務教育化を導入したほか、4中学校の空調整備を完了させ、4小学校も導入に向けて工事は入札済みで今年7月からの供用開始をめざすなど子育て・教育の充実にも取り組み、防災面ではICT(ドローンやテレキャスターなど)を活用した防災力向上、1期目から力を入れている避難道の整備、公共施設の長寿命化に継続してあたり、大規模災害時に備え、防災拠点となる新庁舎も建設。
 日裏町長は公約実現に向けてさらに施策を推し進めたいとし、平成31年度当初予算にその思いを反映。「議会をはじめ町民、職員の協力を得ながら『ワンランクアップの印南町を実感できるまちづくり』を実現させるためにも残された任期を全力で取り組むだけ」と話した。


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2019年1月 データバンク

2019年02月27日 08時29分00秒 | データバンク

3日
日高川町・下阿田木神社でお弓行事

4日
官公庁仕事始め式管内トップ切り美浜・日高両町で成人式、日高町で消防出初め式御坊商工会議所新年賀礼会

5日
御坊市内2カ所目の名屋地区津波避難タワー完成

6日
印南・由良町長で消防出初め式

7日
御坊市、美浜・日高川両町で消防出初め式美浜町長選に新人、籔内美和子さん出馬表明

8日
日高町議選立候補予定者説明会に11陣営

9日
管内神社でえびす祭御坊日高博覧会実行委員会が「おんぱく2019」日程発表

10日
御坊市のふるさと納税・目標2億円突破美浜町長選立候補予定者説明会に2陣営、同町議選に9陣営

11日
日高川町和佐、(株)たにぐち和歌山工場で冷凍冷蔵製品倉庫等増築の地鎮祭

13日
御坊市議選告示、定数2超過の16人立候補御坊市、由良・日高川・印南各町で成人式

14日
美浜町長選で現職・森下誠史氏、新人・籔内美和子さんの両陣営が後援会事務所開き由良町・興国寺で天狗まつり

15日
日高川町が土生の旧薬草試験場跡地購入へ

17日
日高町が日高地方石油協同組合と大規模災害時支援協定締結由良町議選立候補予定者説明会に13陣営御坊市塩屋町北塩屋の県道で地元女性高齢者はねられ死亡

18日
3月23日初寄港の「飛鳥Ⅱ」おもてなしイベント概要決まる

19日
御坊市のGO!GOBOプロジェクト協議会の宮子姫チームが先行体験イベント御坊市の名屋地区津波避難タワー竣工式

20日
御坊市議選で現職12人、新人2人当選日高地方駅伝競争大会で御坊市が3年ぶり12回目優勝

21日
日高川町の国保川上診療所で県立医大との遠隔治療実証実験

24日
由良町・興国寺で総合消防演習

25日
日高川町・道成寺で総合消防演習高校野球センバツ大会出場校決定・管内出身選手に吉報

26日
紀州鉄道と千葉県・銚子電気鉄道が活性化でコラボの取り組み開始県立中学校で入学者選考検査市民教養講座で全盲のテノール歌手・新垣勉さん講演御坊市・日高別院で消防総合演習

27日
由良町・県立白崎青少年の家ですいせん祭

29日
日高町議選告示、定数1超過の12人立候補

31日
和高専で推薦入試合格者発表


二階怜子さん偲ぶ会「朗らかで慕われ、政治家の妻の鑑」 大島、菅、王、杉さんら5千人参列 〈2019年2月26日〉

2019年02月26日 08時30分00秒 | 記事

献花台にカーベラを手向ける二階幹事長


 二階俊博自民党幹事長の妻で、昨年12月26日に77歳で死去した二階怜子さんを偲ぶ会は23日、御坊市民文化会館大ホールで執り行われ、政界要人ら各界著名人をはじめ地元関係者や後援会、一般ら5千人(主催者発表)が参列。政治家の妻、3人の息子の母親として二階幹事長、二階家を支え、朗らかで明るく誰からも愛され、慕われた怜子さんの在りし日の姿を偲びながら遺影の置かれた献花台に怜子さんが大好きだったガーベラ(御坊産)を手向け、安らかな冥福を祈った。

 政界から大島理森衆議院議長、総理代理の菅義偉内閣官房長官、伊吹文明元衆院議長、武部勤元党幹事長、斉藤鉄夫公明党幹事長、世耕弘成経産相、石田真敏総務相、片山さつき地方創生相、岸田文雄党政調会長、古賀誠宏池会名誉会長、小泉進次郎、細野豪志両代議士ら与野党国会議員に加え、財界関係者、駐日大使ら外国要人、王貞治ソフトバンクホークス会長、俳優の杉良太郎さんをはじめ県内首長・議員、一般の参列者が訪れ、会場は立錐の余地もなく、外には順番を待つ人で長蛇の列ができた。
 冒頭、怜子さんの幼少期から二階幹事長との出会い、結婚、政治家の妻、3人の息子を育てた母親としての一生を映像で振り返るとともに「主人は政治の仕事をするために生まれてきたような人」「選挙で事務所や後援会の方が必至に動き回ってくれているのを見て、主人の言うことは聞かないが、事務所や後援会の方の言うことは聞こう」など生前、インタビューを受けた際の音声も流された。
 実行委員会長で新風会長の榎本長治氏が怜子さんを紹介しながら「朗らかで明るく気さくな方で、誰からも愛され、慕われていた。精神的支柱として二階先生、ご家族を支えられた」と開会のあいさつを行い、故人を偲び黙とうを捧げた。
 続いて仁坂吉伸知事が「怜子さんは地元を歩き、選挙区の人たちと数多くのご縁を紡いできた。まさに政治家の妻の鑑。怜子さんが愛してくださった和歌山をさらに発展させるため、残された私たちが全力を尽くしたい」、二階幹事長の友人代表で大島議長が「政治家の妻、3人のご子息の母親とし、理想的な人」、家族ぐるみの付き合いがあった武部元幹事長が「怜子さんがおられたから二階先生の今日がある」、怜子さんの友人代表で川湯温泉冨士屋女将の小渕祥子さんが「いつもたくさんの元気、笑顔をありがとう」と追悼の言葉を述べた。
 二階幹事長は「遠いこの地までおいでいただきましたご厚意に対し、私どもはなんと申し上げて良いかわかりませんが、おそらく故人も心の底から手を合わせていると思います。残された私たち家族一同、力を合わせ、皆さまからちょうだいしましたお心、ご恩に報いるため、これからもそれぞれのポジションでしっかり頑張ります」と謝辞を述べたあと、親族、特別来賓、来賓、後援会、一般の順にガーベラを手向けた。


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GOBO先行体験イベント、 飛鳥Ⅱ乗船客に「花のまち」PR 〈2019年2月24日〉

2019年02月24日 08時30分00秒 | 記事

 花の体験コーナーで花のまちPR
(写真はハーバリウム、フラワーアレンジメント)


 御坊市の「わがまち魅力発信事業」GO!GOBOプロジェクト協議会(会長・龍神康宏副市長)の「花」チームが、先行体験イベントとして3月23日に日高港に初寄港する国内最大クルーズ客船「飛鳥Ⅱ」の乗船客を対象に「花の体験コーナー『フラワードリームスペース(花・夢・空間)inごぼう』」を実施する。全国一の生産量を誇るスターチス、カスミソウをはじめ、ガーベラ、バラ、カーネーションなどで彩った花回廊をつくり、花を使った各種体験を用意し「花のまち御坊」をPRする。

 花チームは飛鳥Ⅱの初寄港にあわせ、各種花の生産が一番多いこの時期を最大限生かし、県外から訪れる乗船客に「花のまち」をアピールしようと、飛鳥Ⅱのおもてなしイベント会場に特設テントを用意し、入港の午前8時から出港の午後1時まで各種体験イベントを実施する。
 テントの中にスターチス、カスミソウ、ガーベラ、バラ、スカビオサ、トルコキキョウ、カーネーション、スイートピーなどをふんだんに使って天井、サイド、足もと全体を花で彩った花の夢空間「花回廊」を設け、インスタ映えを狙ってスターチスで飾り付けした「顔出しパネル」も置き、楽しんでもらう。
 体験コーナーは花チームメンバーの3人が講師を務める。「お花でつながる癒しの空間・香華」=御坊市湯川町財部=の垣森千晶さんがドライフラワーやプリザーブドフラワーをガラスボトルに詰めるハーバリウム体験。ハンドメイドアクセサリーのサークル「ぴこらとり」の日浦あゆみさん=日高町志賀=がスターチスをメインに髪飾りやピアスなどをつくるオリジナルアクセサリー体験。「プリザーブドフラワーのお店、ラ・フローレ」=美浜町和田=の新田好美さんが各種花を使ったフラワーアレンジメント体験を行う。
 3つの体験コーナーは乗船客対象に行うが、花回廊の見学、写真撮影は一般のイベント参加者も自由にできる。乗船客先着300人にはスターチスの花束をプレゼントするほか、JA紀州が花や農産物の販売も行う。市企画課は「スターチス、カスミソウだけでなく、いろいろな花が生産されていることを大いにアピールし、花のまちごぼうを売り出したい」としている。
 魅力発信事業は、着実に御坊に愛着を持つ人を増やそうと「100万人が1回来る御坊ではなく、1万人が100回来る御坊へ」をコンセプトに「花」「宮子姫」「アウトドア&食」「紀州鉄道」の4チームが体験プログラムを開発し、来年度から商品化してプロモーション活動を展開。先行体験イベントは「宮子姫」「アウトドア&食」は実施済み。「紀州鉄道」は3月2日から17日まで駄菓子列車を運行する。


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柏木御坊市長会見 新年度予算発表 新庁舎建設着手、防災無線5億円 消防指令3億円も 〈2019年2月23日〉

2019年02月23日 08時30分00秒 | 記事

 上程議案を発表する柏木市長


 柏木征夫御坊市長は22日の定例記者会見で、3月1日開会の3月定例議会に提案する議案19件を発表。2019年度一般会計当初予算は134億9535万9000円で前年度比8%増。現在地での建て替えが決まった新庁舎建設事業に着手し、関連予算1億7043万円を計上したほか、老朽化した防災行政無線施設デジタル化に5億1000万円、市消防本部高機能消防指令センター総合整備事業に2億7900万円、管内初実施の産婦健康診査・産後ケアなど安全な暮らしの確保、子育て環境の充実に重点を置いている。

 一般会計当初予算は新庁舎建設や防災無線、消防司令の設備更新を行うため、前年度より約8億円増。これに伴う財源不足を補うため、財政調整基金から6億8500万円を取り崩す。当初予算での取り崩しは6年連続で、19年度末残高見込みは5億731万円。18年度決算で5億円程度の余剰金が見込まれることから10億円程度残る計算だが、財政状況は厳しい。
 新庁舎建設事業は今年度で基本計画を策定し、新年度から着手。基本設計業務委託費9970万円、発注者支援業務委託4950万円、地質調査業務委託費990万円など計1億7043万円を計上。4月から基本設計業者を公募、6月に選定する。7月~12月に設計を行い、来年1月~6月に実施設計と建設工事の業者公募と選定を行う。その後21年度にかけて建設工事を行い、22年4月完成、6月供用開始予定。
 防災行政無線はアナログ無線システムで市役所に基地局(親局)市内99カ所に子局を設置しているが、導入後30年以上が経過し、22年度から旧規格の無線装置は使用できないため、最新のデジタル無線システムに更新。今年度に着手し設計等を行っており、19年度は5億1000万円で基地局の更新、再送信子局2カ所の新設、子局20局程度を更新。2020年度は5億400万円で残りの子局を更新し、21年春供用開始をめざす。子局は約60カ所に減る予定。
 市消防本部高機能消防指令センター総合整備事業は現在の消防緊急通信指令システムが02年度に整備し、17年が経過。13年度に情報系装置の部分改修で運用しているが、コンピューターの老朽化や性能低下などで今後、緊急通報受信、出動司令、無線通信等に支障を来すことが懸念されるため全面更新し、市民からの緊急通報、現場活動に万全を期す。2億7900万円を計上、19年度で整備し、来春供用開始予定。
 管内初実施の産婦健診は産後2~4週間前後に委託医療機関で健康診査を受ける際、1人につき1回、費用の約3割(上限5000円)助成し、対象者は年間200人を想定。産後ケアは出産後から産後4カ月未満の間、産院や助産所で心身の不調等で休養の必要がある産婦を対象に委託医療機関(病院、助産院)で母子への心身のケア、育児サポートを実施。宿泊型は上限7日間まで、デイサービス型は上限14回まで。
 このほか、新規事業は子育て支援応援プレミアム付商品券事業1300万円、風しん抗体検査・予防接種事業456万円、洪水・土砂災害ハザードマップ作成事業800万円。
 継続事業は給食センター昇降コンテナーイン消毒保管機等更新2億9465万7000円、市民文化会館改修5580万円(小ホール音響装置等)GO!GOBOプロジェクト事業1260万円、和田勇氏顕彰事業116万円、藤田子どもクラブ移設工事3100万円、18歳までの子ども医療費無料化5800万円、市道尾ノ崎下楠井6号線等道路交通安全事業4200万円など。

まず美人橋、岡ノ橋など6橋程度
対象19橋 長寿命化修繕事業着手

 新年度から橋りょう長寿命化修繕事業に着手。15年度から市道の橋210橋すべてを点検し、早期に対策が必要な早期措置段階が19橋あり、今年度中に優先順位をつけた修繕計画を策定し、これに基づき必要な修繕工事を行う。
 19年度は4000万円を計上し、まず北塩屋の国道425号御坊工業団地南交差点から御坊総合運動公園に向かう市道(第三次緊急輸送道路)にある王子川に架かる美人橋(延長20・6メートル)、通学路になっている湯川町財部の斉川に架かる岡ノ橋(同13メートル)ほか4橋程度で実施する。
 御坊大橋(同480メートル)はすでに耐震補強工事を実施中で、新年度に計上する2億9200万円を消化すれば事業が完了する。


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第9回日高川町フォトコンテスト 、権神貞夫さん(美浜町)連続大賞受賞 〈2019年2月22日〉

2019年02月22日 08時30分00秒 | 記事

 大賞に選ばれた権神さんの「紙吹雪」


 日高川町観光協会が、写真を通じて町の素晴らしさを再発見し、観光PRなどを目的に開催している第9回フォトコンテストの入賞者が決まり、紀道祭の獅子舞を撮影した権神貞夫さん(63)=美浜町田井=の「紙吹雪」が、2年連続の大賞に輝いた。金賞には堀内勇さん(橋本市)、銀賞には近藤雄一さん(日高川町)と児玉有一さん(同)が入賞したほか特別賞に2点を選んだ。

「日高川町の魅力」をテーマに、日高地方を中心に県内外の15人から37点の応募があった。今回も農林水産業や日々の生活などの作品応募を呼びかけたが、例年同様に祭礼や道成寺などが多かった。
 昨年、道成寺鐘供養会式のジャンジャカ踊りの大蛇を捉えた作品で大賞を獲得した権神さんは、今回は10月に紀道神社で行われた紀道祭で、赤い紙吹雪が舞う中の三百瀬若中獅子舞を撮影した「紙吹雪」で連続大賞を獲得した。賞金3万円と副賞の産品が贈られる。
 金賞(賞金2万円と副賞)には、満開の桜に染まる道成寺を撮影した堀内さんの「桜暖簾」。銀賞(賞金1万円と副賞)には、地元寒川特産のシイタケをアップで撮影した近藤さんの「山の恵み」と霧に包まれる椿山ダム湖の姿を写した児玉さんの「霧のダム湖」。特別賞には土生八幡神社の秋祭りを撮影した阪口成次さん(御坊市)と、椿山ダム湖のこいのぼりを撮影した堀啓子さん(大阪市)が入賞し、町特産品(5000円分)が贈られる。
 応募作品は町のPRポスターや観光パンフレットなどに使用される。


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消防団応援の店 来年度から導入 日高町で管内初の試み 〈2019年2月21日〉

2019年02月21日 08時30分00秒 | 記事

 「消防団応援の店」と書いた表示証のイメージ


 住民の生命と財産を守るため、日夜活動している消防団の活性化を促進するため、日高町は来年度から、団員に対して事業所や店舗等の協力で割引や優遇サービスを提供する制度「消防団応援の店」を設ける。日高地方では導入している自治体はなく、同町消防団(直川豊一団長、団員90人)の団員の継続的な確保とともに登録店のPRにも期待できる。

 消防団応援の店とは、地域防災の中核として活躍している消防団を、地域ぐるみで応援し、消防団員の活動環境の改善を図るため、賛同した事業所や店舗等の協力によって、消防団員やその家族らを対象に、その登録店から割引等のサービスを提供する制度。
 田端惠次前団長が提案していたが、まずは受ける側の事業者らがどういう反応かを把握する意味でも、昨年の町商工会総会開催時にアンケートを実施。その結果を同団幹部会議で取り上げ、取り扱うサービスにより提供できるかなどはあったが、ほぼ賛成で反応は良さそうだったため、町へ制度導入を要望。これを受け町は、独自の施策として要綱を定め、来年度から随時募集する方針にした。
 全国的に見ると、団員に持たせる制度の利用証があるが、日高町では費用面を抑えるため、登録店に団員の名簿を渡しておいて、団員が免許証など本人確認証を提示するようにし、店に掲示するための表示証(A5サイズ)も自作でラミネート加工して用意する。応援の店に登録すれば、店名や電話番号、サービス内容などを町ホームページ上にアップするため、掲載様式を担当同士で話し合っており、制度のPRチラシも作るなど導入開始へ準備している。
 この制度は消防庁が設けている全国版があるが、市町村独自の制度も各地で設けられており、県下でも田辺市や那智勝浦町など少なく、日高地方ではない。地域全体で消防団を応援する体制づくりを進めることで、応援店と消防団のイメージアップ、消防団員の士気の高揚と新規入団者の確保が図られ、さらには地域防災力の向上につながっていくものと考えられる。
 町内には、喫茶店やカフェ、居酒屋など飲食店があり、登録店のメインとなりそうで町は「団員へのサービス提供は内容とともに、その家族も含めるのかも各店自由に定めてもらう。準備している段階で、まだ登録店を募集していないが、社会貢献店舗としてイメージアップが図られ、新規顧客の獲得や宣伝効果もあると思われ、ぜひ登録を考えていただきたい」としている。


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御坊日高映画プロジェクト実行委、地域の知名度アップ、活性化に 映画「かけおち(仮)」製作協賛金大募集 〈2019年2月20日〉

2019年02月20日 08時30分00秒 | 記事

 美浜町吉原公園南松林をシナリオハンティングする前田プロデューサー
(右から2人目)と外山監督(左から2人目)ら(昨年5月)


 桐蔭高校出身の前田和紀氏(54)をプロデューサー、外山文治氏(38)を脚本・監督に、御坊日高をロケ地として目下製作が進む、映画「かけおち(仮)」。この映画づくりに官民一体で協力し、この地を観光資源として生かして地域の認知度アップや経済活性化につなげようと昨年末に発足した御坊日高映画プロジェクト実行委員会(阪本仁志実行委員長)は、製作陣を応援するため広く協賛金を募っている。

 映画「かけおち」は、かつてのクラスメートだった若い男女が偶然再会し、演劇を通じて次第に心を通わせていくが、恋に落ちたふたりはある事件を起こしてしまい、逃亡する。幸福とは何かを求め続けて逃げるふたりの物語。7月から撮影を開始し、来春に公開を予定している。
 前田プロデューサーは、和歌山市出身。京都映画祭運営委員を経て映画製作の道へと進む。和歌山市ロケ映画「ちょき」、太地町ロケ映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる」を製作・公開するなど和歌山の映画づくりに力を注ぎ、今回は紀北、紀南に続く紀中での映画づくりに挑む。
 外山監督は、福岡県出身。老老介護の厳しい現実と夫婦愛を描いた短編映画「此の岸のこと」で海外から高い評価を受け、シルバー世代の恋愛を明るく描いた長編デビュー作品「燦燦-さんさん-」は、ユナイテッド・シネマ主催「第6回シネマプロットコンペディション」でグランプリを獲得し映像化。全国38館で上映され「モントリオール世界映画祭2014」より正式招待を受けた。2017年夏には、芳根京子主演の「わさび」や吉行和子出演の「春なれや」を収録した短編作品集を世に送り出している。
 製作会社は、新世界合同会社。「先日ロケハンで御坊市をはじめ、和歌山の数々の名所を巡りました。御坊に残る情緒的な町並み、ディーゼル列車、遠く落ちてゆく夕陽、それぞれがとてもこの映画を深く物語ってくれると確信しました。その中でも道成寺の「安珍清姫」のストーリーと院主の語りはとても印象的なものでした。監督は今回の主人公の若い二人に何かシンクロさせるものを感じており、このストーリーを御坊市からスタートすることにしました。はかなくも二人の瑞々しい気持ちと和歌山の荘厳な景色がリンクするようなストーリーを私たちは目指しています」とスタッフら。
 映画製作協賛金は、一口5000円。法人なら10口以上、個人なら4口以上で、エンドロール掲載の特典がある。3月末日を当面の締め切りとし、目標金額は1000万円。阪本実行委員長は「御坊日高一丸となってこの映画を応援したい。多くの地元の方にご協力いただけると、製作陣には一番の励みになると思われます。御坊日高をイメージアップするいい機会。ぜひ大勢の方に応援、ご協力をお願いします」と呼びかけている。
 協賛金受け付けと問い合わせは、御坊商工会議所内、事務局(電話22・1008)へ。


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由良町議選、馬場博文氏3回目のトップ当選 〈2019年2月19日〉

2019年02月18日 00時05分00秒 | 記事

馬場氏、妻のきよ美さんを中央に万歳三唱でトップ当選を喜ぶ


 任期満了に伴う由良町議会議員選挙(定数10)は17日に投票、即日開票され、有権者の信任を得た新選良が決まった。定数2人超過の12人による少数激戦となり、現職の馬場博文氏(55)=衣奈=が582票を獲得し3回目のトップ当選で4選(うち1回は無投票)を飾った。新人の岩崎清和(65)=里=、現職の由良守生(59)=門前=両氏が涙をのんだ。当日有権者数は5046人(男2431・女2615)。投票者数は3962人(男1897・女2065)で、投票率は78・52%(男78・03%、女78・97%)で、前回を5・22ポイント下回り過去最低を更新した。無効73票。

国道42号水越峠改良実現を
笑顔の馬場氏 4期目へ決意新た

 衣奈の選挙事務所には多くの支援者が集まり、582票での3回目のトップ当選に「やったぞ!」と歓声や拍手がわき起こり、万歳や花束贈呈、乾杯で勝利の喜びを分かち合った。中嶋芳春後援会長は「トップ当選させていただけたのも皆さんのご支援のたまもので、本当にありがとうございました。582票におごらず、前向きに力強く4期目を歩み、皆さんのご期待に応えてくれると思います」とあいさつした。
 馬場氏は「8年前のトップ当選は前・藤田議長との接戦だったが、今回は断トツでトップ当選させていただいた。3期12年間の実績を評価していただいた結果だと思います。政治の師匠である二階俊博先生から『政治家は強なかったらあかん。物が言える、物を聞いてもらえるのは力だ』と言われたが、今回で私もこれからの政治活動を楽させてもらえそうで本当にありがたい。私一人ではここまで来れなかった。皆さんのおかげです」と感謝の気持ちを述べた。
 今後の抱負として「初当選以来、由良町を良くしたい、活力ある住みよい町にしたいと、人口減少対策や教育の充実、子育て支援、産業振興などに取り組んできた。畑中町長との二人三脚で町内の隅々までかなり良くなった。由良港整備事業が着手されるなどインフラ整備も進んでいる。次の4年間も人口減少対策などに全力で取り組むが、新たな目標として国道42号水越峠改良の早期実現に向けて私の全精力を傾注したい。町発展に向け、初心に戻って全力で頑張ります」と決意を述べた。


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