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日高町議選きょう中日 現職優位で票上積み、新人苦戦〈2019年1月31日〉

2019年01月31日 08時30分00秒 | 記事

ベテラン議員引退の阿尾で他地域の候補も入り街宣


 現職10人と新人2人による1人超過の日高町議選(定数11)は早くもきょう31日が中日。前回で地域票構造が定着してきた中、現職勢は前回票を上回ろうと各地で激戦を繰り広げ、萩原、荊木、志賀の現職が上位争いか。安全圏と見られる現職勢とは裏腹に、新人勢は当落上で苦戦を強いられているようだ。今回は投票率の低下が懸念され、浮動票が順位に影響しそうで、各陣営とも取り込みに躍起になっている。

 内原地区 転入者や投票権を得た18、19歳の有権者などで前回の選挙より197票増えた。3503票と全有権者の54・2%を占める大票田に現職ばかりの7人がひしめく。
 萩原や荊木の大基盤をバックに票を上積みして上位をうかがう2人や、荊木の地盤で票を確保している1人と組織票を固めが盤石の1人が中上位か。
 一方で池田の現職は地盤は少ないものの、血縁の多さで運動するが前回より苦戦模様。高家は2人で奪い合う形だが、1人は精力的に動いてすでに安全圏は保ち上積みしている様子で、もう一人は支持基盤が弱いが街頭演説で施策を訴える。2人とも高家は浮動票が多いとされる地域のため、全町的な活動で支持を広げる。
 志賀地区 1811人の有権者に対して現職2人、新人1人が立候補。内原地区同様、前回に比べ有権者数が70人増えた。
 地元基盤が強い現職は安全圏に位置する上に、団体からの支援も受けるなどして、浮動票が多い地域でも勢力を強めている。もう一人の現職は他候補の影響を受けるため、全町的に展開して若い世代も取り込み、票を確保、上位に食い込めるか。新人は組織作りに出遅れて支持基盤が弱く、厳しい戦いで当選ラインに届くか。
 比井崎地区 有権者1144人は前回に比べ92人減ったが、阿尾のベテラン現職の引退票が含まれる。ここに現職1人と新人1人が立候補。現職は安全圏を確保している様子だが、前回上位だったことから、上滑りが懸念されており、他地域へも活動。新人は地元の支援を受けて、組織固めが出来てきており、票を伸ばしている様子だが、出遅れは否めず当選ライン確保へ動く。

期日前投票 初日の30日は午前中に47人が投票した。


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日高町議選告示、1人超過の選挙戦突入 〈2019年1月30日〉

2019年01月30日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(2月12日)に伴う日高町議選(定数11)が29日に告示され、予想通り現職10人、新人2人が立候補し、1人超過の選挙戦に突入した。寒空の下、選挙事務所で出陣式を行って第一声を放つなどし、3日の投票日まで5日間の短い戦いの火ぶたを切った。28日現在の選挙人名簿登録者数は6458人(男3048・女3410人)。

 立候補届け出の受け付けは午前8時30分から町中央公民館2階大会議室で行い、各陣営が手続きを済ませた後、選挙七つ道具を受け取って早速、事務所に戻り、出陣式を行うなどした。詰めかけた支援者を前に、タスキをかけた候補者が「今回は活動成果が問われる選挙」「当選を果たせるように皆さんのお力を貸していただきたい」などと第一声。支持を訴えるため、街宣車に乗って、町内各所で政策などをPRして回った。
 選挙人名簿登録者数のうち、内原地区3503人、志賀地区1811人、比井崎地区1144人。前哨戦はほとんどなく、現職2、3人が上位をうかがい、ほかの現職が中位を保ち、出遅れた新人2人が巻き返しを図る格好で選挙戦に入った。前回票のうち、現職ベテラン議員の引退票や落選票の行方のほか、今回は若年層世代の転入や18、19歳の有権者数が増加し、合わせて約850票の動向が注目される。
 目立った争点もなく、選挙告示近くまで無投票ムードだっただけに住民の関心は薄いのが気がかりで、現職7人が乱立する内原地区、現職2人と新人1人が立つ志賀地区の激戦区が鍵を握りそう。現職は前開票より上乗せを、新人は1票でも多く確保へと、血縁や地縁などを頼りに支持拡大を図っている。
 期日前投票は30日から2日まで、町役場1階ロビーで行い、時間は午前8時30分から午後8時まで。投票は3日午前7時から午後6時まで町内14カ所、開票は3日午後8時から、町中央公民館2階大会議室で行われる。


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日高町議選きょう(29日)告示 1人超過の選挙戦へ 〈2019年1月29日〉

2019年01月29日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(2月12日)に伴う日高町議選(定数11、3日投開票)は、きょう29日に告示される。現職10人、新人2人の計12人が出馬確実となり、1人超過の選挙戦突入が確定。告示直前に選挙となったことから、前哨戦がほぼない状態で、住民の関心は薄い。投票率の低下が懸念されており、読みにくいと言われる中、現職数人がすでに上位、ほかの現職が中位をキープ、新人2人が下位グループを形成している模様だ。

 一時は平成19年2月以来12年ぶりとなる無投票かと言われたほど低調だったが、一松輝夫氏(69)=阿尾、当選9回=が引退表明後、すぐに新人1人が名乗りをあげ、告示6日前にもう一人の新人が出馬を表明。ほとんど期間がない前哨戦を終え、前回に続き選挙戦へ突入することになったが、急な展開とあって住民から「選挙はなかったのでは」などとの声もあり、注目度は低い。
 投票率の低下も懸念され、前回の様相とは変わってくることも背景に、引退した一松氏の票や前回落選者の票、今回で選挙権を得た18~19歳の有権者など浮動票約850票を、どう確保できるか、今回の選挙戦の注目されるところ。前回の選挙で地盤形成が定着して現職が優位との味方が強いが、前哨戦がほとんどなかったため、住民の選挙への機運が高まっておらず、票をどれだけ増やせるか各陣営ともに懸命の運動を繰り広げられそうだ。
 28日現在の選挙人名簿登録者数は6458人(男3048・女3410)。内原地区3503人、志賀地区1811人、比井崎地区1144人。
地区別に立候補を予定しているのは、票田が大きい内原地区に現職7人が集中、志賀地区が現職2人と新人1人、比井崎地区が現職1人と新人1人となっている。
 立候補の受付は29日午前8時30分から午後5時まで、町中央公民館2階大会議室で。期日前投票は30日から2日まで、町役場1階ロビーで行い、時間は午前8時30分から午後8時まで。
 投票は3日午前7時から午後6時まで町内14カ所で、開票は3日午後8時から、町中央公民館2階大会議室で行われる。町選挙管理委員会は、28日までに選挙七つ道具など準備を終え立候補届け出に備えた。


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県議選御坊市選挙区、中村裕一(自・現)楠本文郎(共・新)両氏一騎打ちへ〈2019年1月27日〉

2019年01月27日 08時30分00秒 | 記事

 3月29日告示、4月7日投開票の県議選(任期満了4月29日)まで2カ月と迫り、32年ぶりの同時選挙が確実視される御坊市選挙区(定数1)日高郡選挙区(同3)とも前哨戦が活発化している。このうち、御坊市選挙区は9選をめざす自民党現職の中村裕一県議(58)=熊野=と、日本共産党新人の楠本文郎・元御坊市議(64)=塩屋町南塩屋=の保革一騎打ちが確実。両氏とも経験、知名度は十分あり激戦必至。中村県議は保守票をまとめきれるか、楠本氏は保守票、浮動票をいかに取り込めるか。

 御坊市選挙区は中村県議が平成元年の補欠選で初当選以来6期連続無投票当選を続けていたが、平成23年に民主党新人(当時)が出馬し、昭和62年以来24年ぶりの選挙戦となり、中村県議が圧勝で7選を飾り、前回27年は無投票で8選を果たした。今回は御坊市議を9期35年間務めた楠本氏が昨年5月に出馬表明し、8年ぶりの選挙戦が確実となり、8カ月に亘り、水面下で静かな前哨戦が繰り広げられてきた。
 自民、共産の保革一騎打ちとなるが、保守分裂選挙となった28年御坊市長選の影響から保守層がどこまでまとまりきれるかが大きな焦点。中村県議が過去に選挙戦を戦ったのは23年の一度だけ。この時は8168票を獲得し、民主党新人の3041票を大きく上回った。これに対して楠本氏は29年総選挙で二階俊博自民党幹事長を相手に市内で5099票と善戦しており、今回もその延長線上で保守票、浮動票を奪い合う激戦が予想される。
 中村陣営 これまで数カ所で県政報告会を開き、推薦団体と意見交換したり、市内であいさつ回りを行っている。「感触はすごく良い。多くの方に支持いただいていると感じている」という。2月中に前回と同じ同市薗745、伊勢屋倉庫(小竹八幡神社前)に後援会事務所を開設し、事務所開きを行う予定。「とにかく市内を歩き、できるだけ多くの人とお会いし、ご意見を聞くとともに自分の考え、政策を聞いていただきたい」と話す。
「御坊の活力!元気な和歌山!」をスローガンに「ふるさと和歌山県が直面している南海地震、人口減少の2つの危機解消に全力投球する」とともに、県議会委員会で県議歴の半数近く所属した福祉医療分野をはじめ「1人区の議員としてオールマイティーにすべて分野についてしっかり取り組む。皆さんのご恩に報いるため、初心に帰り全力で頑張りたい」と話す。「共産党には絶対議席を渡さない」との強い意気込みで、議席死守へ総力を挙げる。
 楠本陣営 出馬表明後、励ます会が100人規模の集会を4回開くなど会員拡大に力を入れ、市議当時、個人票が少なかった藤田、湯川両地区などで支援の輪を広げる。「感触は非常に良い。保守層でも話が出来る人、共感してもらえる人が増えている」という。2月中に旧御坊町内に後援会事務所を開設し、事務所開きを行う予定。「共産党の支持だけでは当選に届かない。私個人を支持してくれる人をどれだけ増やせるか。とにかく歩き、政策を訴えたい」と話す。
「市民の願い届ける人こそ県政に」をスローガンに農林水産業を中心とした地域づくり、日高川の洪水対策など防災対策、福祉・社会保障・医療で雇用の拡大、教育・子育て支援で元気のある街に-などを訴える。「共産党でも市民の声、地域の要求は県政に届けられる。『赤でも何色でも構わない』との声をいただく度に元気が出る。幅広い方々の力をお借りし、今度は勝ちたい」と決意を示し必勝へ全力を挙げる。


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27日 白崎(由良町)で「すいせん祭」 楽しい体験も  〈2019年1月26日〉

2019年01月26日 08時30分00秒 | 記事
 

 眺めがきれいな番所山でスイセン開花


 第16回すいせん祭(白崎青少年の家「体験の風をおこそう」実行委員会主催)は、27日午前10時から午後3時まで県立白崎青少年の家=由良町大引=で開催する。主役のスイセンは1月に入って開花が進み、県内や大阪方面から観賞に訪れる人も。群生地の番所山は開花が遅れており、見頃は2月以降になりそう。今年も新企画を含め家族で楽しめる体験を多数用意しており、多くの来場を呼びかけている。

 同所は八重咲きの日本スイセンが咲き誇る県内有数の群生地で知られ、毎年1月にイベントを開催している。
 今年は、専門家の指導による丸太切り体験、敷地内を巡って集めるスタンプラリーの新企画はじめ、人気の石釜ピザ体験や陶芸体験、プラスチック板キーホルダー作りなどのクラフト体験、古代の生活が味わえる火おこし体験、科学体験(10種類以上)などを用意。
 科学体験は、わかやまサイエンスシアターキャラバンを迎え、ジャンピングロケット工作、シンプルモーター工作などが楽しめるほか、国立和歌山工業高等専門学校の体験科学コーナーもある。女性を中心に人気のヨガ体験は3回実施する予定で、定員は1回15人。このほか、軽食コーナー、餅つき体験、海望風呂、振る舞い鍋として豚汁(150食)を提供する。体験は一部有料。
 実行委員会では「すいせん祭では多くの方々に気軽に来所して頂き、スイセン観賞や各種イベントを楽しんで頂くとともに、家族や地域の交流の機会の一つと考えています。当日寒いと思いますが、熱い気持ちいっぱいのスタッフがお待ちしています」とPR。問い合わせは青少年の家(電話65・2351)へ。


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2月14日、名田中学校で「東京五輪・パラ」フラッグ訪問イベント 〈2019年1月25日〉

2019年01月25日 08時30分00秒 | 記事

 五輪旗とパラリンピック旗を披露する「フラッグツアー」のイベントで
記念写真に納まる東京都の小池百合子知事(後列右から3人目)、
ベイカー茉秋選手(同4人目)ら


 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げようと、大会旗が全国を巡回している「フラッグツアー」の小中学校訪問イベントが、2月14日に御坊市立名田中学校で開催されることが決まった。県下では御坊市だけ。オリンピアンのロンドン2012大会バレーボール女子銅メダリストの井上香織さん=兵庫県豊岡市出身=を迎え、オリンピックフラッグとパラリンピックフラッグの引き継ぎ式、井上さんの講演と質疑応答、実技指導を行い、オリンピック、パラリンピックの素晴らしさやその価値を伝える。

 このイベントは、オリンピック、パラリンピックの象徴であるフラッグが都道府県を巡回し、日本全体で気運を盛り上げようと、東京都、東京2020組織委員会、JOC、JPCが主催し、平成28年10月から開催地の東京都、東日本大震災の被災地を巡回し、現在は全国2ルートを回っている。和歌山県は2月3日から3月2日にかけて県下を巡回し、歓迎セレモニー、小中学校訪問イベント、市役所・役場等で展示を行う。
 小中学校訪問イベントは県下で唯一、名田中学校で実施し、オリンピアンの井上さんが教師役で参加。午前11時から同校体育館でセレモニーを行い、生徒48人と名田小学校4~6年生52人が出席し、井上さんから龍神康宏副市長、中学生にオリンピックフラッグ、東京2020組織委員会から阪本芳造校長、中学生にパラリンピックフラッグを引き継ぐ。龍神副市長、阪本校長があいさつし、全員で記念撮影する。
 引き続き、井上さんが自身の体験などを講演し、質疑応答。午後0時20分から1時15分まで2年生教室で井上さんが参加した給食ふれあいタイム、1時20分から2時10分まで体育館で中学生全員が参加するバレーボールの実技指導を行う。
 井上さんは1982年生まれ。2008年黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会優勝・MVP受賞、2010年天皇皇后杯優勝・世界バレー銅メダル、2012年ロンドンオリンピック銅メダルなど活躍し、2015年に現役を引退。全国各地でバレーボールの普及活動に取り組んでいる。


御坊、みなべ、印南、美浜巡回
2月13日から19日にかけて展示

 県内のフラッグツアーは3日から始まり、県下15市町村を訪問。日高地方には13日に入り、御坊市、みなべ町、印南町、美浜町を巡回し、オリンピック、パラリンピックのフラッグを展示する。フラッグに直接さわれないが、写真撮影はできる。
 御坊市は13日午前8時30分から午後5時15分まで市役所1階ロビー▽みなべ町は15日、16日の午前9時から午後4時まで道の駅みなべうめ振興館2階ロビー▽印南町は17日午前9時から午後6時まで町公民館1階ロビー▽美浜町は18日、19日の午前10時から午後5時まで中央公民館1階ロビー。
 初日の3日午後2時から県民文化会館大ホールでフラッグ歓迎イベントを行い、スペシャルアンバサダーでアイドルグループTOKIOの松岡昌宏さん、フラッグツアーアンバサダーでロンドン五輪体操競技に出場した田中理恵さん=岩出市出身=が参加し、フラッグ引き継ぎ、トークショーなどを行う。観覧無料。定員1000人(先着順)。申し込み、問い合わせは県教育庁スポーツ課へ。


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美浜町同時選、前哨戦活発(町長選)あるか選挙戦(町議選) 〈2019年1月24日〉

2019年01月24日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了に伴い2月10日に投開票が行われる美浜町長・町議同時選挙は、2月5日の告示まで2週間を切った。町長選は、3選を目指す現職・森下誠史氏(63)=三尾・=と、新人・籔内美和子氏(56)=浜ノ瀬、前町課長=の役場出身同士の一騎打ちが確実とされるなか、両陣営による前哨戦が日ごとに激しさを増している。両陣営とも去る14日の後援会事務所開き以降、後援会活動を活発に展開し、選挙選本番に向かっている。

 森下陣営は、吉原890の26、ローソン美浜町吉原店東に事務所(電話24・1166)を構え、阪本綾子後援会長を中心に後援会組織を結束。
 後援会員らは手分けして町内をまわり、これまでの森下氏の2期8年の実績と、今取り組み半ばの事業施策を今後も継続し、町のために完成させたいとの熱意を伝えている。後援会事務所には、これまでの実績と今後取り組む事業施策を取りまとめた会報を置き、訪れた人らに配っている。
「会員らで町内全体をまわって、みなさんに今ある事業施策を分かってもらい、町のために完成させてほしいとの思いを伝えていきたい」と阪本会長。
 籔内陣営は、出身地の和田1210の3、常徳寺南に事務所(電話22・3020)を構え、塩崎治後援会長を中心に後援会組織を固める。
 出馬を表明したのが告示まで1カ月を切ったときで準備時間が限られるなか、これまでは籔内氏本人が、夫で事務長の籔内克彦氏らとともに町内を積極的にあいさつにまわってきた。今後も、まだ出向けていない新浜、吉原、和田の一部、三尾の半分などに足を運んで、知名度向上に努める。
「まずは顔を覚えてもらわないと。しかしまだまだ点で線には届かず、点が増えたかなという程度。とにかく歩いて、町内全域をまわっていきたい」と塩崎氏。

町議は選挙?無投票?

 町議選(定数10)は、これまでに新人2人と元職1人が出馬を表明。現職7人が続投を目指しており、立候補予定者は現在、定数と同数となっている。
 ほかにも、出馬を伺う新人や元職のうわさはあれこれささやかれるが、目下、うわさがうわさを呼んでいるようなつかめない様相。前々から出馬がうわさされる吉原の元職も、いよいよ出馬を表明かと注目されているが、本人は今なお態度を明らかにしておらず、選挙戦になるか、それとも昭和62年以来の無投票になるかはまだ予断を許さぬ状況にある。

事前審査受付中

 美浜町長・町議同時選で、町選挙管理委員会は21日から、役場総務政策課内選管で、立候補届け出書類等の事前審査を受け付けている。
 23日正午までに、町長選で2陣営、町議選では現職5、新人1、元職1の各陣営が事前審査を済ませた。
 受付は25日まで。


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和医大と川上診療所が5Gで遠隔診療の実証実験  〈2019年1月23日〉

2019年01月23日 08時30分00秒 | 記事

 現場からポータブルエコーの動画を送信して
医大専門医が4Kテレビを介し助言


 2020年の実用化を目指し、総務省主導で研究開発が進められている超高速の移動通信システム「5G」を導入した遠隔診療の実証実験は、昨年に引き続き日高川町川原河の国保川上診療所と和歌山市の県立医大で実施。同診療所医師の訪問診療先と医大間を接続した遠隔診療や地方病院医師の医療分野の遠隔教育の実証実験は円滑に進められた。

 昨年2月から3月に総務省から(株)NTTドコモが請け負い、首都圏以外では和歌山県が初、医療分野においても初めてとなる実証実験を実施。県が推進しているへき地診療所と医大を結ぶ遠隔医療システムの一環で日高川町保健福祉センター内にある同診療所と医大を結ぶ回線の一部に5Gを導入。高精細な映像(4K)をリアルタイムで共有することで、医大の専門医が高度医療をサポートする実証試験が行われた。
 今年度は21日に行われた実証実験で同センター内に模擬訪問医療先を設けて、診療所の医師が慢性心不全の日高川町の男性(86)を診療。現場には持ち運びやすい小型の4Kテレビやポータブルエコーとタブレットを使い、高精細な動画を送信するなどしながら、現場の医師が患者の状況を伝え、医大の専門医が中継映像を見ながら、今後の治療方針を助言。このほか、診療所の若手医師が内視鏡カメラとシミュレーターを使い、技術指導する遠隔教育のテストも行った。
 通信移動システム「5G」は、現行のLTE方式に比べて100倍の最高伝達速度などを実現する超高速、多数同時接続、超低遅延の性能がある。これまで数十例の遠隔診療を行っており、平林直樹所長は「今回も映像は鮮明で遅延もなく、円滑にコミュニケーションが取れて診察できた。高齢者になると移動手段を持たない人もいるため、今回の訪問先でできるシステムはありがたい。へき地医療に有効で、解像度の高い画像で正確に診断して、指導もいただける」と話し、今回、診察を受けた男性も「医大の先生に見てもらえるのはうれしい」と喜んだ。


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御坊市議選、山田勝人氏(現職議長)歓喜のトップ当選 〈2019年1月22日〉

2019年01月21日 00時00分00秒 | 記事

万歳で念願のトップ当選を喜ぶ山田勝人氏(中央)


 定数14を2人超過の短期決戦となった御坊市議会議員選挙は20日に投票、即日開票され、有権者の信任を得た新選良が決まった。現職議長の山田勝人氏(44)=薗=が念願のトップ当選を飾り、歓喜に湧いた。悲運に泣いたのは、ともに新人の栁岡克子さん(54)=薗=と、山本勝也氏(58)=湯川町小松原=だった。当日有権者数は1万9873人(男9388・女1万485)。投票者数は1万4177人(男6657人・女7520人)で、投票率は71・34%(男70・91%、女71・72%)で、前回を5・13ポイント下回り、8回連続で過去最低を更新した。無効226票、その他1票。

「御坊市を背負う覚悟で頑張る」
山田氏 前回の悔しさ胸に躍進

 薗の選挙事務所にトップ当選の報が伝わると、集まった大勢の支持者から「やったー」「よっしゃー」など歓声と拍手がわき起こり、涙を流して喜ぶ支持者もいた。午後10時ごろに事務所に姿を見せた山田氏は後援会「若人会」の山崎幸二会長らと抱き合い、うれし涙でトップ当選を喜んだ。
 山崎会長は「やりました。(得票を減らした)4年前の1012票を胸に刻み、みんなで頑張ってきたかいがあった。4期目にして念願のトップ当選を成し遂げられたのはみんなのおかげ。このことを胸にこれから4年間、しっかり仕事をしてくれると思います」、推薦した法人地縁団体薗自治連合会の酒本和彦理事長は「皆さんのご協力、ご支援、お力添えのおかげで念願のトップ当選を果たせた」とあいさつ。
 山田氏は「前回200票減らし、今回300票取り返した。差し引き100票を上積みし、こうしてみんなで喜びを分かち合うことができた。この4年間、ひたすら皆さんに恩返ししようと頑張ってきた。自分なりに一生懸命頑張ってきたつもり。不安もあったが、昨日、山崎会長が『ここまで来たらトップを取りたい』と言うのを聞き、私もトップからの景色を見てみたい、みんなの喜ぶ顔が見たいと思った。山崎会長を先頭に強力なスタッフが揃い、みんなで頑張ってくれたおかげ」と感謝の言葉を述べ「これからリーダーシップを発揮し、御坊市を背負う覚悟で頑張りたい」と力強く決意を述べた。
 今後の抱負として(1)給食費完全無料化(2)インフルエンザ予防接種全額助成(3)子育て世代に市営住宅優先入居制度(4)御坊市立小・中学校体育館に空調設備エアコン設置(5)議員報酬削減・議員定数削減(6)議員の資質向上(7)防犯対策・市内各地に防犯カメラの設置(8)空き家・有効利用施策の提案-を挙げた。


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御坊市議選、きょう審判 〈2018年1月20日〉

2019年01月20日 08時30分00秒 | 記事

20日に備え投票所の準備も万全


 定数14を2人超過した御坊市議選は、13日告示から1週間の選挙戦を終え、きょう20日に投票、即日開票される。投票は午前7時から午後6時まで市内30カ所の投票所で行い、順調に開票作業が進めば午後10時ごろ大勢が判明する。現職12人、新人4人の計16人が生き残りをかけたし烈な戦いを展開し、当落線上の下位グループは混戦のままゴールか。トップ当選は誰か、涙をのむのは?-有権者の審判が注目される。
 昨年末までは無投票ムードが漂っていたが、年明けに新人2人が出馬表明したことで一転して短期決戦に突入した。最激戦地区の旧御坊町を中心に票獲り合戦が激化し、選挙戦は日増しにヒートアップ。総体的に現職は上位、中位、下位の3グループに分かれ、新人は健闘組と苦戦組に色分けされ、上位、下位ともに混戦のままゴールへ。特に下位グループ激しく競り合い、誰が抜け出すか。上位グループの争いも注目されトップを制するのは誰か。
 投票率は昭和62年の92・11%以降、前回まで7回連続で過去最低を更新。前回は4人超過で76・47%。今回は2人超過で、各陣営とも立候補者の少ない名田町や湯川町、前回落選者の得票、選挙権引き下げにより新たに投票権を得た18~19歳と20歳の新成人あわせた750人など浮動票の掘り起こしを図っており、投票率アップが期待されているが、大きな争点がないだけに盛り上がりに欠ける面もあり、前回より2~3低下するのでは、との見方が多い。
 投票は午前7時から午後6時まで市内30カ所の投票所で行う。午後7時30分から市立体育館で開票作業を行い、午後8時に1回目の開票速報を発表。以降30分ごとに発表。開票の進ちょく予想は午後8時50分ごろ50%、午後10時ごろ90%。12日現在の選挙人名簿登録者数は2万80人(男9498・女1万582人)。
 市選管は投票を翌日に備えた19日、市役所で投票管理者の事務説明会を開き、終了後に管理者らが30カ所の投票所で投票箱を置いたり、候補者名の紙を貼るなど準備作業を済ませた。

開票立会人に10人
 市選管は18日、選挙(開票)立会人10人を決めた。申請のあった15陣営で抽選して選んだ。立会人は次の各氏。カッコ内は陣営。
 冨岡隆(栁岡克子)▽庄野一志(田中数将)▽山本康仁(小池佐左夫)▽上山嵩司(芝田学)▽中村篤(田端卓司)▽藪脇正人(松屋久紀)▽中島邦博(平井俊哉)▽京保信一(向井孝行)▽坂口隆(小川春美)▽小林一夫(松本隆史)

期日前5日間で3377人
平成28年市長選超えは確実
 御坊市議選の期日前投票5日目の18日は908人が投票を済ませ、累計は3377人。
 前回同期の2910人、平成28年市長選同期の3085人より多い。
 最終日19日は1000人以上が利用すると見られ、前回の3691人を大きく上回り、過去2番目に多かった市長選の4125人を超えるのは確実。
 過去最多の平成29年総選挙の5105人を超えるのは難しそう。


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