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わんぱく相撲県大会で野口小の杉本佳那莉君(6年)津村輝君(4年)準優勝、初の全国大会出場へ 〈2023年6月30日〉

2023年06月30日 08時30分00秒 | 記事


全国切符をつかんだ杉本君

全国出場を決めた津村君


 第4回わんぱく相撲県大会は24日、広川町民体育館で開き、6年生の部で杉本佳那莉君=野口小、156センチ、45キロ=、4年生の部で津村輝君=同、135センチ、45キロ=がともに準優勝。2人とも7月30日に東京・両国国技館で開く「第38回わんぱく相撲全国大会」に初出場する。

 御坊、有田、和歌山の3青年会議所管轄ごとに行われたわんぱく相撲各場所で4~6年の学年ごとの優勝者が代表として県大会に出場。各学年で全国出場枠2人を決めるともえ戦を行った。
 ともえ戦は大相撲における優勝決定戦の方式の一つで、相星の力士が3人以上いる場合の優勝決定のための戦いで、連続2勝した力士が優勝。同大会では2連勝した力士が優勝で、準優勝者は優勝者が決まった後、優勝者以外の2人の直接取り組みで決めた。
 杉本君は、ともに相手と体格差がある戦いとなり、1戦目で敗れた和歌山代表選手が優勝したため、2戦目の有田代表選手との準優勝者決定戦で寄り倒しで勝ち全国出場。津村君は1戦目の有田代表の選手に押し倒しで白星をあげたが、続く2戦目で敗退し、その和歌山代表の選手が優勝したため、準優勝者決定戦に進み、再度、有田代表の選手に挑んで上手投げで勝ち見事全国への切符を獲得。もう一人の5年生の部の御坊代表で出場した中野王富君(内原小)は、動きよく粘り強い取り組みを見せたが、一歩届かなかった。
 杉本君は、わんぱく相撲御坊場所では、1年生時に3位入賞、3年生で優勝と活躍。昨年5年生では1人だけの出場だったため、初めて県大会に挑んだが、全国出場をつかめず、悔しい思いをし、全国大会に出場したいと臨んだ。普段、スポーツは塩屋少年野球クラブで主将を務め、畑は違うが、持ち前の素速さを生かした杉本君は「県大会は昨年と同じメンバーで、1人にはリベンジでき良かった。全国大会では、体格差がある選手が多いと思うので、自分らしく速い相撲で1つでも勝ちたい」と感想を述べた。
 津村君は小学2年から柔道を習っており、足腰の強さ、粘りが売り。相撲は、わんぱく相撲御坊場所が初めてで、ちゃんこ鍋が食べたいと大会に出場したという。御坊場所は豪雨の影響で中止となり、予選会だけだったため、食べる機会はなかったが、津村君は「とにかく一生懸命に相撲を取った。得意の投げを決め、1つでも多く勝てるように頑張り、全国で、ちゃんこ鍋を食べたい」と話した。


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日高町・産湯海水浴場が7月9日に海開き 〈2023年6月29日〉

2023年06月29日 08時30分00秒 | 記事


遠浅のきれいな海で知られる産湯海水浴場


 日高町は7月9日、産湯海水浴場の海の家で海開き式を行う。観光資源である同浴場を盛り上げ、海開きで子どもらに楽しんでもらいたいと、コロナ禍で開催できていなかった宝探し大会を4年ぶりに企画。県の水質調査結果で「適」の中でも水質が最も良いAA評価で、関係者は「ゆっくりと産湯の魅力を感じてもらえたら」としている。

 同海水浴場には、例年、2万人程度が訪れ、京阪神など他府県からの来場者が多い。観光振興にさらに力を入れようと、平成28年から海開き式を引き続き町が主催し、宝探し大会も企画。コロナ禍で昨年は、3年ぶりとなった産湯海水浴場海開きで、期間を少し短くしたり、イベントを催さず、感染症対策を施すなど配慮した運営を強いられた中で、1万8100人が来場し、令和元年シーズン(1万8900人)とほぼ同じだった。
 今年の海開き式典は午前9時から、産湯八幡神社の若田正孝宮司が神事を行い、出席者が期間中の無事、安全を祈願。松本秀司町長のあいさつや関係者でのテープカットなどを行う。今年は、好評だった宝探し大会を久々に計画。中学生以下限定とし、午前8時から海の家横の海水浴場駐車場内で先着150人に、1枚につき1人参加できる整理券を配布する。
 午前10時から開始し、景品引き換え11時までとして実施。海水浴場砂浜の約50平方メートルを区画し、予め番号を書いた紙を入れたカプセルを埋め込んでおき、参加者に探してもらう。カプセルの番号と引換に、海の家で使えるアイス券や500円券、駄菓子など景品を渡す。
 去る5月11日に県が行った県下の海水浴場の水質調査では、産湯海水浴場は1メートル以上透き通っている「全透」の状態で、ふん便性大腸菌郡数が不検出などとする水質AA。遠浅で約1キロにもわたって続く、きれいな白砂の浜は中紀でも随一の規模の海水浴場。関西でも屈指の美しい海水で家族連れに人気のスポットになっており、町は「ゆっくりと自然の良さを体感してもらえるのが特徴」としている。
 産湯海水浴場の開設期間は8月20日まで。営業時間は午前9時から午後5時まで。期間中はサーフィン、水上オートバイ等の利用禁止、火気厳禁、トラブル防止のため、ペット連れ込みも禁止とする。
 海の家は9日に開店し、海水浴客が水着のまま訪れて飲食できるほか、横にはシャワー室も設けられている。海水浴場の利用料金は無料。駐車料金は普通車で1000円が必要で、バスは別途料金。町民は、平日の海の家側の駐車場料金は無料だが、今年から村崎荘近くの駐車場も無料となる。
 詳しい問い合わせは町企画まちづくり課(電話63・3806)へ。


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印南町・西ノ地橋、7月中に供用開始へ 〈2023年6月28日〉

2023年06月28日 08時30分00秒 | 記事


近く供用を開始する西ノ地橋(右は現橋)


 昨年度完成した印南町西ノ地地内の切目川に架かる西ノ地橋(通称中学校橋)は来月中の供用開始に向けて町道の取り付け工事が進められている。町道に架かる橋だが切目川河川改修事業の一環で、現橋の南側に県が新設、架替えに伴う町道改良工事も県が取り組んでいる。町道改良工事の完了は秋ごろとなる。

 町道中学校橋線の切目川に架かり島田地内の生徒が切目中学校への通学に利用することから通称・中学校橋と呼ばれる西ノ地橋。架替えは平成4年から県が河口~羽六橋間約6・5キロで総合流域防災事業として取り組んでいる切目川河川改修事業の護岸工事に伴い実施。
 架替えは橋は平成29年度から着手し、令和元年度から橋の建設に取り組み、昨年度完成。新橋は延長61・2メートル、全幅5・2メートル(車道4メートル)で延長、全幅とも現橋と同じ。施工費は3億1500万円。
 橋の移設に伴う町道改良工事も進めており、新橋への取り付けを終え次第供用を開始。供用後に現橋を県が撤去する。町道改良工事は(有)新紀建設=印南町古井、竹村寧倶代表=が取り組んでおり、舗装は(株)小池組=御坊市藤田町、小池正幸代表=が請け負っている。
 県が平成4年から着手している切目川河川改修工事は当初の総合流域防災事業に加えて平成23年9月の台風12号で被害が出たことを受けて災害関連事業でも取り組み、楠本橋から古屋ゆ堰まで1・9キロの区間を災害関連事業で平成23年度から進め27年に完了している。全事業の早期完成に向けては予算確保が課題で、町は国に予算確保など要望活動を再三行っている。
 西ノ地橋の施工業者は次の通り。
【施工】竹中建設(株)=印南町西ノ地、竹中勝代表=▼(有)新紀建設=同町古井、竹村寧倶代表=▼(株)古部組=日高川町山野、仲修美代表=。


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紀中森林組合通常総代会・新組合長に柏木一夫氏(坂野川)選任 〈2023年6月27日〉

2023年06月27日 08時30分00秒 | 記事


「人と山を守る」のスローガンで
寄り添った組合を、と語る柏木組合長


 2016年に誕生した「紀中森林組合」の第7回通常総代会は24日、日高川町の日高川交流センターで開催。閉会後に理事会を開き、任期満了に伴う役員改選で2期6年組合長を務めた中家哲氏(70)=小釜本=が勇退し、新組合長に柏木一夫氏(67)=坂野川=を選任した。令和5年度の事業総収益は2億7820万2708円で微減だったが、利益剰余金1252万1000円で、7期連続の黒字。

 中家前組合長は、各事業の状況を報告し「一昨年のウッドシックで高騰した原木価格も値下がり傾向にある中、職員の努力と組合員の理解を頂いて事業運営に取り組んできた。資材の物価上昇やコロナ禍など厳しい状況の中でも当期剰余金を計上することが出来たのは、組合員、職員、現場技術職員の不断の努力の賜で、感謝に堪えない」とあいさつし、組合長在職中の6年間の協力などに感謝した。
 昨年度実績では、森林整備事業が取扱高が計画を上回って利益を計上。林産事業の素材取扱量は約6400立方メートルで計画を下回ったが、木材加工事業の直接収支は前年度を約300万円上回って黒字。事業管理費含む全体収支は改善が図れたが、前年度同様に赤字決算だった。
 総代会終了後に理事会を開き、投票で柏木氏を組合長に選任。柏木氏は「合併時からのスローガンでもある『人と山を守る』を体現し、組合員に寄り添った組合にしたい。自然環境の保全や地域社会の維持等の公益機能を考えると林業の振興は大義あるもので、当組合はその事業の担い手として役割を自覚して努力したい」と話した。


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御坊市が省エネ冷蔵庫、エアコン家電買い替え補助 〈2023年6月25日〉

2023年06月26日 08時30分00秒 | 記事


買い替えの際は、赤丸の省エネ基準
達成率と目標年度の確認を
(写真はエアコンの製品表示一例)


 御坊市は、国の物価高騰対策地方交付金を活用し、7月1日以降に家庭のエアコン、冷蔵庫を省エネ性能の高い製品に買い替えた際に最大5万円を補助する省エネ家電製品買換促進補助事業を始める。地球温暖化対策で先行実施している住宅用LED照明購入補助に続く第2弾。申請の受け付けは7月3日から。すでに市民からの問い合わせも相次いでおり、人気を集めそう。

 地域での省エネルギー推進と環境にやさしいまちづくりに向け、一般家庭の電気使用量削減、温室効果ガス排出量削減による脱炭素社会実現をめざし、今年度から省エネ家電製品購入促進補助事業を導入し、第一弾で住宅用LED照明購入補助を行っており、エアコンと冷蔵庫は第2弾。
 対象者は(1)市内に住民登録し、登録地に居住している人(2)市町村税の滞納がないことなど。現在、使っているエアコン、冷蔵庫を省エネ性能の高い製品に買い替えることが条件。対象の省エネ製品はエアコン、冷蔵庫とも経産省が定める省エネ基準達成率が101%以上の製品で、同達成率の目標年度はエアコンが2027年度、冷蔵庫が2021年度の製品。
 エアコン、冷蔵庫とも7月1日以降に市内に所在する店舗で購入した新品(設置に必要な工事業者も市内の業者であること)。インターネットで購入した製品は対象外。買い替えた際に購入価格の2分の1以内、最大5万円を補助する。申請は同一世帯で1回限りだが、エアコンと冷蔵庫を同時に買い替えて申請すれば最大10万円の補助が受けられる。
 予算枠はエアコン、冷蔵庫各500万円の計1000万円。申請は7月3日から市環境衛生課で受け付ける。先着順のため予算枠に達した時点で打ち切る。令和6年度以降も継続する予定。今後、補助対象家電製品の拡充も検討する。「この機会に補助金をご活用いただきたい」とPR。問い合わせは同課(電話23・5506)へ。

先行のLED照明補助好評 
 76件申請済みで予算半分消化
 先行しているLED照明補助は、家庭で使用している照明器具等をLEDに買い替える場合、購入経費等の2分の1以内、最大2万円を補助する。
 対象は(1)市内に住所を有する(2)市町村税の滞納がないなど。申請は1世帯1回限りで、経費合計額が6000円以上であること。直管型LEDは大洋化学(株)製品の購入(市内店舗で取り寄せ可能)に限る。
 住宅の建設に伴い設置する場合、懐中電灯やスタンドライトなど住宅に設置固定してしないもの、倉庫や納屋など非住宅部分に設置するものは対象外。
 予算枠は200万円。22日現在で76件の申請があり、111万3800円を補助している。残りの予算枠は88万6200円で、希望者は早い目に申請を。


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近畿高校総体陸上・永江翔太朗君(紀央館)円盤投優勝、野中葉月さん(田辺)やり投5位で全国大会へ 〈2023年6月24日〉

2023年06月24日 08時30分00秒 | 記事


メダル、賞状を手にする永江翔太朗選手

健闘を誓う野中葉月選手


 令和5年度全国高校総合体育大会・秩父宮賜杯第76回全国高校陸上競技対校選手権大会近畿地区予選会は15日から18日まで紀三井寺陸上競技場で開き、男子円盤投(1・75キロ)で紀央館高校2年、永江翔太朗君が46メートル80で優勝、砲丸投(6キロ)も4位と活躍。女子やり投(600グラム)で田辺高校3年、野中葉月さん=上南部中出身=は自己新で5位入賞、そろって全国大会の切符をつかんだ。両選手ともインターハイ出場は初めて、全国舞台での活躍が期待される。 

 円盤投で永江君は注目の1投目に43メートル22をマーク。2投目は43メートル75、3投目は44メートル35と記録を伸ばし、前半終了時点で京都の選手と並びトップ。後半は上位8人で3投。さらに好記録をと挑んだ4、5投目は右にそれ連続ファール、最後の6投目は冷静な投げで46メートル80を出し、2位の選手に2メートル以上の差をつけ優勝を果たした。自己ベスト(47メートル30)更新はならなかったが、目標の優勝をなしとげた。
 初日は砲丸投に出場。1投目は14メートル35、2投目で自己新15メートル52を出し、自己ベスト(15メートル41)を更新し3位につけた。後半も3投。4投目はパス、5投目で15メートル68と再び自己ベストを更新し4位入賞を果たした。
 永江君は「緊張しましたが、気持ちに少し余裕がありました。円盤投は勝てる試合だったので、6投目は落ち着いて投げるだけと気持ちを切り替え投げました」と振り返り「課題は投げきる時に腕が下がりすぎないよう良い位置で安定させること。インターハイは53メートルを投げ優勝、砲丸投は入賞が目標です」と意気込む。
 やり投げの野中さんは1投目が38メートル89、2投目は38メートル81とまずまず。上位8人に残ろうと挑んだ3投目は投げるタイミングが合い、自己新の43メートル14をマークし前半終わった時点で4位。後半も3投で、さらに記録を伸ばそうと気持ちが前に出すぎたのが影響し、3投目の記録で5位入賞を決めた。
 小中学校と投てきで全国大会に出場、高校では1年からやり投げを専門に練習を重ねてきた。近畿総体は緊張しつつも自己ベストを3メートルも更新し、高校最後の年に念願の全国出場を決めた。大会に向け「45メートルを超え自己ベストを更新したい。後悔のない試合にしたいです」と気合い十分だ。全国高校総体陸上は8月2日から6日まで札幌市厚別公園競技場で開く。


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御坊青年会議所が7月7日に「第47回七夕まつり」を開催 〈2023年6月23日〉

2023年06月23日 08時30分00秒 | 記事


七夕まつりイベントをポスターでPR


 一般社団法人御坊青年会議所(仲真平理事長)は7月7日に小竹八幡神社で第47回七夕まつりを開催する。新型コロナウイルスの影響で経験することや楽しむ機会が少なくなっていたが、盛大にイベントを開催することで、子どもたちが笑顔になれる場をつくろうと計画。有名な大道芸人の演出をメインに、合唱団の発表や日高地方1市5町のゆるキャラを登場させるなど様々な催しを展開。持ち込んだ笹飾りに託した夢と希望の願いを、笹祓い式で天に届ける。

 午後2時から笹の受け付けを始め、イベントを開催。2時から6時30分までバルーンアートの体験スペースを設けるほか、3時から6時まで1市5町がいちごや、なた豆アイス等を出展して産品販売するなどPRブースを設け、ご当地のゆるキャラが大集合して、イベント会場を巡って盛り上げる。
 ステージイベントは30分間ずつで、4時からの読み聞かせオヤジの会の絵本の読み聞かせに始まり、お笑いコンビ「わんだーらんど」のネタ披露、コメディマジックを主にダンスやパントマイムなど様々な芸が売りの大道芸人すずきのパフォーマンス、市町PRタイム、エンターダンススタジオ発表と続く。6時30分からは数々のコンテストでグランプリを受賞している大道芸人ひろとが登場し、ジャグリングのスペシャリストが高いレベルの技術で魅せる。最後は7時からの御坊少年少女合唱団の発表で締めくくり、笹祓い式を7時30分から予定している。
 午後1時から8時30分まで小竹八幡神社前を歩行者天国にし、臨時駐車場は、きのくに信用金庫御坊南支店北側に設ける。公共施設や駅など各所にポスターを張りPRしているほか、インスタグラムやフェイスブックのSNS、ホームページなどで発信。
 同会議所地域共創委員会の岸本拓也委員長は「願いを込めた笹を多く持ってきてくれれば。笹の受け付けでは、短冊を書くコーナーも設置して、願い事を書いてもらい、飾れるようにします。コロナ禍から脱却し、子どもたちの笑顔を創造し、地域の魅力をともに創り、盛り上げながら、老若男女が楽しめるようにしたい」と話した。


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日高町がアサギマダラ誘うフジバカマの植栽面積を倍増 〈2023年6月22日〉

2023年06月22日 08時30分00秒 | 記事


昨年、フジバカマを植裁した谷に飛来するアサギマダラ


 日高町は、西山に飛来することで有名な渡りチョウのアサギマダラを誘おうと、よくとまるフジバカマを育苗、植栽していく。昨年から西山ピクニック緑地近くに「アサギマダラの谷」と名付けてフジバカマを植えており、今年は補助金を活用して、植裁面積を倍にするほか、他県での飛来地や西山でのマーキング観察会も計画。飛来数を増やしたり、興味を持ってもらうよう促すことで、観光客誘致につなげる。

 アサギマダラは全体が茶系統で、前羽の長さが5センチほど。春に北東へ向かうが、気温の低下とともに秋頃、中部地方などから南下し、紀伊水道を横切って四国、九州方面へ移動する。西山周辺はアサギマダラを誘引するヒヨドリバナやフジバカマなどが群生し、休憩点の飛来地として有名。愛好家らが調査のためのマーキングに訪れたり、毎年、町教育委員会主催の自然観察会もある。
 町は、6月議会で、植栽や観察会開催などの事業費150万円を盛り込んだ令和5年度一般会計補正予算を可決。地域活性化センターの自治体などを対象とした地方創生に向けて“がんばる地域”応援事業補助金を活用し、町の魅力の一つとして、存在していたアサギマダラの観察地点の地域資源をより深掘し、自然環境や生物への興味を持ってもらい、環境保護の意識づくりとともに、観察地としての知名度強化による来訪者数や日高町の関係人口の増加を図り、地域活性化の礎とする。
 フジバカマは「アサギマダラの谷」に昨年、約100平方メートルに植えており、今年は、そこにさらに約100平方メートルを整地、土壌改良するなどし、200株程度を育苗、植栽、面積を倍にして、アサギマダラを呼び込む。飛来をPRする看板設置、テレビや新聞等でイベント告知、西山の魅力や観察地近くのカフェ等の地域情報も周知する。
 秋に日本列島を南下する習性があるアサギマダラを、西山へ飛来する前の飛来地でマーキング調査することで、自分でマーキングしたものが西山で再確保できるかもしれないという期待が高まり、より深く興味を持てるような試みとするため、まず他の飛来地に赴く出張観察会を開き、それ以降、西山でも観察会も開催。アサギマダラの専門家を招いて生態を学ぶ勉強会や、長い旅を実証するマーキング調査体験を取り入れる。
 事業後も、自らマーキングした個体がどこまで移動したのかを追跡調査することで、移動ルート記録に貢献することもできるという。町企画まちづくり課では「西山は景色が良く、整備されたいい場所で、毎年秋になるとアサギマダラが山頂付近に飛来し、人々の目を楽しませてきました。事業を展開することで、多くの皆さんに、アサギマダラや西山のことを知ってもらえたら」としている。


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日米大学野球 青山学院・中島大輔選手(早蘇中出身)、西川史礁選手(丹生中出身)が侍ジャパン入り 〈2023年6月21日〉

2023年06月21日 08時30分00秒 | 記事


自慢の足をアピールして代表入りを決めた中島

選考合宿で本塁打を放ち、3塁手の守備にも就く西川


 来月7日から米国で開催の第44回日米大学野球大学野球に出場する侍ジャパン大学代表選考合宿が19日まで行われ、先の全日本選手権を制覇した青山学院の主将・中島大輔選手(4年)=早蘇中出身、龍谷大平安出身=と4番の西川史礁選手(3年)=丹生中、同=がそろって全日本入りする快挙を成し遂げた。中島は全日本主将に選ばれ、西川は4番候補に挙がるなど、日高川町出身の2人が主力として日の丸を背負う。

 選考合宿は、神奈川平塚市で行われ、全国から選ばれた代表候補50選手が参加し、代表26人の座を争った。ドラフト候補が並ぶ打者の中で存在感を示したのが西川。18日の紅白戦、第3打席、左腕で151キロを計測した古謝投手(桐蔭横浜大)の変化球を捉えると、この日の試合でただ一人の本塁打を左翼席に叩き込み、次打席でも逆風を突き左翼フェンス手前まで運んだ。守備でも本来の左翼手だけでなく、平安高時代に守った遊撃手や三塁手を任されるなど猛アピールし、代表入りを確実にした。
 一方、東都Lでも盗塁王の中島は自慢の足を猛烈アピール。18日の紅白戦では、死球と中前打で出塁すると、すかさず盗塁に挑むなど2打数1安打、19日も2打数1安打で出塁すれば必ず盗塁する積極性を見せて、得点に結びつけるなど走攻守で高いレベルを見せつけた。青学の主将として大学日本一に導いたリーダーシップを買われて、全日本主将の大役を担う。
 中島選手は「自分を含めて青学から5選手全員が代表入りし、本当にうれしい。日本代表の主将として世界一を目指したい。すごい選手がそろっているので自分の力を出し切りたい」、代表監督から最大のキ―マンと挙げられた西川選手は「日本代表に選出して頂いて感謝の気持ちでいっぱい。日の丸を背負って戦うことに気を引き締めて、日米戦に臨みたい。日本の勝利にのために必死に頑張りたい」と意気込みを語った。
 29日からの直前合宿を経て、1日からENEOS、東芝と練習試合のあと渡米し、5日にOP戦、7日に日米戦が開幕する。


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たにぐち(日高川町・本社大阪市)が日本赤十字社和歌山支部に3百万円寄付


18日「ごぼう防災まつり」終日にぎわう 〈2023年6月20日〉

2023年06月20日 08時30分00秒 | 記事


人気を集めたミキサー車のガチャガチャ


 御坊市自主防災組織連絡協議会(酒本和彦会長)と御坊市は18日、小竹八幡神社前、新町地区津波避難タワーで「ごぼう防災まつり」を開いた。防災意識の向上を図るため「訓練ではなく、まつりという形で楽しみながら防災を知り、学んでもらいたい」と初めて企画し、親子連れら4000人(主催者発表)で終日にぎわった。来年以降は管内6市町の持ち回り開催を予定している。

 地元企業のミキサー車を使った「ガチャガチャポン」は子どもたちの人気を集め、開始前から長蛇の列。バケツリレーの消火体験を行った子ども約400人がガチャガチャに挑戦し、ミキサー車からみーやちゃんのぬいぐるみやお菓子の景品を入れた直径15センチのカプセルが出てくるのを大喜びしていた。
 伊勢屋倉庫の防災カフェでは、ジビエ(イノシシ、シカ)とアルファ米を使った防災カレーの炊き出しを行い、津波避難タワーに登った300人以上にアツアツのカレーを振る舞い、喜ばれた。ボランティアグループえがおの会も綿菓子やポンポン菓子を無料で配布した。
 車両展示は自衛隊や消防、警察、NHKの車両が展示され、制服を着ての写真撮影もあった。津波避難タワーでは「ステキ体操GO!GO!GOBO」や自衛隊のロープワーク、消防の消火体験、伊勢屋倉庫では市町、JA紀州、関係機関の各種展示、和高専の避難ゲームがあり、抽選で8000円相当の防災グッズが当たる抽選会もあった。イベントの運営費は全額協賛企業の寄付を充てた。


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御坊市「北吉田蓮の郷」で3年ぶりに観蓮会

「信用金庫の日」にちなみ、きのくに信用金庫が煙樹ケ浜で清掃活動

御坊市でJC御坊大会記念事業「和歌山ええもんEXPO」や記念式典開催

ゆらっこハート主催の絵本よみきかせ&おしゃべりカフェ、由良町で初開催