全国切符をつかんだ杉本君
全国出場を決めた津村君
第4回わんぱく相撲県大会は24日、広川町民体育館で開き、6年生の部で杉本佳那莉君=野口小、156センチ、45キロ=、4年生の部で津村輝君=同、135センチ、45キロ=がともに準優勝。2人とも7月30日に東京・両国国技館で開く「第38回わんぱく相撲全国大会」に初出場する。
御坊、有田、和歌山の3青年会議所管轄ごとに行われたわんぱく相撲各場所で4~6年の学年ごとの優勝者が代表として県大会に出場。各学年で全国出場枠2人を決めるともえ戦を行った。
ともえ戦は大相撲における優勝決定戦の方式の一つで、相星の力士が3人以上いる場合の優勝決定のための戦いで、連続2勝した力士が優勝。同大会では2連勝した力士が優勝で、準優勝者は優勝者が決まった後、優勝者以外の2人の直接取り組みで決めた。
杉本君は、ともに相手と体格差がある戦いとなり、1戦目で敗れた和歌山代表選手が優勝したため、2戦目の有田代表選手との準優勝者決定戦で寄り倒しで勝ち全国出場。津村君は1戦目の有田代表の選手に押し倒しで白星をあげたが、続く2戦目で敗退し、その和歌山代表の選手が優勝したため、準優勝者決定戦に進み、再度、有田代表の選手に挑んで上手投げで勝ち見事全国への切符を獲得。もう一人の5年生の部の御坊代表で出場した中野王富君(内原小)は、動きよく粘り強い取り組みを見せたが、一歩届かなかった。
杉本君は、わんぱく相撲御坊場所では、1年生時に3位入賞、3年生で優勝と活躍。昨年5年生では1人だけの出場だったため、初めて県大会に挑んだが、全国出場をつかめず、悔しい思いをし、全国大会に出場したいと臨んだ。普段、スポーツは塩屋少年野球クラブで主将を務め、畑は違うが、持ち前の素速さを生かした杉本君は「県大会は昨年と同じメンバーで、1人にはリベンジでき良かった。全国大会では、体格差がある選手が多いと思うので、自分らしく速い相撲で1つでも勝ちたい」と感想を述べた。
津村君は小学2年から柔道を習っており、足腰の強さ、粘りが売り。相撲は、わんぱく相撲御坊場所が初めてで、ちゃんこ鍋が食べたいと大会に出場したという。御坊場所は豪雨の影響で中止となり、予選会だけだったため、食べる機会はなかったが、津村君は「とにかく一生懸命に相撲を取った。得意の投げを決め、1つでも多く勝てるように頑張り、全国で、ちゃんこ鍋を食べたい」と話した。
その他の主なニュース
● 美山の藤棚ロードフォトコンテスト・谷村高男さん(御坊市)ら3作品が入賞
● 御坊市シルバー人材センター令和4年度実績 会員、受注、契約額過去最高
● 温泉館みちしお亭が7月7日で8周年、7月7~9日に食事券等くじ引き抽選イベント
● 公務員の夏のボーナス30日に支給、管内7市町の支給額発表