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県議選 きょう(7日)投開票 〈2019年4月7日〉

2019年04月07日 08時30分00秒 | 記事

 統一地方選前半の県議選は、きょう7日が投票日。32年ぶりの同時選挙となった御坊市選挙区(定数1)日高郡選挙区(同3)は、ともに午前7時から午後6時まで市内は30カ所、郡内は93カ所の投票所で投票を行い、即日開票される。保革一騎打ちの激戦となった御坊市は混戦のままゴールへ。現職3人に新人1人が挑んだ日高郡はベテランの現職2人がトップ争い、残り1枠を現職と新人が競り合いゴールか。早ければ午後9時過ぎに大勢が判明する。

 8年ぶりの選挙戦となった御坊市選挙区は、届け出順に共産党新人の楠本文郎氏(64)=塩屋町南塩屋=と、自民党現職の中村裕一氏(59)=当選8回、熊野=が、保守層、浮動票をめぐり激しい票取り合戦を展開した。
 20年ぶりの選挙戦となった日高郡選挙区は、いずれも自民党現職の花田健吉氏(60)=当選4回、印南町印南原=、冨安民浩氏(71)=同7回、日高町高家=、坂本登氏(72)=同5回、みなべ町南道=、無所属新人の玄素彰人氏(45)=印南町印南=が舌戦を繰り広げた。
 投票は市内が30カ所、郡内は美浜町6カ所、日高町14カ所、由良町16カ所、印南町17カ所、みなべ町13カ所、日高川町27カ所で行い、開票作業は各市町ごとに午後8時から始まる。御坊市は市立体育館で開票を行い、午後8時30分に第1回速報、その後は30分おきに発表。早ければ午後9時過ぎに大勢が判明する。日高郡は県選管が午後10時20分ごろ第1回速報を発表するが、この時点で日高郡の確定票は出ている見込み。
 投票率は、御坊市が8年前は54・80%。この時は現職への信任投票の色合いが濃く、盛り上がりに欠けた。今回は保守が分裂した混戦となり有権者の関心も高く、60%台に乗るのではとの見方が多いが、白票あるいは棄権が増えるのではとの予想もある。浮動票の動向が当落の鍵を握る可能性もあり、市選管、両陣営とも棄権防止を呼びかけている。今年1月市議選は71・34%、昨年11月知事選は47・10%、29年10月総選挙は60・11%、28年7月参院選は58・83%、同年5月市長選は78・10%だった。
 日高郡は、20年前が82・96%だったが、各町とも各種選挙での投票率は毎回低下傾向にある。昨年の知事選は60・56%、29年総選挙は67・50%、28年参院選は69・47%だった。20年ぶりの選挙戦となり、有権者の関心は高く、70%前後との見方が多い。
 3月28日現在の有権者数は御坊市が2万31人(男9470・女1万561)日高郡が4万4037人(男2万662・女2万3375)。


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