御坊駅構内に設置した和田勇コーナー
1964年の東京オリンピック誘致に貢献した御坊市名誉市民第1号の和田勇氏の顕彰事業に取り組んでいる和田勇顕彰会(会長・吉田擴御坊商工会議所会頭)と御坊市が、JR御坊駅の協力で駅構内に「和田勇コーナー」を設置し、横断幕や看板などで通勤・通学者、観光客らにPR。30日にお披露目し、出席した柏木征夫市長や吉田会長ら関係者は「御坊、日高地方の玄関口でPRできるのは効果が大きい」と喜んでいた。
横断幕は縦60センチ、横2・8メートルあり、東京オリンピック開会式が行われた旧国立競技場をバックに「東京にオリンピックを呼んだ男、和田勇」の文字や顔写真を入れている。看板は縦・横1・2メートルで、和田勇氏の功績や写真を入れ、横断幕、看板の下には和田勇氏のリーフレットや市の観光パンフレットなどを置いたラックを備え付けた。昨年7月にも1番ホームへ横断幕(縦81センチ、横4メートル)を設置しており、ホームと構内2カ所で効果的にPR。
お披露目には柏木市長や吉田会長、川瀬和男、阪本仁志両副会長、岡本恒男事務局長、山路正義駅長ら関係者20人が出席。柏木市長は「御坊市の玄関口である御坊駅にコーナーを設置していただき、感謝します。大きなPR効果が期待できます」、吉田会長は「多くの人に和田勇氏を知っていただけると期待しています。大河ドラマに取り上げられるよう一層顕彰活動に頑張りたい」、山路駅長は「駅を活用し、多くの人に知っていたただければありがたい」と話した。
今年度の顕彰事業では御坊南海バス(株)路線バスへのラッピング広告を実施しているほか、日高高校生徒の協力で和田勇氏の紙芝居を制作し、市内の公私立幼稚園、保育園に配布▽クリアファイルの増刷、ポケットティッシュペーパーなどPRグッズの製作▽11月17日に市民文化会館小ホールで顕彰イベント「和田勇を考える」(仮称)を開き、講演会や朗読劇を行う▽横断幕やポスターを制作し、JR御坊駅構内に設置▽NHKやマスメディアなどに顕彰事業の情報発信-など行う。
天王寺駅やSA、空港でPR
ポケットティッシュ、チラシ1万部作成
駅に設置した横断幕、看板と同じデザインのポケットティッシュペーパー、チラシをそれぞれ1万部つくり、PR活動する。
顕彰会メンバーらが6日午後3時からJR天王寺駅、9日午後4時から高速印南SA(下り車線)、16日午前10時から同(上り車線)、24日午後5時から白浜空港で配布する。
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