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日高広域振興協 松竹梅観光コースや餅カレンダー 9月にHP開設 満載の情報発信 〈2019年6月1日〉

2019年05月31日 08時30分00秒 | 記事

観光総合サイトを開設した情報発信


日高広域観光振興協議会(会長・金崎昭仁日高町観光協会長)が、9月に観光総合サイト(ホームページ)を開設する。滞在費用別に松・竹・梅の3種類に分けた観光モデルコース、地元の餅まき情報を紹介する「もちもちカレンダー」、今年度から導入した「ひだかブランド」推奨品をはじめ食事処、観光スポット、特産品、宿泊施設、各種体験など当面1000件の情報を目標に「日高地方の魅力が詰まった情報満載」のサイトにする。

 サイト名は「紀中を巡る~Hidaka History」で、管内7市町を網羅する広域的な観光総合情報を全国に発信し、日高地方への誘客、周遊促進に努める。観光モデルコースは、2人1組の日帰り客を想定し、昼食込みでの滞在費用別に松・竹・梅の3コースを設定する。松はクエ料理などを入れた3万円コース、竹は観梅など1万円コース、梅は手軽な値段で楽しめる5000円コースとし、それぞれ複数のモデルコースを推奨して日高地方を周遊してもらう。
 もちもちカレンダーは地元の文化といえる「餅まき」の日時、場所をカレンダーに掲載して紹介する。基本的に提供してもらった情報を掲載する。
 ひだかブランドは、11月のねんりんピックに向け、日高地方の特産品を売り込もうと、日高地方で初めて生み出された特産品などを「日高発祥ブランド」「日高新星ブランド」として認定する制度。すでに募集、審査を終え、14日に認定12品目のお披露目会を開く。この12品目を掲載するとともにパンフレットも1万2000部作成し、県内外に売り出す。
 メディアライブラリーは1日から始めたインスタグラムを使った「みんながカメラマン」で投稿された写真や動画を掲載する。
 食事処(和洋食、中華、カフェ、パン屋、ラーメン、スイーツ)特産品(和洋菓子、海・川・山の幸、民芸品、道の駅、直売所など)宿泊施設(旅館、ホテル、民宿)各種体験(マリン体験、食体験、農業体験、ウオーキング、フルーツ狩りなど)は、掲載情報を募集する。掲載は無料。締め切りは28日。問い合わせは日高振興局企画産業課(電話24・2911)へ。


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29日 御坊市民運動推進協議会総会 事故件数再び県下ワースト3位 汚名返上へマナーアップ呼びかけ


温泉館「海の里」みちしおの湯 入館者減歯止めへ調査やPR 最少3万9千人(30年度)に対策急ぐ 〈2019年5月31日〉

2019年05月31日 08時30分00秒 | 記事

入館増に力を入れる「みちしおの湯」


 日高町営温泉館「海の里」みちしおの湯の平成30年度入館者数が、過去最も少ない3万9074人となった。町は入館者減歯止めへさらに力を入れるため、4月から町や日高振興局、関係団体との話し合いを開始。来館時の細かなアンケート・リサーチでターゲットの絞り込み、ニーズ把握による改善に取り組みたい考えで、海開き前に重点を置いたPRなど同館振興に努める。

 同館は平成12年6月からオープン。13年度の10万7893人をピークに以降は減少傾向で、近年を見ると、25年度は5万3817人だったが、レジオネラ菌検出の影響などで26年度は4万2123人となり過去最低の数字に。半年間、閉店していた同館食堂部を「みちしお亭」としてオープンするなどして27年度は4万8443人に盛り返したが、28年度4万7032人、29年度4万4905人と年々下がり、30年度は前年度比13%減となった。
 産湯海水浴場の海水浴客が多く来館する同館では30年度は7、8月が猛暑だったことから、観光客数が減った影響が大きかったと見ている。各地の施設を見ても温泉ブームの下火は否めなく、町は28年度に町内3保育所園児の絵画展、「みちしおだより」作成などのPRに努め、29年度からは閑散期対策にと、9~11月に「みちしお亭」の食事券、ペア入浴券などが当たるスタンプイベントも開始。
 歯止めがかからない現状に、昨秋から日高振興局の協力を得て対策を検討、4月からは人材を委託契約している日高町地域振興(株)や「みちしお亭」を運営する「みちしお会」のメンバーが入り、曜日別の入館者数などのデータを見たりしながら、打開策を話し合ってきた。
 入館者へのアンケートなどにより、どういった年代層や市町村、目的の利用が多いかなどを調べ、PRするターゲットの絞り込みと、アメニティーグッズや売店の品揃え、「みちしお亭」の料理メニューなどのニーズ把握で改善点を見つけ出すことから始めようと、まずは6月中の2週間に調査を決定。PR面では海開きや関連イベント、「みちしお亭」料理、温泉館の良さなどを海開き前に県内サービスエリアで売り込めるよう進めており、その際に物産販売も検討中という。
 町は「魅力ある取り組みにもつなげてきたが、減少してきている。さらに対策をと考えており、これからも関係者と話し合いを続けて、質の高いサービスができるようにし、より良い温泉館にしたい」としている。


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 2日 美浜町煙樹ヶ浜キャンプ場で第4回和歌山ハーレーフェスティバル開催

 29日 日高町松くい虫防除事業 海岸沿いの松に薬剤散布

 日高広域観光振興協議会 1日から新企画「みんながカメラマン」開始 優良写真300枚をウェブ等に活用 


由良町観光協会 「近大クエ」料理味わって! 新たな観光商品で観光客誘致へ 〈2019年5月30日〉

2019年05月30日 08時30分00秒 | 記事

チラシで「近大クエ」料理をPR


 由良町観光協会が今秋、新規事業として興国寺座禅体験と近大クエ料理体験バスツアーを実施する。昨年度から町内の民宿・旅館で近畿大学の養殖クエ(近大クエ)を使った料理を提供し始めたことから、観光客誘致につなげようと一般向けのツアーを企画。観光スポットとして人気が高まりつつある興国寺での座禅体験も組み込んだプランで、旅行会社を通じ近畿圏内から観光客を呼びこむ。

 クエの養殖に取り組む近大水産研究所=白浜町=では世界初となる人工ふ化に成功した後、約20年かけ本格的に出荷を開始。白浜町内のホテルや旅館などに提供していたが、供給量が足りなくなったことから、由良町の戸津井沖を利用し、地元の漁業者がいけすを設け養殖を行っている。その関係で、由良でも養殖クエを味わってもらおうと、観光協会が昨年、近大の関連会社・(株)アーマリン近大と登録商標利用に関する覚え書きを締結、町内で近大クエとして提供できることになった。
 昨年度、町内で会員向けに研修会を行い養殖クエを使った料理を試食、美味しさを確認できたことから、今年度からツアーに組み込むことを決め、28日の通常総会で承認を得た。
 ツアーは日帰りで、興国寺で座禅体験し、町内の旅館・民宿で近大クエ料理を提供する。料理は養殖クエを使ったクエ鍋はじめ、刺身、唐揚げ、寿司、酢の物などを考えているという。実施は9月末ごろの予定。
 このほか、11月にわかやま由良海釣り大会、来年3月にウオーキング・産品PRイベントを開催、昨年度に続き外国人旅行客受け入れに向けたインバウンドモニターツアーの実施、大引地内の県道沿いの花壇で町の花・スイセン植栽を由良みのり園=吹井=に委託し観光活性化をはかる。


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第32回ねんりんピックの健康麻雀交流大会を開く御坊市実行委員会は総会を開き、事業計画や予算などを承認


いなみの料理広め隊が印南町の郷土食「かきまでご飯の素」 販売「手軽に作れおいしい」と好評 〈2019年5月29日〉

2019年05月29日 08時30分00秒 | 記事

商品を手に好調な販売を喜ぶ小田美津子さん


 印南町の有志でつくる「いなみの料理広め隊」(小田美津子代表)が、印南町の郷土食「かきまぜご飯」を手軽に食べてもらおうと、商品化して販売している具材をレトルトパウチに入れた簡単に作れる「かきまでご飯の素」の売れ行きが好調だ。販売開始から1年の売り上げは500万円超で、関係者は「思っていた以上に好評でうれしい限りです」と喜んでいる。

 かきまでご飯の素は、地域固有の資源を活用し、個性豊かで活力ある地域づくりを推進する県の「わがまちプロジェクト」で町が平成28年から取り組んだ「いなみの魅力発信!『地産外商』プロジェクト」の一つとして企画。郷土食の普及や地元特産物を生かしたアイデア料理など取り組んでいる「明日を考える会」のメンバーらが「いなみの料理広め隊」を結成し、食べる機会が少なくなってきている代表的な郷土食「かきまぜご飯」を広めようと、手軽に作れ、食べられるようにレトルトパウチ商品の開発に取り組み、具材選びや味付けなど試行錯誤を重ねて2年がかりで完成させ昨年5月から販売開始した。
 印南町のかきまぜご飯は、焼きサバの骨でだしをとり、焼きサバの身などを具に酢を使わないのが特徴。商品にはサバの身のほか、シイタケ、ゴボウ、ニンジン、高野豆腐、こんにゃくなど多くの具が入っている。レトルトカレーのように温める必要がなく、温かいご飯に混ぜるだけで誰でも簡単においしい「かきまぜご飯」ができる。
 発売当初は、同町西ノ地の阪和自動車道印南サービスエリアで運営する日高観光物産センター(株)の施設やJA紀州の「フレッシュマート」、「ほんまもんふるさと産地直売所」で販売、用意した600袋を2週間で完売する人気ぶりで「いつ入るのか」など問い合わせが相次いだ。また「家族が少ないので1合用の商品も作ってほしい」との声に応え2合用(3~4人用、価格700円)に加え1合用(1~2人用、580円)も用意。産直市場「よってって」のごぼう店や美浜店も加え、ごぼう店で購入した和歌山市の女性から「野菜も魚も入っていて手軽に作れておいしい。和歌山市内にも置いてほしい」との声を受けて和歌山市の狐島店にも広げ、1年での売り上げは500万円を超えた。
 小田代表は「経費などを差し引くとあまり儲けはありませんが、印南町の郷土食を広く知ってもらえることが何よりもうれしいです。メンバーで力を合わせてこれからも頑張っていきたい」と予想以上の好評ぶりを喜んでいる。


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 御坊市花火大会 今年は8月24日 例年通り2千400発、協賛金協力を

 ごぼうまちゼミ(8日~7月14日)は1日から受講申込スタート

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● 三尾漁協(美浜町)と荒川教授(東京海洋大)ら三尾沿岸藻場再生研究の成果を籔内町長に報告


2019年4月 データバンク

2019年05月29日 08時29分00秒 | データバンク

1日
新元号「令和」に決まる官公庁、企業で新年度スタート御坊県道事故で女性重体鷲の川アマゴ釣り場開園

3日
新工場増設で大和歯車、県、日高川町が協定締結サッカープロジェクト始動

4日
阿尾高台へ消防車庫移設Sioトープで舞妃蓮試験栽培三尾でひじき漁始まる日高観光協フォトコン入選作決まる大阪梅風会全国書き初めで山本映紅書院の新枦はるなさんに大阪府知事賞

5日
入田和樹さんが日本拳法和歌山大会優勝カナダ一家がアメリカ村来訪

6日
寺内町会館でクヌッセン機関長らの特別展

7日
県議選に審判、御坊区で楠本氏初当選県議選日高郡区で冨安、坂本、玄素氏当選県高校弓道大会で日高男女団体優勝、岡本君V日高町ベトナム観光客誘致進む画家の西垣至剛さんが光明寺で絵制作

8日
春の子ども見守りパトロール出発式

10日
元日高町長の志賀政憲氏死去

11日
映画「ソワレ」7月クランクイン印南町集会所改修助成事業継続

12日
春の院展で鈴木薫さん、小野千寿子さん入選印南SA売り上げ2年連続3億円超

13日
白崎体験事業終了フラットオペーレーションズ会長の平野譲さんにブルガリア外相から友好の証贈呈日高広域協が10連休イベント掲載宮子姫フェス開催秋から6月に

14日
御坊ふるさと納税18年度実績管内トップ切り印南町で県政報告会御坊市文で日本画家・平山郁夫氏作品展御坊運動公園に天皇陛下在位30年、皇太子殿下御即位記念植樹御坊駅で列車脱線学童野球で湯川優勝みはま支援学校相談件数増加全国青少年奉納書道で木村美月教室の寺井敦基君が金賞

15日
籔内美浜町長が自民特別小委で復興事前準備計画説明

16日
新町津波避難タワー建築工事安全祈願祭由良町が認知症高齢者見守り支援事業印南文協が丸田大雅氏の記念誌発行

17日
ゴールデンキッズ決まる

18
ウオーキングサッカー注目集まる御坊自動車整備協が県内初のエーミングシステム御坊ファミサポセンター18年度実績全国学力調査映画Pに協賛金921万円由良で県政報告会

19日
南山競技場に観覧席野口キャンプ場昇降道改修日高広域観光協総会

20日
ふじまつり開幕美浜町でキュウリ出荷県GB大会で美浜レディース、美浜紳士達V

21日
消費生活相談窓口18年度実績中紀バスに近畿運輸局長表彰クラシックカー春の祭典、堺正章さんら日高路走行

22日
日高川町興仁会が町内小中学校に図書寄贈

23日
御坊でIR説明会御坊シルバー交通大学入校式

24日
国道425号川又工区早期完成へ

25日
日高町道高家中央線改良で天満井橋掛け替えへとくし丸にAED御坊つばさ保調理師給食費未納、不適切処理キャンピングカーパラダイスにぎわう

26日
日高川町防災センター完成御坊祭PV初版500部完成日高地方統一メーデー

27日
道成寺会式にぎわう高校生おんぱく部世界一巨大な花冠挑戦へ日本陸協中学優秀賞に紀央館小林聖君いさぼうネットで弥谷の山津波紹介

28日
衣奈でアカモク加工始まる湯浅・広川・由良広域マラソン開催決まる

29日
スポ少野球で美浜優勝上阿田木神社で花祭りshibun茶和会ティータイムコンサート


ソロプチミスト紀南 最優秀に上久保晴加さん(紀央館) UFで女子生徒17人が意見発表 〈2019年5月28日〉

2019年05月28日 08時30分00秒 | 記事

20年後の自分について語る上久保晴加さん


 地元女子生徒が将来の夢や思いなど語る「第18回クラブ・ユースフォーラム」は20日、みなべ町の国民宿舎紀州路みなべで開いた。女性の生活向上などめざす奉仕団体「国際ソロプチミスト和歌山紀南(佐井昭子会長)」が主催。6校の女子生徒17人が「20年後のあなたと対話する」をテーマに意見を述べ、最優秀賞に中学教師になっている20年後の自分について語った紀央館3年の上久保晴加さんが選ばれた。上久保さんは紀南地区代表として、東海から近畿までの地区代表が集まる「日本中央リジョンユース・フォーラム」(7月24・25日、神戸市神戸ポートピアホテル)に参加する。

 地元女子生徒がテーマに基づいて、自身の思いや意見を発表する場として2年に1回開いている。今年は南部、田辺、和高専、紀央館、熊野、田辺工の生徒が1人ずつ論文を読み上げ将来の夢や就きたい職業、めざす生き方など発表。20年後の自分に思いをはせ、未来の自分へメッセージを送った。審査で最優秀者、優秀者各1人を選んだ。
 最優秀の上久保さんは、中学校時代の体験と教諭との出会いを通じて将来の夢を見つけたことを発表した。「20年後の自分は中学教師になっている」とし、ホッケー部顧問の親切な指導でダメと思っていたことが克服できたこと、社会科教諭の工夫を凝らした授業で達成感を得て授業を楽しいと感じた経験など、中学教師を志すようになったエピソードを振り返った。勉強意欲の低迷、安易な進路決定など昨今の学校教育、生徒にまつわる問題を挙げ、「自分の成長を感じさせてくれる体験を中学生にしてもらいたい。生徒それぞれの力を引き出し、選んだ道を進めるよう手助けできる教師になりたい」と意欲を語った。20年後の自分に「教師として自分自身が体験した興味がわき、もっと知りたいと思ってもらえる授業をしているか」と問いかけ、「〝している〟と自信を持って言えるように努力していきたい」と決意を述べた。
 女子学生の意見発表のあと、助産師の前地雅子さんによる「夢を拓く講演会」が開かれた。


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 SON和歌山が由良町でレクや柔道稽古 ポーランドの知的障害者ら招き国際交流

 野口しょうぶ園の片岡やゑ子さん宅で稀少「紅宇宙」が鮮やかに咲く

 シルバー交通大学で名田地区16人が夜間照射実験で危険性体験

 キャンピングカーオフ会 参加者に大好評、来年も5月開催


キャンピングカーオフ会「聖地野口」に全国最大140台集結 ライブやフリマ、グルメ出店で交流 〈2019年5月26日〉

2019年05月26日 08時30分00秒 | 記事


 フェイスブックで国内最大級の「キャンピングカー倶楽部」(約3900人)が、25日から26日まで御坊市の野口オートキャンプ場で「2019CCCパラダイス御坊~目指せキャンピングカーの聖地!OFF」を開き、北海道から九州まで140台、約300人が集結した。野口で初開催した昨年の100台を上回る全国最大規模で、25日は市、市ふれあいセンターも協力した各種イベントを行い、全国に「聖地」をアピールするとともに、柏木征夫市長や地域住民も参加して交流を深めた。

 昨年5月に同倶楽部の2018関西和歌山オフ会が野口で開かれたのをきっかけに、市のGO!GOBOプロジェクト協議会アウトドア&食チームが「野口をキャンピングカーの聖地」にしようと、同倶楽部に協力を求め、同倶楽部や日本RV協会公認で日本最大のキャンピングカーオーナーズクラブ「くるま旅クラブ」と連携して「CCCパラダイス御坊」として全国に売り出している。
 今年のオフ会は全国最大140台が集まり、世界トップクラスの全長11メートルキャンピングカーなども4~5台参加。24日には約70台が先乗りして前夜祭を楽しんだ。25日は午前11時30分から開会式、記念撮影、会員対象のCCC大抽選会を行ったあと、市と市ふれあいセンターが協力した交流イベントを実施。音楽ライブやフリーマーケット、ミニキャンピングカーショー、市内店舗のグルメ店、ハーバリウム体験、キャンプ場レンタル用品紹介などがあり、地域住民も参加してにぎわった。
 夕方から夜にかけてはCCC交流会を開き、柏木征夫市長、向井孝行市議会議長も参加し、会員が準備して調理した各種グルメ料理、北吉田蕎麦づくりの会の手打ちソバを食べながら和やかに親睦を深め、26日午前中に解散した。来年以降も参加台数を増やしながら継続する予定。
 キャンプ場は高速インターや市街地、温泉に近いなど利便性が良く、温水シャワーやトイレなど設備が整い、電源サイトも全国一の広さと言われ、会員から「素晴らしいキャンプ場」と好評を得ている。オフ会に備え、キャンプ場出入り口の昇降道を改修した市ふれあいセンターは、今後も同倶楽部と連携して市内での提携店拡大、電源サイトの電源容量アップ、年末年始の開設、キャンピングカーレンタル会社との連携などを検討しながら「聖地野口」のPR、定着を目指す。


その他の主なニュース

 6月1日 御坊市野口の「とびやま花しょうぶ園」開園、9日イベント開催

 美浜町 子育て世代包括支援C開設へ

 日高町で消防団応援へ3事業所が登録 日高地方初の取り組み

 御坊RC公開例会 湯川美佳さんが「ピアノ名曲の旅」講演


由良の隠れた魅力探しに来て! 協力隊がSNSで画像発信 〈2019年5月25日〉

2019年05月25日 08時30分00秒 | 記事

インスタ、FBで魅力を発信する協力隊の桃尾さん(左)、橋本さん

「これは由良のどこでしょう?」


 由良町地域おこし協力隊の桃尾郁さん、橋本美奈さんがソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じ同町の隠れた魅力を発信している。協力隊として着任した昨年5月にチーム「#yurablue」を作りSNSに画像をアップ。今年4月から動画も手がけ「これは由良のどこ?」と思わせるアングルと映像でアピール。「SNSを見た人に、それがどこにあるのか探しに来てほしい」と話す。

 2人は町が公募した地域おこし協力隊に応募し、昨年5月に同町に移住。着任した当初、由良町が大好きな町民は多いのに魅力を聞くと「何もない」と答える人が多い、自然など良いものがたくさんあるのに由良の良さがあまり知られていないことに疑問を感じ、SNSで魅力を発信することを考えた。
 利用するのは主にインスタグラムとフェイスブックで、橋本さんが静止画、桃尾さんが動画を担当。町内をロケハンし2人が「これぞ」と思う場所・風景・植物など一部分を画像で紹介している。
 これまでの画像は風景など全景を撮り「来てね」アピールが主だったが、SNSの普及により個人が情報を収集・発信する時代となった今、あえて大々的にPRせず、利用者に「#yurablue」を見つけてもらうのを狙いとする。そのため、画像も全景ではなく、石段、葉が茂る枝、路地など一部を切り取って紹介し、これまでに「#細道コレクション」「#キリトリシネマ」とシリーズ化しているものも。
 今年4月から開始した動画は「春夏秋冬」と「喜怒哀楽」を絡めた課題で、「春×喜」は町内のサクラの名所をどこか分からないアングルで撮影し、視聴者が「そこに行ってみたい」と思わせる仕掛けをちりばめた。サクラの動画は4月15日にアップし、これまでに約1500人が視聴、再生回数500回と好評。「花」をテーマにした動画も月に1本制作し、近くミカンの花を撮影した動画がアップされる予定。
 桃尾さん、橋本さんは「情報を多く出せば、その時は反応は大きいけれど一回見たらそれで終わることが多い。でも、一部分だけ見せれば、それに興味を持った人が行動に移してもらえる。#yurablueを見て、それがどこにあるのか由良町に探してきてほしい。実際に来て何が魅力か感じてほしい」と新たなアプローチを仕掛ける。


その他の主なニュース

 2日 宮古姫みなとフェスタ 宮古姫時代行列など各種イベント開催

日高広域消防は風力発電施設(印南町)で高層建造物事故対応の訓練実施

日高観光物産センター第14回株主総会開催

日高食品関係連合会 3施設、3人を優良表彰


歯と口の健康コンクール ポスター特選に川合君(川原河小)榎本さん(名田小)嶋田君(日高中)標語は藤原さん(中津小)ら9点入選 〈2019年5月24日〉

2019年05月24日 08時30分00秒 | 記事

 

特選の榎本伊織さんの作品

特選の嶋田倫也君の作品

特選の川合涼矢君の作品


6月4日からの歯と口の健康週間を前に、日高歯科医師会(柏木健生会長)と日高地方学校保健会(弓倉正啓会長)は、「歯と口の健康に関するポスターと標語コンクール」の日高地方審査を行い、入賞作品を決めた。ポスターは特選に小学校低学年の部が川合涼矢君(川原河1年)、同高学年の部は榎本伊織さん(名田6年)、中学校の部は嶋田倫也君(日高1年)の作品が選ばれ、ほか入選が6点と佳作が18点。標語は入選9点が選ばれた。ポスターの特選と入選、標語の入選は県審査に進む。

 歯と口の健康意識向上へ毎年小中学生を対象に募集している。今年はポスターが小学校低学年64点、同高学年39点、中学校18点、標語は小学校低学年、高学年、中学校合わせて71点の応募があった。両会が審査した結果、ポスターは各部で特選1点、入選2点、佳作は小学校低学年、高学年で各7点、中学校4点、標語は各部で入選3点を選んだ。
 ほか、日高歯科医師会の推薦で9020賞、8020賞(90歳、80歳になっても20本の歯を保つ)表彰受賞者も決まった。ポスター、標語の入賞者と、9020・8020賞表彰受賞者は6月8日に日高川町農改センターで開く第22回よい歯のフェスティバルで表彰。会場では7、8の両日にポスターと標語の全応募作品を展示する。
 ポスター・標語の入賞者、9020賞・8020賞は次の皆さん。
【ポスター】〈入選〉小学校低学年=松下令明瑠(名田1)元中瑠珂(湯川2)▽小学校高学年=西田幸多朗(名田4)谷口大耀(湯川5)▽中学校=柏原咲希(松洋3)植野百詠(上南部2)〈佳作〉小学校低学年=片山大翔(由良1)龍田亜郷(中津2)谷口力斗亜(同2)谷口以織(塩屋2)西川智春(湯川2)井賀弘人(江川3)栗林明里(同3)▽小学校高学年=林夏希(笠松4)脇田侑輝(切目4)〓井玲青(切目5)前本祥孝(名田5)梅田絹乃(同5)宮川千夏(寒川第一6)〓和峻輝(和佐6)▽中学校=山本智香(御坊2)藤原飛翔(上南部2)藪内紀芳(湯川2)金崎未和(由良2)
【標語】〈入選〉小学校低学年=藤原寧々(中津1)「はみがきは ぴかぴかになる おまじない」、柴田恭(切目2)「じょうぶなは つくっておこう いまのうち」、小竹健裕(中津3)「白いはの えがおかがやく きみとぼく」▽小学校高学年=釣本那々美(清流4)「つづけよう 正しい歯みがき 元気な歯」、藤原琉南(中津5)「わたしの歯 笑顔といっしょに かがやくよ」、森中大聖(清流5)「かむ力 じょうぶな歯の ありがたさ」▽中学校=岩城彩(河南1)「きれいな歯 自然と笑顔が 増えていく」、久保田陸斗(印南1)「健康は 歯からはじまり 長生きへ」、山本由妃奈(丹生2)「自分しか 磨けないもの 歯と心」
【9020賞】伏見香
【8020賞】柏木昭子、花尻京子。


その他の主なニュース

 2日、日高町中央公民館で戦争の実体験を聞くつどい開催

 県町村議会議長会 会長に堀口晴生氏(印南町)選ぶ

● 全国小学生柔道県予選大会 谷口大耀君(日高)準優勝

● 令和元年県知事表彰(県政功労)に杉本正博(みなべ町)三輪信照(美浜町)辻井和𠮷(印南町)前田敏雄(御坊市)各氏受賞


ボウリングのNHK杯全日本選抜選手権大会 安里秀策選手(日高東宝ボウル)9年ぶり2度目V 〈2019年5月23日〉

2019年05月23日 08時30分00秒 | 記事

 

優勝カップを手に安里秀策選手


ボウリングのNHK杯第53回全日本選抜選手権大会は17日から19日まで3日間、埼玉県狭山市の新狭山グランドボウルで開き、男子の部で御坊市薗、日高東宝ボウル所属の安里秀策選手(27)=有田市=が9年ぶり2回目の優勝を飾った。優勝決定戦では、高校生ボウラー=神奈川=を217-205で破った。最終10フレームでパンチアウト(すべてストライク)で勝負を決めるなど昨年のアジア競技大会金メダリストの底力を見せつけ頂点に。悲願の世界選手権(11月、アメリカ)での金獲得へ弾みをつけた。

 大会には歴代優勝者と昨年度活躍した男子155人、女子105人が出場した。安里選手は予選を10位で通過。上位40人で争う準決勝は2位で、上位12人での決勝は3位で勝ち上がり、上位4人で激突するファイナルに駒を進めた。1ゲームマッチのファイナルはアジア競技大会の歴代金メダリスト2人と高校生2人の顔ぶれ。安里選手は226点をマークし、上位2人が1ゲームマッチで争う優勝決定戦に進出した。
 安里選手は1フレームでストライクを奪ったが、以降は緊張とレーン状態の変化(1投ごとにレーンのオイル状態が変わる)に対応しきれず苦しい投球。6フレームまでストライクがわずか1つながら、以外のフレームは着実にスペアを重ねてリードを保った。終盤、高校生の相手選手に追い上げられたものの、7、8フレームで連続ストライクを奪取。最終10フレームで「パンチアウト」で勝負を決めた。
 安里選手は「コツコツとスペアをひろって最後はパンチアウトという大人のボウリングができた」と振り返り、日高東宝ボウルの職場仲間に「自分のことのように喜んでくれて本当にうれしい」と笑顔。10月には最大目標とする世界選手権の選考大会となるアジア選手権が始まる。世界選手権ではダブルスで銀メダルを獲得しているが、金メダルにはまだ手が届いていない。「アジア選手権で世界選手権の出場を確定させて、どの種目でもいいので金を取りたい」と目を輝かせた。
 出社後には常連客からも祝福を受けた。「地域の人にも喜んでもらって感謝しています。もっともっとボウリングが盛んになればと願うばかり。ほとんど毎日いるので気軽に声をかけて下さい。教室も開催しています」と話している。


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